街への愛着 empublicメルマガ 2017年7月6日

empublicメールマガジン「根津の街から」    (2017年7月6日発行)

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都議選でも注目を集めた千代田区は、神田、番町など伝統あるコミュニティのある街でもあります。同時に、都心再開発によって多くの住民が流入している新しい街でもあります。古くからある街と新しい街が共存する、これからの都心の地域コミュニティはどう発展できるのか。その取組をお手伝いする「ちよだコミュニティラボ」が、エンパブリックの運営により、始まりました。
千代田区に在住、在勤の方、都市中心部とコミュニティに関心ある方、ぜひご覧ください。

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◆1◆ コラム「街への愛着を生み出すもの」(広石)

◆2◆ 「ちよだコミュニティラボ」がスタート!
「マンション・コミュニティ・ゼミ」が7/9から始まります

◆3◆ 立教×日経「ソーシャルデザイン集中講座2017」7/19より

◆4◆ 根津スタジオのプログラム紹介

◆5◆ 編集後記

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◆1◆コラム「街への愛着を生み出すもの」(広石)

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「古くからある街と新しい街、どちらがまちづくりを進めやすいのですか?」
という質問が、社会人大学院の授業でありました。

近年、マンションが集中して立ち、短期間に数千人が増えて街ごと変わってしまう大規模な再開発も増えています。新しい街は、デザインや機能の充実したマンションがあり、街のデザインも、利便性もよく、ショッピングセンターなども整っているなど高機能な街です。そういう街の良さに魅かれ、その街を選んで人は集まってきます。
そのような街では、過去のしがらみに囚われず、新しく住み始めた人たちで、未来志向の地域づくりを行っていける可能性があります。

一方で、古くからある街には、歴史や伝統という資産がありますが、その分、土地の不文律の習慣や人間関係のしがらみなどもあり、これまでのやり方が重視されがちです。施設や利便性も十分でない部分もあり、住んでいる人の状況にも色々な違いがあります。

みなさんなら、どちらがまちづくりをしやすいと考えるでしょうか?

もちろん、どちらも良さも難しさもあります。

一見、新しい街の方が進めやすい条件が整っているようにも見えるのですが、新しい街よりも古くからの街の方が、とても大切な有利な点があります。それは、街の人に「この街でなきゃいけない」という気持ちのある人が多いということです。

新しい街をつくる時には、良い面をアピールします。開発する人たちが充実させようと頑張っていて、「整っていますよ、便利ですよ」というメッセージが出されます。すると、「自分に与えてくれるメリット」から街を選ぶ人が多くなります。そこから街と関係を作ると、街に対して消費者的な意識が強くなってしまいます。良くない点は不満となり、もし他にもっと良い条件の街ができたら買い替えるように移住するかも。

古くからある街に住む人は、良いところも悪いところも受け容れて生きてきています。
良い点、悪い点から様々な経験をし、街に関わるたくさんの物語を自分の中に蓄積しています。人間関係でも、良いところを見せあうだけの関係よりも、一緒に失敗し、苦労した経験がある人との方が友情を深まりやすいように、相手との物語の蓄積によって、自分のコンテクスト(文脈)と相手との関連が深まることが、愛着や関係性を深めます。

このように、街の十分でない面の経験が、「この街でなきゃ」という気持ちを深めていきます。
その街に、新しく住み始めた人も物語を共有することで、地域への愛着が深まるのです。

例えば、墨田区の向島地区は、古い木造建築が密集しており、火災や震災の際の被害の危険性が高い街です。
しかし、木造の古くからの街並みには居心地の良さがあり、地域の人の愛着があります。
だからこそ、向島の人たちは「リスクは大きいが好きな街」に住みたいからこそ、防災活動にとても熱心で、住民たちの関係づくりも進んでいます。

新しい街を作る時、行政やディベロッパーは良い面を整え、そのことをアピールしています。
開発や販売には仕方ない面もありますが、それは販売には良くても、居住後の地域コミュニティづくりを難しくしてしまっているかもしれません。

関わらなくても問題のない環境よりも、課題や不十分な面があり、リスクがある中で人と人が関わり合いながら色々な試行錯誤をしていくプロセスを通して関係性を育んでいく。
新しい街にも、古くからある街にも、今、そのプロセスが求められていると思います。

 

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◆2◆「ちよだコミュニティラボ」 http://chiyolab.jp/ がスタート!
「マンション・コミュニティ・ゼミ」が7/9から始まります

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今年度から、エンパブリックは千代田区「地域コミュニティ醸成支援事業」を受託し、これからを見据えた都心部の地域コミュニティの活性化のお手伝いを担うことになりました。

千代田区は神田、番町を始め、伝統ある地域コミュニティが根付き、これまで地域社会を支えてきました。
しかし、2000年の3.6万人から2017年の6万人超えと再開発による人口増の中で、これまでの地域文化や伝統、街の担い手や運営の仕組みを大切にしながらも、10年後、20年後を見据えた新しいコミュニティの姿をつくっていく時が来ています。

そこで、町会のこれからの活動の伴走支援、マンション住民のつながりを促す場の支援、これからの地域コミュニティの担い手たちのつながる場に取り組むことになりました。

6月中旬から、特設サイト「ちよだコミュニティラボ」を立ち上げ、取り組み状況や関連情報の発信を行っています。
これからの社会において都心部の地域コミュニティの新しい可能性を拓いていくお手伝いができればと考えています。

もし、千代田区在住の方をご存知でしたら、このような事業が始まったとご紹介いただければ幸いです。

また、サイトをご覧いただき、ぜひご意見、ご感想をお寄せください!

http://chiyolab.jp/

 

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◆ 千代田区のマンション居住者のための
◆ 「マンション・コミュニティ・ゼミ」 7/9(日)~スタート! ◆

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千代田区内のマンションに住む人たちが、より充実した暮らしを行うためにまず同じマンション内で、さらには地域と、どのようにつながることができるか、マンション毎の特性や住む方それぞれの考え方に配慮した新しい発想での取り組みを共に考え、実践しながら学ぶ地域ゼミが始まります。

7/9(日)~12/6(水)までの全10回のゼミを通して、マンションに住む方自身が、他のマンションの方と意見交換しながら、ご自身のマンションの特性、状況に応じたコミュニティづくりを進めていけるよう基礎から実践までを応援していきます。

第1回(7/9)「千代田区のマンション暮らしの魅力と困り事を話そう」には、1回だけの参加も可能です。千代田区内マンション居住者の方なら、どなたでも参加できます。

これからのマンション暮らしを考えたい方、ぜひご参加ください。

ゼミについても、千代田区在住の方にご紹介いただければ幸いです。

★ ゼミの内容・申込はこちら http://chiyolab.jp/archives/2090

 

◆3◆ 立教×日経ビジネススクール「ソーシャルデザイン集中講座2017」開講‥
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立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科と日経ビジネススクールによる夏のビジネスパーソンのためのソーシャルデザイン集中講座、今年も開催します!

