最高の一瞬のために(後)~empublicメルマガ「根津の街から」(2020年2月7日発行)
◆empublicメールマガジン「根津の街から」 -◆
(2020年2月7日発行)
寒い日が続きますが、みなさまお変わりありませんか?
新型コロナウィルスのニュースが連日出ていますが、それを見ていると、グローバル化が進み、人がとても多く世界を往き来していることを実感します。
世界の国々や地域が協調して、安心して暮らせることが大切だと改めて感じます。
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<INDEX>
◆1◆[コラム] 最高の一瞬のために(後)(広石)
◆2◆ライフスタイルが多様化する時代の共助とは?
~日野市民と企業の協働のチャレンジから考える2月18日(火)開催
◆3◆ちよだコミュニティラボライブ! (2/22)
◆4◆「代表 広石拓司 登壇情報
◆5◆ゼミ「問いかけ力を磨こう」-本質を探り、変化を生む場をつくるために
3月・4月土曜2日間集中講座開催!
◆6◆ 編集後記
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◆1◆[コラム] 最高の一瞬のために(後)(広石)
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東京2020年大会はもちろんのこと、近年のオリンピックでは「サステナビリティ」が大きなテーマとなっています。
組織委員会では、気候変動、資源管理、大気・水・緑・生物多様性等、人権・労働・公正な事業慣行等、参加・協働、情報発信
の5つの主要テーマと目標を掲げ、「持続可能性に配慮した運営計画」を公表しています。
https://tokyo2020.org/jp/games/sustainability/
そして、木材、紙、パーム油、水産物、農産物など調達される物品に対する「持続可能性に配慮した調達コード」も設定されています。
昨年秋、調達コードについてのWWFの説明会があったのですが、
(WWFの解説ページ https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/3924.html )
参加者の方からの質問で「オリンピックという話と、調達についての詳細な話の結びつきがピンとこない」という趣旨の質問がありました。
確かに、もしスポーツを「競技や試合」と考えると、調達についての詳細な持続可能性に配慮した基準はあまり関係ないように思います。
しかし、スタジアムの競技や試合で生まれる“最高の一瞬”は、その時に偶然生まれるのではありません。
そこに向けて、日々の努力があり、食事や生活環境も大きく影響してきます。
そのような関わる日々の努力の蓄積の結果、当日に起きる“最高の一瞬”を世界の人達が見守ります。
もし、その日々で食べる物が自然や誰かを傷つけているとしたら、その舞台がどこかの森や人の犠牲の上に成り立っているとしたら、
その“最高の一瞬”を人々は心から喜べるでしょうか?
アスリートは、そこでの結果を心から誇れるでしょうか?
目の前で起きることを楽しむ、結果だけを置き換えるのではなく、
スポーツを通してその日々を思い、目の前で起きていることの奥にあることを人々は共有します。
“最高の一瞬”には、長い長い時間と、トレーニングや道具の科学やビジネス、
そして、食べ物、環境、人権、関わる地域社会、多様な民族の存在、ダイバーシティなどの裏打ちがあってこそ実現します。
だからこそ、SDGsでもスポーツは重視されています。
17の目標に文化やスポーツがないので、「スポーツはSDGsと関係あるのですか?」という質問もあります。
しかし、SDGsを示した国連の採択文書「Transforming our world」のプロトコル37には、次のような文書があります。
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(スポーツ)スポーツもまた、持続可能な開発における重要な鍵となるものである。
我々は、スポーツが寛容性と尊厳を促進することによる、開発及び平和への寄与、
また、健康、教育、社会包摂的目標への貢献と同様、女性や若者、個人やコミュニティの能力強化に寄与することを認識する。
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この夏の東京2020大会において、また身近な多様なスポーツにおいて“最高の一瞬”を生み出すことは、スポーツ関係者だけではできません。
“最高の一瞬”が生まれる環境づくりに私たちにできることはたくさんあります。
何ができるか、一緒に考えていきましょう!
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◆2◆ライフスタイルが多様化する時代の共助とは?
