empublicメールマガジン「正解の安心より変化の中で問い続ける」~根津の街から(2023年5月12日)

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◆1◆正解の安心より変化の中で問い続ける
~ empublic 15周年を迎えて 代表 広石拓司より
◆2◆【5/24、31】地域づくり、共生社会の担い手が生まれる学びで大切なことは何か?
◆3◆【6/9&16】未来志向の社会課題解決型のDX新規事業を立ち上げるには?
◆4◆empublic Studio 新バージョンが始まっています!
◆5◆編集後記
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根津は5月に入り初夏を感じる日もあります。みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
寒暖差などで体調を崩さぬようお過ごしください。(新村)

◆1◆ 正解の安心より変化の中で問い続ける~ empublic 15周年を迎えて 代表 広石拓司より
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empublicは23年5月2日に15周年を迎えました。
改めて、ここまで継続できているのは、プログラムへのご参加、事業へのご支援やご指導あっての賜物であり、改めて心から感謝申し上げます。
また、これまで事業づくりに参画してくれた歴代のスタッフのみなさんにも改めて感謝を伝えたいと思います。それぞれの時期で努力をしてくださったみなさんのおかげで、現在があると改めて思っています。

前回のメルマガでも少し触れましたが、15周年に向けての議論の中で、エンパブリックが大切にしたいことは「collaborative leadership(協働的な物事の進め方)」「entrepreneurship(自ら起こす精神)」「citizenship(市民性)」の3つであることを確認しました。
そして、変化を超えて未来をつくるための「問い」をつくり、「問いかけ続ける」ことで未来志向を組織や地域に広げていく。
そんな「未来志向を広げ、根付かせる未来志向アクセラレーター」を応援したいとエンパブリックは15周年を迎え、改めて考えています。

未来志向をどう地域や組織に広げるか、チャレンジしている事例を紹介させてください。

昨年度、日野市の地域未来ビジョン2030の策定をお手伝いさせていただきました。
そこでは「2030年まで使い続けることができるビジョン」を目指し、市民、職員のワークショップを繰り返しながらつくっていきました。
企業も起業家も自治体も中期(長期)計画をつくり、ビジョンを掲げています。参加型の計画づくりも増えていますが、ついつい策定作業は「計画やビジョンを完成させる」ことが目的となってしまいがちです。
しかし、「しっかりした計画ができた!」と完成した時から、一度できあがったものであるがゆえに、計画は古いものになり始めてしまいます。1年後に、いや2週間後に大きな状況の変化が起き、“作った時”とは前提が変わるかもしれません。
特にVUCAと呼ばれる変化が激しい時代に「確かで、変わらない中期計画」はほぼ無理でしょう。

そこで、日野市では「経済社会が刻々と変わることを前提としたビジョンづくり」についての議論を重ねてきました。
その結果、次の3つから構成されるビジョンを策定することにしました。
・状況が変化し、取組内容が変わっても共通する「実現したい未来像の構成要素」
・時々に現状を見直し、検証し続けるための「問い」
・どんな内容、状況でも共通して活動や仕事に向き合うための「行動指針」

そして、これらをワークブック、ワークシートとすることに加えて、子ども達にもまちと未来に向き合う本質を考えてもらうための漫画版を提供することにしたのです。
さらに「使える人」を地域全体に広げるために、今年度は職員研修だけでなく、地域や職場で「ビジョンを使って今を見直し、未来へのアクションを考える対話」を生み出せるファシリテーターを増やす取り組みを行います。

この十年来、「変化する時代に中期計画が難しい」という声を、企業や自治体の方から多く聞いてきました。
なぜ中長期の計画が必要かというと、日々の状況の中でブレない軸が必要だからでしょう。
これまでの社会では「ブレない軸」として「これを、いつまでにすることになっている」という“正解”となる実施内容を定めてきていました。
しかし、変化の激しい時代には状況に応じて実施内容が変わる中での「軸」は「ブレない問いを持ち続ける」ことになるのだと思います。
正解のある安心よりも変化の中で問い続ける。そんな文化を広げたいと考えています。

5月30日(火)夜には「未来志向の組織文化へ動き始めるには?」をテーマに、日野市で2030ビジョンづくりの推進役を担ってきた担当者の方、NECソリューションイノベーター株式会社で未来志向の場づくりを進めている方と共に、変化に強い組織や地域をつくるために必要なことを考えるワークショップも開催します。

変化に向き合い、変化を起こして持続可能な社会、地域、ビジネスをつくるには何が必要か。この一年、みなさんと考えていきたいと考えています。
この1年もよろしくお願いいたします。

*【5/30火 20:00~】未来志向の組織文化へ動き始めるには?
詳細・申込みはこちらから https://peatix.com/event/3574694

◆2◆【5/24、31】未来志向のコミュニティづくりの担い手を増やすには?
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【5/24 水20:00~】コミュニティデザインを学ぶ/教えるとは?
~人と人がつながり、アクションを始めるプロセスのデザインを跡見女子大学コミュニティデザイン学科の実践をヒントに考える
詳細・申込 https://peatix.com/event/3569013/