代表の広石もソーシャルビジネスについての講座を担当します。今年は、企業の参画も求められるSDGs時代には、ソーシャルビジネスの担い手も期待されることも変質していることを伝えることができればと考えています。

ビジネスパーソンが初めてソーシャルイノベーションを学ぶ機会として好評をいただいています。

今年は水曜、木曜、土曜の3つのコースで、7月19日から開講します。

詳細はこちら http://school.nikkei.co.jp/special/sds2017rk1/

 

 

◆4◆ 根津スタジオのプログラム紹介‥
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*根津スタジオのプログラムは https://empublic.jp/nez_studio でご覧ください

〇 対話シリーズ「Spiritual Healthを探求しよう」

第3日「魂の健康づくりとは? ~自分らしい実践法を考えよう」(7/22土 午後)

*第1回には20名が参加し、医療、介護の現場にいる方、地域活動、会社員の方など多彩な人が集まり、病気など困難な状況でも、その人らしく生きるとは、どのようなことなのか、対話を深めました。次回は土曜開催です!

〇リケジョのためのSDGs使いこなし入門~自分の仕事の社会にとっての意味を考えよう
(8/6土 午後)

*SDGs(持続可能な開発目標)は技術者や開発者にも仕事の意味を深めるチャンスです。矢部が女性技術者フォーラムで行ったワークショップを根津スタジオでも開催します。理系女性以外の方も、歓迎です!

〇「雑談から始まるファシリと場づくり~つながりと協力を促すファシリテーションの基礎」
(8/19土 午前)

〇ゼミ「問いかけ力を磨こう~ 本質を探り、変化を生む場をつくるために」

8/22~ 火曜夜コース スタート

 

◆5◆ 編集後記

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次女が高校3年生ということもあり、人生でPTAに関わるのも最後だろうということで、今年は卒業対策委員を引き受けることに。今回ご一緒する卒対委員は、お仕事をしているお母さんがほとんどのため、それ前提の活動の進め方がありがたいです。
PTAの活動は脈々と受け継がれている仕事をやるものだと思いその通り踏襲することが多いですが、それでなくてはいけないという根拠がないことが多く、本当は自由にやれるもの。今回のメンバーでは、自分たちのやりやすいように、やりたいように、子ども達のためにやろうということになっているのが、やる気のでる要素かもと。

PTA活動は、どうしても面倒くさいと嫌煙されることが多いですが、この進め方なら楽しくなりそうです!
卒対委員の主な仕事は、卒業を祝う会(イベント)の企画運営ということもあり、本業も活かされる?!

(矢部)

 

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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」

(第170号 2017年7月6日配信)

発行責任者=広石 拓司

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ご意見・ご感想は info@empublic.jpまでご連絡ください

皆さまのご意見・ご感想お待ちしています。

配信停止希望の方はこちらからお手続きをお願いします。

https://empublic.jp/mail_news

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「ちよだコミュニティ・ラボ」スタート! 「マンション・コミュニティ・ゼミ」も始まります

自然資本への取り組み方は企業の信頼を左右する ~「6種類の資本(3) 」2025年のためのリーダーのための新常識 第11回

  6種類の資本(1)で、「資本」は財務資本中心から製造資本、知的資本、人的資本、社会・関係資本、自然資本も含めて総合的に考える必要があると書きました。その中で、「自然資本」も20世紀にはなじみがなかった概念です。

大切な顧客は誰? メルマガ「根津の街から」 2017年6月15日

◆empublicメールマガジン「根津の街から」 -◆   (2017年6月15日発行)

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梅雨なのに梅雨らしくない東京ですが、皆様の地域はいかがでしょうか。

暑い日に、ふと通勤途中で、自分、何してるの?と感じる。

身体も心も病んでなく、会社にも通ってる。しかし、どこか満たされていない。

そんな人がもっといきいき暮らせるには何が必要だろう?

そう感じたことがある方、スピリチャルヘルスを科学的に考える対話〔6/21〕に参加してみませんか?

 

<INDEX>

 

◆1◆ コラム「支持してほしい人は誰?」

◆2◆ クラス担任のためのキャリアガイダンスに広石インタビューが掲載!

※ゼミ「問いかけ力を磨こう」

土曜集中コース(後半:ダイバーシティ、システム思考、デザイン思考)

火曜夜コース 8月22日スタート!

◆3◆ 対話シリーズ「Spiritual Healthを探求しよう」

6/21 臨床宗教師の仕事から魂の健康を考えよう

◆4◆ ワークショップ・デザイン(6/25日昼)

雑談から始まるファシリと場づくり(8/19)

◆5◆ 編集後記

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◆1◆コラム「支持してほしい人は誰?」(広石)

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福井県鯖江市のJK課についての記が、6/14の毎日新聞夕刊に掲載されていました。

女子高生たちが自由なアイデアで地域活性化の企画をする継続的なチームの活動が発足から3年経ち、ゆるーくも確実に進んでいるのです。
この企画を立ち上げた若新雄純さんは彼の学生時代から知り合いで、エンパブリックの立ち上げも手伝ってくれました。
今では様々な場面で活躍されていて、嬉しく思っています。

この記事で興味深かったのは、JK課を始めると発表した後の市の対応についてでした。
JK課が報じられると、たくさんの否定的な意見が市には届いたようです。当時はJKビジネスという問題もあり、否定的な意見が多く来たそうです。
その時、市は届いた意見を分析したところ、否定的な意見のほとんどは東京や大阪など他地域からで、市内からの否定的な意見はあまりなかった。だから、市民は支持してくれていると信じて踏み切ったという話でした。

これは、これからの時代のビジネスにも行政にも、とても大切な点だと思います。

以前、社会人大学院のオープンセミナーで「自分の会社がソーシャルメッセージを出せない理由は?」と問いかけたことがありました。ほとんどの人が「会社は社会から反発が出うることはできないと判断する」との回答でした。
確かに、ソーシャルなことは価値観が伴い、反発や偽善だという声も出ることがあります。すると無難なメッセージしか出せず、その結果、自分たちが良いと思うことも出せなくなります。
その時に大切なのは「強く支持する人は? 反発する人は誰なのか」ということが大切なのだと思います。

「誰にも嫌われないけど、存在感がない」がいいのか、「強く支持してくれる人がいて共に戦ってくれる」がいいのか、選択が必要になります。価値観が多様化する時代には「誰からも、そこそこ好かれる」という道はないからです。

アウトドアグッズのパタゴニアは環境の取組を優先して展開してきました。時に反発も多くありました。しかし、彼らの顧客は、自然の中で遊び活動する人たちです。
日々の暮らしの中で、自然が痛むのを見ている彼らは、環境が大切だというメッセージを待っています。その顧客が見えているからアクションができてきたのだと思います。

いったい顧客は誰なのか?
誰の強い支持が必要なのか?
行う、行わないは何によって決めるのか?
そして、誰のために何をやりきるのか?

そのようなガバナンスは、トラブルを防ぐマネジメントよりも大切な時代になっていると思います。

 

◆2◆ クラス担任のためのキャリアガイダンス「授業の中で”問いをつくる力”をどう育てるのか?」に広石インタビューが掲載!

