今年もお世話になりました~empublicメルマガ「根津の街から」(2019年12月27日)

empublicメールマガジン「根津の街から」        (2019年12月27日発行)

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◆1◆ [コラム] 今年もお世話になりました (広石)

◆2◆ ゼミ「問いかけ力を磨こう」火曜夜コース・土曜2日間集中(1月~火曜コース、3月・4月土曜コース)

◆3◆ 千代田区:コミュニティキャリアを語ろう

◆4◆ 編集後記

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◆1◆[コラム] 今年もお世話になりました(広石)

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あっという間に年の瀬ですね。
みなさま、今年も本当にお世話になりました。
みなさまのご指導やご協力があってこそ、今年も運営することができました。

今年は講座・ワークショップ・対話の場づくりを、まだ詳細に確定できていないのですが、300回くらい開催しました。そのテーマは大きく分けると3つに分けれると思います。

○コミュニティの力を引き出す場づくりの担い手を増やす

ちよだコミュニティラボ、長野県のまちむら寄り添いファシリテーター養成講座、尼崎市の地域担当主事研修、また、企業内の対話の担い手の育成の取り組み、ワークショップデザイン研修など。
根津スタジオでは、問いかけゼミの6回コースの修了生は200人を超えました。
地域でも会社でも「うちの人間にできますか?」という声もお聞きします。
多くの人が思いを持っているのですが、声をどこで出せばいいのか、わからないでいるのだと感じます。
この場で、こう参加すれば、自分も周りも活かされるんだ、という体験が、とても大切なのだと思います。
様々な地域、組織の中で頑張っている方にたくさん出会えるのも、嬉しさの一つです。

○地域包括ケア時代の地域づくり・住民主体の促進

東京ホームタウンプロジェクト、生活支援コーディネーター研修、地域包括ケアの地域づくりの協議体、 見守りの担い手講座、新宿いきいき令和大作戦、狛江市の通所型サービスB立上げ支援など。

地域包括ケアでは、住民主体の介護予防、生活の助け合いなどの住民主体の地域づくりが課題となっています。
東京ホームタウンプロジェクトで、都内各地で地域づくりの協議の場づくりに困っているのを見て、 年内に一気に解決するできるように!という気持ちで、力を入れてきました。

専門家は課題が見えているから、住民に「こうしてほしい」と思ってしまう。
しかし、住民と対話しながら、する・しないも含めて決めるのは住民だと腹を括って委ねる。
この動きをどうつくるか、都内各地で考えてきました。

○SDGs担い手の拡大、社会課題解決型ビジネスの立上げ支援

日野リビングラボ、企業・地域でのSDGs人材育成、CSVの開発支援など。
エネルギー庁・環境省の「分散型エネルギーに対する対話」のファシリテーターも年明けに努めます。
SDGsへの関心は、この一年でさらに広がり、深みも出てきました。
台風などを通して気候変動の実感も高まる中、RE100(再生可能エネルギーのみで事業する企業)などアクションが広がっています。
日野市では、地域のファミリーサポートとKDDIが対話を通して、新しい子育て相互支援の仕組みの立上げの場づくりなどリビングラボを進めています。

 

このような取り組みは「色々なことをしていますね」と言われますが、僕としては同じことをしていると思います。地域コミュニティも、地域福祉も、SDGsも事業開発も、20世紀の経済社会モデルを、どう21世紀にするかがテーマです。昭和バージョンを令和バージョンに移行するお手伝いだと思っています。

そこでは、主体的な参加、相互作用、あるべき姿からのバックキャスト、ありうる未来に備えるレジリエンスなど、共通の「あり方」がテーマとなります。
それぞれの現場の方が、新しいバージョンを体験して、次の「あり方」を見つけるお手伝いをしているのだと思います。

それぞれの成果をレポート、書籍、イベントなどでまとめてお伝えしたいと思いながら、少しずつ遅れ、(関係者のみなさま、すみません!)年内に間に合わっていないのですが、来年、どんどんと形にしていきたいと思います。

 

こうやって書いてみると、改めて、色々なご支援、ご協力、ご理解があってこその私たちの仕事だと思います。
いただいたことを、少しでもお返しできるように、来年も頑張っていきたいと思います。
引き続き、よろしくお願いいたします。

みなさま、よいお年を!

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◆2◆ ゼミ「問いかけ力を磨こう」-本質を探り、変化を生む場をつくるために

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変化が激しい時代に、与えられた問題を解く力以上に、質の高い問いを設定する力が大切になってきます。
さらに、その問いを一人で考えるのではなく、周りの人たちに働きかけることで、共通のビジョンを生み出し、共にアクションを進めていくには、問いかける力が不可欠です。

新規事業開発、人材育成、NPOや地域づくりのリーダー、中間支援機関、地域医療者など200名が修了しています。

関係性を生み出し、変化を起こすような「問いかけ」について、一度、しっかり考えてみませんか?
問いかけゼミ、3月・4月土曜2日間集中講座も開催します!

第1回 問いかけ入門 ~アクティブリスニング、appreciative inquiry
第2回 関係性を育む問い ~合意形成ファシリテーション
第3回 学びを促す問い ~ラーニングファシリテーション
第4回 チーム力を高める問い ~ダイバーシティファシリテーション
第5回 問題の本質を探る問い ~システム思考ファシリテーション
第6回 未来を拓く問い ~イノベーション&デザイン思考ファシリテーション

[土曜2日集中コース] 3/7(土)、4/4(土)9:30~18:00

https://peatix.com/event/1397047/

[1/14~火曜夜コース ] 1/14、21、28、2/4、18、25(火)各回19:00~21:40

https://peatix.com/event/1366153/

*6回コース 30,000円

☆欠席の回については、別コースへのふりかえが可能です。

 

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◆3◆<千代田区>仕事+αのライフスタイル「コミュニティキャリアを語ろう」~ちよ活交流会

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これまでのキャリアは仕事で目指す地位を獲得する過程と考えられてきました。
しかし、人生100年時代には、仕事も学びも生活もコミュニティ参加や社会貢献も総合的に考え、
自分らしいスタイルを確立していく、新しいキャリア観が必要になっています。

仕事+αのライフスタイルを、どう始め、どうつくっているのか?

コミュニティを活かした子育て、子育てグループ運営、弁護士のプロボノ、ご近所づきあい、お店の地域貢献など千代田区民の方で、+αのことを始めている方のお話を伺い、これからの生活について話しましょう!
(千代田区の在住・在勤・在学者が対象となります)

 

(1)人生100年時代のライフスタイルって? 1/11土 10:00~
(2)社会、地域に自分を開いてみよう  1/22水 19:00~

詳細はこちら https://chiyolab.jp/archives/8633

 

 

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◆4◆ 編集後記

今年も残すところわずかとなりました。

今年の自分を振り返ってみると、大きな変化は現金派にこだわっていた自分がいつのまにかちゃっかりキャッシュレス化の波に乗り、便利にスマホでお買い物が当たりまえになっていること!こんな風に色んな事が日常の中で当たりまえに変化していくのだなと、つくづく感じた1年でした。

皆様、風邪などに気を付けて良い年をお迎えください。(新村)

 

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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」

(第192号 2019年12月27日配信)

発行責任者=広石 拓司

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ご意見・ご感想は mailto:info@empublic.jp までご連絡ください。

皆さまのご意見・ご感想お待ちしています。

配信停止希望の方はこちらからお手続きをお願いします。

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何をするかより、何を問うのか~empublicメルマガ「根津の街から」 2019年11月7日

◆empublicメールマガジン「根津の街から」 -◆
(2019年11月7日発行)
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9月の台風、大雨ではたいへんな被害が出ました。
被災された方にお見舞い申し上げます。
気候が変わり、海水温も上がった中、これからも気を抜けない状況だと思います。
気候変動にどう適応し、レジリエントな地域をつくるのか、緊急の課題になってきたと感じます。
季節は変わって、どんどん朝夕が冷えるようになってきました。
風邪なども流行り始めているようですので、お体にお気を付けてお過ごしください。

