empublicメールマガジン「正解の安心より変化の中で問い続ける」~根津の街から(2023年5月12日)
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◆1◆正解の安心より変化の中で問い続ける
~ empublic 15周年を迎えて 代表 広石拓司より
◆2◆【5/24、31】地域づくり、共生社会の担い手が生まれる学びで大切なことは何か?
◆3◆【6/9&16】未来志向の社会課題解決型のDX新規事業を立ち上げるには?
◆4◆empublic Studio 新バージョンが始まっています!
◆5◆編集後記
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根津は5月に入り初夏を感じる日もあります。みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
寒暖差などで体調を崩さぬようお過ごしください。(新村)
◆1◆ 正解の安心より変化の中で問い続ける~ empublic 15周年を迎えて 代表 広石拓司より
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empublicは23年5月2日に15周年を迎えました。
改めて、ここまで継続できているのは、プログラムへのご参加、事業へのご支援やご指導あっての賜物であり、改めて心から感謝申し上げます。
また、これまで事業づくりに参画してくれた歴代のスタッフのみなさんにも改めて感謝を伝えたいと思います。それぞれの時期で努力をしてくださったみなさんのおかげで、現在があると改めて思っています。
前回のメルマガでも少し触れましたが、15周年に向けての議論の中で、エンパブリックが大切にしたいことは「collaborative leadership(協働的な物事の進め方)」「entrepreneurship(自ら起こす精神)」「citizenship(市民性)」の3つであることを確認しました。
そして、変化を超えて未来をつくるための「問い」をつくり、「問いかけ続ける」ことで未来志向を組織や地域に広げていく。
そんな「未来志向を広げ、根付かせる未来志向アクセラレーター」を応援したいとエンパブリックは15周年を迎え、改めて考えています。
未来志向をどう地域や組織に広げるか、チャレンジしている事例を紹介させてください。
昨年度、日野市の地域未来ビジョン2030の策定をお手伝いさせていただきました。
そこでは「2030年まで使い続けることができるビジョン」を目指し、市民、職員のワークショップを繰り返しながらつくっていきました。
企業も起業家も自治体も中期(長期)計画をつくり、ビジョンを掲げています。参加型の計画づくりも増えていますが、ついつい策定作業は「計画やビジョンを完成させる」ことが目的となってしまいがちです。
しかし、「しっかりした計画ができた!」と完成した時から、一度できあがったものであるがゆえに、計画は古いものになり始めてしまいます。1年後に、いや2週間後に大きな状況の変化が起き、“作った時”とは前提が変わるかもしれません。
特にVUCAと呼ばれる変化が激しい時代に「確かで、変わらない中期計画」はほぼ無理でしょう。
そこで、日野市では「経済社会が刻々と変わることを前提としたビジョンづくり」についての議論を重ねてきました。
その結果、次の3つから構成されるビジョンを策定することにしました。
・状況が変化し、取組内容が変わっても共通する「実現したい未来像の構成要素」
・時々に現状を見直し、検証し続けるための「問い」
・どんな内容、状況でも共通して活動や仕事に向き合うための「行動指針」
そして、これらをワークブック、ワークシートとすることに加えて、子ども達にもまちと未来に向き合う本質を考えてもらうための漫画版を提供することにしたのです。
さらに「使える人」を地域全体に広げるために、今年度は職員研修だけでなく、地域や職場で「ビジョンを使って今を見直し、未来へのアクションを考える対話」を生み出せるファシリテーターを増やす取り組みを行います。
この十年来、「変化する時代に中期計画が難しい」という声を、企業や自治体の方から多く聞いてきました。
なぜ中長期の計画が必要かというと、日々の状況の中でブレない軸が必要だからでしょう。
これまでの社会では「ブレない軸」として「これを、いつまでにすることになっている」という“正解”となる実施内容を定めてきていました。
しかし、変化の激しい時代には状況に応じて実施内容が変わる中での「軸」は「ブレない問いを持ち続ける」ことになるのだと思います。
正解のある安心よりも変化の中で問い続ける。そんな文化を広げたいと考えています。
5月30日(火)夜には「未来志向の組織文化へ動き始めるには?」をテーマに、日野市で2030ビジョンづくりの推進役を担ってきた担当者の方、NECソリューションイノベーター株式会社で未来志向の場づくりを進めている方と共に、変化に強い組織や地域をつくるために必要なことを考えるワークショップも開催します。
変化に向き合い、変化を起こして持続可能な社会、地域、ビジネスをつくるには何が必要か。この一年、みなさんと考えていきたいと考えています。
この1年もよろしくお願いいたします。
*【5/30火 20:00~】未来志向の組織文化へ動き始めるには?
