特別公開:書籍「SDGs人材からソーシャル・プロジェクトの担い手へ」 はじめに

empublicメルマガ「正しさが生み出す分断」~根津の街から(2020年11月19日)

政府が2050年の温暖化ガス実質排出ゼロを掲げたことで、新聞やテレビなどでも脱炭素への動きがより大きく報じられるようになりました。
脱炭素社会の実現には、これまでの経済成長の常識を見直し、新しい経済モデルを構築する必要があります。
その変化は、エネルギーや食、生産の地産地消が進み、地域に「新しい仕事」が増える大きなチャンスでもあります。
そこでは「思いのある誰もが新しい仕事を生み出せる社会へ」を掲げるエンパブリックの力を活かしていただきたいと考えています。

*「サステナブルまちづくり概論」では、これからの10年のパラダイム・シフトについて、
また、11/28「再生可能エネルギーを活かす地域づくりの現場から」では地域の可能性について話を進めていきますので、よろしければ、ぜひ。

ー<INDEX>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆1◆ コラム「正しさが生み出す分断(広石)
◆2◆ エンパブリックのnote、更新しています!
◆3◆ ゼミ「サステナブルまちづくり概論」 お申込みは11/20まで!
◆4◆ [11/28] 再生可能エネルギーを活かす地域づくりの現場から
~地域の文化・自然・農業と共存する脱炭素の進め方を考えよう
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◆1◆ コラム「正しさが生み出す分断」(広石)
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不確かで変化し、先の見えない状況では、私たちは漠然とした不安から将来を悲観してしまいがちです。
今年の感染症のように、命にも関わるような不安さと経済への不安さの両方が問われる複雑な状況では特にストレスは大きくなります。
状況が複雑になるほど、私たちは「スッキリしたい!」と思い、明確で、自分にとって“わかりやすい答”を求めます。
「これさえしていれば大丈夫」「あの人の責任だ」と明確にしてほしい気持ちは募るでしよう。
今年のアメリカ大統領選挙でも世界各地でも社会の分断が進んでいるのは、「明確なものがほしい」という気持ちからでしょう。

そのような気持ちは時に陰謀論にもつながります。
客観的にあり得ないようなことでも、不安な状況に対して「奥にある悪が操作している」という”わかりやすい”物語は救いになります。
私たちは映画などで、そのような物語をたくさん消費してきました。
またSNSやネットメディアは複雑な論理よりも、感情や明確さとの相性がよく、自分の求める声を集めてくれます。
「そう思いたい自分」を補強しやすい環境に生きている中で、「みんなが言ってる」という正しさも生まれます。
さらに、様々な正しさの中で、自分の正しさを疑いなく主張することは他の正しさを否定することになります。
否定された側は傷つき、最初は曖昧だった自分の正しさを自分で強化していきます。

こうして”正しさ”が分断を深めていくのでしょう。
近代化は曖昧さをなくし、明確な答を重視してきました。
同時に、素直に信じるのではなく疑うことも大切だとされてきました。
そして、表面にあるきれいごとの奥にある「実はね・・」という事を知っているのは、自分のプライドを満たしてくれます。

私たちには、「漠然とした不安」との付き合い方に慣れることが求められています。
自分にとって「わかりやすくない答、都合の悪い答」と、どう付き合えばいいのか、学ぶ必要があります。
分断を促すのも、分断を乗り越えるのも、正しさと対話であることを自覚することが大切なのだと思います。

◆2◆ エンパブリックのnote、更新しています!
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エンパブリックでは、ブログツール「note」での情報発信を行っています。
https://note.com/empublic
スタッフの新村が、日々感じたことをきっかけに、過去の「広石コラム」を紹介するシリーズが好評です。
例えば、最新の11/18の内容はこちら。共感できる話が掲載されているかもしれません!
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年齢を重ね、気が付くと周りに色んな道のスペシャリストが増えていました。
皆それぞれの分野での経験を積み重ねてきて、色々話をしていると自分の得意不得意についても考える時間になったりします。
こちらのコラムは、今の自分自身について考えたり、これからの状況を乗り越えるヒントになると思います。(事務局 新村)
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→ 続きが気になる方は、ぜひnoteをご覧ください!

