empublicより新年のご挨拶 & メルマガ新年号~ empublicメルマガ「根津の街から」 (2019年1月10日発行)

empublicメールマガジン「根津の街から」 (2019年1月10日発行)

遅くなりましたが、新年、明けましておめでとうございます。
昨年に多数のご支援、ご参加、ご指導を頂けたことを改めて感謝申し上げます。
今年も、昨年までと変わらぬご支援、ご参加、ご指導をよろしくお願い申し上げます。

昨年は、数年前からの世界の大きな構造変革が、日本にも入り始めた年でした。
脱プラスチック(スタバの脱ストロー)、モビリティシフト(トヨタ×ソフトバンク)、
キャッシュレス化も消費増税対策で浮かび上がりました。
年末年始はテレビでもAIの話題が数多くありました。
数年前から「世界の動きに3周遅れている」という話はよくありましたが、
地上波テレビでも取り上げれるなど入り始めたので、ここから日本の動きも早いと思います。

その意味で、この1年は大きな変化の年となるでしょう。
新しい動きはもう始まっています。
その変化が、固いと思われていた既存の構造が変わり始める一年となるでしょう。
その変化を、問いかけ力や対話、場づくりでお手伝いする一年にしたいと考えています。
そして、私たち自身も次世代バージョンに変化する一年としてきます。

ぜひ、皆様とご一緒させていただければ、と考えております。
なにとぞ、よろしくお願い申し上げます。

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◆1◆ コラム「変化の波が問いかけること」(広石
◆2◆対話「 子どもや若者が主役となる2030年代を拓くために、
SDGsが問いかけていることは? 」(1/31)
◆3◆パナソニック、日本NPOセンター「組織基盤強化フォーラム」
「市民社会にとってのSDGsとはなにか」(1/24)
◆4◆ゼミ「問いかけ力を磨こう-本質を探り、変化を生む場をつくるために」
(1/22~ 火曜コース)
◆5◆ 問いかけセッション「平成の30年で進んだこと、進まなかったことは?」
.(問いかけゼミ修了生の方は無料!)
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◆1◆コラム「変化の波が問いかけること」(広石
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私たちは青年海外協力隊の事前訓練を担当していますが、
「途上国支援」という言葉の意味は、10年前と今では大きく変化しています。

例えば、昨年末のネット記事に出た「電子マネー、アフリカに商機」では、
「ケニアではスマートフォンの普及率が人口の約85%に達し、
人口の約70%が電子マネーを利用しているという」
とあるように、現金よりもデジタルキャッシュの方が使いやすい地域が広がっています。

アフリカなどでは、銀行までの距離が遠かったり、現金の持ち運びが危なかったりなど、
銀行口座の開設がなかなか進みませんでした。
また、途上国への寄付も、為替や銀行等の手数料、現場に届くまでの盗難、横領なども含め、
非常に効率が悪いものでした。

それらを一気に解決するのが電子決済です。
現地政府もビジネス界やゲイツ財団、国際NGOも数年前から普及に力を入れてきました。
ケニアでの普及されているM-PESAという電子決済のシステムは、
2005年にケニアのサファリコムで始まったトライアルを、
2010年にボーダフォンがアフリカに広げるところから始まっています。

そのため、現代において「途上国の貧困対策」とは、
デジタルキャッシュを前提とした社会システム・デザインを指すようになっています。
今ではJICAも「キャッシュレス化はアフリカから学ぶことが多い」と発信しています。

SDGsとは、このような技術の普及のため、極度の貧困は解決できるとなったからこそ、
世界の企業がビジネスのテーマと考えるようになっています。

SDGsは2030年に向けての世界のTransform、次のカタチへの変化を目的としています。
その変化は、これから始まるものではなく、
脱プラスチック、EVシフト、オーガニック、エシカルなど既に世界各地で始まっているものが
「2030年までに経済社会の既存の前提と構造を変える」ことを指しています。

変化の波は、なんとなく何十年か使ってきた「技術先進国」「途上国支援」などの
言葉を問いかけています。
それらの言葉が現在の世界で、何を問いかけているのか。
今、向き合わないと、今の5歳児に将来、「何、ぼーっとしてたの?」と叱られるかも、と思うのです。

◆2◆対話「 子どもや若者が主役となる2030年代を拓くために、
SDGsが問いかけていることは? 」(1/31)
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2030年代、40年代に社会の主役となる今の子どもや若者たちが
「日本も世界も未来は明るい!」と思える明日をつくるには、何が大切なのでしょうか?
SDGsの17ゴールを切り口に、今、私たちは何を伝えることが必要か、
一緒に考えませんか?

*日時:1月31日 (木) 18:45 – 21:30 *会場:シティラボ東京(京橋)
*参加費:一般3,800円
*詳細・申込み > https://peatix.com/event/588573/

◆3◆パナソニック、日本NPOセンター「組織基盤強化フォーラム」
「市民社会にとってのSDGsとはなにか」(1/24)
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パナソニック株式会社と日本NPOセンターの「組織基盤強化フォーラム」の
「市民社会にとってのSDGsとはなにか」にて、基調講演とパネルトークの進行を担います。
詳細はこちら > https://www.jnpoc.ne.jp/?p=16975

◆4◆ゼミ「問いかけ力を磨こう-本質を探り、変化を生む場をつくるために」
(1/22~ 火曜コース)
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変化に向き合うために、最も大切になるのは「問いかける力」。
問いは、自分の経験やつくりたい関係性の自覚やビジョンがあってこそ質が高まります。
そして、それを一人で考えるのでもなく、自分のために「質問する」のではなく、
共に考えるために「問いかける」ことでこそ、変化を生み出せます。
* 1/22~ 全6回 火曜夜コース
*参加費 6回セット 30,000円(欠席分は振替受講ができます)
*詳細・申込み > http://empublic.jp/questioning

◆5◆ 問いかけセッション「平成の30年で進んだこと、進まなかったことは?」
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問いかけセッションは、ゼミ「問いかけ力を磨こう」の参加者が”問い”を
持ち寄り、対話を通して共に考える対話の場です。
問いかけゼミ修了生の方は無料で参加できます。一般の方の参加も可能です。
*開催日
1/28(月) 19:00~21:30、 2/14(木) 19:00~21:30
2/16(土) 15:30~18:00、 3/21(木・祝)15:30~18:00
*詳細・申込み https://peatix.com/event/588596/

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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」
(第185号 2019年1月10日配信)
発行責任者=広石 拓司
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ご意見・ご感想は mailto:info@empublic.jpまでご連絡ください。
皆さまのご意見・ご感想お待ちしています。
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empublicノ2018年 ~ empublicメルマガ「根津の街から」 (2018年12月28日発行)

empublicメールマガジン「根津の街から」 (2018年12月28日発行)