詳細・申込みはこちらから https://peatix.com/event/3574694
◆2◆【5/24、31】未来志向のコミュニティづくりの担い手を増やすには?
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【5/24 水20:00~】コミュニティデザインを学ぶ/教えるとは?
~人と人がつながり、アクションを始めるプロセスのデザインを跡見女子大学コミュニティデザイン学科の実践をヒントに考える
詳細・申込 https://peatix.com/event/3569013/
【5/31 水20:00~】“共に生きるまち”の実現に学生や大学は何ができるのだろう?
~文京学院大学まちづくり研究センター(まちラボ)の古市太郎さんと考えよう
詳細・申込 https://peatix.com/event/3571179/
【5/12~⒕】チガラボ留学「利用者がどんどんチャレンジを始める コミュニティ拠点の場づくりとは?」
詳細・申込 https://peatix.com/event/3219173/
◆3◆【6/9&16】未来志向の社会課題解決型のDX新規事業を立ち上げるには?
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デジタルを活かす社会課題解決事業の 最初の一歩と開発の進め方 ~DXイントレプレナー養成講座(2日間コース)開催
<前回の参加者の方の声より>
「DXと言う言葉が先行するのではなく、潜在的なニーズを見出すために、コミュニケーションや探索など入口が重要であると認識しました」
「DXのために何かを考える、ではなく、解決したい課題をなんとかするためにDXを活用するという発想が大事。これまでの枠組みを超える考え方をしていく必要があることを、改めて実感できた」
詳細・申込 https://empublic.jp/dx-intre
◆4◆ empublic Studio 新バージョンが始まっています!
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empublic Studioは、これまでの取り組みをブラッシュアップし、新バージョンへ進める取組みを実施中です。
取り組みの考え方、内容をまとめたページを広げています。
下記のページもご覧いただき、ご関心を持った方はぜひご参加ください!
・マンスリーふりかえり会 ~月に1度、立ち止まり、仕事や暮らしをふりかえろう
https://empublic-studio.jp/12230
・Studioワールドカフェ ~月に1度、新しいテーマで対話し、視野を広げよう
https://empublic-studio.jp/12310
・孤独・孤立を考えるひろば ~なぜ居場所がそれほど求められているのか、考えよう
https://empublic-studio.jp/kodoku2305
・Studioラジオ「Find the Question」~まだ問いになる前のモヤモヤをシェアしよう
https://empublic-studio.jp/12590
◆5◆編集後記
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先日、empublic StudioのイベントでChatGPTについてワールドカフェ形式でみなさんと対話をする会に参加しました。
AIをどう便利に使っていくかという意見、逆にこんな部分は人間にしか出来ないのでは?など様々な意見が飛びかっておりました。
色んな分野の方々がChatGPTについてどう考えているのか知りたい!と思っていたところだったので、とても興味深い会でした。
私自身も実際に機能を試してみて、活用するには人間の問いかけ方がとてもポイントだなと感じています。問いかけ力を磨かないと。。 (新村)
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株式会社エンパブリック
メルマガ「根津の街から」
(第228号 2023年5月12日配信)