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◆1◆ [コラム]何をするかより、何を問うのか(広石)
◆2◆ ゼミ「サステナビリティをビジネスで推進するための問いかけ力~SDGs時代の仕事・組織に求められる場づくりとは?」(日曜集中 11/10)
◆3◆ ゼミ「問いかけ力を磨こう」-本質を探り、変化を生む場をつくるために(日曜2日集中コース11/24、12/15)・(1/14~火曜夜コース1/14、21、28、2/4、18、25)
◆4◆ SDGs時代に複雑な社会問題に挑むためのパートナーシップ戦略~立場・考えの違う多様な人の力を持ち寄るコレクティブな協働を進めるには?(11/23)
◆5◆ 実践を通して学ぶ!育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方(第6期)~育休後カフェR・ファシリテーターになろう!(11/9)
◆6◆ 編集後記
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◆1◆[コラム] 何をするかより、何を問うのか(広石)
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起業でも、地域づくりでも、先行事例を学ぶことが大切です。
先行事例には、自分一人では思い浮かばないアイデア、効果的な進め方のヒントがたくさんあります。
先行事例を学ぶ際、その人が「何をした」のか、に注目してしまいがちです。

例えば、高齢者が葉っぱビジネスに取組んだ徳島県上勝町には、多数の視察者が訪れました。
「何をしたいのか?」に注目すると、「アイデアがよい」「うちの町でも葉っぱを」「うちの町は何を売るか?」となります。

しかし、この事業が生んだ横石さんが、ずっと考えていたのは、
「地域の高齢女性の力を、地域活性化に活かす方法はないか?」
「地域で、自分達で工夫して付加価値を生み出せることは何か?」
という問いでした。
その問いを抱えていたからこそ、出張で訪れた大阪の寿司屋で、「紅葉がきれい」という声を聞いた時に、
山でおばあさんたちが紅葉や葉っぱを集め、それが出荷され、大阪の店でお客さんが喜んでいるというイメージが頭に沸いたそうです。
始めると困難が多かった葉っぱ事業を、苦労を乗り越え成功させたのはビジョンが見えていたからでしょう。
そして、そのビジョンに自信が持てたのは、自分の中の強い「問い」に対する答だったからでしょう。

先行事例を学ぶ際、注意しないといけないのは、いくら優れた事例でも、それは「過去に起きたこと」だということです。
その事例が成功したのは、その時、その場だったからこそ、ということも多くあります。
起きたこと、したことは、過去のストーリーとしていいのですが、「次の事業」をつくるのに直接は役立たないでしょう。

実は、先行事例で学ぶべきことは、鍵となるしたことを生み出した「問い」を学ぶことです。
困難な状況で打開策を生み出したのは、現状に縛られずに「問うていた」からでしょう。
そこを学ぶことができると、現状の困難にどう向き合えばいいか、学べます。
それが今、次を考えるための大きなヒントになるのです。

今、サステナビリティやSDGsを考える際に気を付けないといけないのは、「問い」の変化です。

例えば、ハイブリッドカーのプリウスは、「環境にいい車は? 燃費をよくするには?」という問いから生まれました。
石油燃料を使うことを前提に、低炭素を問うていました。
一方で、テスラのEVが生まれた問いは、「脱炭素へのエネルギーシフトを起こすために、何が変わればいいか?」でした。
石油文明の象徴である自動車が変われば、そこを中心にエネルギーシフトが起きるだろう。
それにはまず、燃費の悪い高級車がステータスと思っている富裕層が、競って買いたくなるようなEVが必要だ。

先行事例を「何をしたか」に注目しすぎ、「問い」を見落としていないか?
新しく起きていることを、「古い問い」で見ていないか?
今、自分は何を問うといいのか?
ぜひ共に考えていきましょう。

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◆2◆ ゼミ「サステナビリティをビジネスで推進するための問いかけ力
~SDGs時代の仕事・組織に求められる場づくりとは?」(日曜集中 11/10)
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SDGsはビジネスや社会に何を問うているのか?
サステナビリティを社内で進めるには何を問う必要があるのか?
サステナビリティをビジネスに活かすには、どのように問いを変える必要があるのか?
「問いかけ」を軸に、新しいサステナビリティの動向を探りましょう。

これまでの参加者は、新規事業担当、オープンイノベーション担当、ダイバーシティ推進担当、経営企画担当、まちづくりNPO、
建築家、デザイナー、ベンチャー経営者など多彩な参加者が、それぞれの思いを持ち寄って議論を重ねています。

2020年代のビジネスのあり方を、ともに考える場に、ぜひご参画ください。

第1回 SDGsがビジネスに問いかけていること
第2回 次世代ビジネスへのイノベーションを促すための問いかけ
第3回 2025年の”最高の仕事”をデザインするための問いかけ

開催日:11月10日 (日) 9:30 – 18:00
参加費:3回セット 18,000円
https://peatix.com/event/1299499/

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◆3◆ ゼミ「問いかけ力を磨こう」-本質を探り、変化を生む場をつくるために
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変化が激しい時代に、与えられた問題を解く力以上に、質の高い問いを設定する力が大切になってきます。
さらに、その問いを一人で考えるのではなく、周りの人たちに働きかけることで、
共通のビジョンを生み出し、共にアクションを進めていくには、問いかける力が不可欠です。

関係性を生み出し、変化を起こすような「問いかけ」について、一度、しっかり考えてみませんか?

問いかけゼミ、11月・12月に日曜2日間集中講座も開催します!

第1回 問いかけ入門 ~アクティブリスニング、appreciative inquiry
第2回 関係性を育む問い ~合意形成ファシリテーション
第3回 学びを促す問い ~ラーニングファシリテーション
第4回 チーム力を高める問い ~ダイバーシティファシリテーション
第5回 問題の本質を探る問い ~システム思考ファシリテーション
第6回 未来を拓く問い ~イノベーション&デザイン思考ファシリテーション

[日曜2日集中コース] 11/24(日)、12/15(日)9:30~18:00
 https://peatix.com/event/1312376/
[1/14~火曜夜コース ] 1/14、21、28、2/4、18、25(火)各回19:00~21:40
 https://peatix.com/event/1366153/
*6回コース 30,000円
☆欠席の回については、別コースへのふりかえが可能です。

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◆4◆SDGs時代に複雑な社会問題に挑むためのパートナーシップ戦略~立場・考えの違う多様な人の力を持ち寄るコレクティブな協働を進めるには?
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社会問題・組織課題の解決の発想と手法を2025年版にシフトしよう!

社会、ビジネスでますます増えている「複雑な、正解のない問題」を解決するために、
「問題とは?」「課題解決とは?」「協働するとは?」の再定義から始めませんか?
自分の問題解決法を、21世紀型にシフトしてみませんか?
*書籍「ソーシャルプロジェクトを成功に導く12ステップ」を利用します。

<プログラム>

・複雑な社会問題に取り組むために、どのような発想の展開を関係者と共有する必要があるのか?
・多様な主体が主体的にパートナーシップの進め方
・現場での課題克服の方法

2019/11/23 (土)10:00 – 12:30
 https://peatix.com/event/1325968

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◆5◆ 実践を通して学ぶ! 育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方(第6期)~育休後カフェR・ファシリテーターになろう!
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☆講座+場づくり実践+ふりかえり で、実行できる力が身につく実践型プログラム

このプログラムでは、産休・育休・復職に関する対話やワークショップの企画・準備・運営を、講義と実践体験を通して学びます。
実際に動きながら必要な知識とスキルを身に着けるので、すぐに実践に活かせます。
育休後コンサルタントして活躍している山口理栄さんが取り組んできた育休後カフェの実績・経験知と、エンパブリックのワークショップ開発、場づくりの担い手育成のノウハウを組み合わせ、修了後、育休後カフェを企画し運営するファシリテーターとして、また場づくりの主宰者として活躍できることを目指します。