今年も残すところわずか。
今年は、おかげ様でエンパブリックは10周年を無事迎えることができました。
年内最後のメルマガでは、最近のエンパブリックの取組みをご紹介したいと思います。
みなさん、よいお年をお迎えください。

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◆1◆ コラム「エンパブリック2018年トピックス」(広石)

◆2◆ 編集後記

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◆1◆コラム「エンパブリック 2018年トピックス」(広石)

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この一年も、みなさまのご協力、ご参加、ご指導のおかげで、様々な活動をエンパブリックも行うことができました。この1年の取組みを簡単にご紹介させていただきます。

○書籍「ソーシャル・プロジェクトを成功に導く12のステップ
 ~コレクティブな協働なら解決できる! SDGs時代の複雑な社会問題」を発行。

記念イベントには、のべ150名の方にご参加いただき、多数な要素が相互に影響し合って起きる「複雑な社会問題」に対して、企業、NPO、行政らが協力して解決する取組みを始めている方が多数いると心強く思いました!
書籍紹介 > http://empublic.jp/sp12steps

○根津スタジオでのゼミ「問いかけ力を磨こう」は、コース参加121名、単回参加を含めると参加者166名となりました。新規事業開発、組織開発、人材開発、ファシリテーション、医療者、 まちづくり、教師など多様な方にご参加いただき、「本質を探り、共に未来を創る問いとは?」を共に考えています。
参加者の方による問いかけセッションを年明けから始めます。
1/22より火曜夜コースも開催です http://empublic.jp/questioning

○千代田区と「ちよだコミュニティラボ」で、「シェアリグ@千代田」をテーマに都心コミュニティでシェアをきっかけにつながる方法を、区民や千代田区で活動される方たちと共に探求しました。
年末の広報千代田では「ゆるいつながりの大切さ」を特集いただきました。
区内には多様で多数のコミュニティがあります。それらの活動がつながる舞台を整え、地域でのつながりをつくることが都心部のコミュニティづくりの鍵と考え、サイトも更新しました。 http://chiyolab.jp/

○練馬区の町会・自治会のみなさまと「これからの町会・自治会の活動ヒント集」を制作しました。町会・自治会は加入の低下が言われます。しかし、各活動では声かけ、参加しやすい運営の見直しなどのチャレンジを続けています。その工夫や知恵を集め、これからの地域社会に必要な会の運営方法を住民の方が作りました。

○地域包括ケアにおける地域活動づくりの取組み支援を都内各地で実施しました。
地域包括ケアでは、医療・介護に加えて「地域」の役割が大きくなっています。
これからの超高齢社会を見据えて、どのようなコミュニティ活動が必要か考える場、それを支えるコーディネーターのための研修、高齢の方による活動立上げ支援など、都内各地でお手伝いさせていただきました。
「東京ホームタウンプロジェクト」「狛江市の住民による体操活動(通所B)」などの取組みをサイトでも紹介しています。 http://empublic.jp/community_projects

○SDGs時代のビジネス、仕事についての講座、場づくりが増えています。
2030年に持続可能な世界を実現するために、どのようにビジネスや地域を変革するか。それがSDGsのテーマです。
既存の枠組みや考えを超える視座で、次世代の事業構想をする場、サステナブル経営を推進するための場づくりの案件が増えてきています。
環境省「SDGs人材育成事業」の委員、講師、環境省のSDGsを活かした地域課題の同時課題解決事業の外部アドバイザー、企業研修、立教大学経営学部での「サステナビリティ&ビジネス」授業など幅が広がっています。
日野市では、市長も参加され市職員向けの「SDGs政策ゼミ」に加えて、民間企業、起業家のためのSDGsビジネス入門がスタートします。 http://www.city.hino.lg.jp/sangyo/sougyo/1010936.html

○育休後コンサルタントの山口理栄さんと、育休後カフェ「なぜいまだに育休後は働きにくいのか?」全2回を開催しました。男女の育休、マミートラックというテーマで熱心な参加者の方と対話を行えたことはとても大きなヒントがありました。そこで気づいたのは、「一人一人が自分が納得し、満たされて働けていないと、職場の多様性は生まれない」ということです。自分が納得できていない人は、違いを責めるか、別のものと区別したがる。
いわゆる働き方改革には、もっともっと対話、働きがい改革が大切ということです。

○ビジネス×哲学の対話として、「パフォーマンスの本質(全3回)」「良いこと、仕事、お金のイマドキの関係は?」を開催しました。どちらも熱心な参加者の方との対話が深まりました。
後者では、サービスグラントの嵯峨生馬さんが「プロボノは無償であることが大切。NPOにとって20万円は大金だが、ビジネスパーソン5名が全力を出すには全く不足。変に20万円というお金が絡むことで、Pricelessの意義が見失われてしまう」と話していたのが印象的でした。お金とは? 成果とは?の対話を続けたいと思います。

○案件が増える中で、今年、新しいスタッフを迎え、体制の再構築をスタートさせています。またイベントやプロジェクトを一緒に取り組むアソシエイトスタッフのみなさんに支えていただいています。
プロジェクトの意図を深く理解し、だからこそ意見を戦わせることができ、そのおかげで私の理解も深まり、プロジェクトが良いものになってきました。
また、参加者のみなさまやクライアントのみなさまの考えが私たちの活動を深めています。
この一年、みなさまとご一緒できたことを、改めて感謝申し上げます。

 

◆2◆ 編集後記

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日々あわただしい生活をしていると「丁寧な暮らし」という響きに憧れます。
一つ一つ手間をかけた食事、掃除の行きとどいた部屋など。
今年出会ったステキなワーキングマザーの方は、日々の仕事や暮らしのタスクに真剣に向き合い、「自分がやるべきこと」「やりたいこと」「やらなくてもいいこと」に分け、プロに任せた方がよいことや人に任せた方がよいことはお願いするということを徹底されています。
これも一つの丁寧な暮らしであると気づかされました。自分が手をかけなくても丁寧な暮らしはできるのだと。今年は、若いママの皆さんから、いかに自分が既成概念、固定概念に気づかぬうちに縛られているかを教えていただいた年でもありました。平成も終わりつつあるのに、昭和のOSからはなかなか抜けだせないようです。(矢部)

 

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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」

(第184号 2018年12月28日配信)

発行責任者=広石 拓司

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ご意見・ご感想は mailto:info@empublic.jpまでご連絡ください。

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他者との対話がつくる自分 empublicメルマガ「根津の街から」 2018.11.06

empublicメールマガジン「根津の街から」   (2018年11月06日発行)

秋らしく肌寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
急に気温が下がると紅葉が綺麗に色づくようです。忙しい毎日の中にも秋の気配を楽しみたいものですね。

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◆1◆ コラム「他者との対話が作る自分」(広石)

◆2◆[11/22] 育休後に男女差はあるか? ~職場・家庭で育児と仕事を支え合うには?
   育休後カフェ「なぜいまだに育休後は働きにくいのか?#1」

◆3◆[11/29]  社会を良くするには、誰と、どう組めばいいのだろう?
   ~SDGs時代のパートナーシップを考えよう!

