法人向け研修プログラム(個人の方もご参加いただけます)
未来志向の新規事業立ち上げの実践手法を身に着けよう
社会課題解決にデジタルを活用してビジネス化する事例が広がっています。
ヘルスケアやサステナビリティなどの分野でも、デジタルなしには進められない時代になっています。
そして、事業開発、製品づくりには、顧客ニーズを深く理解した上での事業計画が不可欠です。
社会課題解決に役立つ仕事に取り組みたいが、どこから始めていいか迷っている方のために、ビジネスモデルや事業計画への0→1の考え方のプロセスを体験して学ぶことに特化したプログラムを2日間集中で行います。
社会起業支援の豊富な経験を持つempublicの本講座は、事業開発の初心者にも実務者にも役立つ講座として、これまでの参加者(約180名)からも好評を得ているプログラムです。
2024年8月期 参加者募集!
○2024年8月8日、22日 10:00~17:00
(木曜2日間集中コース)
これまでの参加者の声
「DXと言う言葉が先行するのではなく、潜在的なニーズを見出すために、コミュニケーションや探索など入口が重要であると認識しました」
「DXのために何かを考える、ではなく、解決したい課題をなんとかするためにDXを活用するという発想が大事。これまでの枠組みを超える考え方をしていく必要があることを、改めて実感できた」
「ワークシートの便利さを改めて痛感しました。これまで思いだけで突き進んできたことを感じ、頭の中にあるイメージやビジョンをロジカルにシートに落とし込むことの大切さを再認識できました」
「社員の健康という身近だが後回しにしていた課題の解決に新しい発想やアプローチで取り組むことができる。それが(DXの)Xなんだと気付きました」
「深堀り、探索をお客様と一緒に取り組んでいくと効果的であることに気付くことができました」
既存の延長線上にない事業をつくろう!
DX(Digital Transformation)を企業の次の成長に結びつけるには、既存事業のITによる改善に止まらず、既存の延長線上にない新しい事業を生み出し、展開する必要があります。
新しい事業のアイデアのヒントとなるが“社会課題解決の事業化”です。従来、ビジネス化が難しいとされていた領域を、デジタルのチカラを活かすことでどう事業化できるかを考えることは、潜在的な市場を見つけ、従来とは異なる視点や発想から事業を考える機会となります。特に、目の前の業務や社内、取引先に視野を狭めてしまいがちな会社員にとって、社会の問題を知り、考える体験自体が新規事業を生み出す力を生み出すエネルギーとなるのです。
既存の考え方では”市場の失敗、政府の失敗”として解決が難しいとされてきた社会課題や顧客の課題を、デジタルの特性、できることを活かすことで、「これまでできない・無理と思っていたことを、デジタルの力で”できる”に変える」ことにDXの本質があります。
DXを「X(トランスフォーメーション)を起こすためのD(デジタル)」として捉え、革新的な解決方法をデザインするための考え方、アイデア発想、実現へのプロセスを身に着けることが、2020年代の事業開発に、またデジタル人財の育成には不可欠です。
DX時代の課題解決事業を生み出す鍵、「アジャイル事業構想術」と「起業家マインド」
DXを通して社会課題解決を進めるためには、「何をするか」だけでなく、「どう向き合い、どのように進めるのか」の変化もポイントになります。その変化のポイントを2つにまとめると「アジャイル事業構想術」と「起業家マインド」と言えるでしょう。
これまでの目の前の仕事を事前に緻密に計画し、決めた通りに進める仕事の行い方は、変化の激しい時代では柔軟性に欠け、変化に取り残されてしまいがちです。それに対して「アジャイル事業構想術」は、暮らしや地域・社会に視野を広げ、複雑な社会問題を多面的に検証し、現場とのやり取りを通して試行錯誤ながら”これからの社会で必要となる自分達の事業は何か”を明確にしていく事業づくり手法です。
また、これまでは会社の求め・期待・評価に応える人材が優秀とされてきました。しかし、新しい価値を生み出すことが求められる時代には個々の社員の内発的動機=「起業家マインド」が重要になります。自らテーマを定め、関係者に働き、仲間をつくりながら、新しい仕事を生み出すことに挑戦する姿勢です。
ビジネスパーソンに求められるイントレプレナーの発想と動き方
「成果が見えないと動けない」「周りの理解がない」など“できない理由”を探すのではなく、会社の仕事に対して「自らおもしろいと思える仕事を工夫してつくる」「どう周りの協力を引き出すのか」というイントレプレナー(社内起業家)の資質を身に着けることが、これからのビジネスパーソンには求められます。