2019/11/09 (土) 10:00 – 18:00
https://peatix.com/event/1301129/

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◆6◆ 編集後記
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マンガ「逃げるが恥だが役に立つ」の続編(第10巻)、読まれた方いますか。
3年前にドラマがヒットし話題となりましたが、マンガでは、結構、社会の色々な面を切り取っているなと思っていたら、続編もなかなかなもの。
「男性の育休」「悪気のない言葉のハラスメント」「チームとしての家族」などなど現代社会のキーワードが散りばめられています。
そして、これを読んで面白いと言っていた大学生の娘の心理も、キャリア教育という観点から、そして母として、興味深く思っています。(矢部)

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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」
(第191号 2019年11月7日配信)
発行責任者=広石 拓司
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ご意見・ご感想は mailto:info@empublic.jp までご連絡ください。
皆さまのご意見・ご感想お待ちしています。

誰のためのSDGs?~empublicメルマガ「根津の街から」 2019年9月25日

◆empublicメールマガジン「根津の街から」 -◆
(2019年9月25日発行)

まだ暑さも残りますが、やっと秋らしい日が増えて参りましたね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
温度の変化に体調を崩さないようお気をつけてお過ごしください。

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◆1◆ [コラム] 誰のためのSDGs?(広石)
◆2◆ ゼミ「問いかけ力を磨こう」(10/1~)火曜夜コース 日曜2日間集中(11/24、12/15) 
◆3◆ ゼミ「サステナビリティをビジネスで推進するための問いかけ力~SDGs時代の仕事・組織に求められる場づくりとは?」(木曜夜 全3回)
◆4◆ 実践を通して学ぶ! 育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方(第6期)~育休後カフェR・ファシリテーターになろう!(11/9)
◆5◆ SDGs時代に複雑な社会問題に挑むためのパートナーシップ戦略~立場・考えの違う多様な人の力を持ち寄るコレクティブな協働を進めるには?
◆6◆ 編集後記
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◆1◆[コラム] 誰のためのSDGs?(広石)
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9/24に、日野市で「SDGs×ビジネス実践セミナー」が開催され、ファシリテーターとして登壇しました。
日野市は、東京で最初で唯一のSDGs未来都市に選定されています。
日野市が行政とビジネスが連動してSDGsに取り組むきっかけとしてイベントは開催されました。

ゲストは、横浜で「Social Printing Company」を掲げ、社会課題解決型の印刷会社を経営されている大川印刷の大川哲郎社長。
大川さんとは10年来の知人ですが、お会いするたびに、印刷業の本業と社会課題解決の融合度は高まっています。
中小企業だからこそ、「SDGsでできることがたくさんあり、事業にとって不可欠なんだ」というお話は参加者に深く響いていました。
* 大川印刷 https://www.ohkawa-inc.co.jp/
* 大川印刷とSDGs https://www.ohkawa-inc.co.jp/tag/sdgs/

大川さんのお話と同様に印象的だったのが、会場に高校生と、そして生後4か月の赤ちゃんを連れた女性が来ていたことです。
女性の方は「子どもが生まれたことで、この子の未来を考えた時に、SDGsのことを知りたいと思った」と話してくれました。
高校生は「私は環境問題をなんとかしたいとSDGsに関心を持ったが、今日来て、人権が重要テーマと知り、環境と人権の結びつきも考えました」と。

彼女たちの存在が、このセミナーの意義を高めてくれました。
SDGsは2030年への目標ですが、そこが終着点ではありません。
その後、地球も人々の暮らしも持続していける経済社会システムの基盤を整えるのがSDGsの目的です。
それゆえ、2030年代、40年代に社会の中核を担う今の子供たち、若人たちは、自分たちがどう暮らし、どのような世界をつくっていくのか、自ら決め、実行していく主体となることを掲げています。
SDGsの国連の採択文書でも、プロトコル51に、こう掲げています。
「これ(SDGs)は 21 世紀における人間と地球の憲章である。
子供たち、若人たちは、変化のための重要な主体であり、彼らはこの目標に、行動のための無限の能力を、また、よりよい世界の創設にむける土台を見いだすであろう」

そして、思い起こされるのが、ちょうど小泉進次郎さんの参加でニュースになった、国連気候講堂サミットでのグレタ・トゥーンベリさんの演説です。
16歳のスウェーデン人の環境保護活動家の女性は、世界の首脳に警告を発しました。
「あなたたちが話しているのは、お金のことと経済発展がいつまでも続くというおとぎ話ばかり。恥ずかしくないんでしょうか」
「なにもかも間違っている。私がこの壇上にいるべきではないし、私は海の反対側で学校にいるべきだ。
それなのに、あなた方は私たち若者に頼って希望を求めにくる。よくもそんなことを」

サステナビリティの分野でよく使われるネイティブ・アメリカンの言葉があります。
「現在の土地(地球)は、先祖から受け継いだものではなく、未来の世代から借りているものだ」

そして、ウォルマートの元CEOのLee Scottは、なぜウォルマートがサステナビリティに取り組む理由を聞かれて答えました。
「あなたも孫ができれば、わかるよ」

今の40代以上は、20世紀の経済社会システムを前提とする教育を受けてきた人達です。
自分達の世代の「普通」が、現在の地球や社会に何を残してきたのかを自覚し、次の世代が少しでも不利な戦いをしなくてすむようにする必要があります。
2050年に石油に頼らない脱炭素した世界をつくるには、今すぐシフトを始めなければなりません。
グレタさんが言うように、「次世代に期待」では、遅いのです。
子育て支援には、保育園なども大切ですが、子どもたちの未来への環境整備も大切なはずです。

ちなみに・・・ 今回、新次郎さんが参加したのは、石炭火力を推進している日本国の首相は国連気候サミットに招待されなかったからです。
大川印刷は、RE100(再生可能エネルギー100%)を達成したと報告されていました。

子どもたちや孫たちも、夏休みに外遊びができるように、日本の各地の名産の作物を作り続けていれるように、
台風や洪水などで苦労せずに生きていけるように。
今、何の行動が自分にできるか、ともに考え、動いていきたいと、改めて思いました。

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◆2◆ ゼミ「問いかけ力を磨こう」-本質を探り、変化を生む場をつくるために
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変化が激しく、価値観が多様化する時代には、与えられた問題を解く力以上に、
質の高い問いを設定する力が大切になってきます。
さらに、その問いを一人で考えるのではなく、
周りの人たちに働きかけ、共通のビジョンを生み出し、共にアクションを進めていくには、
問いかける力が不可欠です。

「質問力」と「問いかけ力」は似てますが少し違います。
質問力は自分の知りたいことを知る、自分が相手を動かしたいように促すことが目的です。
しかし、問いかけは、問う+かける。つまり、相手への声かけ、気にかけ、働きかけが入っています。
相手に働きかけながら共に考え、関係性をつくっていく“問いかけ力”とは何か、一緒に考えませんか?
問いかけゼミ、11月には日曜2日間集中講座も開催します!

第1回 問いかけ入門 ~アクティブリスニング、appreciative inquiry
第2回 関係性を育む問い ~合意形成ファシリテーション
第3回 学びを促す問い ~ラーニングファシリテーション
第4回 チーム力を高める問い ~ダイバーシティファシリテーション
第5回 問題の本質を探る問い ~システム思考ファシリテーション
第6回 未来を拓く問い ~イノベーション&デザイン思考ファシリテーション

[火曜夜コース] 10/1、8、15、22、29、11/5 (火)19:00~21:40
https://peatix.com/event/754021/
[日曜2日集中コース] 11/24(日)、12/15(日)9:30~18:00
https://peatix.com/event/1312376/
*6回コース 30,000円
☆欠席の回については、別コースへのふりかえが可能です。

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◆3◆ ゼミ「サステナビリティをビジネスで推進するための問いかけ力
    ~SDGs時代の仕事・組織に求められる場づくりとは?」(木曜夜 全3回)
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これまでのライフスタイルやビジネスの前提を見直し、次世代の経済社会システムにおけるビジネスへと自らを変えていくには、
誰に、どのように問いかけることが必要か、共に探求しませんか?

