育休後カフェ ® × エンパブリック
10周年記念 育休後カフェ®
2020年に考える”子育てしながら働く”とは?
■日時:2020 年5月31日(日)13:30~15:30
■参加方法:Zoomによるオンライン形式
「育休とかは取れる社会になってきた。しかし、育休後に苦労する人がたくさんいる。どんな思いがあるのか、どんな風に取り組めばいいのか、当事者同士で話し合う場が大切だ」
そんな思いから、育休後の職場づくりを推進するコンサルタントをしていた山口理栄さんは、2010年に育休後カフェ®を始めました。
それから10年、育休や育休後の働き方も大きく変化しました。育休を取れる人はますます増え、男性の育休も広がりつつあります。
その一方で、育休後の変わらない苦労も、新しい課題も見えてきています。
そして、2020年、新型コロナウィルスの拡大で働き方を見直す動きも広がりました。
変化の時代、これからの育休後の子育てと両立した働き方を考えるために、これまでの経験をどう活かせばいいのか、一緒に考えてみませんか?
10周年にあたって
2010年に「育休後コンサルタント」を始めたとき、育休後の働き方に悩んでいる女性社員の多さに驚きました。当時そこに問題意識を持つ企業はほとんどありませんでしたが、2012年ごろから育休後の職場復帰セミナーを行う企業が出始め、その2年後には、イクボスというキーワードとともに育児中の部下を持つ管理職向けの研修が実施されるようになっていきました。
一方、男性の育休については、2010年の育メンプロジェクトに始まり、2015年頃から取得率100%を目標にする企業が出てきました。今年の、閣僚初の育休取得で一気に加速することが期待されていたところです。
そこへ、新型コロナウイルスの流行という思いがけない理由によりテレワークがなしくずし的に始まりました。本来子どもを預けた状態で行われるべき働き方なのに、休園や休校により、育児中の家庭では混乱が起きています。しかしそれでも、これまで動かなかった働き方改革の根幹をなす「働く場所の柔軟化」が動き始めた意味は大きいです。育休後の働き方がコロナ後にどのように変わっていくのか、注目したいと思います。
プログラム
1)キーノートスピーチ 「育休後の働き方のこれまでの10年と、これから」
育休後の働き方の多様な企業の現場に携わり、カフェ活動を通して当事者の声も多数聴いてきた山口理栄さんから、この10年で変わったこと、残された課題・これから考えるべきことなどについてお話頂きます。
2)パネルトーク 「2020年の育休後」
2020年、新型コロナウィルスの拡大で、休校や休園などで働き方を大きく見直された人が多数います。また、仕事と子育ての関係、パートナーシップ、支え合うコミュニティなど、これまで見落とされがちだった課題も可能性も浮かび上がってきました。
現在、子育てしながら働いている2人のビジネスパーソンと、山口理栄さん、エンパブリック広石拓司で話し合います。
3)グループトーク「”子育てしながら働く”の2020年とこれから」
新型コロナウィルスの影響で自分や職場に起きた変化、変わらなかったこと、見えてきたことは何か。それを踏まえて、これから”子育てしながら働く”を自分らしく充実したものにするには何が必要か? 参加者それぞれの経験を持ち寄り、共に考えましょう。
*zoomのブレイクアウトルームを使って話し合います。
ファシリテーター
山口 理栄(育休後コンサルタント ®)
総合電機メーカーにて、2度育休を取り、部長職まで務めるた後、2006年から2年間社内の女性活躍推進プロジェクトのリーダーに就任。
2010年6月育休後コンサルタント®として独立。100社以上に女性活躍推進コンサルティングや研修を実施してきたことに加え、個人向けに2011年から育休後カフェ®を140回以上実施。企業の考え方も、働く女性の気持ちも深く理解する「育休後」のプロフェッショナル
広石拓司(エンパブリック代表)
思いのある誰もが新しい仕事をつくれる社会に向けて、対話を通して個人から始まるソーシャルイノベーションの仕組みづくり、社会課題解決型事業の開発につながる場づくりを実践。多様な担い手がコレクティブに協働して社会システムを変えていく「ソーシャル・プロジェクト」の実践ノウハウの体系化に取り組む。
このような方、ぜひご参加ください
・新型コロナウィルス感染拡大時の働き方、仕事と育児の影響についてふりかえり、これからを考えたい方
・育休後の働き方、職場環境について課題を感じている方
・企業で働き方改革やダイバーシティに取り組んでいる方
・男性の育休、育児と仕事のパートナーシップについて考えたい方
・組織の文化・風土にイノベーションが必要だと感じている方
*参加者の方へのお願い*
対話では、参加者それぞれの会社での経験を基に話し合いますが、対話の目的は、個別の会社の制度や組織、個々人の考え方の良し悪しを議論することや、問題をあげつらうことではなく、育休や育休後の現状を踏まえて、良い会社や社会ができていくための方策を話し合うことにあります。参加者全員が安心して対話できる場づくりにご協力ください。
参加費
2,000円(税込)
参加申し込み
10周年記念 育休後カフェ®「2020年に考える”子育てしながら働く”とは?」に参加を希望する方は、下記ボタンをクリックし、チケット販売サイトpeatixから、チケットのご購入をお願いします。
参加される方には、後日、会議URLをご連絡いたします。
*参加希望の方は、5/31 10:00 までにお申し込みください。
*zoomのブレイクアウトルームを使った、参加者同士で話し合う時間があります。
育休後カフェとは
育休後カフェ®とは、育休後コンサルタントの山口理栄氏が提唱している育休後の働き方をリラックスしながら考えるための場。仕事をしながら子育てしている(したい)方たちに、自分とじっくり向き合うための空間と時間をともに共有し、仕事も育児もあきらめないことを目指しています。
育休後カフェ in evrywhereとは
- 育休後カフェ® in eveywhereの活動は、山口理栄氏の理念を広げ、より多くの人が参加できる機会を増やすため、山口氏とエンパブリックとで、「育休後カフェ®ファシリテーター」の養成をしています。現在、30名程度が認定され、全国で活動しています。
- 育休後カフェ® in eveywhereのサイトはこちら