図:なぜDXイントレプレナーなのか?(クリックして拡大)
DX時代の事業開発の仕事術を身に着けよう
本講座では、社会課題(ヘルスケア)のテーマについて、「問題の理解→課題の深堀り→解決策を探る→ビジネスモデルを考える→事業アイデアにまとめる」という“0→1”のプロセスを短期集中で体験します。立ち上げプロセスを通して、システム思考、デザイン思考、課題解決事業デザインなど新事業構築に必要な考え方、動き方の基本を体験的に習得することを目指します。それによって、”社会課題解決型DXの事業開発の担い手”としての動き方のコツを身に着けることを目指します。
現在の社会や顧客の課題の中から“未来のニーズ”を見つけ出し、そこから新しいビジネスをデザインし、中長期的な実現方法を実現するための技法(ノウハウ)と実現力(ドゥハウ)の本質を、事業プランづくり体験を通して実践的に習得できるプログラムです。
コースの特長
- 新事業アイデアを見つけ、育て、プランにする過程を体験することを通して、自ら問いを設定し、自ら動く意識への転換を重視
既存事業の延長線上にある発想、顧客の自覚するニーズに応える発想を超えて、顧客の潜在ニーズの分析から新事業のアイデアをつくり、事業プランへと育てる一連のプロセスを体験する。
- デジタル技術の影響・インパクトから価値創造を描く過程を体験する
「デジタルが何をするか?」の発想ではなく、 「未来の顧客が価値を感じる体験」をデザインする人間中心(Human-centered)の事業開発の技法を学ぶ。
- システム思考、デザイン思考、イノベーション開発、リーン・スタートなどの事業開発に必要な力を総合的に学ぶ
社会・地域に起きる複雑な問題を解決し、事業を生み出すための基礎スキルを事業企画を通して実践的に学べる
- 社内資源をリフレーミング(再評価)して活用する視点と手法
「自社の資源を活かせる」ことがイントレプレナーの強みであることを理解し、新しい視点から自社資源を見直す。「デジタル活用が当たり前になった経済社会(Society5.0)の中で自社の役割は何か」と視座を高めて考える。
- 多数の起業家をサポートしてきた経験豊富な講師が、個々のアイデアにアドバイス
グループワークを通して生まれたアイデア一つ一つに、起業支援の豊富な経験を持つ講師が具体的に考え方、アイデアの育て方をアドバイスします
- 起業家の視点、動き方を、どう自分のビジネスの現場で活かせるか学ぶ
会社員と起業家の違いを考えながら、どう起業家精神を組織の中で活かしていくのか、顧客や異分野の活動者、専門家とどう協働し、共創できるのか、考えます
同じ組織・会社から複数人での受講もお勧め!
組織から新規事業を立ち上げる際の大きな課題は、事業アイデアを生み出す人と周囲の人の意識や動き方に差が生じがちなことです。「出る杭は打たれる」のように、新しい動きをする人が孤立することもあります。ただし、意欲ある人が動き出すには、同じ組織に考え方や動き方を共有できる人が3人以上いることで、新しい動きを活性化できます。
そこで、本プログラムでは、同じ組織から複数名で参加いただくことをお勧めしています。もちろん、個人参加も歓迎で、講座の中でどう仲間を広げるかも共に考えていきます。
プログラム
- 講座ではDXの事業開発についての基礎知識を学ぶことに加えて、「社会課題解決型の事業プラン」をグループで実際につくる体験を行います。それを通して、現在の社会や顧客の課題の中から“未来のニーズ”を見つけ、事業アイデアのまとめ方、ビジネスモデルの構築、その事業の中長期的な実現方法までの一連の流れを体験します。
- 同時に、そのプロセスを通して、潜在ニーズを把握するための情報収集、システム思考やデザイン思考の活かし方、グループでの議論や合意形成の技法、メンバーの動機付けなど、実務で使える動き方も体験的に学びます。
- メイン講師は20年にわたり、3000人以上の社会起業家の育成に携わり、課題解決事業デザインの専門家である広石拓司(弊社代表)が務めることに加え、弊社スタッフがグループの進行を補助することで、多様な組織、経験の受講生が自分に合った学びを得ることができます。
カリキュラム内容
【1日目午前:講義】DX時代の事業開発入門~アジャイル事業構想と起業家マインド
- 導入(趣旨・進め方・目指すゴール)
- Society5.0=デジタルが深く組み込まれた暮らし・社会へのトランスフォームを描く事業構想力とは?