これまでの参加者は、新規事業担当、オープンイノベーション担当、ダイバーシティ推進担当、経営企画担当、まちづくりNPO、
建築家、デザイナー、ベンチャー経営者など多彩な参加者が、それぞれの思いを持ち寄って議論を重ねています。

2020年代のビジネスのあり方を、ともに考える場に、ぜひご参画ください。

第1回 SDGsがビジネスに問いかけていること : 10/17木
第2回 次世代ビジネスへのイノベーションを促すための問いかけ : 10/31木
第3回 2025年の”最高の仕事”をデザインするための問いかけ : 11/14木

各回 19:00~21:40
https://peatix.com/event/1299495/
☆欠席の回については、別コースへのふりかえが可能です。
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◆4◆ 実践を通して学ぶ! 育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方(第6期)~育休後カフェ・ファシリテーターになろう!
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☆講座+場づくり実践+ふりかえり で、実行できる力が身につく実践型プログラム

このプログラムでは、産休・育休・復職に関する対話やワークショップの企画・準備・運営を、講義と実践体験を通して学びます。
実際に動きながら必要な知識とスキルを身に着けるので、すぐに実践に活かせます。
育休後コンサルタントして活躍している山口理栄さんが取り組んできた育休後カフェの実績・経験知と、エンパブリックのワークショップ開発、
場づくりの担い手育成のノウハウを組み合わせ、修了後、育休後カフェを企画し運営するファシリテーターとして、また場づくりの主宰者として活躍できることを目指します。

2019/11/09 (土) 10:00 – 18:00

https://peatix.com/event/1301129/
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◆5◆ SDGs時代に複雑な社会問題に挑むためのパートナーシップ戦略
   ~立場・考えの違う多様な人の力を持ち寄るコレクティブな協働を進めるには?
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社会問題・組織課題の解決の発想と手法を2025年版にシフトしよう!

社会、ビジネスでますます増えている「複雑な、正解のない問題」を解決するために、「問題とは?」「課題解決とは?」「協働するとは?」の再定義から始めませんか?
自分の問題解決法を、21世紀型にシフトしてみませんか?
*書籍「ソーシャルプロジェクトを成功に導く12ステップ」を利用します。

<プログラム>

・複雑な社会問題に取り組むために、どのような発想の展開を関係者と共有する必要があるのか?
・多様な主体が主体的にパートナーシップの進め方
・現場での課題克服の方法

2019/11/23 (土)10:00 – 12:30
https://peatix.com/event/1325968

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◆6◆編集後記
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2017年度に東京ホームタウンプロジェクトを通じてご縁をいただいた大田区の六郷プラットフォームの活動を、次号の『地産知縁』でご紹介させていただくべく、改めてお話をうかがっています。
六郷プラットフォームは、一言でご紹介すると「“住民主体”の“話し続ける”場」。答えを「出さない」、組織化「しない」、課題解決「しない」、「住民主体の話し合いの場づくり」を進め、
大きな成果を生んでいます。改めて、”住民主体“ってどういうことだろう?、”話続ける場”ってどんな場だろう?、なぜ必要なのだろう?、どうやって”住民主体“の”話続ける場づくりを進めたのだろう?…
今、私自身も、地元では一住民として第二層協議体設置に関わっており、本当に参考になるお話が詰まっています。鋭意とりまとめておりますのでご期待下さい!
*2017(平成29)年度の取組はこちら https://empublic.jp/8225   (高橋)

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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」
(第190号 2019年9月25日配信)
発行責任者=広石 拓司
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ご意見・ご感想は mailto:info@empublic.jp までご連絡ください。
皆さまのご意見・ご感想お待ちしています。
配信停止希望の方はこちらからお手続きをお願いします。
https://empublic.jp/mail_news

[11/23] SDGs時代に複雑な社会問題に挑むためのパートナーシップ戦略 ~立場・考えの違う多様な人の力を持ち寄るコレクティブな協働を進めるには?

相談されるには?~empublicメルマガ「根津の街から」 2019年8月8日

◆empublicメールマガジン「根津の街から」 -◆
(2019年8月8日発行)
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※本メールは、株式会社エンパブリックのスタッフ、
代表の広石拓司と名刺交換させていただいた方、
弊社主催の講座にお申込みいただいた方にお送りしています。
登録・解除 https://empublic.jp/maiはl_news からお願いします。

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毎日、とても暑い日が続きますが、みなさまお変わりありませんか?
気候は明らかに変わってきています。
気候変動という問題にどう取り組むのか?
正解がない問いを社会の様々な主体が共に考える時だと、改めて感じます。

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<INDEX>
◆1◆ [コラム] 相談されるまでの道筋(広石)
◆2◆ ゼミ「問いかけ力を磨こう」 8/17・18 2日間集中 10/1~火曜夜コース
◆3◆ 乳幼児コンサートを広げよう・クオリティを高めよう
~日本音楽文化普及協会キックオフ・ミーティング(8/24)
◆4◆ ちよだコミュニティラボ ~この夏はジモト(千代田)で楽しもう
◆5◆ 編集後記
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◆1◆[コラム] 相談されるまでの道筋(広石)
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時々、相談についての相談があります。
例えば・・・
「分からないことはリーダーに相談して、と言っているのに、部下は相談しないで失敗している」
「人事に何でも相談して、と伝えているのに、相談に来るのは、もう辞めると決めた後ばかり」
「地域包括支援センターに何でもご相談くださいと伝えているのに、相談に来る人がいない」
などなど

僕も“お気軽にご相談ください”とよく書くし、上記もみなさんも「相談にのりたい」と真剣に考えています。
しかし、相談してほしい時、相談する側からは「相談」のハードルが高いことを忘れがちです。

もし、「家族についての悩みを、知らない人に相談しますか?」と聞かれると、多くの場合、Noと答えるでしょう。
相手から見たら、自分も「よく知らない人」なのかもしれません。たとえ同僚でも、同じ街の人であっても。

相談のハードルには色々とあります。
・忙しそうな相手の時間を取るのは悪い。また、相談で時間がかかると、こちらも面倒。
・相談する=自分のできていないところを見せる。自分の評価が下がる?
・こちらの考えや気持ちをちゃんとわかってもらえる?
・自分の相談したいことば相手の得意なこと? 相談してもお門違いと一蹴されるかも・・・
・相談した時に返ってくる答が、自分にあう? 難しいこと言われても・・・
・相手が自分に役立つ情報や経験を持っているか、わからない。
・「人事」「センター」という組織だけが見えていて、相手の人の顔が見えない。
など。

このように、「相談する」「相談される」というのは、意外にハードルが高いものです。
「相談してくれたらいいのに」「相談に乗ってあげたい」と思う時、そのハードルを思い出してみてください。
こちらが思っている以上に、相手は自分を「よく知らない」のかもしれません。
どんな人か人柄がわかり、何が得意で、どんな経験を持っているか、何を大切にしているか、
他の人にどう接しているか、どんな回答しているか。
それが見えてきて、「その人に相談しているイメージ」を持てる人に人は相談するものです。

職場の中、地域の中で、助け合いが大切と言われます。助け合う関係は、相談しあえる関係から始まるでしょう。
助け合える職場や地域をつくるには、相談しあえるくらいお互いを知り、関係性をつくることが、まず必要だと思います。

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◆2◆ ゼミ「問いかけ力を磨こう」-本質を探り、変化を生む場をつくるために
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変化が激しく、価値観が多様化する時代には、与えられた問題を解く力以上に、
質の高い問いを設定する力が大切になってきます。
さらに、その問いを一人で考えるのではなく、
周りの人たちに働きかけ、共通のビジョンを生み出し、共にアクションを進めていくには、
問いかける力が不可欠です。

「質問力」と「問いかけ力」は似てますが少し違います。
質問力は自分の知りたいことを知る、自分が相手を動かしたいように促すことが目的です。
しかし、問いかけは、問う+かける。つまり、相手への声かけ、気にかけ、働きかけが入っています。
相手に働きかけながら共に考え、関係性をつくっていく“問いかけ力”とは何か、一緒に考えませんか?
問いかけゼミ、8月には二日間集中講座も開催します!