~日野市民と企業の協働のチャレンジから考える 2/18
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ライフスタイルが多様化する時代の相互援助活動のカタチ
~日野市ファミリーサポートのシェアリングサービスへの挑戦から見えたこと
日野市では、市民が相互援助するファミリーサポートに20年以上の実績があります。
しかし、共働き世帯の増加など近年のライフスタイルの変化が活動の課題になっていました。
それに挑むため、シェアサービスSNS「トクイのカケハシ」を活用した新しい仕組みづくりに挑んでいます。
エンパブリックは、企業・市民活動・行政の3者の対話を進めてきました。
このワークショップでは、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科の萩原なつ子先生から、
現代社会における共助の意味と可能性をお話しいただいたうえで、日野市の経験をもとにこれからの相互援助活動を皆さんと考えます。
2月18日(火)14:00~16:30
会場:日野市多摩平の森産業連携センター(PlanT)JR豊田駅「北口」5分)
詳しくは、http://www.city.hino.lg.jp/shisei/keikaku/senryaku/kigyo/1008798/1008801.html
https://www.facebook.com/events/2573570922873618/
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◆3◆ちよだコミュニティラボライブ! (2/22)
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千代田区内で活動する約35の団体・企業・町会・大学が集い、「令和の千代田の暮らし、地域の活動を語り合おう」をテーマに交流します。
イベントサイトでは、参加団体の紹介ページ、1分動画も掲載していきます。
都心の千代田区は、ビジネス街の色が強くなっていました。
しかし、近年「伝統を守りながら発展させて新バージョンを創る町」「住む人・通う人がお互いの経験を活かす町」へと変化しつつあります。
区民も通う方も、新しい発想で地域を守り立てるには何が必要か、都心コミュニティのフロンティアを共に考えましょう!
2月22日(土)14:00~16:30
会場:千代田区区民センター 東京メトロ 九段下
イベント・ページ https://chiyolab.jp/lablive20
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◆4◆ 代表 広石拓司 登壇情報
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2月~3月上旬で代表広石の講演等で一般の方向けのものをご紹介します!
○2/8&3/21午前:小平市 外国人おもてなし講座「おもでなしワークショップ」
東京2020大会で訪問する外国人の方のために地域でできることは?を考えます
https://www.city.kodaira.tokyo.jp/event/079/079327.html
○2/8午後:小平市:地域デビュー講座「人生100年時代を生きる知恵~小平をホームタウンとして使いこなそう」
https://www.tvac.or.jp/sagasu/47175
○2/20:東京ホームタウンプロジェクト「東京ホームタウン大学」@東京大学伊藤ホール
分科会1、8のコーディネーター
https://hometown.metro.tokyo.jp/thtuniv2020/
○3/3 夜:日経ビジネススクール×ETIC.「SDGs時代の事業構想力養成講座」
連続講座の第1回「SDGs時代のソーシャル・プロジェクト」に登壇します。
https://school.nikkei.co.jp/seminar/article.aspx?sid=P1901966&n_cid=nbs_seo_m_002
○3/4夜:日野市*シティラボ東京「地域課題解決へのリビングラボの可能性を考える」 近日募集開始!
○3/8 午後:第8回みちのく復興事業シンポジウム「2030年から見た東北」
コメンテーターとして登壇
https://www.etic.or.jp/sympo200310/
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◆5◆ ゼミ「問いかけ力を磨こう」-本質を探り、変化を生む場をつくるために
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変化が激しい時代に、与えられた問題を解く力以上に、質の高い問いを設定する力が大切になってきます。
新規事業開発、人材育成、NPOや地域づくりのリーダー、中間支援機関、地域医療者など200名が修了したゼミで、
関係性を生み出し、変化を起こすような「問いかけ」について、一度、しっかり考えてみませんか?
問いかけゼミ、3月・4月土曜2日間集中講座開催します!
[土曜2日集中コース] 3/7(土)、4/4(土)9:30~18:00
https://peatix.com/event/1397047/
第1回 問いかけ入門 ~アクティブリスニング、appreciative inquiry
第2回 関係性を育む問い ~合意形成ファシリテーション
第3回 学びを促す問い ~ラーニングファシリテーション
第4回 チーム力を高める問い ~ダイバーシティファシリテーション
第5回 問題の本質を探る問い ~システム思考ファシリテーション
第6回 未来を拓く問い ~イノベーション&デザイン思考ファシリテーション
*6回コース 30,000円
☆欠席の回については、別コースへのふりかえが可能です。
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◆6◆ 編集後記
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5年目を迎えるRikejoプロジェクトの女子中高生向けイベント「ミライリケジョ~ものづくりカフェ」。今年のゲストは九州大学の磯辺篤彦先生。海洋物理学がご専門ですが、海流の流れなどを研究されていることもあり、海洋プラスチックゴミ、マイクロプラスチックゴミの第一人者としても活躍されています。先日、NHKの「又吉直樹のヘウレーカ」にもご出演され、「プラスチックがとまらない」について語られていました。海や砂浜からマイクロプラスチックを採取し、一粒一粒分類し、分析する。この5年で20万粒くらい分析されたとか。気の遠くなるような作業です。SDGsの実現には、色々なセクターからアプローチがありますが、こうした地道な研究もまた、社会課題の実体把握、未来予測といった上で欠かせないのだと改めて。
※「ミライリケジョ~ものづくりカフェ」女子中高生の参加者募集中!
https://www.rikejo.jp/special/mirai-rikejo/2020/
(矢部)
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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」
(第194号 2020年2月7日配信)
発行責任者=広石 拓司
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