【5/31 水20:00~】“共に生きるまち”の実現に学生や大学は何ができるのだろう?
~文京学院大学まちづくり研究センター(まちラボ)の古市太郎さんと考えよう
詳細・申込 https://peatix.com/event/3571179/

【5/12~⒕】チガラボ留学「利用者がどんどんチャレンジを始める コミュニティ拠点の場づくりとは?」
詳細・申込 https://peatix.com/event/3219173/

◆3◆【6/9&16】未来志向の社会課題解決型のDX新規事業を立ち上げるには?
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デジタルを活かす社会課題解決事業の 最初の一歩と開発の進め方 ~DXイントレプレナー養成講座(2日間コース)開催
<前回の参加者の方の声より>
「DXと言う言葉が先行するのではなく、潜在的なニーズを見出すために、コミュニケーションや探索など入口が重要であると認識しました」
「DXのために何かを考える、ではなく、解決したい課題をなんとかするためにDXを活用するという発想が大事。これまでの枠組みを超える考え方をしていく必要があることを、改めて実感できた」
詳細・申込 https://empublic.jp/dx-intre

◆4◆ empublic Studio 新バージョンが始まっています!
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empublic Studioは、これまでの取り組みをブラッシュアップし、新バージョンへ進める取組みを実施中です。
取り組みの考え方、内容をまとめたページを広げています。
下記のページもご覧いただき、ご関心を持った方はぜひご参加ください!

・マンスリーふりかえり会 ~月に1度、立ち止まり、仕事や暮らしをふりかえろう
https://empublic-studio.jp/12230

・Studioワールドカフェ ~月に1度、新しいテーマで対話し、視野を広げよう
https://empublic-studio.jp/12310

・孤独・孤立を考えるひろば ~なぜ居場所がそれほど求められているのか、考えよう
https://empublic-studio.jp/kodoku2305

・Studioラジオ「Find the Question」~まだ問いになる前のモヤモヤをシェアしよう
https://empublic-studio.jp/12590

◆5◆編集後記
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先日、empublic StudioのイベントでChatGPTについてワールドカフェ形式でみなさんと対話をする会に参加しました。
AIをどう便利に使っていくかという意見、逆にこんな部分は人間にしか出来ないのでは?など様々な意見が飛びかっておりました。
色んな分野の方々がChatGPTについてどう考えているのか知りたい!と思っていたところだったので、とても興味深い会でした。
私自身も実際に機能を試してみて、活用するには人間の問いかけ方がとてもポイントだなと感じています。問いかけ力を磨かないと。。 (新村)
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株式会社エンパブリック
メルマガ「根津の街から」
(第228号 2023年5月12日配信)

empublicメールマガジン「empublicは15周年を迎えます」~根津の街から(2023年4月28日)

―<INDEX>――――――――――――――――――――
◆1◆【対話 5/2】ChatGPTを学生が使う時、教師はどう試験やレポート評価をしたらいい?~そこから、これからの学びと対話を考えよう
◆2◆【フィールド学習 5/12-14】チガラボ留学「利用者がどんどんチャレンジを始めるコミュニティ拠点の場づくりとは?」~ラボ型コワーキングスペースの運営とローカル活動支援の技法を学ぼう!
◆3◆【ワークショップ 5/24,31】地域づくり、共生社会の担い手が生まれる学びで大切なことは何か?
大学と地域の連携による地域の担い手育成プログラムの実践経験から学ぼう!
◆4◆今月の気づき!~from empublicスタッフ
◆5◆編集後記
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empublicは2023年5月2日に15周年を迎えます。
何が本当に社会に役立つのか、ここまで試行錯誤しながらも続けてくることができたのは、多くの方のご支援やご指導あっての賜物であり、改めて心から感謝申し上げます。

毎年、スタッフとイベントや新サービスで周年を盛り上げれたらと話しながら、年度の終わりと始まりでスタッフ一同忙しくしてしまい、効果的にできてきませんでした。
今年は「せっかく15周年なんだから、今回は頑張ろう!」と年明けから検討や準備を始めたのはよかったのですが、
・・・・
この数か月間、議論を重ね、話が深まり、どんどん見直してきたからこそ、今回も5/2に間に合わせることができませんでした。。。
ただ、この時間の議論は、自分達の仕事のあり方や進め方をメンタルモデルから見直す機会となり、少し時間は遅れますが、もうすぐリリースできるところまできています。
エンパブリックの伸びしろにご期待いただき、お待ちいただければ幸いです。