第1回 問いかけ入門 ~アクティブリスニング、appreciative inquiry
第2回 関係性を育む問い ~合意形成ファシリテーション
第3回 学びを促す問い ~ラーニングファシリテーション
第4回 チーム力を高める問い ~ダイバーシティファシリテーション
第5回 問題の本質を探る問い ~システム思考ファシリテーション
第6回 未来を拓く問い ~イノベーション&デザイン思考ファシリテーション

[土日2日集中] 8/17(土)、8/18(日)9:30~18:00
https://peatix.com/event/693697/
[火曜夜コース] 10/1、8、15、22、29、11/5 (火)19:00~21:40
https://peatix.com/event/754021/
*6回コース 30,000円
☆欠席の回については、別コースへのふりかえが可能です。

〇ゼミ「サステナビリティをビジネスで推進するための問いかけ力
~SDGs時代の仕事・組織のイノベーションに求められる場づくりとは?」(全3回)
木曜夜コース 10/17、10/31、11/14 https://peatix.com/event/1299495/

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◆3◆ 乳幼児コンサートを広げよう・クオリティを高めよう
~日本音楽文化普及協会キックオフ・ミーティング
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クラッシック音楽の生演奏を日常生活の一部として楽しむ人を増やすには、何が必要なんだろう?
この問いを、小林玄人さんは「サロンオーケストラ」という小規模編成のオーケストラで、
身近な場所で、質の高い演奏をする活動を通して探求してきました。
そこから生まれたのが「0歳からの・はじめてのオーケストラ」「オーケストラ探険コンサート」です。
クラッシックの名曲をどう演奏したら、親子が本当に楽しめるのか、工夫を重ねた結果、
今では、1年間に250回以上、参加者は約10000人近くに上る人気コンテンツになりました。

この活動を通して親子コンサートのニーズを強く実感し、
小林さんは「自分だけでなく、多くの人に取り組んでほしい」と考えるようになりました。
そして他の人のコンサートにも訪問していくと、
中には、選曲、演奏法が、本当に親子が楽しめるものになっているか、疑問に感じるものにも出会いました。

クラッシック音楽との出会いのコンサートを家族みんなが楽しめる、クオリティの伴ったプログラムを普及させたい。
どんなコンサートがいいのか、そのために何が必要か、特に子育て支援、音楽活動、地域づくりなどに取り組む方たちと考えたい。
そんな思いから対話の場をつくることになりました。
地域の交流の場づくりを考える方、ぜひ一緒に考えましょう。

日時 8/24(土) 14:00~16:30 (終了後 簡易な交流会もあり)
会場 「オトオアシス」(東京都杉並区上高井戸1丁目3番25号
参加費 : 2,400円(税込)、交流会付き 3,500円 ワンドリンク・演奏付き
https://peatix.com/event/1140173/

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◆4◆ ちよだコミュニティラボ ~この夏はジモト(千代田)で楽しもう
https://chiyolab.jp/
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千代田区とエンパブリックで取り組む「ちよだコミュニティラボ」では、
都心の千代田区でどのようなつながりやコミュニティの可能性があるのか、考えてきました。
その中で、都心では「コミュニティがない」と思われがちですが、
地縁、テーマでのつながりがたくさんあることが見えてきました。
「ない」から「ある」に視点を変えると、たくさんのコミュニティが見えてきたのです。
コミュニティ活動紹介 https://chiyolab.jp/comunity_actions
そのような地域にあるつながりをソーシャルグラフとして見える化することに挑んだレポートはこちら
https://chiyolab.jp/chiyolab_report_18

さらに、この夏は、地域のイベントに注目しました。
伝統ある街ならではの盆踊り、交流のイベント、対話など、たくさんある地元の豊かさを
千代田に住む人・通う人に感じ、顔を出してみていただければと思っています。
https://chiyolab.jp/

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◆5◆編集後記
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ちよだコミュニティラボの地域イベントページ作成にあたり、伝統やたくさんの町会がある街ならではのイベントの充実さを感じました。
お子様向けのイベントも多く、街中で公園などが少ない中、子供達が夏休みを楽しめる企画が増えるのは素敵なことだなと思いました。
忙しい毎日の中で、そういった地域情報にゆっくり目を通す機会が少ない方もも多いと思いますが、改めて自分に関わりのある地域のイベントを調べてみたりするのも、地域との交流機会や活動している方達を知るきっかけになり、楽しみも増えて良いなと思います!
(新村)
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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」
(第189号 2019年8月8日配信)
発行責任者=広石 拓司
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楽観的に!~empublicメルマガ「根津の街から」 2019年6月20日

◆empublicメールマガジン「根津の街から」 -◆
(2019年6月20日発行)

山形・新潟での大きな地震で被災されたみなさまにお見舞い申し上げます。
鶴岡・酒田にも、新潟にも、数多くの友人知人がいるので、とても心配していました。
同時に、東京で暮らす人たちは、どう備えていけばいいのか、改めて考えさせられます。

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<INDEX>
◆1◆[コラム] 楽観的に!(広石)
◆2◆6/21:暮らすのが楽しく、交流も豊かになる2040年の東京をつくるには?
~ 歩く楽しさ、移動の未来から考える新しい街のカタチ
◆3◆ 講座: 実践を通して学ぶ! 育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方(東京・大阪)
◆4◆ 7/18~:ゼミ: サステナビリティをビジネスで推進するための問いかけ力
ゼミ「問いかけ力を磨こう」 6/30後半集中、8/17・18 2日間集中
◆5◆ 編集後記
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◆1◆[コラム] 楽観的に!(広石)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「目の前のことに集中することが大切」と言われます。
過去や先のことばかりを考えずに、今、目の前でできることをしよう、と。

ただし、他の多くのことと同様に、この言葉も文脈によって意味は変わってきます。
一つは、先の見通せない不安から目を背けるため、目の前という“確かな”ものを追いかけようという場合です。
「会社の先行きは不安だけど、目の前の自分の仕事を頑張って今期を目標達成しよう」というように。
目の前のことが“確か”だと思えるのは、それが過去からつながっているからでしょう。
安心感を得るために確かなものに頼ろうとすればするほど、心は閉じてしまいがちです。
その結果、状況の変化に受け身となり、成り行きにふりまわされてしまいがちです。

もう一つは、うまくいかない、先が見えないからこそ、今の自分を信じて、次への一歩を踏み出そうという場合です。
以前、サッカーのジーコのインタビュー記事で次のような趣旨の発言を読みました。
「日本の選手は1点取られた途端に下を向いてしまう。なぜか」
点を取られるという失敗をした。ゲームプランは崩れたかもしれない。
しかし、残り時間はある。なら、目の前のプレイに集中して取り返せばいいではないか。

アランの『幸福論』に次のような言葉があります。
「悲観主義は気分のものであり、楽観主義は意思のものである。
およそ成り行きにまかせる人間は、気分が滅入りがちなものだ」