◆3◆ ゼミ「サステナブルまちづくり概論」 お申込みは11/20まで!
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◆サステナビリティとデジタル、2つの変革の先にある“未来の日常”を描き、
街、ハード、サービスに求められること+自分の仕事のこれからを考えるゼミです◆
https://sustainablecity.peatix.com/

「持続可能な地域づくり」は長らく言われてきましたが、これまで部分・要素や技術面から断片的に語られることが多く、全体像は見づらいものでした。
脱炭素、循環経済、スマートシティ、グリーンインフラ、コミュニティ、ESG投資など様々な要素が関係して実現する、
SDGsの先にある「サステナブルな日常」において、街はどのような姿になるのか。
そこでは、どのようなサービスが求められ、まちづくりや都市計画の考え方は、どう変わっていくのか。
研究と実践を兼ねて活動している講師を迎え、全体像を考えるための視点・視座を学ぶゼミ「サステナブルまちづくり概論」。
いよいよ受付は11/20までです!
*第1回に出ていない方は動画で視聴いただけます。
*11/21以降に参加希望される方はメールでご連絡いただければ幸いです。

◆4◆[11/28] 再生可能エネルギーを活かす地域づくりの現場から ~地域の文化・自然・農業と共存する脱炭素の進め方を考えよう
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
政府が温暖化ガスの排出量を2050年までに実質ゼロにする宣言を出すなど、脱炭素の社会づくりの動きが加速しています。
その主力として期待されているのは再生可能エネルギーです。
ただし、無秩序な開発による太陽光発電の設置によって地域でのトラブルや環境破壊が多発しています。
たまエンパワー株式会社代表の山川勇一郎さんは、太陽光発電自体は有用な技術であるのに、太陽光発電全体にネガティブなイメージが広がってしまっている現状を非常に苦々しく感じてきました。
そして、地域と共存し、地域の文化・自然などと共存し、それを活かしながらエネルギーシフトを進める方法を模索しています。

本イベントでは、再生可能エネルギー推進の若手リーダーとして、多摩地域を始めとした各地で実践活動を行っている山川勇一郎さんから、
地域を活かした再生可能エネルギーの導入の取り組みをご紹介いただきます。
再生可能エネルギー推進の現在を改めて考える機会として、ぜひご参加ください。

〇2020年11月28日(土) 13::30~15:30(交流会:15:30~16:00)
〇オンライン開催 〇参加費 1,300円
https://peatix.com/event/1692566/

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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」
(第201号 2020年11月19日配信)
発行責任者=広石 拓司

[オンライン・ゼミ] サステナブルまちづくり概論 〜持続可能な都市の全体像をとらえ、その実現手法を探る

empublicメルマガ「知っている言葉を問い直す」~根津の街から(2020年10月16日)

◆empublicメールマガジン「根津の街から」 -◆
(2020年10月16日発行)

エンパブリックのメルマガが200号になりました!
発行のペースにムラがありながらも続けてこれたのは、「読んでますよ」というお声かけがあったからこそです。
みなさんにとって少しでもヒントになるような記事を紹介できればと思っています。
200号記念として、これまでのコラムからスタッフ新村が「今に役立ちそう」と選んだ記事を紹介。
また、以前、エンパブリックのメルマガ発行の担当をしていた諏訪玲子からのメッセージも掲載しています。
これからもよろしくお願いします。

ー<INDEX>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆1◆ コラム「知っている言葉を問い直す」(広石)
◆2◆ 200号記念(1):広石コラム Looking Back 掲載中!
◆3◆ 200号記念(2):市民一人一人が主体者である「市民社会」の実現に向けて
◆4◆ オンライン・ゼミ「サステナブルまちづくり概論 ~持続可能な都市の全体像をとらえ、その実現手法を探る」
エンパブリック×シティラボ東京の共催で10/29スタート!
◆5◆ [11/1] 育休後カフェ「ダイバーシティ実践のための社会心理学~無意識の思い込みを超えるには?」
◆6◆ 千代田のお店、活動者と出会おう!
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◆1◆ コラム「知っている言葉を問い直す」((広石)
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時代の流れと共に、言葉の意味が少しずつ変わっていくこともあります。
例えば、「持続可能性(サステナビリティ)」。
この言葉が広がったのは、1992年の「国連環境開発会議(地球サミット)」がきっかけと言われています。
90年代、持続可能性は「地球環境の危機を考え、環境負荷を抑え、地球に優しくしよう」という意味が中心でした。