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クラス担任のためのキャリアガイダンス(リクルート進学総研)の7月号の特集「授業の中で”問いをつくる力”をどう育てるのか」で、広石のインタビューを掲載いただきました。

アクティブ・ラーニングでは、生徒が自分で考えるよう促すために、生徒自身が自ら周りに問いかけることが必要です。
しかし、従来の教室では、先生が問いを出し、生徒は正しい答を学ぶという役割分担でした。
先生は答を教えるのが得意でも、問いをつくるよう促すのは苦手です。生徒が問いを持つように促すには、先生はどう問いかければいいのか? ゼミ「問いかけ力を磨こう」の経験をもとに広石が話をしました!

記事のPDFはこちら

http://souken.shingakunet.com/…/2…/class/2017_ccvol37_01.pdf

■ゼミ「問いかけ力を磨こう~ダイバーシティ・システム思考・デザイン思考のファシリテーション」

土曜集中コース(後半)を7月1日(土)に実施します! ダイバーシティ・ファシリテーション、システム思考とデザイン思考のファシリテーションを1日で学びます。→ https://empublic.jp/questioning

■ゼミ「問いかけ力を磨こう」火曜夜コースは、8月22日からスタートです。

お申込み・詳細は → http://peatix.com/event/269994

 

◆3◆ 対話シリーズ「Spiritual Healthを探求しよう」(6/21スタート)

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「Spiritual Health」は、現在の日本を生きる私たちにとって、どのような意味があるのでしょうか?
何か満たされていない日本のこれからの健康について一緒に考えませんか?

健康の専門家、聖路加国際大学の中山和弘先生と、臨床宗教師の玉置妙憂さんと共に考えましょう!

 

〇第1夜「Spiritual  Helathは必要なの?~臨床宗教師の仕事から考えよう」

【日時】2017年6月21日(水)19:00~22:00

【詳細・申し込み】 https://empublic.jp/7187

〇第2夜「明日を生きるためのSpiritual Healthとは?」(7/5水 夜)

〇第3日「魂の健康づくりとは? ~自分らしい実践法を考えよう」(7/22土 午後)

※ゼミの詳細はこちら→ https://empublic.jp/dialog_spiritual-health

 

 

◆4◆ ワークショップ・デザイン(6/25日昼) 、雑談から始まるファシリと場づくり(8/19)

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ワークショップデザインは、今まで実践していたけど、なんとなく手ごたえがなかった、一度、体系的に学びたいという方に好評です!

8/19の「雑談から始まるファシリと場づくり」とのセット割引受講もお勧めです!

*「ワークショップ・デザイン」 https://empublic.jp/5162

2017年6月25日(日)10:30-16:30

*「雑談から始まるファシリと場づくり」 http://ptix.co/2sS4DPH

2017年8月19日(土) 10:00~13:00

 

◆6◆ 編集後記(矢部)

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エンパブリックでも「サステナビリティ&ビジネス ~SDGs時代の事業構想力を身に着ける」を開催しておりますが、私が所属しております日本女性技術者フォーラムの定例会のテーマも今年は「SDGs」。

SDGsを、「遠い国のことでなくて「自分ごと」としてとらえるには?」「企業活動とどうリンクさせるか」を、エンパブリックの知見も活かし、皆さんに考えていただくワークをする予定です。ゲストは国連広報センターのセンター長の根本さん。矢部もファシリテーターとして参加します!

ちなみに、2/11は「科学における女性と女児の国際デー」もあり、実は「リケジョ×SDGs」はとっても親和性が高いのです。例えば、開発途上国にいる女の子が科学リテラシーやスキルを身に付けると、自身が貧困からの脱出できるとともに、家族、地域、そして、国を助けるとして期待されています。また、ジェンダー平等においても、日本で開催されたジェンダーサミットでは「男女差解消の鍵は理系知識」とされました。まあ、SDGs達成に、文系も理系も関係ありませんが。。

イベントの詳細はこちら→ http://www.jwef.jp/activity/setevt_20170507143724741766848576.html (矢部)

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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」

(第169号 2017年6月15日配信)

発行責任者=広石 拓司

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ご意見・ご感想は info@empublic.jpまでご連絡ください

皆さまのご意見・ご感想お待ちしています。

配信停止希望の方はこちらからお手続きをお願いします。

https://empublic.jp/mail_news

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クラス担任のためのキャリアガイダンス「授業の中で”問いをつくる力”をどう育てるのか?」に、代表 広石が登場!

クラス担任のためのキャリアガイダンス(リクルート進学総研)の7月号の特集「授業の中で”問いをつくる力”をどう育てるのか?」で、エンパブリック代表の広石のインタビューを掲載いただいています。

アクティブ・ラーニングでは、生徒が自分で考えるよう促すことが大切とされていますが、その基本には、生徒自身が問いを持ち、周りに問いかけていくことが求められます。しかし、従来の教室では、先生が問いを出し、生徒は正しい答え方を学んで答えるという役割分担になっています。先生は解くことを教えるのが得意でも、問いをつくるよう促すのは苦手です。
生徒が問いを持つように促すには、先生がどう生徒に問いかければいいのか?ゼミ「問いかけ力を磨こう」の経験をもとに広石が話しています。

クラス担任のためのキャリアガイダンス(リクルート進学総研)の7月号

http://souken.shingakunet.com/career_g/2017/06/vol3720176-5c16.html

記事事のPDFはこちら
http://souken.shingakunet.com/…/2…/class/2017_ccvol37_01.pdf

ゼミ「問いかけ力を磨こう」  https://empublic.jp/questioning

現代の狐とブドウ ~メルマガ「根津の街から」2017年5月26日

◆empublicメールマガジン「根津の街から」 -◆  (2017年5月26日発行)

 

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社内の共有カレンダーで、広石のスケジュールに「魂の会、打合せ」というのが。初めて見た時、「何、これ??」と思って確認したのですが、あやしい方向に転がっている訳ではありません!

健康について新しい視点から考える対話シリーズが始まる打合せでした。
「Spiritual Health(下記、2)」のプログラム、おもしろそうです!

<INDEX>

◆1◆ コラム「変化の時代の狐とブドウ ~わからないことは大切ではない?」

◆2◆ 対話シリーズ「Spiritual Healthを探求しよう」が始まります!