変化が激しく、うまくいかないことも多い。
先行きも見えないし、未来に対してなんとなく不安だ。
そんな時に、過去にすがるのでも、「こうなってほしい」という願望に頼るのでもなく、
今、自分は何を持ち何ができて、何を持たず何ができないのか、現実を直視する。
そこから、少しでも良い未来を得るために、自分ではできないことは他者の力も借りる。
他者の力を借りつつ、今できることで動いてみて、以前とは違うことが生じたなら、
そこからどんどん学び、自分の「あり方」を定める。
そうすることで、前よりも自信を持って状況や変化に向き合えるようになる。

自分への信頼に裏打ちされた、楽観的な「目の前の、今できることをする」。

今の時代のサステナビリティには、この意味が込められています。
環境も、経済も、地域も、このままではうまくいかないと思わされることが多い状況です。
そんな中で何が本当に持続可能なのか答を探しても、正解は見つかりません。
なぜなら持続可能かどうか答が出るのは、もう持続できないと明確になった時だけだからです。
今の現実を受けとめ、不確かな中だからこそ、これまでの確かさに頼らずに、
未来に向けて、今、自分に何ができると信じられるのか。
楽観的に! ともに一歩を踏み出していきましょう。

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◆2◆ 暮らすのが楽しく、交流も豊かになる2040年の東京をつくるには?
~ 歩く楽しさ、移動の未来から考える新しい街のカタチ
シティラボ東京*エンパブリック 持続可能な東京を考えるワークショップ第4弾!
○ 6/21(金)19:00~21:30 @シティラボ東京(京橋)○
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「人が集まり、交流する。都市とは、本来、そうした場所のはずだ」
持続可能な都市を模索する建築家のピーター・カルソープの言葉から触発された、東京の都市の可能性を考えるワークショップです。

当日は、カリフォルニア大学バークレー校でアーバンデザイナーを専攻され、
カルソープ事務所にも在籍経験のある鈴木俊治さんから、「歩く楽しさ」に注目した持続可能な都市づくりの視点をいただきます。
そこから、モビリティと都市づくりのこれからについて考える日野自動車の取組みをご紹介いただきます。

そして、新しいモビリティが広がる時代、自動車中心の都市計画から、もっとヒューマンサイズで、緑豊かな中で、
もっと暮らすのが楽しく、たくさんの交流のある都市へと東京をつくっていくことができるのではないか。
次の10年、20年、どのような持続可能な東京をつくっていける可能性があるのか、共に考えませんか?

詳細・申込> https://peatix.com/event/699979/

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◆3◆ 実践を通して学ぶ! 育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方
(第5期)~育休後カフェR・ファシリテーターになろう!
○東京:6/23(日)10:00~18:00 など、 大阪:7/28(日)10:00~18:00 など○
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育休後コンサルタント(R)の山口理栄の知見・経験と、エンパブリックの場づくりノウハウを活かして、
育休後の働き方、キャリア、ライフスタイルを話し合う場づくりを講座と実践を通して学びます。
これまで33人が修了し、育休後カフェ(R)ファシリテーターとして企業内で、地域で対話を開催しています。
今回は、オンライン・プログラム、大阪での開催など参加しやすい工夫をしています。
「育休後」の悩みを抱える人が、自信をもって自分らしく働くきっかけとなる場を広げたい方、一緒に取組みましょう!
*詳細・申込 → https://empublic.jp/9324

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◆4◆ゼミ「サステナビリティをビジネスで推進するための問いかけ力」
~SDGs時代の仕事・組織のイノベーションに求められる場づくりとは?」
○7/18~ 木曜夜 全3回○
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これまでのライフスタイルやビジネスの前提を見直し、次世代の経済社会システムにおけるビジネスへと自らを変えていくには、
誰に、どのように問いかけることが必要か、共に探求しませんか?
このゼミでは、これからの成長戦略としてサステナビリティとビジネスの相互作用を高めていきたい方が、
SDGsやサステナビリティを関係者と共に考え、共に推進していくための問いかけ力を高めるために必要な知識を学び、
対話を通して高めていくためのプログラムです。

これまで、新規事業担当、オープンイノベーション担当、ダイバーシティ推進担当、経営企画担当、
まちづくりNPO、建築家、デザイナー、ベンチャー経営者などの参加者が、それぞれの思いを持ち寄って議論を重ねています。
2020年代のビジネスのあり方を、ともに考える場に、ぜひご参画ください。

【木曜夜コース(3回)】 https://empublic.jp/9230
7/18、7/25、8/1 (木) 19:00~21:40

○ゼミ「問いかけ力を磨こう」-本質を探り、変化を生む場をつくるために
[日曜集中 後半3コマ] 6/30(日)9:30~18:00
[土日2日集中] 8/17(土)、8/18(日)9:30~18:00

☆欠席の回については、別コースへのふりかえが可能です。
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◆5◆編集後記
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先日「葉加瀬太郎・高嶋ちさ子・古澤 巌~3大ヴァイオリニストコンサート2019」
に行きました。古澤さんの音の深さに魅せられつつ、楽器にはマイク、音響や
派手な照明の演出が入り、3人の爆笑トークで進行する、エレクトロニックな
コンサートを堪能しました。生の楽器の音だけで構成される従来のコンサート
もよいですが、クラシック音楽も、全く別の楽しさが生れる時代に入ったこと
を実感しました。

スポーツでいえば、IT×試合(ライブ)観戦といえばBリーグでしょうか。
ということで、東京2020オリンピックチケットもバスケを加えて申し込んだところ、
本日(開会式も閉会式もサッカーも野球も落選するも)、見事「バスケ」をゲット!

変化の激しい時代の中、演出は変わろうとも、底流に流れるのはアートやスポーツの
演奏家、選手の道を極めた技能であり精神。プロの技がそこにあります。

変わるものと変わらぬもの。その中で自分に何ができるのかを問いながら、楽観的に!
今、自分にできることを。オリンピックを楽しみにしつつ、今朝はまず、突然振られた
編集後記を書きました!!  (高橋)
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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」
(第188号 2019年6月20日配信)
発行責任者=広石 拓司

11周年の御礼~empublicメルマガ「根津の街から」(2019年5月31日)

◆個人は社会を良くできるのか? – empublicメールマガジン「根津の街から」 -◆
(2019年5月31日発行)
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◆1◆[コラム] 個人は社会を良くできるのか?(広石)
◆2◆ 6/7:対話:今、改めて「男女の役割とは?」を考えよう
◆3◆ 講座: 実践を通して学ぶ! 育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方(東京・大阪)
◆4◆ 6/21:対話:暮らすのが楽しく、交流も豊かになる2040年の東京をつくるには?
◆5◆ 7/18~:ゼミ: サステナビリティをビジネスで推進するための問いかけ力
ゼミ「問いかけ力を磨こう」 6/30後半集中、8/17・18 2日間集中
◆6◆ 編集後記


多面的に視るから気づく価値~empublicメルマガ「根津の街から」 2019年2月26日

empublicメールマガジン「根津の街から」    (2019年2月26日発行)

 

寒さがぶりかえしたりしていましたが、一雨毎に温かくなってきました。
みなさま、体調を崩したりされていませんか?