近年の「持続可能性(サステナビリティ)」は、そこから概念が広がったものになっています。
一つは地球環境の危機が将来のことではなく、差し迫った危機となったことで、持続可能性は「変化」の意味が大きくなりました。
気候変動を抑えるには「排出量を抑える」のではなく、石油などに頼らない「脱炭素」へと舵を切ることが求められています。

さらに、環境問題と貧困、病気、難民などの関係が大きく浮かび上がってきました。
気候変動が大規模な干ばつを起こすことで、農業を痛め、貧困の拡大や飢餓を生じさせ、大規模な難民を生み出している。
ジャングルを守る活動をしても、途上国がグローバル経済に巻き込まれ、大規模農業のために森が焼かれてしまう。。
森が破壊され、動物と人間の距離が変わってきたことで、SARS、COVID-19など新しいコロナウィルスの大規模感染が広がりやすくなる。

このような状況の中で、「持続可能性」は、環境問題に加え、様々な人権や社会課題、経済のあり方そのものを問う言葉となっています。
そして、「地球に優しくする」から「地域や企業が持続できるように経済社会システムを作り直す」ことを目指す概念となりました。

ただ、どうしても言葉が概念的になりがちで、言葉の意味をどう分かち合うといいか、日々、試行錯誤しています。
そんな中、今度、ゼミ「サステナブルまちづくり概論」でご一緒する東京大学の横張真先生が、このようにおっしゃっていました。
「これまでの建物や商品は、” 完成した時が一番いい状況で後は劣化していく”と考えられがちだった。
そこから、”時間が経つ中で意味深くなっていく、もっと多くの関りが生まれる”と意味を見つけなおすのがサステナビリティだ」

価値、良いもの、時間、都市・・・など日常で何気なく使っている言葉の意味を問い直すことが、持続可能な世界をつくるカギだと改めて考えたのです。

*オンライン・ゼミ「サステナブルまちづくり概論」の詳細はこちら(下記でも紹介) https://sustainablecity.peatix.com/

◆2◆ 200号記念(1):広石コラム Looking Back 掲載中!
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エンパブリック「note」では、メルマガ冒頭の広石コラムの過去の配信してきたものの中から、私自身が読み返していた中で選りすぐりの、今改めて読んでいただきたいおすすめピックアップコラムを載せています!
例えば・・・
〇「「違う」という絶望があるから、つながれる」(2014年8月12日配信)https://note.com/empublic/n/n6fc531be47ed
〇「その人に寄り添うことから、社会起業は始まり、発展していく」(2015年4月17日配信)https://note.com/empublic/n/nbfe82825563e
〇「相手の立場に立って考える」って本当にできるの?(2014年11月19日記)https://note.com/empublic/n/nedd5f11abd67

コロナによって、人と繋がる、助け合うといった関係の築きから、もう一方では分断や差別といった問題も生じ、色々な変化に考えさせられることがたくさんありました。
そんな今だからこそ、よりコラムの内容が自分自身と重なります。読んでいただいた方に、慌ただしい日常の中で、わかってはいても、つい忘れてしまいがちな大切なことを思い出していただけるきっかけになれば良いなと思います。(新村)

*エンパブリック「note」はこちら! https://note.com/empublic

◆3◆ 200号記念(2):市民一人一人が主体者である「市民社会」の実現に向けて
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お久しぶりの方も、はじめましての方も、こんにちは。諏訪玲子です。
この夏から、また少しずつ関わらせていただいています。

ここ数年は、仕事のペースを落として、子育てを中心にしながら、地域の中で勉強会やワークショップを開催する団体を立ち上げたり、PTAの役員や行政の委員を引き受けたりしています。
改めて、まちの中でいろんな方とじっくりと関わり合いながら暮らしていくと、まちを生きるということは、なんて楽しいことなんだ!」と、改めて実感させていただいています。

そんな中、久しぶりに、エンパブリック設立のストーリーを読み、「市民社会のバリューチェーンのプロデュース」を掲げて設立されたということを、改めて思い出しました。

エンパブリックの設立から、メルマガ200号までの間に、社会はどんどんと移り変わり、一人一人が持っている思いや知恵や資源を、分かち合い持ち寄り合うといった、
“エンパブリック”なライフスタイルは、どんどん注目されてきています。