第1夜「Spiritual Health(魂の健康)は必要なの?~臨床宗教師の仕事から考えよう」(6/21)

◆3◆ 雑談から始まるファシリと場づくり(6/2金 夜)

ワークショップ・デザイン(6/2金 昼、 6/25日昼)

◆4◆ ゼミ「問いかけ力を磨こう」(6/3&7/1 土曜集中開催)

◆5◆ レポート「鶴岡ナリワイプロジェクト訪問~自分にできることの再発見」

◆6◆ 編集後記「ミッションを考える対話を行いました」

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◆1◆コラム「変化の時代の狐とブドウ ~わからないことは大切ではない?」(広石)

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IoT、SDGs、ビットコイン、インダストリー4.0、マーケティング4.0、シンギュラリティなどなど、新しい概念や言葉がどんどん出てきています。

新しい用語や概念が登場した時、「何、これ?」「よく、わからない」と感じます。
その次が、とても大切だと思うのです。
「どういうことなのかな? なぜ広がっているのだろう?」と問いを持つのか、スルーしてしまうのか。

経験豊富な経営コンサルタントの加藤誠也さんは、多くの経営者や管理職と接する中で、「自分がよくわからないこと=大切ではないこと、と判断する人が増えている」と危惧しています。

そのことを聞いて、僕が思い出したのは「狐とブドウ」の話です。
狐がブドウを取ろうとして取れなかったので、「きっと不味いだろう」と言って去ったという話。

変化の激しい時代には、「わからないこと」にたくさん出会います。
もちろん新しいことは玉石混合で、大切でないことも多いかもしれません。
しかし、もし自分にとって「わからないこと」が広がっていて、熱心な支持者がいるならば、そこには何か意味があるかもしれません。

イノベーションは、いつもマイナーなところから始まります。
最初に意味や可能性に気づいた人がいて、そこから徐々に広がり、気づけばビジネスや仕事、生活の前提が変わってしまっている。
「よくわからないこと」は、変化の兆しなのかもしません。

ただ、「わからないこと」に向き合うには、自信も、仲間も、時間も必要になります。
そして、ただ知ろうとするのではなく、誰に、どう問いかけるのかも大切です。

一方で、「わからないこと」を探求する中で見えてくる新しい世界、今まで視野に入っていなかったことへの気づき、新しい仲間との出会いはとても楽しいことです。

「きっと不味い」と決めつけるのは、もったいないですよね。

変化の激しい時代だからこそ、「わからないこと」に一歩踏み込んでみる余裕を持つことも、大切なことなのだと思います。

 

 ◆2◆ 対話シリーズ「Spiritual Healthを探求しよう」が始まります!

第1夜「Spiritual Health(魂の健康)は必要なの?~臨床宗教師の仕事から考えよう」

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身体に病気がなく、精神も病んでいなければ「健康」なのでしょうか。

例えば、病気もなく会社で働いている人も感じる「なんとなくの虚しさ」、愛する人を突然失った後に長く残る喪失感。
また、美しい風景や素晴らしい音楽にふれた時に生まれるエネルギー、自然や祈りの時間が与えてくれる癒し。それらは、目にも見えず、外から評価もしづらいのですが、私たちの「健康」に影響を与えていると思われます。

そこで、身体、メンタルヘルス、社会性では捉えきれない健康の領域は「Spiritual Health(魂の健康)」と呼ばれます。

ただし、Spiritual Healthは目に見えず、外部から評価しづらいこともあり、重視されてきませんでした。

 

しかし、現代の日本が物質的には豊かになったのに、心の豊かさがないという時、また、家族や自分の最期を安らかに迎えたいという時、「魂の健康」という切り口は、とても大切になってくるのではないでしょうか?

それを考えるきっかけとなるのが、近年、注目を高めてきている「臨床宗教師」という仕事です。
病院や被災地で、特定の宗教や宗派の布教を目的とせず、本人の求める安らぎや癒しを支える仕事として注目が高まっています。

この対話シリーズでは、「Spiritual Health」が、現在の日本を生きる私たちにとって、どのような意味があるのか? 満たされた人生を送るために、何が大切なのか? 対話を通して考えていきます。

第1夜では、

健康の概念やヘルスリテラシーを専門とする聖路加国際大学の中山和弘教授から、健康の概念の変化、これまでの健康づくりで忘れられがちなことをお聞きした上で、臨床宗教師として活躍されている、玉置妙憂さんから臨床宗教師の背景、活動の実際、玉置さんがお感じになっている「Spiritual Health」の必要性をお話しいただきます。その上で、Spiritual Healthは必要なのか、何が大切なのか、考えます。

第2夜では、私たちの生活にとって、どう活かせるのか、第3日は、どのように実践していけばいいのか、探求を進めていきます。

まだ分からないことの方が多く、正解のない、「Spiritual Pain」や「Spiritual Health」、魂へのケアが人生や健康にもたらす意味を、ともに考えませんか?

 

対話シリーズ「Spiritual Healthを探求しよう」

https://empublic.jp/dialog_spiritual-health

 

第1夜「Spiritual  Helathは必要なの?~臨床宗教師の仕事から考えよう」

>2017年6月21日(水)19:00~22:00 @根津スタジオ

>詳細・申し込み https://empublic.jp/7187

第2夜「明日を生きるためのSpiritual Healthとは?」(7/5水 夜)

第3日「魂の健康づくりとは? ~自分らしい実践法を考えよう」(7/22土 午後)

 

◆3◆ 雑談から始まるファシリと場づくり(6/2金 夜)

 ワークショップ・デザイン(6/2金 昼、 6/25日昼)

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「雑談から始まるファシリと場づくり」は、日常の中での実践できることを大切に、つながりと協力を促すファシリテーションの基礎を講座と体験で学びます。

受講生が実際に行ってみた様子にコメントがつき、自分の無意識の癖もわかります。

一方通行のセミナーから参加型の学びの場に転換する方法を講義と体験で学ぶ「ワークショップ・デザイン」と6/2の昼と夜でのセット受講もお勧めです!

*「雑談から始まるファシリと場づくり」 https://empublic.jp/5133

2017年6月2日(金) 19:00~22:00

*「ワークショップ・デザイン」 https://empublic.jp/5162

2017年6月2日(金)10:30-16:30

2017年6月25日(日)10:30-16:30

 

◆4◆ ゼミ「問いかけ力を磨こう」(6/3&7/1 土曜集中開催)

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情報があふれ、多様な選択肢がある時代に、最も大切になるのは、問いかける力!

6つの場面において”適切に問いを設定し、関係者と共有する力”を演習や体験を通して

学んでいきます。自分たちのチームや事業開発を見直すのにも最適です。

現在、6月3日、7月1日の土曜2日間開催の参加者を募集しています!

https://empublic.jp/questioning

 

 

◆5◆ レポート「鶴岡ナリワイプロジェクト訪問~自分にできることの再発見」(広石)

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5/13-14、鶴岡ナリワイプロジェクトへのフィールドワークを実施しまし、自分で一歩を踏み出す場づくりを始めたい、3人の方が参加されました。
ナリワイを始めた人たちの団体、鶴岡ナリワイALLIANCEのみなさんにもご協力いただき、充実した議論の時間となりました。

話で出たのは、「自分にできることの再発見」の大切さです。

自分にできることは自分一人で考えていても見つけづらく、難しく考えてしまいがち。自分にとっては普通のことや得意と思っていないことでも、誰か困っている人に出会った時、「あ、それなら私できるかも」と思えた時に、自分自身のことを再発見できる。

例えば、パソコンが得意と言えるレベルではないかもしれないけど、地域の人が見積書作成で困っていたら、「私がワードやエクセルで作りましょうか」と言えたら自分自身のできることを一つ追加できます。