◆4◆ レポート:シェアリング@千代田 アイデアソンを開催

◆5◆ 根津スタジオのプログラムより
 ・自分らしい次の生き方・働き方をデザインしよう
 ・問いかけゼミ 1/22~ 火曜夜コース

◆6◆ 編集後記

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◆1◆コラム「他者との対話が作る自分」(広石)

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「西郷どん」もですが、幕末の物語で志士たちは「日本国を守る、強くする」と熱く語ります。「日本」を語ることが、当時、“開明的”で、自分も周りも熱くするものだったのでしょう。
それまで、「お国」とは「藩」を指していました。
それが、「日本国」を語り始めたのは、「他にある関係ないもの」と意識外に置かれていた「外国」が、黒船到来によって、攻めてくる=自分に直接影響を与えうる存在となり、「他にある」とできなくなりました。
幕末に「日本」を語るのは、藩という旧制度を超える視座から海外への危機意識を共有することを意味し、その過程で「〇〇藩の人間」から「日本国の人間」へと、「自分」がシフトしていったのでしょう。

最近、「2001年宇宙の旅」の50周年記念リバイバルが上映されていましたが、原作者のA.C.クラークは、SFの役割を「種としての人類を描くこと」と述べていました。
宇宙に出たり、宇宙人に出会うことを描くことで、人類という「種」を考える視点が手に入るのです。
私たちはみな人類の一員であっても、「自分が人類という種の一員として」の人のあり方や責任を考える機会は、なかなかありません。

学生たちは就活で「自己分析が大切」と言われます。
ただ、「自分」を自分一人だけで考えても、なかなかわからないものです。
友人や家族などと話をしたり、アルバイトやインターンの中で多様な人や機会に出会う中で、「あ、自分はこういうところがあるのだな」「自分にとってはここが重要なんだな」など気づきます。

他者との出会いの中から「自分」を発見していく過程が、新しい「自分」を見つけ、アイデンティティの変容も促すことができる。

それが「対話」の大切な意義です。

対話が、ただ他の人の話を聞く場であったり、合意形成のためだけでは、つまらないものです。
他者がいることで「自分」の特徴を自覚でき、一人では見えていなかった良さや課題が見え、そこから、「自分の新しい可能性」が見えてくる。
そうやって、今までの「自分」がゆらぎ、新しい「自分」へと再構築されていくことが、対話の最もダイナミックな面白さです。

そして、今、ビジネスにおいても、自らをゆらし、再構築する「対話」が求められています。

「ダイバーシティ」では、子育てや外国人など従来の会社のメインではない働き方を受け容れることで、仕事の進め方をどのように再構築し、「自社での働き方とは何か」を再構築していけます。

そして、「SDGs」により、「ビジネスは利益優先。社会や環境は外 or CSR」と割り切れていたのを、社会や環境がビジネスに影響あることを視野に入れなければ生きていけない時代がきました。

「ビジネスの外」としていた様々な他者が、黒船のようにビジネス世界に押し寄せています。

会社が続くとは? 良い会社員とは? 利益とは?
価値観をゆらし、「ビジネス」と「会社」を再構築するための「対話」が求められています。

 

◆2◆ [11/22] 育休後に男女差はあるか? ~職場・家庭で育児と仕事を支え合うには?
: 育休後カフェ「なぜいまだに育休後は働きにくいのか?#1」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

2018 年11月22日(木)18:45~21:00  <会場> fabbit大手町 (東京駅日本橋駅1分)

参加チケット> http://v.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=1&i=empublic&c=31&n=2076

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“育休後カフェを始めて7年、最近感じるのはパパの育休がとても増えている、ということです。
しかし一方では、育休を取りたくても取れない、取った人が冷遇されているという声も聞こえてきます。
ママとはまた違った背景もありそうなパパの育休事情。今後さらに増やして行くためにどうすればいいのか、みなさんで考えたいと思います。”   山口理栄(育休後コンサルタント)

今、女性と男性で、育休の取得や育休後の働き方、周りのサポートや組織の対応に違いはあるのでしょうか?

その背景には、何があるのでしょうか?
育休を取る人、周りの人、組織に何ができるのでしょうか?

実際に男性で育休を取られた方の意見も伺いながら、男性も女性も働きがいある育休後を実現するための課題と方法を対話を通して考えます。

本対話は「シリーズ: なぜいまだに育休後は働きにくいのか?」の第1弾として開催します。

<シリーズ開催趣旨>

「変わらない会社や社会でうまく働くには?」から「誰もが働きやすい環境をつくるには?」に問いをシフトしませんか?

女性活躍推進法ができて3年、育児をしながら働く女性は増えましたが、未だ育児をしながらの働きづらさは残っています。
「やりがいを持って、家族も仕事も大切にしたい」、たったそれだけの望みが、なぜ普通に叶えられられないのでしょうか?

育休後を「誰かが我慢すれば」という自己責任論に終わらせず、誰もが普通に働きがいある仕事をするために、どのように自分を、周りを、組織を、社会を変えていけばいいのか、育休後アドバイザーとして様々な職場を何年も見てきた山口理栄さん、社会システム・イノベーションの実践法を探求してきた広石拓司さんと一緒に考えてみませんか?

11/22イベント参加チケット http://v.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=1&i=empublic&c=32&n=2076

シリーズ紹介ページ http://v.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=1&i=empublic&c=33&n=2076

 

◆3◆ 社会を良くするには、誰と、どう組めばいいのだろう? ~SDGs時代のパートナーシップを考えよう!
:『ソーシャル・プロジェクトを成功に導く12ステップ』 出版記念ワークショップ
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2018年11月29日(木)18:30~21:00 <会場> シティラボ東京 (京橋駅 東京スクエアガーデン6階)

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社会問題の解決のためのパートナーシップの重要性は誰もが口にし、大切だと思っているのに、いざ実践するとなると難しいもの。
その難しさへの処方箋として、今年夏に書籍『ソーシャル・プロジェクトを成功に導く12ステップ』が出版されました。

本ワークショップでは、本書の執筆者二名と編集者とが、書籍を基に、複雑な問題に効果的なパートナーシップを進めるための協働ガバナンスの考え方、進め方について紹介します。

(こちら、残席わずかとなっていますので、お早めにお申し込みください)

・イベント参加申込> http://v.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=1&i=empublic&c=34&n=2076

・書籍紹介ページ 「ソーシャルプロジェクトを成功に導く12ステップ
~コレクティブな協働なら解決できる! SDGs時代の複雑な社会問題」

http://v.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=1&i=empublic&c=35&n=2076

 