ただ、この期間の議論を通して、エンパブリックが大切にしたいことは「collaborative leadership(協働的な物事の進め方)」「entrepreneurship(自ら起こす精神)」「citizenship(市民性)」の3つであることは改めて確認できました。
中でも、今、ビジネスパーソンにもcitizenshipが大切な時代になっていると感じています。
サステナビリティもDXも「会社としてしなきゃいけないからする」という考えでは、結局、リスクを避け、手近に成果を出すために既存のものにラベルを付けたものに陥りがちです。
「私が今の社会と向き合った中で、私が仲間と実現しなきゃいけない」と経営者も管理職も担当者も思えるプロジェクトは良い変化を実現させ、プロジェクトも成功します。
同じ「しなきゃ」でも「会社や株主のため」ではなく、「私(たち)が」と思ってできるような社会・地域・組織の環境を整えていきたいと考えています。

そして、4月はニュースなどでChatGPTが話題となりましたが、AIが広がる時代に、最後に問われるのは、合理性・ロジカルさよりも、この「市民性」だと考えています。
15周年関連として、5月にはChatGPTやメタバースと社会を考える場も行っていきます。

良い未来への変化を生み出す場について、ぜひ一緒に考えていただければ幸いです!(エンパブリック代表 広石)

◆1◆ 【5/2火19:30~】ChatGPTを学生が使う時、教師はどう試験やレポート評価をしたらいい?~そこから、これからの学びと対話を考えよう
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AIについて、教育についてだけでなく、これからの学びと意味ある「知」、人の評価のあり方、対話の意味を考える場になったらいいなと考えています。
対話型、文章生成型のAIが急速に広がる中、大学などで試験やレポート評価について対応が必要だという議論も始まっています。これから暮らしや仕事にAIがあることが普通となっていく中で、試験やレポート評価はどうなっていくのでしょう?
そもそも「学び」や「価値ある知」は?AIとのやり取りは「対話」?果たしてこれからの対話の役割は何なのか?
正解がない問いを、対話を楽しみながら共に考えましょう!
*詳細・申込みはこちらから https://peatix.com/event/3555928/

◆2◆【5/12夜~5/14】チガラボ留学「利用者がどんどんチャレンジを始めるコミュニテ
ィ拠点の場づくりとは?」~ラボ型コワーキングスペースの運営とローカル活動支援の技法を学ぼう!
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人がつながり、そこから新しいチャレンジが始まるコミュニティ拠点をつくるには何が大切なのでしょうか。
茅ヶ崎市のコワーキングスペース、チガラボからは利用者が「自分のしたいこと」を地域の人の協力を得ながらマイ・プロジェクトとして立ち上げるTAKURAMIが6年間で140件以上、始まっています。
この「チガラボ」の現地に訪問し、地域と人に出会い、コミュニティ醸成や活動支援の運営手法を共に考える体験型コーディネート力について学べるプログラムを開催します。
12日(金)夜にオンライン+メタバースで開催されるプログラムだけの参加も可能です!
詳細・申込みはこちら https://peatix.com/event/3219173/

◆3◆【5/24、31】地域づくり、共生社会の担い手が生まれる学びで大切なことは何か?
大学と地域の連携による地域の担い手育成プログラムの実践経験から学ぼう!
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地域に学生が入り、活動する中で、学生たちは何を学び、どう変化するのか?
その学びを促すために何が大切なのか?
2つの大学の実践経験を通して、地域づくりの担い手を増やすには何が大切か、考える場を開催します。

【part1】コミュニティデザインを学ぶ/教えるとは?
~人と人がつながり、アクションを始めるプロセスのデザインを跡見女子大学コミュニティデザイン学科の実践をヒントに考える
5月24日(水)20:00~21:30  オンライン開催
詳細・申込 https://peatix.com/event/3569013/

【part2】“共に生きるまち”の実現に学生や大学は何ができるのだろう?
~文京学院大学まちづくり研究センター(まちラボ)の古市太郎さんと考えよう
5月31日(水)20:00~21:30  オンライン開催
詳細・申込 https://peatix.com/event/3571179/

◆4◆今月の気づき!~from empublicスタッフ
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empublicのスタッフは、日々色々な現場で多様な方と出会い、対話することを通して、たくさんの気づきを得ています。レポートにして毎週更新していますので、ぜひチェックしてください。
https://note.com/empublic

〇「地域におけるパートナーとは?」~新村絵美
https://note.com/empublic/n/nd8fd0749c270

〇ロールモデルと出会うときってどんなとき?~瀬沼希望
https://note.com/empublic/n/ne2ed164ccba9

〇「事実」「解釈」「構造」を分けて考える力を身に着けるには?~瀬沼希望
https://note.com/empublic/n/ne2fc81fecff7

〇自分の中にある無意識の「制限」に気づくと、やりたいことが見えてくる~渡邉さや
https://note.com/empublic/n/n764803bc794a

〇より効果的な活動・事業になるために、あなたのチームに必要なものは?~渡邉さや
https://note.com/empublic/n/n8829f3cbc0a0