それでも、それを支える基盤が社会の中にあるのかと言われると、まだまだ市場として存在するという段階までは、たどり着けていないのも実感します。
市民一人一人が主体者である「市民社会」の実現に向けて、できることはまだまだたくさんあり、エンパブリックも”エンパブリック”しながら、皆さまと一緒に未来に向かって進んでいきたいと思っています。

*『エンパブリック設立のストーリー』 https://empublic.jp/4185

■エンパブリック開催・共催のイベント紹介■

◆4◆ オンライン・ゼミ「サステナブルまちづくり概論 ~持続可能な都市の全体像をとらえ、その実現手法を探る」
エンパブリック×シティラボ東京の共催で10/29スタート!
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脱炭素、循環経済、スマートシティ、グリーンインフラ、コミュニティ、ESG投資など様々な要素が関係して実現する、
SDGsの先にある「サステナブルな日常」において、街はどのような姿になり、どのようなサービスが求められるのでしょうか?
東京大学の横張真先生、村山顕人先生、元ポートランド開発局の山崎満広さん、ドイツ在住のエネルギーの専門家 西村健佑さんを始め、
各テーマで実践・研究の両輪で活躍されている方から、「持続可能なまち」の全体像を考えるための視点・視座を学び、
SDGs時代に自分のビジネスをどう見直していけばいいか、具体化していくプログラムです。

10/29(木)夜~ 全8回。オンラインですので各地から参加いただけます!
詳細・申込はこちら https://sustainablecity.peatix.com/

<関連イベント>
【オンライン上映&ワークショップ】「危機感では動かない社会に、変化を起こす「物語」とは?
~ 映画「Tomorrow~パーマネントライフを探して」からサステナビリティを進めるストーリーについて考えよう」
*11/7(土)ワークショップ 15:30~17:00+映画オンライン鑑賞  https://peatix.com/event/1652645/
いくら危機を訴え、警告を出しても、他の生き方に気付いていない人には届かない。
そう考えたエコロジストのシリル・ディオンさんが世界の新しい暮らし方を取材したドキュメンタリー映画を観て、何をどう分かち合うといいか考えます。

◆5◆ [11/1] 育休後カフェ「ダイバーシティ実践のための社会心理学~無意識の思い込みを超えるには?」
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無意識のうちに”私には無理””女なんだから・・・”と思ってしまうのはなぜ?
子育てしながら働く女性を応援する育休後コンサルタントの山口理栄さんは、職場や家庭で多くの女性がぶつかる壁は、
相手が良かれと思っての言葉、これまでの経験や周囲の言葉から自然と身についている考え方だ感じてきました。
そのように考えていた山口さんが出会ったのが、「社会心理学」でした。
そこで、今回の育休後カフェでは、社会心理学の専門家である北村英哉先生をお招きすることになりました。
ダイバーシティ推進、働き方、子育てと仕事の両立などにおいて、どう社会心理学の知見を活かせるか解説いただいた上で、皆さんで話し合います。

11/1(日)14:00~ オンライン開催です  詳細はこちらから https://empublic.jp/11111

「実践を通して学ぶ! 育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方(第8期)
~育休後カフェ・ファシリテーターになろう!」も参加者募集中です! https://empublic.jp/10221

◆6◆ 千代田のお店、活動者と出会おう!
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ちよだコミュニティラボ(https://chiyolab.jp/)では、オンラインで千代田区のお店、活動者に出会うイベントを開催。
〇#ごちそうちよだお店探訪
地域の方から応援されているお店は、魅力あふれるお店です。千代田区に通う方、良く行っている方も歓迎です。
イベント・ページでは予告編も掲載しているので、ぜひご覧ください。https://chiyolab.jp/archives/12094
〇オンラインが地域の交流にもたらすこと
今年、オンライン交流は一気に広がりました。暮らしや地域で、オンライン交流は、どのように活かせるのでしょうか?
地域で実践している方の声をお聞きし、そこからオンラインの活かし方、可能性を考えます。 https://chiyolab.jp/archives/12154

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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」
(第200号 2020年10月16日配信)
発行責任者=広石 拓司
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ご意見・ご感想は mailto:info@empublic.jp までご連絡ください。
皆さまのご意見・ご感想お待ちしています。

empublicメルマガ「関係性をつくる時間を組み込む」~根津の街から(2020年10月2日)

◆empublicメールマガジン「根津の街から」 -◆
(2020年10月3日発行)

