Chat-GPTを学生が使う時、教師はどう試験やレポート評価をしたらいい?~これからの学びと対話を考えよう:empublic 15周年ワールドカフェ(会場+オンライン)

Chat-GPTなど対話型、文章生成型のAIが急速に広がる中、大学などで試験やレポート評価について対応が必要だという議論が始まっています。これから、AIはますます発展していき、暮らしや仕事にAIがあることが普通となっていく中で、試験やレポート評価はどうなっていくのでしょう? そもそも「学び」や「価値ある知」はどうなるのでしょう?その時代に対話の果たす役割は?
正解がない問いを、対話を楽しみながら共に考えましょう! (会場+オンラインで開催します)

Chat-GPTなど文章生成型AIは与えられた問いに対してテキストを作成し、読めない言語の海外の論文の要約もしてくれます。その精度は高まっていくでしょう。検索し、投げかけたら答が出てくる。その精度は高まっていく。その時に、果たして試験やレポートの役割は何なのでしょうか? 暮らしや仕事で、生まれた時からAIに囲まれて生きている中で、学生の知識量を問うために口頭で知識の正確さを問うことは意味があるのでしょうか?必要となる文章力や問う力とは何でしょうか? 学びや対話に何が大切になるでしょうか?

「Chat-GPTを学生が使う時、教師はどう試験やレポート評価をしたらいい?」を最初の問いとし、そこから参加者の方から出された問いについてワールドカフェ形式で対話を進めていきます。正解を得るため、何が正しいかを定めるための場でなく、視点や視野を広げ、どんどん問いを広げ、共に探究することを大切にする対話の場です。
会場とオンラインは話を共有しながら、対話の時間はそれぞれのグループで対話しながら進めていきます。

・・・ちなみに、この問いをChat-GPTに投げかけた時の答(2023年4月10日)は下記のようなものでした。(一部 要約)

Q. Chat-GPTを使う学生に対して、教師はどのような試験をしたらいいか?
「教師が評価する際には、学生がどの程度Chat-GPTを理解し、適切に使用できているかを評価することが重要です。また、学生が適切な手順を踏み、正確な結果を得るための能力も評価する必要があります。」

Q.学生がChat-GPTを使ってレポートを作成した時に、教師はレポートをどう評価したらいい?
「学生がChat-GPTを使って作成したレポートを評価する場合、以下のような点を注目することが重要です。
テーマに沿っているか、文章の正確性、文章の流暢性、独自性、情報の正確性、質問に答えているか、適切なフォーマットか、学生の貢献。
以上の点を総合的に評価して、学生の成績を決定することができます。ただし、学生がChat-GPTを適切に使用しているかどうかを確認するために、別の方法で学生の理解度を評価することも考慮することが重要です。」

みなさんは、ここから、どう考えていきますか?

<empublic 15周年記念ワールドカフェ>
empublicは、個人の思いから始まる新しい仕事をつくるための場づくり、市民社会のバリューチェーン構築をテーマに、2008年5月2日に創業し、今年15周年を迎えます。社会は変化し、個人の思いもできることも変化し、広がっています。その中で、社会起業、コミュニティ・アクション、SDGs、DX、スポーツ×地域など扱う領域は拡大してきましたが、対話や協働、その推進力となる学びあいについて取り組んできました。変化が加速し、そして多くの問題の複雑さ・緊急度が高まる中で、どう未来志向の場を広げ、展開するか、みなさんと考えていきたいと思います。

開催概要

・開催日時 2023年5月2日(火)19:30~21:30
・開催場所 エンパブリック根津スタジオ + オンライン

プログラム

1.オープニングクエスチョン「Chat-GPTを学生が使う時、教師はどう試験やレポート評価をしたらいい?」
2.AIがある時代の学びと対話について共に考えたい問いを出してみよう
3.ワールドカフェ形式での対話
4.ふりかえり

メイン・ファシリテーター

広石拓司 empublic代表
2008年empublicを創業。慶應義塾大学総合政策学部で社会起業、立教大学経営学部でサステナビリティ&ビジネス、青山学院大学ADPISAでDXリーダーシップの講義も担当。

定員

会場 15名、オンライン30名

参加費

一般 1,980円(税込)、empublic Studioメンバー 無料

*empublic Studioは、自分が気になるテーマについて、また視野を広げる新しいテーマについて、様々な学びや対話を体験できる場です。年会費4,840円(税込)で月に6本以上のプログラムに参加でき、アーカイブ視聴もできます。参加登録いただければ、本プログラムも無料参加できます。 empublic Studio https://empublic-studio.jp/ 参加登録はこちら