◆5◆編集後記
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最近ふとしたきっかけで「ジェンダー」というものについて思いを馳せることが多くなりました。
私のこれまでの人生で「女だから」という理由で悩むような経験はありませんでしたが、先日初めて、男性に「こうは言いたくないけど、”女性なんだから”キャリアを考えないといけないよ」という言葉を受けたことで初めて心に「もやもや」が生まれました。
この時代・この業界・社会人3年目・・・「〇〇なんだから」の〇〇の選択肢はいくらでもあるのに、なぜ「女性」が入ったのか。相手の方は男女差別の問題に対してはかなり危機感を持っている方だということはわかっていたし、私自身もなんだか若干腑に落ちてしまうところがあって何も言えなかったのですが…
このメルマガを読んでいる皆さんならなんと答えるのかな~とちょっと気になりました。(渡邉)
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株式会社エンパブリック
メルマガ「根津の街から」
(第227号 2023年4月28日配信)
発行責任者=広石 拓司

〔5/2〕Chat-GPTを学生が使う時、教師はどう試験やレポート評価をしたらいい?~これからの学びと対話を考えよう:empublic 15周年ワールドカフェ(会場+オンライン)

empublicメールマガジン~根津の街から(2023年4月10日)

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◆1◆empublic15周年記念プログラム 紹介第一弾!
◆2◆Chat-GPTを学生が使う時、教師はどう試験やレポート評価をしたらいい?
~これからの学びと対話を考えよう:empublic 15周年ワールドカフェ
◆3◆ チガラボ留学:利用者がどんどんチャレンジを始める コミュニティ拠点の場づくりとは?
~ラボ型コワーキングスペースの運営とローカル活動支援のファシリテーションを学ぼう!
◆4◆今月の気づき!~from empublicスタッフ
◆5◆empublicの取り組むSDGsと地域づくりのプロジェクト
◆6◆編集後記
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今年はあっという間に桜の季節も終わり、新年度を迎えました。みなさんいかがお過ごしですか?
マスクをせずに遊んでいる子供たちの笑顔を目にし、やっと日常が戻ってきた感じがしています。
まだまだ寒暖差が激しい日々が続いておりますので、みなさま体調にお気をつけてお過ごし下さい。 (新村)

◆1◆ empublic15周年記念プログラム 紹介第一弾!
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empublicは2023年5月に15周年を迎えます。そこで15周年記念のプログラムやイベントの準備を進めています。
順次発表していきますが、今回、まず第1弾をご紹介です。

〇 empublic 15周年ワールドカフェ
「Chat-GPTを学生が使う時、教師はどう試験やレポート評価をしたらいい?~これからの学びと対話を考えよう」
2023年5月2日(火)19:30~21:30(根津スタジオ+オンライン)
https://peatix.com/event/3555928/

〇未来志向の地域・組織を醸成するには?
2023年5月3日(水・祝)14:00~17:00(根津スタジオ+オンライン)
*募集ページ準備中

〇チガラボ留学:利用者がどんどんチャレンジを始める コミュニティ拠点の場づくりとは?
~ラボ型コワーキングスペースの運営とローカル活動支援のファシリテーションを学ぼう!
2023年5月12日(金)夜(オンライン)、13日(土)、14日(日)@茅ヶ崎
https://peatix.com/event/3219173/

〇コミュニティデザインを教える/学ぶとは? ~跡見学園女子大学コミュニティデザイン学科の実践から
2023年5月24日(水)20:00~21:30(オンライン)
*募集ページ準備中

これからも発表していきます!

◆2◆ Chat-GPTを学生が使う時、教師はどう試験やレポート評価をしたらいい?
~これからの学びと対話を考えよう:empublic 15周年ワールドカフェ
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Chat-GPTなど対話型、文章生成型のAIが急速に広がる中、大学などで試験やレポート評価について対応が必要だという議論が始まっています。
これから、AIはますます発展していき、暮らしや仕事にAIがあることが普通となっていく中で、試験やレポート評価はどうなっていくのでしょう?
この正解のない問いについて、対話を通して一緒に考えてみませんか?

・・・ちなみに、この問いをChat-GPTに投げかけた時の答(2023/4/10)は下記のようなものでした。(一部 要約)
Q. Chat-GPTを使う学生に対して、教師はどのような試験をしたらいいか?
「教師が評価する際には、学生がどの程度Chat-GPTを理解し、適切に使用できているかを評価することが重要です。また、学生が適切な手順を踏み、正確な結果を得るための能力も評価する必要があります。」