◆4◆ レポート:シェアリング@千代田でアイデアソンを開催

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千代田区で、暮らしや仕事、活動を、もっと充実したものとするために、”シェア”の可能性を地域の人たちと共に考え、動き始めることを応援する「シェアリング@千代田」プロジェクト。
9月30日には「アイデアソン」(テーマについてのアイデアを出し合い、それをどう実現するかをまとめるワークショップ)を開催しました。
これまでのプログラムを経て出された10のテーマについて、実現に向けたアイデアと知恵を出し合いました。

テーマとしては、「区民6万人に対して昼間人口85万人、どう防災をシェアすればいい?」「地域にある活動情報をシェアするためにチラシをどう活かせる?」「子育て中でもイベントに参加できるように、ベビーシッターシェアを実現したい」など区民や在勤者の方が日頃感じている課題から出されたものです。

テーマの提案者からは、「興味を持ってくれる人が多いことに驚いた!」「単なるシェアではなく地域に貢献できる使い方にしたい」、参加者からは、「各テーマへのアイデア、問題点など、客観的に捉えられてとても面白かった」「自分では気がつかないアイデアがたくさんあって有効的」「基盤としてのゆるいつながりが多くの課題解決につながると感じた」などの感想が寄せられました。

地域づくりを進めていくときに、参加者みなが個々に持つリソースを持ち寄り、考えを出し合い、検証しあい、そのプロセスを通じて新たな出会いがあり、具体化に向けた動きが始まる「アイデアソン」に、大きな可能性を感じる1日となりました。

千代田区ではアイデアソンを経て、プロジェクトを具体的に動き始めるステージに入ります。

 

◆5◆根津スタジオのプログラムより

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  • 日曜集中コース】自分らしい次の生き方・働き方をデザインしよう ~自分への理解を深め、自分の軸(ミッション)を探る4つの対話

11月11日 (日)・11月18日(日) 10:00 – 15:45

http://v.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=1&i=empublic&c=36&n=2076

  • ゼミ「問いかけ力を磨こう ~本質を探り、変化を生む場をつくるために」(全6回)

1月22日~ 火曜夜コース  各回 19:00~21:40

*各コースの欠席回は他のコースでの振替受講が可能です

>詳細・申込  http://v.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=1&i=empublic&c=37&n=2076

 

◆6◆編集後記

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最近、ある方から娘をリケジョにしたいと相談が。
リケジョにしたいお母さんが増えているかも!と、うれしくなりました。
お話を聴くと、理由はリケジョの方が、手に職があって、男社会でもやっていけそうだからだそう。

ある調査で、フィンランド、スウェーデンなどの男女平等のレベルが高く評価されている国では、女性がSTEM(Science, Technology, Engineering and Mathematics)分野に進む人が少なく、逆に男女平等レベルが高くない国ほど多い傾向にあるとの報告が。
これは「ジェンダー平等パラドックス」と呼ばれ、「よりリベラルで豊かな国では、女性は非経済的要因に基づいて職業選択にを行うからでは?」ということらしいのです。
ってことは、リケジョに行かせたい母親が増えているのは、日本では男女平等のレベルが高くないから? と、手放しで喜べないかもと「リケジョ・バラドックス(?!)」を感じてしまいました。(矢部)

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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」

(第183号 2018年11月6日配信)

発行責任者=広石 拓司

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ご意見・ご感想は info@empublic.jp までご連絡ください。

皆さまのご意見・ご感想お待ちしています。

配信停止希望の方はこちらからお手続きをお願いします。

http://v.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=1&i=empublic&c=38&n=2076

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自分は何が好き? empublicメルマガ「根津の街から」 2018.9.19

empublicメールマガジン「根津の街から」    (2018年9月19日)

いつもメールマガジン「根津の街から」をご愛読いただき、ありがとうございます。
お知り合いになった方へのご報告と、考えるきっかけとしてお役に立てればと考え、配信させていただいています。
この度、メール配信システムを変更しました。
もし不具合がある場合、また配信先のエラーがある場合など、お気軽にお伝えください。
これからも、よろしくお願いします!

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<INDEX>
◆1◆ コラム「自分は何が好き?」(広石)
◆2◆ レポート:東京2020年大会への多言語対応についてのワークショップ
◆3◆ 根津スタジオのプログラムより
・ゼミ「問いかけ力を磨こう」 9/25~ 火曜夜コースなど
・実践から学ぶ「育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方」
・自分らしい次の生き方・働き方をデザインしよう など
◆4◆ 編集後記
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◆1◆コラム「自分は何が好き?」(広石)
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「美人に投票するコンテストを開催した時に、
もし”優勝した人に投票した人には賞金を出す”としたら、どうなるだろう?」

先日、NHK「欲望の経済史」の再放送を見ていると、ケインズによる例え話”美人投票”が紹介されていました。
普通に「誰が美人と思うか?」と問われたら、“自分が”美人と思う人を選ぶでしょう。
しかし、「票が集まる人に自分が投票していたら、自分に利益が返ってくる」となると、
“他の投票者が投票しそうな人”をお互いに探りあい、“勝ちそうな人”を選ぶでしょう。
投票者は「自分自身がその人が美人と思う」という理由では投票しなくなるのです。
そして選ばれた人は「本当は多くの人にとって、最も美人ではない人」になるかもしれません。

今回、この話を見て改めて思ったのは、この状況が続くことで
「自分が何を、なぜ良いと思うか」がわからなくなる人が多くなりそうだ、ということです。
「あの会社が儲かる」「あの人が勝つ」と”みんなが言っている”ものが自分の利益を生むとなると、
関心は、自分自身の判断軸や対象者自体を深く理解し、判断することよりも、
自分に入ってくる“他の人の意見”や“流れ”に沿って選んだ方が「間違えない」と考える。
そのように”間違えない選択”を重ねるうちに、それを「自分の選択だ」と思うようになるでしょう。

選ばれる側の人は、選ぶ人が自分をきちんと評価しないままに選んでおらず、
選ぶ人同士の牽制と評判の中で選んだとしても、「皆が自分自身を支持している」と全能感を持つか、
「求められているのは結果・イメージで、自分は理解されていない」と疎外感を持つかに陥るでしょう。

現代では、これは投資だけに限らず、アイドル、様々な社会ブーム、政治などにも定着していますし、
受動的に情報がどんどん入るネット社会で、この傾向はさらに強まっていくのでしょう。

そう考えた時、2つの話を思い浮かべるのです。

一つは、美人投票のような株式市場で、最も成功を収めたウォーレン・バフェットが
投資家として成功した理由を聞かれて、自分の投資会社では、
「なぜその会社に、その額を投資するのか、子どもや家族に説明できるかを大切にしている」
と話していたことです。

もう一つは、映画「千と千尋の神隠し」のラスト近くのシーンです。
魔法にかかった主人公「千」が人間(千尋)に戻るために、魔法界を仕切る湯婆婆に問われます。
「この10匹の豚から自分の親を選べたら、人間に戻してやろう」。
そして、千は、それぞれの豚を見て言います。「この中に親はいない」と。
自分に果たされたルールは「10匹から選ぶ」なのに、自分で「この10匹ではない」と判断した時、
千という数字の存在から、千尋という”自分の名前”を取り戻します。