先日、杉並地域大学の10年後のと都市農業についての講座に同行しました。
杉並区の農家は3年間で13戸減っているとのこと。
私の家業だった古本屋もそうですが、今の時代、継続していく大変さを感じました。
ただ、住宅の中の農地では、周囲への配慮から農薬をあまり使わず、新鮮な野菜を地域に提供していることも知りました。都市の農・緑を少しでも多く残していくために、私たちも日々の生活の中で多面的に考えることが大切だと思いました。
(新村)

<INDEX>

◆1◆[コラム] 多面的に視るから気づく価値(広石)

◆2◆ゼミ「サステナビリティをビジネスで推進するための問いかけ力」(全3回)

◆3◆3/8(金) 19時@日比谷図書館「SDGs 理解からアクションへ」

◆4◆3/2(土)「地域の課題解決プロボノプロジェクト成果報告会」

◆5◆根津スタジオのプログラムより

◆6◆編集後記

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◆1◆ [コラム] 多面的に視るから気づく価値(広石)

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今年のすぎなみ地域大学では「杉並の農業を考える」をテーマに行いました。
杉並は伝統的に農業のある土地ですが、過去30年で農家戸数は3分の1となり、今は約140戸です。

ただ、今、都市農業は世界的な見直しが始まっています。
今回の講座のきっかけの一つは、パリに訪問した経験からです。

市民活動の拠点の方に「今、パリで人気の市民活動のテーマは?」と尋ねると、「農業がダントツ」との答。
驚いたのですが、日本に帰って調べると、パリ市は2016年に、「2020年までに100ヘクタールの緑を増やす。そのうちの3分の1は農地に」と宣言し、74の企業と公共機関が都市農業の発展憲章に参加して推進しているのです。
使わなくなった駅舎、都心の郵便局や百貨店プランタンの屋上なども農地となり、中庭や空き地も農地に。
そのように農地が広がる中で、農のことを学ぶ人が増えているのです。
パリで農業関連で雇用は2年で120人生まれたそうです。

さらに調べると、ロンドンなどでも同じ動きがあり、ニューヨークも大規模な緑化が進んでいます。
世界の都市で緑は、保存から、積極的に投資する対象になっていることに気付きました。

それは、農業・農地・農作業の持つ多面的な意義が見直されてきたからです。
「コミュニティづくり」を叫ぶよりも、一緒に農作業をすることで人々はつながる。
それは社会的包摂にもなり、健康的な食にもなり、気候変動対策にもなる。
農の持つ多面的な意味が積極的に見直されています。

今回、杉並区内の農家のお話を伺い、現場訪問もしたことで、多くの発見がありました。
一番はっとしたのは、「街中で農業をすると、買う人にプロセスを見られている」という言葉です。
だから、作り手として、安易に農薬に頼ったりはできないのです。
同時に、どう工夫しているか過程を知ってもらえることで、多少高くても購入してもらえるのです。
そのように、コンビニやスーパーで食物というアウトプットだけでなく、プロセスを共有することが、関係づくりになり、お互いの学びにもなっているのです!

また、杉並でも都心農業の多面的な意味が出されてました。
それを聞いていて、「あ、SDGsがヒントになるな」と思ったのです。

例えば、講座で出された意見の一部を、SDGsの17の目標で考えると下記のようになります。

[目標2:飢餓・食料・農業]
ー 地域の農業の持続可能性、地域での健康な食の生産、地域食料自給率

[目標12:つくる責任、つかう責任]
ー オーガニック食材の購入、野菜の作られる過程への関心

[目標3:健康と福祉]
ー 新鮮で健康的な食事、農園作業への参加による健康づくり、介護予防

[目標4:教育]
ー 給食への協力、食育・農業体験、不登校児の受け入れ

[目標15:陸の豊かさを]
ー 土壌の豊饒さ、地域の生物多様性、地域に根付いた伝統野菜の伝承

[目標13:気候変動]
ー ヒートアイランド現象対策、天候不順の作物不良が気候変動のアラートに

[目標11:持続的なまちづくり]
ー 防災拠点、緑のまちづくり、空き地・空き家の活用

[目標9:産業とイノベーション]
ー 脱農薬のための新しい技術の導入、食の新ビジネス

[目標8:働きがい]
ー 農業での働き手の拡大、マインドフルネスの場

[目標1:貧困]
ー 子ども食堂への協力、食生活改善のサポート

[目標17:パートナーシップ]
ー 農・食に関する地域内外ネットワーク、農と地域活動の連携

近代は専門化、細分化が進み、農業、都市開発、コミュニティ、福祉、経済、環境対策などが分断されてきました。
しかし、持続可能な世界・地域をつくるために、統合的に考え、価値を見直す時代になってきました。

SDGsの17の目標は、視点や視野を広げるヒントになると思います。

古くて新しい価値を問いかける時なんだなと日々、感じます。

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【関連イベント】

2/28夜に、「みどり豊かな都市「東京」を実現するには何が必要か?」という 世界と日本の都市緑化・都市農業の動きを考える会を、シティラボ東京で開催します!

*お申込みはこちら > https://peatix.com/event/599811/

 

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◆2◆ゼミ「サステナビリティをビジネスで推進するための問いかけ力
~SDGs時代の仕事・組織のイノベーションに求められる場づくりとは?」(全3回)

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[水曜夜コース] 3月20日、4月3日、4月17日 各回 19:00~21:40

*タイトルを微修正しました!*

れまでのライフスタイルやビジネスの前提を見直し、次世代の経済社会システムにおけるビジネスをつくるには、誰に、どのように問いかけることが必要か、共に探求しませんか?

「2030年に自分たちのビジネスはどう社会に必要されるのか?」
「どのように中長期的に存続・発展できる基盤を整え、事業を構築するのか?」

サステナビリティをめぐる問いかける力を、対話と演習を通して、共に考えましょう!

詳細・お申し込み→ https://empublic.jp/9230

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◆3◆ 3/8(金) 19時~ 日比谷カレッジ@日比谷図書館
SDGs 理解からアクションへ ~パートナーシップで日本の未来をつくろう!

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持続可能な経済・社会を実現するために、企業、NPO、行政、地域、個人は今、何にどう取り組むべきなのでしょうか。
従来の枠組みを超えて、新しい価値を生み出すために、どのようなアクションやパートナーシップが必要なのか考えます。

書籍「ソーシャルビジネスを成功に導く12ステップ」の共著者、佐藤真久さんと広石の登壇です。

詳細・お申し込み>https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/information/20190308-post_130/

*書籍の案内はこちら https://empublic.jp/sp12steps

 

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◆4◆ 地域の課題解決プロボノプロジェクト成果報告会
3/2(土) 13:00~16:00 会場:東京ウィメンズプラザ

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町会・自治会は加入率の低下、人手不足などの問題が報じられがちですが、地域の人が安心して暮らせるよう支える活動を続けている方が多数いて、様々な工夫もされています。
私たちも千代田区や練馬区で町会の取組みのお手伝いをしてきて、新しい発見も多数ありました。
東京都の「地域課題解決プロボノ」は、東京の町会・自治会の方たちが気づいた地域課題に、地域の人の力を活かして解決していこうという取り組みをプロボノで応援する取組みです。
そちらの成果報告イベントが3/2(土)にあり、代表の広石がコーディネーター役で登壇します。
町会・自治会の議論の最先端の話にもなるのでは?と期待しています。これからの地域づくりに関心ある方、ぜひご参加ください。

https://www.servicegrant.or.jp/event/index.php?id=285

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◆5◆ 根津スタジオのプログラム

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ゼミ「問いかけ力を磨こう」-本質を探り、変化を生む場をつくるために

[土曜2日集中]  2019年3月16日、4月16日(土曜)9:30~18:00

[木曜夜コース] 5/16・5/23/・5/30・6/6・6/120・6/27 全6回 19:00~21:40

☆欠席の回については、別コースへのふりかえが可能です。

詳細・お申し込み→ https://empublic.jp/questioning

雑談から始まるファシリと場づくり (つながりと協力を促すファシリテーションの基礎)

4月12日(金) 19時~  詳細・お申し込み https://empublic.jp/5133

 

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◆6◆編集後記

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先日、杉並地域大学に同行した際、ゲスト講師にgreenz.jpの編集長鈴木菜央さんがいらして下さいました。

世界中の「農」の問題について、たくさんの事例のお話をしていただき、新しい発想の「農」について、こんなにすごいスペシャリストがいることに本当に衝撃的でした!

都市農家は年々減少し続けています。今回、農家が抱えている問題や難しい現状を知りました。
しかし、鈴木さんのお話を聞いていたら、理想だけどそれは無理でしょ。と思っていたことを、当たり前に行っている国があったり、
色々な事を合理的に行動に移している世界の地域が多々あるのです!