*5月2日(火)19:30~21:30 根津スタジオ+オンライン
*詳細・申込み https://peatix.com/event/3555928/

◆3◆チガラボ留学:利用者がどんどんチャレンジを始める コミュニティ拠点の場づくりとは?
~ラボ型コワーキングスペースの運営とローカル活動支援のファシリテーションを学ぼう!
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地域に住む人から140件以上のマイ・プロジェクト(TAKURAMI)が立ち上げる場となっている「チガラボ」。
新しい活動が生まれるコミュニティ拠点を運営するには、何が大切なのでしょうか?
現地に訪問し、地域と人に出会い、コミュニティ醸成や活動支援の運営手法を共に考える体験型コーディネート力学習プログラムを開催します!
Peatixにて申込受付開始! https://peatix.com/event/3219173

開催日時:
・Day1 導入+TAKURAMIフェス前前夜祭@オンライン
5/12(金)18:30~21:45 オンライン
・Day2 湘南のTAKURAMIフィールドワーク@茅ヶ崎
5/13(土)10:00~18:00
・Day3 TAKURAMIフェス 2023 Spring@茅ヶ崎
5/14(日)9:00~18:00:チガラボ

*事前説明会(オンライン)も開催します: 4/25(火)20:00~21:00

◆4◆今月の気づき!~from empublicスタッフ
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empublicのスタッフは、日々色々な現場で多様な方と出会い、対話することを通して、たくさんの気づきを得ています。レポートにして毎週更新していますので、ぜひチェックしてください。
https://note.com/empublic

〇ガバナンスこそが「共感と信頼」をつくる~久保田淳
https://note.com/empublic/n/n599bb902cdbe

〇「誰が参加してくれるか?」のイメージがあなたの講座をさらに魅力的にする!~渡邉さや
https://note.com/empublic/n/n5acbb68a19d5

〇「全く違う問いから共通点が見つかる」ワールドカフェのおもしろさ~瀬沼希望
https://note.com/empublic/n/nef15e13466ef

〇グラフィックレコーディングで学びを身につけよう!~渡邉さや
https://note.com/empublic/n/na8e90a7e4829

〇地域で「部活動」を行うことには、地域にとってどんな意味があるだろう?~久保田淳
https://note.com/empublic/n/n4adb3d196b1e

◆5◆empublicの取り組むSDGsと地域づくりのプロジェクト
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〇代表の広石がSDGs委員長を務めた全日本紙製品工業組合のSDGs委員会では、全国1500名を対象とした「SDGs意識調査」を行いました。
その調査結果には、10代と他世代のSDGsに対する意識の違いなど多くの示唆があります。
仕事や地域づくりにヒントになりそう!と新村が思ったことを、ピックアップし、noteにまとめてみました。

・浮かび上がるSDGsへの意識の世代間の違い
https://note.com/empublic/n/na5cc0c0e38e7

・これからの時代に選ばれる商品って?
https://note.com/empublic/n/n34e6bb05af4f

〇日野地域未来ビジョン2030 作成支援
私たちが暮らす日野、そして社会には今後10年間で後戻りできない大きな変化が訪れることを前提に、これから起こる変化を肯定的に受け入れ、私たち自身を変容させていくための一歩として、また迷った際に立ち返るための地域ビジョンとは?
日野市の市役所、住民のみなさんと共に考えてきました。
https://www.city.hino.lg.jp/shisei/keikaku/zentai/1019642/1023089.html

〇「アヤセ未来会議2022」
足立区綾瀬地区の住民の皆さんと「綾瀬をもっと愛される地域に」をコンセプトに、ワークショップを行ってきました。全5回を通じて、住民の人たちが主体で、自分たちの考える未来への実現の一歩を踏み出す活動が始まりました!
綾瀬の取り組みの様子はこちら↓
https://www.city.adachi.tokyo.jp/sesaku/ku/kuse/ayasemiraikaigi-bosyu.html
https://www.adachi-sdgs.jp

〇「SDGsの視点で目の前の課題を、一歩踏み込んで考えよう」~能美市SDGsパートナーズ勉強会&交流会 (全3回)
第2回の様子 https://nomisdgs.jp/news/1861.html

◆6◆編集後記
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こんな式典に参加するのは人生最後かもと、次女の大学の卒業式に参加してきました。意外だったのは、博士課程や通信課程の総代の中には、パッと見、私と同じような年齢の方々が散見されたこと。リスキリングの実情が垣間見えるなと思いつつ、人生最後と思った式典、もしかしたら、自分がその場に立つこともできるんだと、ちょっと目からウロコの体験でもありました。(矢部)
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株式会社エンパブリック
メルマガ「根津の街から」
(第226号 2023年4月10日配信)
発行責任者=広石 拓司

〔5/12〕チガラボ留学 ~ 利用者がどんどんチャレンジを始める コミュニティ拠点の場づくりとは? ~ラボ型コワーキングスペースの運営とローカル活動支援のファシリテーションを学ぼう!