そうやって、自分にできることを一つずつ積み重ねていくことが、自分への自信だったり、次への一歩だったりを踏み出すためにつながります。

「できること、たくさん見つけた」と言えるような場づくりが広がってほしいと改めて思いました。

 

◆6◆ 編集後記(矢部)

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自分の今、過去、未来に向き合うことで、次へのアクションを考える「自分のミッションを探求しよう」を開催しました。

キャリアの次へのステップを考えたいという30歳前後、50歳前後の方にご参加いただきましたが、4つのセッションで、自分のことを真剣に考え続け、ヘロヘロになった~という声も出る中で、「自分の夢を実現するために近い環境にいることがわかった」「今の環境でもやれることはある」など、今の自分の持っている経験や仲間・関係性の価値に気づくこととなりました。

リンダ・グラットン著「ライフシフト」では、「変身資産」という言葉が出てきます。
次のステージに進むには、自分の中にある基盤を自覚する必要があるという意味ですが、

セッションは、ご自身の変身資産を再認識するプロセスともいえると思いました。

セッション修了後、晴々とした表情の皆さんに、私も元気を頂きました!

よろしければ、開催レポートもご覧ください(https://empublic.jp/7193)。(矢部

 

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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」

(第168号 2017年5月26日配信)

発行責任者=広石 拓司

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ご意見・ご感想は info@empublic.jp までご連絡ください。

皆さまのご意見・ご感想お待ちしています。

配信停止希望の方はこちらからお手続きをお願いします。

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組織資本が利益の源泉となる ~「6種類の資本(2) 」2025年のためのリーダーのための新常識 第10回 

6種類の資本(1)では、これまで「資本」というと財務資本が中心で考えられてきましたが、これからは製造資本、知的資本、人的資本、社会・関係資本、自然資本と総合的に考える必要があると書きました。新しい5つの資本の中には、あまり馴染みのないもの、一般的なイメージと少し違う新しい定義のものもあります。
 例えば、「知的資本」と聞くと、多くの人は特許や商標権、著作権など「知的財産」を思い起こすでしょう。確かに、知的財産は知的資本の重要な構成要素です。しかし、国際統合報告ガイドラインの知的資本は、知的財産権に加えて、組織資本を含むとしています。
「組織資本」という言葉が注目されるようになったのは、比較的新しく2000年前後くらいからです。
最初のきっかけはIT化が進んでいるのに、なぜ多くの企業にとって、それが生産性を改善し利益率が向上することにつながらないのか、という疑問からでした。90年代後半、IT革命が盛んに言われた頃、IT化が進展すればどんどん生産性が上がり、人々は楽に利益を生み出せるようになるという意見もありました。もちろん、IT化によって業務が効率的にできるようになりましたが、そんなに仕事は楽になっていないし、IT化を進めるすべての会社の利益率があがる訳でもなく、むしろ格差は広がっている。それは、なぜなのか、研究が進んだのです。
そこで明らかになったのは、IT投資は、業務プロセスの再設計・再構成、それに適応した人材の育成や確保ができた場合に、数年間のタイムラグをもって生産性や企業のパフォーマンスが向上につながるということです。例えば、MITのErick Brynjolfsson教授の研究では、IT投資で効果をあげている企業は、組織資本や人的資本にハード投資額の約9倍の投資を行った後、3~7年以上の期間を経て効果を上げていることを実証しました。
これは、ITをいくら導入しても業務の進め方や意思決定のプロセス、人材の評価の方法などを変えなければ、大きな効果は出ないということです。例えば、「イントラネットでカレンダーを共有し、会議を効率化しようとしても、管理職が手帳でスケジュール管理しているので、結局、オンラインで決めれない」「他の部署にチャットで社員が勝手に連絡すると、正式なルートを通すべきという意見がでる」といったことは、社内情報化あるあるですが、これでは、いくらIT投資をしても、経営者とコンサルタントが立派な計画を作っても、現場での意思決定のスピードも生産性もあがりません。
これらは「小さなこと」ではなく、これらを放置している時点で、企業として「組織資本を向上していない」といえ、利益の源泉をつぶしていると判断されます。
このことは、2020年代に向けて大きな示唆を持っています。これからテクノロジーが進展し、ICTの一層の進展に加えて、AI、IoTなどがビジネスで重要な役割を果たすようになります。
いくら窓口をロボットにしても、IoTで顧客の利用情報が蓄積できても、それを導入することで、どう業務フローや意思決定プロセスを変えるのか、新しいプロセスを使いこなせる人材を確保し、その人材をリーダーとして新しいチームを作っていくのか、そのような組織資本の向上を行っていなければ、利益を生み出すことはできないでしょう。
社会も市場もテクノロジーも変化します。その変化に、単発や個人レベルで対応するのではなく、変化を活かせるような仕組みや組織のあり方を持っているのか、そして機敏に更新していけるのか。その「組織資本」を整えていけなければ、今いくら利益を出していても数年後の未来は危ないでしょう。
組織資本は、利益を生み出す元手として、ますます重要になっていくのです。
参考資料:宮川努ら「無形資産(組織資本および人的資本)と企業パフォーマンス」RIETE

イノベーションズアイ 連載コラムより

掲載サイト  http://www.innovations-i.com/column/2025leader/10.html

マテリアリティ: 会社の軸を問いかけ続ける ~2025年のためのリーダーのための新常識 第9回

変化が激しい時代、そして、ただ財務的な成功だけでなく多面的な視点から経営を考えていく必要が高まる時代に問われるのは、会社の「軸」となるものです。
何が会社の軸となるのか考えるキーワードとして、「マテリアリティ(materiality )」が注目されています。materiality とは「意味が大きいこと・必要不可欠」といった意味です。

もともと、この用語が広がるきっかけとなったのは、企業のアカウンタビリティを専門とするイギリスの非営利団体「AccountAblity」の「マテリアリティ・レポート」です。

企業にとって、「成功するために何をするか」が最も大切なことですが、それには、経営の戦略やマネジメント(内部環境)と、新たな社会・環境の状況(外部環境)の方向性があっていないといけません。社会・環境の何が制約か、どのような新しい収益機会が生まれているのかは絶えず変化しているため、外部環境に敏感になり、内部環境を適応させていくことが重要になります。
ただ、外部環境も内部環境も要素が多く、どう結び付けていけばいいかは難しい問題です。
その時に、必要なのは議論の軸です。いったい自分たちは何を最も大切にするのかを明確にすること(=マテリアリティの特定)が必要です。それが明確になることで、ただ変化への対応に追われるだけでなく、変化を学びと改革の促進に活かすことができます。

ただし、マテリアリティは経営者が認識しているだけでは実行できません。
社内にもステークホルダーにも、納得し、力を合わせていけるように、なぜそれが大切なのか信頼できる方法でそれを明確に示さなければならないのです。