自分は何が好きなのか? 自分はどう選択しているのか?
何が”社会”の“選択”を促しているのか?
それを問いかけ続けるのが、ますます大切になっていると感じます。

◆2◆ レポート:東京2020年大会への多言語対応についてのワークショップ
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東京都の2020年オリンピック・パラリンピック大会に向けた多言語対応協議会のワークショップの企画・運営をエンパブリックでお手伝いしました。ワールドカフェを使って、あと2年に迫る中、様々な現場の担当者が集まり、現状の取組みや残された課題を共有しました。
2017年の訪日外客数は年間2800万人を超えました。そのように急増する中、この10年で、駅や道路の表記、パンフレット、多言語対応対応職員の配置、スマホの翻訳機能など、とても充実しています。
ただ、災害に関する用語の翻訳、災害時に外国人旅行者にどう情報を届けたらいいのか、
また、お店や街中でのコミュニケーションを楽しんだり、少し手助けする気持ちなどが課題もあります。
基本は人と人のつながりであることを大切にしたいなと思いました。

◆3◆根津スタジオのプログラムより
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●ゼミ「問いかけ力を磨こう ~本質を探り、変化を生む場をつくるために」(全6回)
> 9月25日~ 火曜夜コース  各回 19:00~21:40
> 10月28日&12月2日 日曜集中コース 9:30~18:00
6つの視点から、対話と演習、実践体験を通して 自分の問題意識を多面的に磨くことで、
質の高い課題解決につながる問いかける力と場づくりの力を身につけます。
1. 問いかけ入門  2. 関係性を育む問いとは?(チームの基礎と合意形成)
3. 学びを促す問いとは? 4. チーム力を高める問いとは?(ダイバーシティ)
5. 問題の本質に迫る問いとは?(システム思考)
6. 未来を拓く問いとは?(デザイン思考)
*各コースの欠席回は他のコースでの振替受講が可能です
>詳細・申込 http://empublic.jp/questioning
●「実践を通して学ぶ! 育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方」
“育休後カフェ”を7年間にわたって開催している山口理栄さんと共に、
育休後に職場復帰した後、子育てしながら女性が活躍できる環境づくりや
納得できるキャリア形成を考える対話を、講座と実践を通して身につけます。
・基礎講座 9月30日(日)など
詳細はホームページをご覧ください> http://empublic.jp/8517
●雑談から始まるファシリと場づくり ~つながりと協力を促すファシリテーションの基礎
10月13日(土)  9:30~12:20 http://empublic.jp/5133
●ワークショップ・デザイン ~参加型の学びの場の創り方
10月13日(土) 13:10~18:00 http://empublic.jp/5162
●自分らしい次の生き方・働き方をデザインしよう
~自分への理解を深め、自分の軸(ミッション)を探る4つの対話
11月11日(土)18日(土)10:00~15:45  http://empublic.jp/8721

◆4◆編集後記
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芸術の秋、文化の秋。
先日、インディアナポリス国際コンクールというヴァイオリンの世界三大コンクールのひとつで、小学1年生のときからご縁あって見守ってきた外村理紗さん(17歳)が第二位に輝きました。
今やコンクールはネット中継される時代。親戚のオバさん状態で、よもや国際コンクールを応援する日がこようとは、夢にも思いませんでしたが、同時に様々な批評がSNSに流れます。
情報あふれるネット社会、時に声の大きな人の意見だけが流れる中にあっても、自分の感性を信じ「自分は何が好き」を探し続けたいものです。(高橋)

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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」
(第183号 2018年9月19日配信)
発行責任者=広石 拓司
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ご意見・ご感想は info@empublic.jp までご連絡ください。
皆さまのご意見・ご感想お待ちしています。
配信停止希望の方はこちらからお手続きをお願いします。

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“わかっていない人”を超えるには? empublicメルマガ「根津の街から」 2018.9.5

empublicメールマガジン「根津の街から」    (2018年9月5日)

酷暑、大雨など天災が続きますが、皆様お変わりありませんでしょうか。
9月に入り、夏休みも終わって、ホッとしたという子育て世代の方もいるのではないでしょうか。
夜には虫の声も聞こえ、秋の気配を感じます。
根津スタジオでは、9月からも問かけゼミの新しいタームなどもはじまります。
ぜひ、秋の学びに根津スタジオをお役立てください。

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<INDEX>
◆1◆ コラム「“わかっていない人”を超えるには?」(広石)
◆2◆ 根津スタジオのプログラムより
・対話「チームが効果的に動くための仕組みとは?」9/13
・ゼミ「問いかけ力を磨こう」
・実践から学ぶ「育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方」
◆3◆「シェアリング@千代田」より シェア・サービス事例集
◆4◆ 編集後記
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◆1◆コラム「“わかっていない人”を超えるには?」(広石)
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地域からの活動の立上げ支援の仕事をしていると、時々質問されるのが
「主体的な住民は、どうしたら見つかるのですか?」ということです。
それを問うのは、地域のコミュニティや福祉活動やへの参加を促したい行政であったり、
環境問題など自分の問題意識をなかなか共有できないNPOであったり、
地域課題への共感者や仲間を見つけるのに苦労している人だったりします。

その人も、地域にはNPOなどを立ち上げて動いている”主体的な人たち”の存在を知っています。
自ら気づき、自ら主体的に動き出した人たちです。ただ、動く人は限られていて、
「地域の色々な会合があっても、参加者はいつも同じ」も、よく聞く声です。
もっと多くの人に動いてほしいと思いながら、今、既に動いている人に頼ってしまう。
それを繰り返し、なんとなく限界を感じた時に、「主体的な人は、どこに?」と思うのでしょう。

その問いに対しては、「あなたの期待するような人は、いないのでは?」と答えています。
自ら気づき、自ら動く人を”意識が高い”と考え、そうでない人を”意識が低い”と考えてしまうと、
「色々感じるけど難しそうだし???」「何か自分が役立てたらいいけど、毎日、忙しいし???」と
立ち止まっている人、漠然と「今の地域や社会は大丈夫だろう」と信じている人などは、
”わかっていない人”として、自分とは分断した存在として扱ってしまいがちです。

そんな時に思い出していただきたいのが、
「誰も最初から高い問題意識を持っている訳ではない」ということです。
それは、今、問題意識を持っている人や活動をしている人も、同じです。
誰もが何か・誰かに出会い、情報を得たり、経験を積んで、「今の自分」がいます。
「今の自分は、自分自身でつくった」と思いがちですが、どのような経験をするかは、
ほとんどは、周りの人など環境やタイミング、偶然などの積み重ねでしょう。
もちろんプロセスの各段階での選択は自分で行っているのですが、
全ての選択肢と全ての情報を把握して選択している人は、ほとんどいないでしょう。