〔5/24〕コミュニティデザインを学ぶ/教えるとは? ~人と人がつながり、アクションを始めるプロセスのデザインを跡見女子大学コミュニティデザイン学科の実践をヒントに考える

〔5/31〕 “共に生きるまち”の実現に学生や大学は何ができるのだろう? ~文京学院大学まちづくり研究センター(まちラボ)の古市太郎さんと考えよう

〔5/30〕未来志向の組織文化へ動き始めるには? ~DXサービスの担い手育成、地域ビジョン構築の実践事例から考える

empublicメールマガジン「対話の時間をつくる」~根津の街から(2023年3月1日)

―<INDEX>――――――――――――――――――――
◆1◆コラム:対話の時間をつくる(広石)
◆2◆empublicスタッフ 今月の気づき!
◆3◆近日開催の公開ワークショップのご案内
<3/2>部活動の地域移行を“まちづくり”のチャンスとするには?
<3/7>まちのことを、もっと楽しく、ポジティブに話してしまえるには?
◆4◆編集後記
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もう3月ですね! オフィス近くの湯島天神では先日から梅が見ごろです。
先週末にはお神輿も行われ、少しずつまちのイベントも戻ってきていると感じます。

◆1◆ 対話の時間をつくる(広石)
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今年度、千代田区との「ちよだコミュニティラボ」の中で、個人の活動から地域の魅力を生み出す「アーバニスト」の取り組みを進めています。
その中で区民の方から「忙しい人が多い千代田だからこそ“丁寧な暮らし”を考えるワークショップをしたい」という提案があり、それを実行されました。
その対話に参加された方から「丁寧な暮らしを話す時間を持てたこと自体が、丁寧な暮らし」という感想をいただきました。

忙しい毎日の中、タイパ(タイムパフォーマンス)という言葉も出るほど、少しでも効率的に結論へ、先に進めて、ということが多くなりがちです。
仕事を進めるために、キャリアに役立てるために、家事をしなきゃ、ということが頭の大半を占めてしまいがちな中で、少し時間をとって関心あるテーマについて、また直接自分と関わらないかもしれないテーマについても対話してみる。

例えば、empublic Studioでは第1水曜夜に「Studioワールドカフェ」を開催しています。
前の月の1か月の間にStudioの活動で生まれた「もう少し話したいね」という問いを3つ持ち寄り、その時に参加できる参加者がワールドカフェ形式で対話します。
参加した方から「日頃考えていないテーマを考えることで、何かリフレッシュした」という声もいただきます。

合理的な目的達成のためのコミュニケーションだけでなく、「対話の時間をつくってみる」そのものが、生活に余白をつくり、ちょっと幸せを生み出すのかも、と思っています。

*下記にご案内するように3月2日、7日にも公開ワークショップで対話を行います。こちらもお時間よろしければ、ぜひ。

◆2◆empublicスタッフ 今月の気づき!
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empublic スタッフが活動を通して気付いたことをnoteに書いています。

〇「自分のスキル・経験を地域で活かしたい!」の時の「地域」って何?~渡邉さや
https://note.com/empublic/n/n1e4fa077dfe1

〇“主体的”は観察者からの視点?~広石拓司
https://note.com/empublic/n/ne3434d5d9010

〇私たちが「講師」に求めているものはなんだろう?~渡邉さや
https://note.com/empublic/n/nff0df95fd153

〇SDGsで「2030年以降の地域」をはじめよう! ~講演会「地方自治体におけるSDGsの取組み」レポート 萩元直樹
https://note.com/empublic/n/n84f19aa7b845

〇地域での活動の経験を言語化することの大切さ ~ 尼崎市地域担当主事会の見学に行ってきました! 渡邉さや
https://note.com/empublic/n/n14ed842f638c 

〇スポーツは社会の一部であることを確認する ~日本トップリーグ連携機構GM研修会を通じて 久保田淳
https://note.com/empublic/n/nb5ec9c4d306e

【瀬沼希望「Find the Question」より】
〇「主体性がある」ってどんな状態?~#17
https://note.com/empublic/n/n44e28fe832e7
〇「自主的」「自発的」「主体的」の違いって?~#18
https://note.com/empublic/n/n8eebcf8bb8bc
*「Find the Question」は、ソーシャルアクションに取り組む方が日々の中で気づいたこと、もやもやしたことを書いてお寄せいただいた投稿をもとに作られているラジオ型の番組です。
毎週30分、Spotifyで毎週金曜夜にPodcast配信し、どなたでもお聞きになれます。
詳細、視聴はこちら https://empublic-studio.jp/12590

【特集「主体的な活動をすすめるには?」更新!】
主体的な活動とは?それを促す場づくりとは?について、2月に行ったセッションのレポートも掲載しました。
https://note.com/empublic/n/ne0a767061262

◆3◆近日開催の公開ワークショップ
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〇部活動の地域移行を“まちづくり”のチャンスとするには?
~スポーツやアートを活かして、中高生にも、地域の人にも“まちとの関わり”が広がる仕組みを共に考えよう
* 3/2(木)19:30~21:30  https://peatix.com/event/3488887
中高生の部活動の地域移行について、なぜ必要とされているのか、学校や生徒だけでなく、地域にとってどんな意味や可能性があるのか、一緒に考えてみませんか?