それゆえ、何がマテリアリティか定めること以上に、下記のようにマテリアリティを使いこなすことが求められています。
・持続可能な発展の課題と経営戦略の整合性を明確にするプロセスを重視する
・企業とステークホルダー双方にとっての優先事項を積極的に反映した企業報告書、広範なコミュニケーションに取り組む
・新たな社会的諸課題と現在の経営戦略とのギャップを特定して、社内での議論や戦略展開に反映させる

ここで重視されているのは、変化する社会・経済・環境の中で、持続可能な企業を実現するために、何が大切か、社内で、また、ステークホルダーとコミュニケーションを続けることです。

経済も社会も環境も変化する時代には「今、力を入れるべきこと」は変化し続けます。
「自分たちの大切なことは、これだ」という答よりも、常に考え、コミュニケーションを続けることが大切になってきています。

かつては、「自社の強みはこれだ。重視することはこれだ」と明確にでき、それは大きくは変化しませんでした。
しかし、社会の状況の変化が、会社の経営にも大きな影響を与える時代、「一度、決めたこと」にこだわり続けると、気づかない間に取り残され、大きな損失を生み出すかもしれません。

大切なことを決めるよりも、大切なことをコミュニケーションし続けることが、これからのリーダーには求められるのです。

サンケイビジネスアイ 掲載サイト
http://www.innovations-i.com/column/2025leader/9.html

自分たちで作っちゃおう ~ メルマガ「根津の街から」2017年4月27日

◆empublicメールマガジン「根津の街から」 -◆  (2017年4月27日発行)

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今年は桜の開花が遅かったですが、根津神社のツツジも開花が遅れ気味です。

例年は4月下旬に満開でGWには残り少なくなっていましたが、今年はGWが見頃になりそうです。

GWは谷根千散歩もお勧めです!

 

<INDEX>

◆1◆ コラム「自分たちで作っちゃおう!」(広石)

・武蔵野市(4/30)、山形県鶴岡市でも講演を開催(5/12)

・鶴岡ナリワイプロジェクト・フィールドワーク(5/13・14)

◆2◆対話プログラム「自分のミッションを探求しよう」

◆3◆ ゼミ「問いかけ力を磨こう」 ~ 本質を探り、変化を生む場をつくるために

<6月 土曜2日間集中コース・金曜昼コース>

◆4◆ 雑談から始まるファシリと場づくり(6/2金 夜)

ワークショップ・デザイン(6/2金 昼、 6/25日昼)

◆5◆  クラッシックの生演奏を地域に役立てる場づくりの検討会(4/29)

◆6◆ 編集後記

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◆1◆ コラム「自分たちで作っちゃおう!」(広石)

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4/5に文京区千石の「たまご荘」で、地域の中で必要な仕事を自分たちで作ってしまうコミュニティの事例紹介をしました。紹介したのは、ソンミサン・マウル(韓国)、ブロムリ・バイ・ボウ・センター(英国)、文京区、山形県鶴岡市の4つの地域です。

4つの地域の共通点は、そこで生まれる仕事は、いずれも「自分が必要だと思う」「自分がしたい」から始まっていることです。
必要なことを考えている人、したいことがある人は各地にたくさんいるのに、なぜ、この4地域では短期間にたくさんの仕事が生まれたのか?

それは、「思いを口にできる場」と「どうしたら実現できるか一緒に考える場」があったからだと思います。

自分の思いを口にできるには、「受けとめてくれる人がいる」という信頼が必要です。
未だない新しいことを始めるには、「一緒に悩み、試行錯誤してくれる」仲間が必要です。

よく、「日本は起業する人が少ない」という議論の時に、「チャレンジする意欲や志が足りない、アイデアがない、スキルがない」と起業家側の問題になりがちであり、起業支援では起業家向けの講座や相談会をします。しかし、思いやスキルがあっても、周りに受けとめる人、支えてくれる人がいないと手はあがりません。
大切なのは、「始めたい」と思いのある人の、周りの人たちの考えや姿勢です。

出る杭を打つのではなく、出る杭を受け容れ、育てるコミュニティづくりが起業家支援よりも大切です。

逆に、例えば、受け容れ、支えてくれる人たちが見えていれば、「この地域の女性で起業したい人はほとんどいない」と言われた鶴岡市で2年間で30以上のナリワイ起業が生まれた鶴岡ナリワイプロジェクトのように動き始める人は、どんどん出てきます。

100歩進める一人よりも、まず1歩進む人が100人生まれることが、結果的に100歩進める人を増やすのです。

これは企業でも同じです。
新規事業開発の担当者や一部の人だけが、失敗しないよう苦労して事業企画をするよりもたくさんの人がアイデアを出せ、アイデアを育てることで事業が生まれるようにコミュニティを作っていくことが大切になっています。

地産知縁第3号で紹介したように、リクルート社では、年1回のプランコンテストをやめ、アイデアを出し、小規模トライができる人を増やす「Recruit Venture」に転換しています。

多くの人が持っているアイデアを出し、アイデアを育み、ともにトライできる場を増やし、「自分たちで作っちゃおう!」と言える人が増えてほしい。

それがエンパブリックの目指していることです。

 

〇講座「思いの実現を支えあうコミュニティを作ろう」を武蔵野市、山形県鶴岡市でも行います。

*武蔵野市緑町で、この春スタートしたMIDORINOは、健康な食の仕事づくりを目指す

ソーシャルキッチン付の創業支援施設です。

4月30日(日) 10時~と17時~の2回開催。食事会もついています!

https://www.facebook.com/events/436994823300292/

*鶴岡市 4月12日(金)18:30~ ナリワイプロジェクトとの共催です!

https://www.facebook.com/events/1870486733239520/

 

〇2年間で30を超えるナリワイ起業家を生み出した「鶴岡ナリワイプロジェクト」の 現場に訪問し、女性の力を活かした地方創生、仕事づくりを学ぶプログラムを 5月13日(土)・14日(日)に、山形県鶴岡市で開催します。

現地で動き始めた人と場づくりの工夫の話をお聴きし、広石による解説と講義も組み合わせ、 実践できる方法論を学ぶことができます。 2日間コースに加えて、13日(土)1日コースも設けました。

ぜひ、現場からこそわかる文化や人、場の推進力についてともに学びましょう!

(到着時間や移動、現地でのことなど、お気軽にご相談ください)

詳細・申込 https://empublic.jp/6903

 

◆2◆「自分のミッションを探求しよう」(全4回)

 ~今・これまで・これからを結び、自分らしさを再発見する4つの対話

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自分の今、これまで、これからを考える4つの対話を行います。

仕事や生活について多様な視点からの問いかけを考え、参加者同士が話し合う中で、これからを生きていく「自分の軸=ミッション」を見つけ出します。

そして、これからの自分がキャリアや生活で何を大切にしていきたいか、時間やお金をどう使っていくのか、考えていきます。

 

<1> 自分のトリセツをつくろう

<2> インタビューを受けて、自分のこれまでを見つめなおそう

<3> これからの自分をビジュアル化し、マイ・ビジョンをまとめよう!

