コミュニティデザインを学ぶ/教えるとは? ~人と人がつながり、アクションを始めるプロセスのデザインを跡見女子大学コミュニティデザイン学科の実践をヒントに考える

「学生の中には最初は地域への関心が高くなかったり、知らない大人と話すのに苦手意識を持っていたりする人もいますが、地域での活動に入って、先輩の活動する姿から学んだり、地域の人とコミュニケーションを重ねる中で、どんどん変わっていくんですよ」(土居先生)。

コミュニティへのポジティブな気持ちを高め、担い手を増やすには、どうしたらいいか? 人と人のつながりを生み出す力を高めるには何が必要なのか? 大学での実践的な学びの経験をもとに考えてみませんか?

土居洋平さんは、まちづくりの研究と実践活動を経て、跡見学園女子大学観光コミュニティ学部が2015年にコミュニティデザイン学科を立ち上げる際に参画され、准教授として学生の教育活動に携わることに加え、2017年からは地域交流センター長も務めてこられました。コミュニティデザイン学科は「新たなコミュニティを創造し、地域社会の担い手を育てる能力すなわち、”コミュニティデザイン能力”を身につけ、新しい社会学を学ぶ」(大学の案内より)ことをテーマに、大学のある文京区を始め、様々な地域と連携しながらの学びを進めています。
土居先生も、文京区のコミュニティスペース「氷川下つゆくさ荘」の設立や運営を、地域の方々とともに行ったり、山形県西川町の大井沢でのフィールドワークなどを通して、実践と学びが一体となった取り組みを進めています。学生たちは、地域の暮らしを調査しながら、地域の人と話し合い、高齢者向け、子ども向けのイベントの企画・運営などを行ったり、地域の祭りに参画したりする過程を通して、コミュニティへの理解を深め、自分に何ができるか、考えを深めていきます。
そして、学生たちは、文京区を中心に地域活動を行う団体や個人の交流グループ「文京まちたいわ」とも連携し、夏と冬にある交流イベント「文京まちたいわフェス」では企画・運営のコアメンバーとしても参画しています。

このような活動を通して、土居先生は、最初から活動的な人は少数派の学生たちがコミュニティへの意識を高め、どんどんアクティブに動いていくようになるプロセスを多数見てきました。そこから改めて、人と人とがつながる意味、新しいコミュニティの姿、これからの学びについて考えを深めていらっしゃいます。
本イベントでは、土居先生のご経験と跡見学園女子大学のコミュニティデザイン学科での学びについて紹介いただきながら、コミュニティの担い手を増やすには、また人と人のつながりを生み出す力を高めるには何が大切なのか、実践につながるコミュニティデザインとは何か、みなさんと一緒に考えたいと思います。
つながり、コミュニティのこれからのに関心ある方、コミュニティデザインの実践を進めたい方、ぜひご参加ください!

開催概要

開催日時 2023年5月24日(水)20:00~21:30  オンライン開催

プログラム

1.コミュニティデザインを学ぶ/教えるとは?~跡見学園女子大学コミュニティデザイン学科での経験から 土居洋平さん
2.学生とコミュニティの出会いが生み出すものは? 土居洋平さん、古市太郎さん
3.対話:コミュニティの担い手を増やし、人と人のつながりを生み出す力を高めるには?

ゲスト・ファシリテーター

ゲスト:土居洋平さん 跡見学園女子大学観光コミュニティ学部コミュニティデザイン学科准教授、地域交流センター長
コメンテーター:古市太郎さん 文京学院大学人間学部助教、まちづくり研究センター長
ファシリテーター:広石拓司 株式会社エンパブリック代表、文京まちたいわ

参加費

一般 1,500円(税込)  empublic Studioメンバー 無料

*5/31には「“共に生きるまち”の実現に学生や大学は何ができるのだろう? ~文京学院大学まちづくり研究センター(まちラボ)の古市太郎さんと考えよう」を開催します。

*empublic Studioは、自分が気になるテーマについて、また視野を広げる新しいテーマについて、様々な学びや対話を体験できる場です。年会費4,840円(税込)で月に6本以上のプログラムに参加でき、アーカイブ視聴もできます。参加登録いただければ、本プログラムも無料参加できます。 empublic Studio https://empublic-studio.jp/ 参加登録はこちら