新年のご挨拶 empublicメルマガ~根津の街から(2021年1月14日)

◆新年のご挨拶 empublicメルマガ「根津の街から」 -◆
(2021年1月14日)

COVID-19に振り回された2020年が終わり、新しい年が始まりました。
ただ、日本では緊急事態宣言が出され、大雪の被害が起き、アメリカでは議事堂の襲撃が起きるなど今年も多くの難しさに直面しそうです。
エンパブリックでは今年、困難さにぶつかった時に、そこから学び、その先に行けるような知恵や仲間を得られる場づくりを広げていきたいと考えています。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

昨年末のご挨拶にお返事いただいたみなさま、お声かけいただいたみなさま、ありがとうございました。
今年第一弾のメールマガジンを送付させていただきます。
引き続き、お読みいただければ幸いです。(広石)

◆empublicメールマガジン「根津の街から」 -◆
(2021年1月14日発行)
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※本メールは、株式会社エンパブリックのスタッフ、
代表の広石拓司と名刺交換させていただいた方、
弊社主催の講座にお申込みいただいた方にお送りしています。
登録・解除は https://empublic.jp/mail_news からお願いします。
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先日東京でも初雪が観測され寒い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょ
うか。お家時間が増えてなかなか身体を動かす機会も少なくなっているかと思いますが、風
邪などにお気をつけて元気にお過ごしください。(新村)

ー<INDEX>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆1◆ コラム「社会課題としてのリスキル(再スキル化)」(広石)
◆2◆ 書籍「SDGs人材からソーシャル・プロジェクトの担い手へ」好評発売中!
◆3◆ [1/19スタート! オンライン・ゼミ] コーディネーターが生み出す価値を最
大化するには?
~役割・あり方・スキルから「コーディネート力」をアップデートしよう!~
◆4◆ 編集後記

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◆1◆ コラム「社会課題としてのリスキル(再スキル化)」(広石)
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COVID-19パンデミックはより広く、深く、私たちの生活や仕事に影響を与えています。
今回、世界の人が同時に、「私たちが依って立っているものが脆い」ことを実感しています。
日本の医療制度も、飲食店経験も余裕のない状況で運営されてきたこと、地域や職場でのつながりの弱さや非正規職員の不安定さなど、
身近になりながら見えていなかった課題、後回しにしてきた課題が浮かびあがったのだと思います。

感染拡大の初期は「今は我慢するが、早く元に戻ってほしい」という気持ちが広がっていたと思います。
ただ、感染症が長期化し、影響が深くなるにつれ、「もう元には戻れない」という認識も広がってきていると思います。
今を「一時的な禍」と考えるか、「浮かび上がった構造的な課題に向き合う時」と考えるかで受け止め方も、この後の姿も大きく変わるでしょう。
「一時的な禍」と捉えると、“難しいこと”を後回しにし、その場しのぎを繰り返すことになります。
「なぜうまくいかないのか」に向き合って深く掘り下げ、自分の考え方、メンタルモデルを見直して、来た道を戻るのではなく、新しい道を見つけ出すことが大切でしょう。

そのような中、これから多くの人が新しい道を見つけ出さないといけなくなることは「仕事」だと思います。
パンデミックは多くの仕事に影響を与えていることに加え、脱炭素などサステナビリティ・シフト、デジタル革命(DX)も同時に急速に進んでいます。
これまでの「自分の仕事」を見直す人、見直さざるを得なくなる人が数多くいるでしょう。

仕事や雇用も、その場しのぎでは中朝的に暮らしや社会を守ることはできません。
今までの自分の仕事の考え方・進め方だけでなく、経済社会の変化に対応できるように「学び」が必要になります。
例えば飲食店を経営するにも、デジタル技術を使いこなす力、感染症対策や廃棄物ゼロに対応する力が必要になります。
その中で注目を集めている概念が「 re-skilling(リスキル:再スキル化)」です。

これまで、「スキルアップ」は“個人の課題”とされてきました。
また、経験が足りない人が勉強するものという捉え方もされていました。
しかし、経済社会が大きく変化している中での「リスキル」は個人の問題ではなく、組織・社会の課題となっています。