<4> ミッションをまとめ、次への第一歩を発表しよう

 

・日時 土曜集中コース : 5月13日・20日 土曜 13:00~17:30

木曜昼コース :5月18日~6月8日 木曜10:30~12:30 全4回

・ファシリテーター:矢部純代

・参加費 全4回セット 14,000円(税込)

・詳細 https://empublic.jp/6966

 

 

◆3◆ ゼミ「問いかけ力を磨こう」 ~ 本質を探り、変化を生む場をつくるために

 <6月 土曜2日間集中コース・金曜昼コース>

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情報があふれ、多様な選択肢がある時代に求められるのは、「問いかける力」。

”適切に課題を設定し、関係者と共有する力”を身につけよう!

 

関係性づくりを促すファシリテーション、ラーニング・ファシリテーション、ダイバーシティ・ファシリテーション、システム思考のファシリテーションなど6つの場面での対話やファシリテーターに必要な問いかけを学びます。

4月からの木曜夜コースも定員となりました。

地域づくり、人材育成、事業開発、起業支援、医療など多彩な人が集まるのも魅力です!

 

*土曜2日間集中コース(3コマ×2日)

6月3日、7月1日 土曜 10:00~18:30

*金曜昼コース(2コマ×3日)

6月16日、7月7日、7月28日 金曜 10:30~16:30

参加費:30,000円(税込)

詳細・申し込み: https://empublic.jp/questioning

 

 

◆4◆ 雑談から始まるファシリと場づくり(6/2金 夜)

 ワークショップ・デザイン(6/2金 昼、 6/25日昼)

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「雑談から始まるファシリと場づくり」は、つながりと協力を促すファシリテーションの基礎を講座と体験で学びます。

受講生の実践一つひとつにコメントがつき、自分の無意識の癖もわかります。

「ワークショップ・デザイン」と6/2の昼と夜でのセット受講もお勧めです。

https://empublic.jp/nez_studio

 

 

◆5◆  クラッシックの生演奏を地域に役立てる場づくりの検討会

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日本サロンコンサート協会の小林玄人さんは、プロのバイオリニストとして演奏活動を行いながら、有名な曲を身近な場所で楽しめる小規模編成のサロンコンサートの普及活動を行っています。

音楽を通して孤立している人が、地域の人とつながれるクラッシックの生演奏の場を地域で広げていくには、どうしたらいいか、音楽と地域の結びつき方についての意見交換に参加しませんか?

*開催日:4月29日(土・祝)10:00~12:00 *参加費無料

*詳細: https://empublic.jp/6980

 

 

◆6◆ 編集後記

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先週末に、育休後コンサルタントの山口さんとのコラボ企画「実践を通して学ぶ! 育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方」を開催しました。

職場や地域で、自分達で育児とキャリアの両立を学ぶ場をつくりたいという熱意ある女性たちにご参加いただき、エネルギーいっぱいで終わりました! スタッフとして参加しておきながら私にとっても気づきの多い講座でした。

「育児休暇制度など会社の制度は、両立支援であり子育て支援でない」は、明確に論点整理された山口さんの講義から。

「ファシリテーターは、信頼できる場を作るとともに、参加者を信頼することが一番大切」は広石の講義から。

日々の何気なくやっていること、理解しているつもりを改めて見直す大切さを感じました。

講座の様子はホームページの実践レポートに掲載しています https://empublic.jp/7110 (矢部)

 

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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」

(第167号 2017年4月27日配信)

発行責任者=広石 拓司

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ご意見・ご感想は info@empublic.jp までご連絡ください。

皆さまのご意見・ご感想お待ちしています。

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春の学び特集 ~empublic メルマガ「根津の街から」(2017年4月14日)

empublicメールマガジン「根津の街から」  (2017年4月14日発行)

4月は入学式シーズン。大学もしかりですが、入学式での総長のお話は、大人になって聞くと味わい深いものがあります。
今年の東京大学の総長の式辞には「『まだ答えのない問い』と向かい合うこと、それこそがまさに学問の営み」「社会に貢献するためには、様々な人々を巻き込んで実際に行動しなければならない」「SDGsは、世界の公共性に奉仕するという東京大学の精神に合致」「多様性を尊重」など、聞いたことあるフレーズが。
エンパブリックの取り組みは、学問の現場でも求められていると改めて思いました。

しかし、このありがたい言葉、どれだけの学生さんの心に届いたのかと心配に。自分だって、大学の入学の話って全然覚えてないし(笑)
式辞はともあれ、この春スタートをきったすべての新入生に、「正解のない問い」にチャレンジせよと、エールを送ります!(矢部)

春、新しい一歩として、自分をふりかえり、次につながる体験をしていきませんか?

エンパブリックのプログラムをご紹介します!

<INDEX>

◆1◆ 【場づくり】

ゼミ「問いかけ力を磨こう」 ~ 本質を探り、変化を生む場をつくるために

◆2◆ 【キャリア】

あなたにとって、「キャリア」とは? を考える2つのプログラム

〇 2025年の自分と仕事を考えよう~ 対話 READINESS FOR 2025(4/16 日)

〇対話プログラム「自分のミッションを探求しよう

◆3◆ 【地域づくり×場づくり】

地域に眠る女性たちの力を活かした地域づくりを進めよう!

「鶴岡ナリワイプロジェクト・フィールドワーク」

◆4◆ 【キャリア×場づくり】

女性の育休後のキャリアを考える対話を職場に、地域に広げよう!

◆5◆ 【次世代の仕事】

サステナビリティ&ビジネス ~SDGS時代の事業構想力を身に着ける

◆6◆ 【地域づくり×場づくり】

クラッシックの生演奏を地域に役立てる場づくりの検討会

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◆1◆ 【場づくり】

 ゼミ「問いかけ力を磨こう」 ~ 本質を探り、変化を生む場をつくるために

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情報があふれ、多様な選択肢がある時代に求められるのは、「問いかける力」。
”適切に課題を設定し、関係者と共有する力”を身につけよう!

どうしたらいいのか、正解のない問いを解くには、まず何を、どの視点・視座で考えるか、適切な問いを設定する力が必要です。6つの視点から問いかけ力を、講義、演習、体験を通して深めていくプログラムです。

4月~ 木曜夜コース(全6回) 参加者募集中!

日時:第1回 問いかけ入門 2017年4月20日(木) 19:00~21:30

※参加できない会は、他のコースにふりかえが可能です。

参加費:30,000円(税込)

詳細・申し込み: https://empublic.jp/questioning

◆2◆ 【キャリア】

 あなたにとって、「キャリア」とは? を考える2つのプログラム

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これまで「キャリア」は責任ある仕事を任される成功への階段を上っていくことを指していました。
しかし、今、「キャリア」は、仕事も生活も、学びや子育て、地域活動などの時間など生きていく上での多面的な要素を、どう組み合わせ、どう自分らしく生きていくのか、自分のあり方を設計していくものに変化しています。

リンダ・グラットンは「ワークシフト」で、これからの時代には専門性が大切になるが、一つの専門では生きていけなくなり、自分の専門をどんどん成長させ、他分野とつなげる「連続スペシャリスト」となることを指摘しました。

同時に「ライフシフト」で、人生100年時代には、学び>仕事>引退という一直線の流れではなく、学び、仕事、地域、自己探求などを人生の色々な段階に組み込む「人生のマルチステージ化」の必要性も伝えています。

あなたは、キャリアの考え方がシフトする2025年に、そして、そこに向かって今から、どのような仕事をしていきますか?