- DXのレンズで社会を捉え直し、システム思考で問題理解を深める
- アジャイル事業構想の進め方
【1日目午後:実習】社会課題を分析し、解決策を考える
- 社会課題(健康、教育、地域活性)を多面的に考える
- 課題が生じる構造を明確にし、変化の起こし方を考える
- デジタルが生み出す価値(自動学習、最適化、個別化、自律分散・・・)を活かした問題解決方法を考え、ビジョンを描く
【2日目午前:実習】ビジネスモデルの構築を考える
- 顧客にとっての価値は何かを明確にする
- ビジネスモデルの構築に必要なことを考える
- ビジネスアイデア(初期段階の事業プラン)のストーリーをまとめる
【2日目午後:実習+講義】事業の実現力を高める
- ビジネスアイデアの発表とフィードバック
- PoC(概念実証)、エコシステム構築など事業の実現方法を考える
- ふりかえり:DXイントレプレナーの心得
実施概要
2024年8月期 開催日時
〇木曜集中2日間コース
1日目 2024年8月8日(木) 10:00~17:00
2日目 2024年8月22日(木) 10:00~17:00
開催方法 オンライン
*エンパブリック根津スタジオ(東京都文京区弥生)を利用しての受講も可能です。
参加費用
77,000円(税込) →特別価格 55,000円(税込)
教材費、関連動画利用、相談・サポート費を含みます
主催 株式会社エンパブリック
こんな方におすすめ!
・企業でシステム開発などを行っている方、顧客のニーズ分析から提案までの一通りのプロセスを体験することで理解が深まり、顧客ニーズに合った事業案へつながります。
・地方創生など地域で活動をされている方、デジタルを活用して分析をすることで、地域の課題やニーズを導き出し、地域をどう理解したらよいのか、そこにポジティブな変化を起こすには何が必要なのか、全体像がわかるプログラム です。
・今の業務を改めて見直し、新しい地域課題など、課題解決に取り組みたい人と思っている方、デジタルを使って分析をし、持っている得意や強みと地域課題で必要とされているニーズを結びつけて生まれる価値づくりを体験できます。
講師
事業開発の理論と実践的学習の指導の第一線の講師チームが参加者の学びをサポート
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メイン講師
広石拓司
株式会社エンパブリック代表取締役
ソーシャル・プロジェクト・プロデューサー
東京大学大学院薬学系修士課程修了。シンクタンク、NPO法人ETIC.を経て、2008年株式会社エンパブリックを創業。「思いのある誰もが動き出せ、新しい仕事を生み出せる社会」を目指し、ソーシャル・プロジェクト・プロデューサーとして、地域・企業・行政など多様な主体の協働による社会課題解決型事業の企画・立ち上げ・担い手育成・実行支援に多数携わる。
- 20年に渡り、これまで3000以上の起業、社会課題解決プロジェクトを支援。
現在も地域づくり、CSV・リビングラボ、事業開発、組織開発に関するワークショップを年に200本以上実施 - 慶應義塾大学SFC「ソーシャルビジネス・プランニング」、
立教大学経営学部「サステナビリティ&ビジネス」、
青山学院大学「青山・情報システムアーキテクト育成プログラム」
などで兼任講師を務め、事業開発の理論と実践的学習の指導にあたっている。
サポート・チーム
株式会社エンパブリック
地域づくり、企業のサステナビリティやDXの事業開発の現場に携わるワークショップを年間200本以上実施。社会と企業の連携による問題解決、協働、事業づくりの現場に多数携わり、その難しさも可能性、変化のポイントを把握しているメンバーが体験的な学びを促すラーニング・ファシリテーターとして参加
地域課題解決に取り組む起業家とのセッション
地域課題解決の現場で地域共創、デジタルを活かしながら事業を自ら創り、展開している起業家が参画。
申込方法
下記申込フォームより、お申込みください。
*申し込み後、2週間以内(開催日が近い場合は開催日まで)にご入金をお願いします。
銀行振込またはクレジットカード決済が可能です。
*個人情報は弊社プライバシーポリシーに則り、適切に扱います。