みなさま、すっかりご無沙汰になってしまいました。
エンパブリックは無事に運営できています。
今年は新型コロナウィルスで対面ワークショップはなくなりましたが、オンラインで行っています。
年度の立ち上がりが遅かったため6~9月に一気に業務が集中し、余裕がありませんでした。
このような状況でも忙しくさせていただいていること、本当に感謝しております。

新しく動き出すことも増え、秋からの準備を進めています。共有したいことも貯まっています!
これから、またご案内させていただければと思っています。
引き続き、よろしくお願いいたします。

ー<INDEX>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆1◆ コラム「関係性をつくる時間を組み込む」(広石)
◆2◆ エンパブリックSTOREスタート!メルマガ読者キャンペーンも。
エンパブリックのnoteを始めました!
◆3◆ 千代田区 千代田のつながり探求ガイド、
ちよラボ版「新型コロナウイルス感染予防しながらの地域の交流活動を考えるために」
◆4◆ 2040年の「サステナブルな日常」をデザインする視点・視座~ ゼミ「サステナブルまちづくり概論」第1回公開講座
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◆1◆ コラム「関係性をつくる時間を組み込む」(広石)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
新型コロナウィルスの感染拡大が始まり半年少しが過ぎました。
GO TOキャンペーンで人が動き、研修なども対面でのものが戻ってきています。
ただ、感染症の収束にはまだ時間はかかるでしょう。
緊急対応的に動いてきたフェイズを超え、新しい構造を整え、変わっていくフェイズになるでしょう。
おそらく「コロナって、こういう影響だったよね」とわかるのは3年か5年後のことだと思います。

今年の研修や講座では、当然、新型コロナウィルスの起こす状況への対応も大きくトピックです。
私たちが取組んでいる、地域包括ケアシステムの地域づくりも、対面や集会ができない中で、どう関係を守るのかがテーマになっています。
地域で活動する方、コーディネーター役の方たちと数多く話してきて感じるのは、
「つながっている人とは、どんな状況でもつながっていれる」ということです。

こんな声をお聴きします。
「高齢者の集うサロンができなくなったが、主宰者の方は気になるので手紙や電話をした。
そうしたら感謝されてたくさん話したり、手紙が返ってきて、以前よりも深くつながれた」
「シニアの生涯学習の仲間で、つながりを守りたいからオンライン交流を始めた。
当然、苦手な人もいるのが、仲間外れを作りたくないので、みんなで手伝ってあげた。
会をしようとしたら、設定や準備だけを整えるだけで時間がすぎた時もあるが、それ自体が交流で楽しかった」

「高齢の人はITが苦手だから」と一括りにしがちです。
しかし、日頃から仲間で「つながりたい」と思う相手がいれば、状況が変わっても助け合ってつながれるのだと感じます。

その一方で、「前はイベントなどでつながっていたが、つながりがなくなった」という声もあります。
高齢者の一人暮らしで家族とだけつながっていたが、家族が来れなくなって孤独死になっていたというニュースもありました。

それは地域だけでなく、飲食店も、「人が入る店だったがコロナで全く人が来なくなり、収入がない」という場合もあれば、
「お店はなくなってほしくないから、テイクアウトで応援する。先に食事のチケットを買って後で行くよ」という場合もありました。

感染症だけでなく震災なども含めて、災害は日頃の関係性を浮かび上がらせます。
災害では「避難所に行きたいと思っても、周りと関係が悪いので行けない」という人も浮かび上がります。
テレワークがうまくいかない時、システムの使い勝手を理由にしがちです。
しかし、問題はそこではなく、「一緒に仕事をする仲間、助け合う仲間」という関係があるかないかなのかもしれません。

「つながり」は急にはつくれません。「つながり」には面倒な側面も少なからずあります。
大切だと思いながら、つい後回しにしがちなのが「つながりづくり」でもあります。
今年の経験から気づいた自分・組織のつながりを見直し、関係性をつくる時間を日常に組み込むことも、変化に強いレジリエンス向上のポイントだと改めて感じます。

◆2◆ エンパブリックSTORE、エンパブリックのnoteを始めました!
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エンパブリックSTOREを始めました! https://empublic.stores.jp/
エンパブリックで発行している書籍、情報誌、ワークシートなどをご購入いただけます。
メルマガ特別キャンペーンとして、10/11(日)23:59まで、決済時に下記のクーポンコードを記入いただくと、15%オフになります。
*クーポンコード NezuKara (N、Kが大文字です)
ぜひご利用ください!