皆が自分に出来ることを持ち寄って、つながっていけば、難しいと思っていたことが、実現するのだなとつくづく感じました。

日本の都市農業も環境問題も、合わさった力で課題が解決に向かっていけたら良いなと思います。

(新村)

 

 

SDGs初心者が見るSDGsの良いところ! empublicメルマガ「根津の街から」(2019年2月14日)

empublicメールマガジン「根津の街から」   (2019年2月14日発行)

<INDEX>

◆1◆SDGs初心者からみたSDGsの良いところ!

◆2◆サステナブル・ビジネス促進に必要な問いかけ力を磨こう

◆3◆みどり豊かな都市「東京」を実現するには何が必要か?

◆4◆根津スタジオのプログラムより

◆5◆編集後記

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◆1◆ [スタッフ・コラム] SDGs初心者からみたSDGsの良いところ!(高橋)

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SDGs( Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)という言葉、最近、急によく耳にするようになりました。
本日はあえて、SDGs初心者のワタクシ高橋 が、広石の講演等を聞いて感じたことを書かせていただきます。

エンパブリックでも、今、広石の講演でSDGsに関係するものが増えています。
日野市では、地域の経営者や起業家向けのSDGsビジネス入門講座、市役所職員向けのSDGs政策ゼミという2つのシリーズが続いています。
また、panasonicの組織基盤強化フォーラムでNPOリーダーのみなさま向けに、
日経*ETIC.の講座では、企業の経営者や管理職の方向けに、と、SDGsが様々な場面で関心が高まっていると実感できます。

実は、私は昨年夏からエンパブリックで働き始めるまで、SDGsは聴いたことがあっても、それほど関心ありませんでした。
地域で活動をしていると、国連の目標であるSDGsは、どこか縁遠いものに感じていたのです。
ただ、昨年から広石の講演に同行して話を聴いているうちに、「あ、なるほどね!」と思うことも増えてきました。

はじめに「Transforming our world」という言葉。
2015年9月に国連サミットで採択された文書の原題は「Transforming our world:the 2030 Agenda for Sustainable Development」。
つまりSDGsは、世界を変革するという宣言のもとの目標であり、これまでとは異なる世界を前提とした行動が求められることが原題にはっきり示されています。
アジェンダの原題までを見ることは少ないかもしれませんが、「Transforming our world」という宣言に、強い決意を感じます。

そしてこのアジェンダ前文に「we pledge that no one will be left behind(我々は、誰一人取り残さないことを誓う)」とあります。
SDGsというと、華やかに色分けされた17の開発目標を思い浮かべますが、それは「誰一人取り残されない社会」をつくるためのもの。自分自身の生活を思い浮かべれば、「取り残された人」は身の回りに少なくない数、いらっしゃるのではないでしょうか。あるいは私たち自身も時に、「取り残された」ことがあるかもしれません。

そう考えていくと、SDGsは、生活から(ある意味)浮遊した社会全体というものではなく、まず何よりも私たち自身の生活から発するものであり、途上国のみならず先進国含めた全世界で取り組むべき目標であることもよくわかります。

こうしたアジェンダのタイトルに込められた決意、前文の宣言をもとに開発目標に目を向けたとき、「”SDGsに対応しなくてはならない”、と考えた時点で20世紀に取り残される」と広石は言います。
日々のビジネスを、生活を持続可能なものに組み替えるのがSDGsなのです。
例えば、EVシフトも、求められているは、既存の社会を前提にした「環境に優しい、燃費のよい低炭素の車」ではなく、「脱炭素を実現するためにどのような社会を構築するのか、そこで必要な移動ツールと地域システムとは?」ということ。
これがバックキャスト(望ましい未来の姿から現在を考える)であり、proact(こちらから仕掛ける)の行動が求められる所以でしょう。

もうひとつ、広石の講演を聴いてわかったのは、「SDGsは考え方や行動指針の枠組みとして使える」ということ。
SDGsは、今、自分が、自社が、自団体が取り組んでいることを見直す「枠組みとしても使える!」のです。
例えば、働き方改革というと「働きがい」に対応している、というだけでなく、
「ジェンダー」「貧困」「ソーシャルインクルージョン」「まちづくり」「つくる責任」など多面的な意味があると、SDGsを使って考えることができるのです。

SDGsに関する講演やワークショップも増えていますので、ぜひご参加ください!

 

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◆2◆ サステナブル・ビジネス促進に必要な問いかけ力を磨こう
~SDGS時代の仕事・組織をともに考えるために(全3回)

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[水曜夜コース] 3月20日、4月3日、4月17日 各回 19:00~21:40

SDGsをより深く理解し、実践につなげていくには、自分の理解だけでなく、社内、顧客。ステークホルダーとの関係づくりが必要です。

今起きていることを深く理解し、未来を描き、事業を生み出すには、問いかけ力!

2030年に自分たちのビジネスはどう社会に必要されるのか?

どのように中長期的に存続・発展できる基盤を整え、事業を構築していくのか?

サステナビリティをめぐる問いかける力を、対話と演習を通して、共に考えましょう!

詳細・お申し込み→ https://empublic.jp/9230

 

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◆3◆ 2/28 みどり豊かな都市「東京」を実現するには何が必要か?
~暮らしやビジネスで、もっと緑を活かし、SDGs時代に魅力ある東京を実現するには?

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2月28日 18:45~21:30 @シティラボ東京

今、ニューヨーク、パリ、ロンドンなどで、緑の力を活かした都市づくりが始まっています。
ニューヨーク市では2010年にグリーンインフラ計画をスタートし、2030年までに舗装地帯の10%を緑化しようとしています。
パリ市は2016年、「2020年までに100haの緑を増やす(その1/3は農地に)」という宣言をし、アクションが始まっています。
世界の各都市で、公園整備や空き地の緑化に加え、屋上緑化、空中庭園、垂直農業など新しいアイデアを使って緑が広がっています。

その背景には、都市の緑を増やすことは、癒しという意味だけでなく、大気汚染の減少、防災・減災策、 コミュニティ醸成、ヒートアイランド現象への対策などの数多くの意味が認識され、都市の未来への投資対象として認識され始めていることがあります。

「都市=緑がないのは仕方ない」ではなく、「都市=緑も農地も豊かな場所」となるには、どうしたらいいのか、実践者の方と共に一緒に考えてみませんか?

詳細・お申し込み→ https://empublic.jp/9219

 

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◆4◆ 根津スタジオのプログラム

  • 2/15(金:10:00~16:30) ワークショップ・デザイン ~参加型の学びの場の創り方

詳細・お申し込み→ https://empublic.jp/5162

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  • ゼミ「問いかけ力を磨こう」-本質を探り、変化を生む場をつくるために

[土曜2日集中]  2019年3月16日、4月16日(土曜)9:30~18:00

[木曜夜コース] 5/16・5/23/・5/30・6/6・6/120・6/27 全6回 19:00~21:40

☆欠席の回については、別コースへのふりかえが可能です。

詳細・お申し込み→ https://empublic.jp/questioning

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◆5◆編集後記

先日開催されたちよだコミュニティラボライブ!のお手伝いをさせていただきました。
雪が降りとても寒い日でしたが、たくさんの参加者の方たちの熱気で寒さも半減していたような気がします!

皆さん様々なテーマで、色々な活動をされていて、また、それが伝わりやすく工夫されており、とても素敵なイベントでした。
年齢、環境問わず、色んなテーマを持ち寄ってそれがつながって地域を盛り上げていくという活動に、色々学ばせていただきました。

私自身もそうですが、なかなか自分の暮らしに携わっている地域の方々が行っている活動について知る機会は少ないと思います。

もっとこういう場が増えていくといいな、と思います。

(新村)

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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」

(第186号 2019年2月14日配信)

発行責任者=広石 拓司

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ゼミ「サステナビリティをビジネスで推進するための問いかけ力 ~SDGs時代の仕事・組織のイノベーションに求められる場づくりとは?」