現状の”意識の高い人”と”意識の高くない人”を「別の人」と捉えるのか、
同じような場所、同じような意識から、偶然の蓄積で分化してきた結果と捉えるのかによって、
同じ地域の状況を見ても、「主体的な人はいるのか?」という問いになるか、
「どんな機会や環境があれば、動き出しやすくなるのか?」という問いになるか、
「問い」が違い、”意識の高くない人”への「問いかけ」は違ってきます。

簡単に「分断」が起き、その分断を煽る傾向にある社会環境だからこそ、
多様な人たちの間の連続性を自覚し、それぞれの経験と選択を尊重しながら、
分かち合っていくことが、改めて大切になっていると思います。

◆2◆根津スタジオのプログラムより
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●対話「チームが効果的に動くための仕組みとは?~誰かのせいにしない運営法を考えよう」
チームが効果的に動く仕組みとして整え、それを動かすにはどうしたらいい?
動かすには何が必要? 成功と失敗の経験を分かち合い、対話を通して考えましょう!
9月13日(木)19:00~21:30  http://empublic.jp/8761
‥‥‥‥‥‥‥‥
●ゼミ「問いかけ力を磨こう ~本質を探り、変化を生む場をつくるために」(全6回)
6つの視点から、対話と演習、実践体験を通して 自分の問題意識を多面的に磨くことで、
質の高い課題解決につながる問いかける力と場づくりの力を身につけます。
1. 問いかけ入門  2. 関係性を育む問いとは?(チームの基礎と合意形成)
3. 学びを促す問いとは? 4. チーム力を高める問いとは?(ダイバーシティ)
5. 問題の本質に迫る問いとは?(システム思考)
6. 未来を拓く問いとは?(デザイン思考)
※ 9月25日~ 火曜夜コース  各回 19:00~21:40
※ 9月22日  土曜集中コース後半4・5・6 9:30~18:30
※10月28日&12月2日 日曜集中コース 9:30~18:30
-各コースの欠席回は他のコースでの振替受講が可能です
>詳細・申込 http://empublic.jp/questioning
‥‥‥‥‥‥‥‥
●「実践を通して学ぶ! 育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方」
育休後カフェ」を7年間にわたって開催している山口理栄さんと共に、
育休後に職場復帰した後、子育てしながら女性が活躍できる環境づくりや
納得できるキャリア形成を考える対話を、講座と実践を通して身につけます。
・基礎講座 9月30日(日)など
詳細はホームページをご覧ください> http://empublic.jp/8517
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●雑談から始まるファシリと場づくり ~つながりと協力を促すファシリテーションの基礎
10月13日(土)  9:30~12:20 http://empublic.jp/5133
●ワークショップ・デザイン ~参加型の学びの場の創り方
10月13日(土) 13:10~18:00 http://empublic.jp/5162

◆3◆「シェアリング@千代田」より シェア・サービス事例集
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エンパブリックは千代田区で、暮らしや仕事、活動を、もっと充実したものとするために、
”シェア”の可能性を地域の人たちと共に考え、動き始めることを応援する
「シェアリング@千代田」に取り組んでいます。

今、自分の持っているもの(部屋、本、自動車等の有形も、スキルや時間などの無形も)を、
他の人も使えるような仕組みやネットワークをつくることで生まれる経済活動は
シェアリング・エコノミーとして国内外に広がっています。
シェアリング@千代田の基礎編では、シェアリング・エコノミー協会事務局長 佐別当隆志さんから
日本で注目されているシェア・サービスをご紹介いただきました。
その時に紹介された事例をリンク集にもしています。
http://chiyolab.jp/archives/4216

「シェアリング@千代田」は、いわゆるシェア・サービスだけでなく、町の歴史や情報のシェアなど
地域でのシェアを幅広く考えていく取組みですが、シェア・サービスにはヒントが多数あります。
これまでの取組みから、既に様々なテーマがあがっています。
・千代田区内の多様な活動の情報を、どう共有していけるのだろう?
・区民6万人に対して在勤者85万人。防災をどう共有・協力できるだろう?
・ちょっとした外出時に、気軽に声かけあえる子育て仲間を近所につくるには?
・身近にある公園、老舗や名店、コミュニティスペースもっと楽しむには?

9/30(日)には、アイデアを深め、企画にまとめる「シェアリング@千代田 アイデアソン」も
開催します。区民の方はもちろん、在勤者も参加できます!
詳細> http://chiyolab.jp/archives/4280

◆4◆編集後記
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科学技術指標2018が発表されました。それによると、人口100 万人当たりの修士・博士の取得者数の国際比較では、他国が増加している中、我が国は減少してます。ただ、入学者動向をみると、女子は、修士課程も博士課程も増加しています! もちろん、リケジョも! 折しも、先日経団連会長が「就職活動ルールを廃止すべき」との発言もあったばかり。増加しているマスター女子、ドクター女子も企業で活躍できるような柔軟な採用が広がればいいなと思います!(矢部)

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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」
(第182号 2018年9月5日配信)
発行責任者=広石 拓司
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ご意見・ご感想は mailto:info@empublic.jpまでご連絡ください。
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変化に向き合うために empublicメルマガ「根津の街から」 2018.8.16

empublicメールマガジン「根津の街から」    (2018年8月16日発行)

 

酷暑の毎日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

千代田区で実施しているシェアリング@千代田では、7/26に「シェアリングエコノミー」をテーマに最新の状況を学びました。

日本の市場規模は2018年で約3,000億円、2020年には4,500億円に達しそうですが、
中国では2016年に57兆円の実績で、2020年には220兆円!に達する見通しです。
ワークショップでは、日本は企業や行政のサービスが充実している分ので個人間シェアのニーズは高くないのではないか、企業に比べて、個人間だとトラブル対応やクオリティ管理が難しそう、という声も。

シェアの経済、みなさんはどうお感じになりますか?