世界経済フォーラムの報告書「仕事の未来2020」では、デジタル化の影響で5年以内に8500万人が仕事を失うが、9300万人の雇用が生まれるとしています。
しかし、仕事を失う8500万人はデジタルなどのスキルを高めないと次の機会に進めません。
また、報告書は、今の企業に勤めている人の50%にリスキルが必要と指摘しています。
それは若手以上に、今までの仕事の習慣に慣れているベテランこそ「リスキル」を必要としています。

「リスキル」を10年後を見据えた組織課題・社会課題として捉え、社会的に取り組むことが今年の大きなテーマになると考えています。

 

◆2◆ 書籍「SDGs人材からソーシャル・プロジェクトの担い手へ」好評発売中!
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本書は2020年代に起きるサステナビリティとデジタルの2つの経済社会の大変化の時代に働き、生きる人に求められることをまとめたものです。
本書の家訓いなっているのが、ユネスコの提示した「持続可能性キー・コンピテンシー(key competencies in sustainability)です。
持続可能な社会を担う人となるために、持続可能な社会の担い手に求める資質・行動様式として、下記の8つの要素を指摘しています。
・問題の構造を見抜く ~システム思考
・ありうる未来を考え、ありたい未来を描く ~予測
・自分の判断の基準を自覚する ~規範
・実現への道筋を描く ~戦略
・他者と学び合いながら力を持ち寄る ~協働
・解く・ 動く前に問いかける ~批判的思考
・自分はどうありたいのか ~自己認識
・力を持ち寄り、社会を動かす ~統合的問題解決

なぜ、これらが必要なのか、どう使いこなせばいいのか、そこからサステナブルなビジネスをどう創るかまとめています。
デジタル技術習得に止まらないリスキルのヒントとして、ぜひお読みください。
*書籍紹介ページ https://empublic.jp/sdgs_ninaite

 

◆3◆ [オンライン・ゼミ] コーディネーターが生み出す価値を最大化するには?
~役割・あり方・スキルから「コーディネート力」をアップデートしよう!~
1/19スタート!
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今、様々な分野で「コーディネーター」という言葉が使われています。
また、コーディネーターという名称がついていなくても、事務局などコーディネート力を求められる人が増えています。
コーディネートを仕事とする方のためのゼミ「コーディネーターが生み出す価値を最大化するには?」がスタートします!

今回のゼミを進行するのは、地域におけるコーディネーターの役割と可能性に注目し、コーディネーター支援に取り組んできた瀬沼希望です。
瀬沼の「地域や社会の課題解決のために活躍できるコーディネーターがもっと増えたらいいのに」という思いを発端に、
「コーディネーターの役割とは」「関係性をつくるには」「異なる主体の合意形成をつくるには」「もっと成果を出すには」などを考えていきます。
テキストとして、書籍「ソーシャル・プロジェクトを成功に導く12ステップ」を基に、多数の動画と代表の広石も交えた参加者同士のセッションで学びます。

○[オンライン・ゼミ] コーディネーターが生み出す価値を最大化するには?
開催日時:2021年1月19日(火)より、毎週火曜日20:00~22:00 全7回
*オンデマンド講座動画を視聴してからセッションに参加頂くことを想定しています。
*当日参加が難しい場合にも、後日配信があります
*参加費:33,000円 (税込)
詳細・申込 https://peatix.com/event/1732140/

 

◆4◆ 編集後記

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茨城県の理工系女子応援事業の取り組みで、女子中高生へ向けの「理工系女性へのインタビュー動画」を制作しています。
昨年からオンラインコミュニケーションが身近になったとともに、私個人としては「動画で伝える」ことも少し身近に感じるようになりました。
Zoomの録画機能を動画作成に活用できるということも大きかったように思います。
先日のモニター上映会では、「自分に限界を作ってはいけない」「頑張ることは恥ずかしいことではない」といった言葉に感銘を受けたという中高生が。文字で書くとなんとなくお説教っぽい印象を持たれがちなメッセージも、動画のストーリーの中だと素直に心に届くのだと、改めての発見です。
動画の力をどう使っていくか、今年のテーマになりそうです。(矢部)

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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」
(第204号 2021年1月14日配信)
発行責任者=広石 拓司
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