〇まちのことを、もっと楽しく、ポジティブに話してしまえるには?
~市政を箱推しする2人の視点をヒントに考えてみよう
*3/7(火)20:00~21:45  https://peatix.com/event/3497000
行政や政治、まちづくりは私たちの暮らしに関わるのに、どこか遠く、難しく考えてしまいがち。もっとおもしろがっていいんじゃない? 楽しみ方を考えてみませんか?

◆4◆編集後記
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最近エンパブリックでは、社内ミーティングで「Good&New」を取り入れています。最近会った良い事&新しい発見を発表し合う事で、コミュニケーションが増えたり、連帯感が生まれると言われているワークショップです。私自身、定期的に発表の場があることで、日々の中での気付きをメモに残すようになり、自分のふりかえりにもなるし、他の誰かと話す事で気づきが生まれています。さらに、それがノウハウとして形になっていくのが、とても良いなと感じています。ご興味のある方は、ぜひ部署やチームでやってみてください。(新村)
エンパブリックの「Good&New」からの学びはnoteで発信しております↓
https://note.com/empublic/m/m6148d3105886
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株式会社エンパブリック
メルマガ「根津の街から」
(第225号 2023年3月1日配信)
発行責任者=広石 拓司
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empublicメールマガジン「地域にあるものをもっと活かしあう」~根津の街から(2023年2月9日)

◆1◆地域にあるものをもっと活かしあう(広石)
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先日、スタッフの久保田とスポーツ庁を訪問し、室伏長官ともお話しさせていただきました。
テーマは「部活動改革を効果的に進めるには?」について、私からは地域づくりの視点から、久保田からはスポーツの現場の視点からお話しさせていただきました。
とてもオープンにお迎えいただき、充実した話し合いをさせていただきました。
*訪問レポートをnoteに掲載しています。https://note.com/empublic/n/n6d7c85cd81a9

その時に、まちづくりの担い手の方の多くは「スポーツはスポーツ」と捉えていて、スポーツを共に社会課題解決を進めるパートナーや地域の居場所や出番につながる地域資源として捉えていない人が大半ではないかという話をしました。
以前、金沢市でのSDGs推進において、SDGsカフェという市内のSDGsに関する活動を実践している方を順に招いて話し合う場を開くという取り組みをされていました。
ちょうどJリーグの会合で金沢市のサッカークラブ ツエーゲン金沢の社会連携担当の方がSDGsに興味があると話していたので、SDGsカフェを担当している方に紹介したところ、次のような声がありました。
「SDGsカフェで金沢の関連するセクターや活動者の全体に声をかけたと思っていたけど、サッカーは考えていなかったことに気付いた」
その方も、もちろんツエーゲン金沢を知っていて、地域での存在感を感じていたが、ただSDGsを考え、広げるパートナーとして思いついていなかったのです。
これをきっかけに両者がつながり、今では積極的にSDGsに関する協働が進んでいます。

自分と異なる分野の活動を、地域で共に進める仲間であることを見落としているのは、スポーツに限りません。
今、環境でも、地域福祉でも、医療でも、DXを進める企業においても、地域課題解決やまちづくりとの連携が重視されています。
しかし、「環境は環境」「地域福祉は地域福祉」「医療は医療」「デジタルはデジタル」と自分達でも、相手に対しても考えてしまいがちです。なかなか「環境-福祉-デジタル-まちづくり」で一緒に考えようとはならないものです。

それは活動だけでなく人についても、高齢者、パパママ、中高生などと一括りして考えてしまいがちですが、一人ひとりの思いや経験、スキルは地域づくりでもっともっと活かせる可能性があります。

実は、地域にはまちづくりや課題解決にもっと活かせる活動があり、人がいて、自分の事業展開のパートナーの潜在的な候補者はたくさんいる。

部活動の地域移行を学校や教師、スポーツ指導者の課題とせず、まちづくりと捉えることで、改めて地域にあるもの、地域の人の可能性を見直す機会が広がるきっかけになるといいなと思っています。

*まちづくりとして部活動の地域移行を捉える意味、可能性について、久保田がコラムをnoteに掲載しています。こちらも、ぜひお読みください。
https://note.com/empublic/n/nd0cbd46bc099

◆2◆(3/2開催) 部活動の地域移行を“まちづくり”のチャンスとするには?
~スポーツやアートを活かして、中高生にも、地域の人にも“まちとの関わり”が広がる仕組みを共に考えよう
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部活動の地域移行は、部活動の課題のみならず、コミュニティづくりや子どもや教育、健康に関する様々な地域課題を解決する「まちづくり」のチャンスとして活かすことができると考えています。しかし、地域の多様な人の力が必要であるにも関わらず、地域住民の方の関心や理解はまだ低く、まちづくりの担い手の方も自分達に関係あるテーマと考えている人は限られているでしょう。
まちづくりの機会として部活動の地域移行を進めるにはどうしたらいいか考えるために、まず部活動の課題、地域移行とは何か、なぜ必要かという現状を理解した上で、私たちに何ができるか、地域にどのような仕組みやコーディネートが必要になるか、一緒に考えてみませんか?