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<INDEX>

◆1◆ コラム「“速い馬”を求めていないか?」(広石)
 ~変化に向き合い、変化を起こすために!~

◆2◆ 対話「 良いこと・仕事・お金 のイマドキの関係は? 」
 ~ ビジネスパーソン×ソーシャルの今を嵯峨生馬・広石拓司と語ろう(8/31)

◆3◆ 編集後記

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■1■  コラム「“速い馬”を求めていないか?」(広石)

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「もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、
彼らは『もっと速い馬が欲しい』と答えていただろう」

これは、ヘンリー・フォードの言葉です。
彼はT型フォードの大量生産によって、自動車を人々の生活の必需品としました。
しかし、T型フォードを開発している段階では、誰も自動車を求めてはおらず、顧客は「もっと速い馬車」を求めていたというのです。
T型フォードの販売は1908年ですが、自動車の発明は1896年で世の中にありました。
しかし、例え自動車の存在を聞いたとしても、「自分とは関係ない」と考えていたのでしょう。

この言葉は、マーケティングの世界では以前から有名な言葉ですが、最近、この言葉の重みを改めて実感する時が来たと感じています。

7月9日に「スターバックスが全世界でプラスチック・ストローを廃止する」というニュースが流れました。
新聞、テレビ、ネットでも大きく取り上げられ、話題にもなりましたが、「突然、なぜスタバが、なぜストロー?意味あるの?」という反応も多くありました。
一方で、僕は、こんなに大きく取り上げられると思っていなかったので、驚きました。

立教大の「サステナビリティ&ビジネス」の授業で「脱プラスチック」を取り上げていました。
脱プラスチック・ストローは、スタバが突然でも、始まりではなく、ヒルトン・ホテルなどグローバル・ホテルチェーンでも始まっていましたし、英国マクドナルドでも紙製ストローへの移行テストが始まっていました。
台湾では、今年2月に、2019年からの使い捨てのプラスチック飲料用ストローの禁止を発表しており、2030年にはプラスチック製のストロー、ショッピングバッグ、使い捨て容器・器具を完全に使用禁止とします。

このような脱プラスチックの動きは、日本でほとんど報じられていなかったので、スターバックスが大きく報じられたのは、さすがスタバ!とも感じました。

スターバックスの本社のあるシアトル市は、今年7月から使い捨てストロー禁止と報じられていますが、実際は少し違います。
シアトル市は、2008年にレストラン・カフェ・食品企業が、使い捨ての包装容器で食事を販売すること、自然分解しない・リサイクルできないカトラリー(ナイフ、フォーク、スプーン)やストローを提供することを禁止する条例を出していました。ただ、ストローなどについてはコストに見合う代替品がなかったため、適用除外となっていました。

つまり、10年前から脱プラスチックは始まっていました。
シアトルには約5000のレストランやカフェなどがあるそうですが、シアトル・レストラン連盟は、「私たちは環境保護を促進し、なおかつ顧客を十分満足させうる新たな商品開発を進めてきた」と述べています。

そして、NGO Lonely Whale と地元企業、公共施設、シアトル・マリナーズらが協力し、2017年9月、「Strawless in Seattle」が立ち上がりました。そして、9月だけで230万本の使い捨てストローを削減できたといいます。
それを踏まえて、シアトル市長は2018年6月末で条例免除を終わらせ、使い捨てストローを禁止する都市となることを宣言したのです。

もし、スタバのストローのニュースを「突然」と思うなら、「意味あるの?」「日本では無理」という意見になるのもわかります。
しかし、この10年、世界各地で「脱プラスチック」への動きを始めています。そして、リサイクルされない率が高く、紫外線で分解されやすいため負荷が大きく、短期間に100%達成できるものとして、脱ストローが第一弾として世界に広がっています。
「脱ストローなんて無理」と考えるのもいいのですが、そこで止まっていると、実は、脱ストローによって生まれる「新しい市場」を見落とすことになります。

2020年代は、脱炭素、脱プラスチック、SDGsなどの動きの中で、このような変化がどんどん起きていく時代になります。この10年に起きる変化は、IT革命と言われた2000年前後の変化を遥かに上回ると言われています。

よくわからない変化をスルーしたり、無理と決めつけたり、否定するのか、
よくわからない変化だからこそ、何が起きているのか知ろうとするのか。

「もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、
彼らは『もっと速い馬が欲しい』と答えていただろう」

今、私たちには「速い馬を求めていないか」問われている時が来ているように思います。

 

~変化に向き合い、変化を起こすために!~

◆「Strawless in Seattle」のように、NGOや企業、が協力し、社会の変化を促すようなパートナーシップを実行するには?

>書籍「ソーシャル・プロジェクトを成功に導く12ステップ」  http://empublic.jp/sp12steps

◆「変化」に向き合う力の第一歩は、事象を掘り下げる「問いかけ力」!

>ゼミ「問いかけ力を磨こう ~本質を探り、変化を生む場をつくるために」

http://empublic.jp/questioning  8/18~土曜集中、9/25~ 火曜夜コース

◆2020年代の変化への準備(readiness)を整えるとは?を考えよう

>情報誌「readiness for 2025」  http://empublic.jp/6250

◆変化を話し合い、行動変容を促す場をつくる

>「ワークショップ・デザイン(参加型の学びの場の創り方)」

http://empublic.jp/5133 / http://empublic.jp/5162  9/1土集中

 

■2■対話「 良いこと・仕事・お金 のイマドキの関係は? 」
~ ビジネスパーソン×ソーシャルの今を嵯峨生馬・広石拓司と語ろう

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ビジネスパーソンが社会に良いことしたいという気持ち、「仕事はお金のため」と割り切れない気持ちは、どこからくるのでしょうか?
多様な選択肢がある今は、市民社会が成熟したと言えるのでしょうか?
以前より資本主義と民主主義の両立は近づいているのでしようか?

プロボノや地域通貨を広げる先導役を担ってきたサービスグラント代表の嵯峨生馬さんを迎え、20年の経験を踏まえて、良いこと・仕事・お金・市民社会の今について語りあいます。

嵯峨さんと広石は、共に民間シンクタンクで会社員をしながら、ソーシャルなプロジェクトを立ち上げ、その後、独立して、「社会に役立つ機会の拡大」に取り組んできました。

お互いが今をどう見ているか共有し、そこから話を広げていきます。

ぜひ一緒に話しませんか?

 

日時:2018年8月31日(金)19:00~21:30

参加費:3,500円’

詳細・申込> http://empublic.jp/8630

 

■3■ 編集後記

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事務局スタッフの新村絵美です。今年、家業の古本屋を閉店しました。皆が忙しく、本屋まで足を運びゆっくり本を選ぶといった余裕がないような社会に寂しさを感じるとともに、時代の変化を感じてきました。

ニュースで、政府が図書館や博物館が運営しているデータベースを統合し、インターネットで目録や所在地を一括検索できるサイト作りに乗り出すと報じていました。研究活動の活性化や新たなビジネスの創出に繋げる狙いのようです。

以前は古書店を巡って探索していたような物が、今はインターネットで探す世の中になったのだなぁと感じています。 (新村)

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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」

(第181号 2018年8月16日配信)

発行責任者=広石 拓司

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ご意見・ご感想は mailto:info@empublic.jpまでご連絡ください

皆さまのご意見・ご感想お待ちしています。

配信停止希望の方はこちらからお手続きをお願いします。

http://empublic.jp/mail_news

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複雑な問題に挑むための”コレクティブ empublicメルマガ「根津の街から」 2018.6.23

empublicメールマガジン「根津の街から」   (2018年6月23日発行)

 