〇 2025年の自分と仕事を考えよう~ 対話 READINESS FOR 2025(4/16 日 )

社会の変化が促す仕事と働き方の変化について対話を始めませんか?
情報誌「readiness for 2025」を基にした対話を体験し、仲間や職場での実践方法を考えます。

・日時:4月16日(日)13:00~17:30

・参加費: 3,500円(冊子をお持ちの方) 4,300円(冊子のない方)

・詳細 https://empublic.jp/6370

 

〇対話プログラム「自分のミッションを探求しよう
~今・これまで・これからを結び、自分らしさを再発見する4つの対話」(全4回)

自分の今、これまで、これからを考える4つの対話を行います。
仕事や生活について多様な視点からの問いかけを考え、参加者同士が話し合う中で、これからを生きていく「自分の軸=ミッション」を見つけ出します。
そして、これからの自分がどうしていきたいか、時間やお金をどう使っていくのか、考えていきます。

・日時 土曜集中コース : 5月13日(土)・20日(土) 13:00~17:30

木曜昼コース :5月18日(木)~6月8日 10:30~12:30 全4回

・ファシリテーター:矢部純代

・参加費 全4回セット 14,000円(税込)

・詳細 https://empublic.jp/6966

 

◆3◆ 【地域づくり×場づくり】

 地域に眠る女性たちの力を活かした地域づくりを進めよう!

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対話を通して、地域の女性たちの中に眠っている可能性から「新しい仕事」がどんどん生まれ、自分らしく生きていける人が増えるコミュニティを。どう作っていけばいいか?

山形県鶴岡市で2年間で30を超えるナリワイ起業家を生み出した「鶴岡ナリワイプロジェクト」の現場に訪問し、動き出した人たちとの出会いと対話、理論的裏打ちとなる講義を通して、実践できる方法論を学ぶプログラムを行います。

このプロジェクトのテーマは月3万円稼げるナリワイ起業家を増やすこと。

しかし、月3万円稼ぐことがゴールとはしていません。

家族の仕事+自分のナリワイという新しいライフスタイルを広げること、
月数万円のビジネスを複数組み合わせた自由な仕事の生き方を生み出すこと、
月3万円でつかんだコツを活かし本格的なビジネスへと発展させること、
UIターンしてきた人が自分の好きや得意を捨てずに生きていけること。

そんな自分らしい主体的な生き方を自らつくりだせるようになることこそがゴールです。

地域での仕事づくりは、お金だけでなく、社会的な意味、ライフスタイルとの結びつきなど多面的な意味と可能性を持っています。

このような仕事づくりのノウハウを、鶴岡の現場で起業した人や場づくりの担い手たちと出会い、話し合う体験と、広石による地域に根付いた仕事づくりの講座の両面から学ぶことで、実践できる技術を習得するフィールドワークを開催します。

開催日 2016年5月13日(土)9:30~18:00、14日(日)9:30~15:00

開催場所 山形県鶴岡市内(参加者にご連絡します)

参加費 2日間セット 24,000円

(プログラム実施費・資料費込み、鶴岡までの交通費・現地宿泊費・食費別)

詳細・申込 https://empublic.jp/6903

 

◆4◆ 【キャリア×場づくり】

 女性の育休後のキャリアを考える対話を職場に、地域に広げよう!

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復職後の女性のための「育休後カフェ」に取り組んできた山口理栄さんとのコラボで 産休・育休・復職に関する対話やワークショップの企画・準備・運営を、 講義と実践体験を通して学ぶコースを開催します。

実践経験を積み、すぐに活躍できる実力を身につけることを目指します。

2日間の集中講義とワークショップ実践、ふりかえりのセットのコースです。

*日程 ・4月22日(土)10:00~18:30、 4月23日(日)10:00~17:00

・ワークショップ実践  ・9月9日(土) 10:00~16:00

*参加費 全プログラム参加  32,400円(税込)

詳細・申し込みはこちら https://empublic.jp/6836

 

◆5◆ 【次世代の仕事】

 サステナビリティ&ビジネス ~SDGS時代の事業構想力を身に着ける(全5回)

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環境対策(コスト)ではなく、成長戦略として、サステナビリティとビジネスの相互作用を高めていくは、どうしたらいいか、対話を通して考えていきます。

立教大学経営学部で開講される「サステナビリティ&ビジネス」の内容をビジネスパーソン向けにカスタマイズした教材はオンラインで提供し、リアルに集う場では、講義よりも対話、討論を通して、多様な視点と世界の動きを含めた視野、次世代ビジネスの構想という高い視座を習得することを目指します。

2020年代のビジネスのあり方を、ともに考える場に、ぜひご参画ください。

開始日:第1回「2020年代、SDGs時代のサステナビリティ&ビジネスとは?」 4月26日(水)19:00~22:00

参加費:30,000円(税込)

詳細・申し込み https://empublic.jp/6759

 

◆6◆ 【地域づくり×場づくり】

 クラッシックの生演奏を地域に役立てる場づくりの検討会

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日本サロンオーケストラ協会の小林玄人さんは、プロのバイオリニストとして演奏活動を行いながら、小規模編成のサロンオーケストラの普及活動を行っています。
サロンオーケストラは、有名な交響曲やオペラの曲を5~8人程度の小編成に編曲し、地域の身近な場所に出向いて演奏する活動を指しています。

有名な曲を身近な場所で、一流の演奏者が演じることで、クラッシックや生演奏の魅力を新しい層に伝え、自分も演奏したい、何か音楽に関わる活動をしたいと思う人を増やそうと考え、小編成で多様な曲を演奏できる技術を演奏者に伝授する教育活動、子どもも親も夢中になれる「はじめてのオーケストラ」など年間約200公演を行っています。

そこで、サロンオーケストラの活動を展開してきた日本サロンコンサート協会と、地域に根付いた場づくり・仕事づくりの担い手育成に取り組んできたエンパブリックの協働により、「コミュニティ音楽活動プロデュース・チーム」の立ち上げ、実施を応援するプログラムを始めたいと考えています。

現在、「コミュニティ音楽活動プロデュース」のモデル地区での実施を通しての地域に根付いたプログラム開発、プロデューサー育成プログラムの試行を検討しています。

もっと音楽を地域や社会に役立てるような活動のあり方についての意見交換にご参加いただける方、モデル地区での実施や育成プログラムの開発・運営に参画いただける方、
まずは意見交換の場にご参加いただけませんか?

*開催日:4月29日(土・祝)10:00~12:00 *参加費無料

*詳細: https://empublic.jp/6980

 

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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」

(第166号 2017年4月14日配信)

発行責任者=広石 拓司

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