開催日時2023年3月2日(木)19:30-21:30
参加費 一般 1,800円  Studioメンバー 無料
詳細・申込みはこちら  https://peatix.com/event/3488887/

◆3◆empublic STORE特集「主体的な活動をすすめるには?」
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「主体的に活動を進めるには、どうしたらいいのだろう?」と考えたことがある方のために、エンパブリックのコンテンツをまとめたページを作成しました。
コミュニティづくりに取り組んでいる方、年度末に講座や事業、ボランティアをどう自主活動につなげていこうかと考えている方のヒントにもしていただきたいと考えています。
書籍「専門家主導から住民主体へ」の鍵となるテーマについてスタッフで対話しているStudioコンテンツ動画の一部を特別に一般公開しています。
https://note.com/empublic/n/ne0a767061262

◆4◆ デジタルを活かした社会課題解決の事業化を考える!
DX事業開発の担い手(DXイントレプレナー)養成講座【2日間集中コース】開催
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DXを進めるには大きな価値の転換を生み出す必要があります。
それを進める力となるが、社会課題解決の事業化だと私たちは考えています。
これまで市場になっていなかった社会課題に対して、デジタルを使った新しい解決策を生み出し、それをどう事業にしていくか考える。
このプロセスを体験し、これからの社会に必要となる自分達の事業は何か?を考え、デジタル時代の仕事づくりの方法論を学べる「DXイントレプレナー講座」を2日間集中で開催します。
【1日目】
・DX時代の事業開発入門~アジャイル事業構想と起業家マインド
・社会課題を分析し、解決策を考える
【2日目】
・ビジネスモデルの構築を考える
・事業の実現力を高める

開催日時 2023年2月17日(金)・24日(金) 両日10:00~17:30
2日間セット 77,000円(税込)
詳細はこちら https://empublic.jp/dx-intre
Peatixからも参加登録できます https://peatix.com/event/3475718

◆5◆【empublic Studio】「孤独・孤立を考える対話ひろば」が始まります
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「孤独・孤立を考える対話ひろば」を、Studioメンバーのタナベソラさん(孤独問題研究所)さんと一緒に、2月14日(火)からスタートします。
これは、孤独・孤立ということが政策として議論されている現代において、今起きている孤独とは何か?孤独、孤立について思い込みで話さないために私たちに何ができるか?多様な視点から未来思考で考えていくシリーズです。
第1回のテーマは「 依存と孤独 ~依存症の特効薬は「こんにちは」だった。~」
孤独の病と言われる依存症。その当事者からみた孤独とは?ギャンブル依存で問題を抱えた当事者をゲストに迎え、依存症からみた孤独について考えます。
第1回ではTED動画「「依存症」―間違いだらけの常識」を対話の素として活用します。依存症に罰を与えて直そうとするのではない、もっと良い方法はないかを探究したジョハン・ハリさんの言葉には多くの気づきがあります。
https://www.ted.com/talks/johann_hari_everything_you_think_you_know_about_addiction_is_wrong/transcript?language=ja&subtitle=ja

*今回はempublic Studioメンバー限定の対話です。全国の多様な立場の人が集い、自分のテーマや思いを持ち寄り、越境的な学びの場が広がるStudioに参加しませんか?
年会費4,840円(税込)です。https://empublic-studio.jp/
参加登録はこちらから https://empublic-studio.jp/entry

◆6◆編集後記
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毎週水曜日の昼にスタジオで開催しているランチトークで「地域でエンタメの活かすには?」をテーマに話しました。アニメの聖地巡礼、三鷹のジブリパークや地域のシニア劇団など思い当たるものを上げていきながら話していたのですが、最終的に「自分の思い出やストーリーと重ね合わせられることが大事では?」ということが見えてきました。
ついつい目玉や素晴らしいコンテンツを作ればと思いがちですが、一人ひとりのどんな思い出、ストーリーで残るものになって欲しいのかが大事という点は、地域だけではなく会社や事業のあり方も同じだよな~、と考えました。
いつか機会があれば、このメルマガを受け取ってくださっているみなさんからも「エンパブリックはどんなストーリーで語られる会社なのか」ぜひ聞いてみたいなとも妄想しました。厳しい寒さが続く毎日ですが、みなさまくれぐれもご自愛ください。(渡邉)
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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」
(第224号 2023年2月9日配信)
発行責任者=広石 拓司