そして!エンパブリックのnote始めました!
今年で12年目を迎え、今までの、そしてこれからのエンパブリックがギュッ!と詰まった「note」にしていきたいと思いますので、こちらもよろしくお願い致します。https://note.com/empublic/n/n61fe74244697
メルマガで、広石コラムを掲載しておりますが、今までの沢山の過去のコラムの中から、私自身が今読んで、もう一度改めて皆さんにお届けしたいコラムをピックアップした「広石コラムLooking Back」も、ぜひご覧ください!(新村)

◆3◆ 千代田区 千代田のつながり探求ガイド、
ちよラボ版「新型コロナウイルス感染予防しながらの地域の交流活動を考えるために」
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千代田区での地域コミュニティ醸成に取り組んできた「ちよだコミュニティラボ」。
都心の地域コミュニティというと難しく感じてしまいます。
ただ、「コミュニティに入る」という言い方をすると、コミュニティという組織のようなものを考えがちですが、全ては人と人のつながりから。
「町会に入る」というのでなく、「ご近所の斉藤さんと知り合った。その人の話に興味をもったので参加した」という人のつながりが基本です。
「つながり」は「人に関心を持つこと」から始まります。
そのような思いで、ちよだコミュニティラボでは、身近な場をつくっている人を70以上紹介する冊子をつくりました。
それが「千代田のつながり探求ガイド」です。 https://chiyolab.jp/communityguide

そして、今年の状況を踏まえて、ラボの活動に参加いただいている方の声をまとめ、
「新型コロナウイルス感染予防をながら地域の交流活動を考えるために」を作成しました。
https://chiyolab.jp/archives/11558
つながりや活動を考えるために、「まず何を話し合うことから始めたらいいのか?」をまとめました。

10月には千代田のお店の人、探究ガイド掲載の人と出会うイベントも開催します。 https://chiyolab.jp/
みなさんの活動のヒントにしていただければ!

◆4◆ 2040年の「サステナブルな日常」をデザインする視点・視座
~ ゼミ「サステナブルまちづくり概論」第1回公開講座
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◆サステナビリティとデジタル、2つの変革の先にある“未来の日常”を描き、
街、ハード、サービスに求められること+自分の仕事のこれからを考えよう!◆

「持続可能な地域づくり」は長らく言われてきましたが、これまで部分・要素や技術面から断片的に語られることが多く、全体像は見づらいものでした。
脱炭素、循環経済、スマートシティ、グリーンインフラ、コミュニティ、ESG投資など様々な要素が関係して実現する、SDGsの先にある「サステナブルな日常」において、街はどのような姿になるのか。そこでは、どのようなサービスが求められ、まちづくりや都市計画の考え方は、どう変わっていくのか。全体像を考えるための視点・視座を学び、具体化することに挑む、ゼミ「サステナブルまちづくり概論」の第1回を公開講座として開催します。
まちづくりを、都市開発を、そのまちで使われるサービスを、次世代バージョンにアップデートする時は、今でしょう!
主催:株式会社エンパブリック、シティラボ東京
<プログラム>
1.イントロダクション、アイスブレイク
2.SDGsの促すサステナビリティ・シフト~2020年代におきる経済社会、ビジネス、都市の変化を考える視点
広石拓司 株式会社エンパブリック代表、慶應義塾大学総合政策学部非常勤講師
3.サステナブルな都市と地域を統合的に考える視点と枠組み
村山 顕人 東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻 准教授
4.Q&A、ふりかえり、ゼミ「サステナブルまちづくり概論」のご案内
参加費 1,000円(公開講座特別価格)
*詳細・申込https://peatix.com/event/1645994/

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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」
(第199号 2020年10月2日配信)
発行責任者=広石 拓司
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ご意見・ご感想は mailto:info@empublic.jp までご連絡ください。
皆さまのご意見・ご感想お待ちしています。

危機感では動かない社会に、変化を起こす「物語」とは?【オンライン上映&ワークショップ】~ 映画「Tomorrow~パーマネントライフを探して」からサステナビリティを進めるストーリーについて考えよう

2040年の「サステナブルな日常」をデザインする視点・視座 ~ ゼミ「サステナブルまちづくり概論」第1回公開講座

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[11/1] 育休後カフェ「ダイバーシティ実践のための社会心理学~無意識の思い込みを超えるには?」