新しい書籍「ソーシャル・プロジェクトを成功に導く12ステップ」を発行しました!
複雑な社会問題を解決するために、力を持ち寄り、学び合いながら取り組むプロセスを紹介しています。
代表の広石と東京都市大学の佐藤真久教授の共著で、豊富な実践現場の経験を基に執筆されています。
特設ページからご覧ください http://empublic.jp/sp12steps

また、これまでのゼミ(問いかけ、サステナビリティ、複雑な問題)の参加者の方には、特別価格でご購入いただけます > https://peatix.com/event/399177/

 

<INDEX>

◆1◆ コラム「複雑な問題に挑むための”コレクティブ”」(広石)

◆2◆ 「シェアリング@千代田」(ちよだコミュニティラボ)が始まります

◆3◆ 活動報告 「社会教育」6月号、長野県「まちむら寄り添いファシリテーター養成講座」

◆4◆ 講座も10周年! 根津スタジオのプログラムなど

◆5◆ 編集後記

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■1■  コラム「複雑な問題に挑むための”コレクティブ”」(広石)

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新しい書籍「ソーシャル・プロジェクトを成功に導く12ステップ」を発行しました。
副題は「コレクティブな協働なら解決できる!SDGs時代の複雑な社会問題」というもので、ちっぽけな個人や組織が大きな社会問題に挑むために何が必要なのか? 個別の問題への対応ではなく、持続可能な社会をつくるために、どんなシフトが必要なのか? をまとめたものです。

テーマは「みんなで挑もう」ということで、個人も、企業も、行政も力を持ち寄るために、何に、どう気を付けたらいいかをまとめたつもりです。

この書籍の内容は、これまで各地域や企業の現場で取り組んできた方たちとの経験や根津スタジオの講座での様々な対話があってこそできたものです。関わってくださったみなさまに改めて感謝いたします。

本書の制作は、気楽に始めたのですが、思ったよりも難産でした(^^;)
最初、ラフに作成したものがあったのですが、読んでいただくと、なかなかうまく内容が伝わらない。
そこで考えて気づいたのが、「問題、問題解決といった言葉自体の捉え方、考え方のシフト」が大切ということです。
「問題解決」というと、問題を分析し、重要な原因を抽出して、それを取り除く考え方が一般的です。例えば、組織で問題が起きてると、「誰が悪いのか」を考えます。もちろん、誰か責任者をあげることはできますが、その人だけが問題を起こしている訳ではないのです。むしろ、誰かをスケープごーどにして悪者にすることで、既存の体質を維持することもあります。

以前、不祥事対応の専門の弁護士の方から
「大きな不祥事を起こす会社は、その前に小さな不祥事を起こしていることが多い」
とお聞きしました。小さな時にきちんと対応しなかったことが、大きな問題の芽にもなってしまうのでしょう。

小さな問題に、その場しのぎの対応をするのではなく、「問題の起きる構造」を見直すことが必要なのです。
しかし、小さな問題ほど「そこまでしなくても」とも思いがちですが、そこを避けることが問題を深めてしまいます。組織でも、地域でも、それは同様です。

多数の要素が相互作用している「複雑な問題」を単純化して一つの原因と解決策にまとめるのではなく、多数の解決策が相互作用しながら対応力を高めていく「複雑な解決策」が必要となります。

その時のカギが「コレクティブ(=持ち寄る)」な協働です。
当初、出版社から「コレクティブと協働は同意語では?」という指摘がありました。確かに、そうでもあるのですが、現状の協働は「コレクティブ」とは限らないのです。
例えば、「行政とNPOの協働」と掲げながら、行政が決めた仕様でNPOに業務委託をし、決められた通りに動くことを求める場合も少なからずあります。
地域の協働の基盤である組合活動が、組織的に動こうと上下関係になったり、組織の方針に縛られたりしがちです。

「みんなで挑もう」が「一体となって動こう」になり、「同じように動く」ことが求められてしまうのです。

「コレクティブ」の前提にあるのは、個々の自立・自律です。
それぞれが自分の考えや目標に向かって、自ら決めて動いていくことを前提としたうえで、目標やゴールを共有しているからこそ、コミュニケーションをし続け、お互いに学び合いながら、「決めた通りに」ではなく、「時々の状況で最適に」動けるような関係が、目指す姿です。

そのような関係を、どう作るか? ぜひ本書をお読みください! > http://empublic.jp/sp12steps

 

■2■ 「シェアリング@千代田」(ちよだコミュニティラボ)が始まります

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エンパブリックが千代田区と取り組んでいる「ちよだコミュニティラボ」では、今年度、「シェアリング@千代田」をコンセプトとした活動が始まります。

プライベート重視、サービスも行き届く都心で、なぜコミュニティが必要なのか?
それを昨年度一年間探求してわかったのは、「町をシェアしているから」という答です。
同じ町で生活し、仕事することで、メリットもリスクも共有している。
そのような「シェアしている関係」を基に、情報やリソースや、子育てなどもシェアできるのではないか?

シェアリングエコノミーの最新の動向も踏まえて、「町におけるシェア」を多面的に考えます。

千代田区の在勤者の方も活動している方もご参加いただけます。丸の内や霞が関、永田町で働いている方も、ぜひ!

詳細はこちらから> http://chiyolab.jp/share

 

■3■ 活動報告

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・情報誌「社会教育」社会教育6月号に代表広石の寄稿
「地域の力を生かして未来を拓く『学びの場』とは?」が掲載されました(http://social-edu.com/)。これまでの杉並区、文京区、千代田区などの「コミュニティ・アクション・ラーニング」の取組みを解説し、アクションを促す学びの場に必要なポイントをまとめています。

・長野県「まちむら寄り添いファシリテーター養成講座」がスタート
10年後、20年後に向けて持続可能な地域づくりを目指し、自分たちの地域の価値や可能性、 課題を捉えなおし、住民が主体となった活動の芽を産み育てる「対話を通じた学びの場」を地域住民の方々と共に作っていく方法を、座学と活動実践を組み合わせて学んでいきます。 https://www.pref.nagano.lg.jp/shinko/yorisoifacilitator/top.html

 

■4■ 根津スタジオより

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最新の講座の実施状況は、ホームページ http://empublic.jp/nez_studio にて

 

◆自分らしい次の生き方・働き方をデザインしよう
~自分への理解を深め、自分の軸(ミッション)を探る4つの対話

自分の今、これまで、これからを考える4つの対話から、仕事や生活について多様な視点からの問いかけ、自分にとって大切なことは何か、自分の価値は何か、これからすべきことは何かを考えます。ライフステージが変っていく人、転職などを考えている方、人生の節目に自分を振り返りたい方などにお勧め!

【実施日】
*平日夜開催! 火曜コース 6/26 18:45~
*土曜集中コース 7/14と7/21 10:00~15:45

【参加費】4回セット 14,000円(税込、茶菓付き)

【ファシリテーター】矢部純代

【詳細・申込み】 http://empublic.jp/8332

 

◆7/9 縁パブ「普通の人がどんどん成果を出すチームをつくるには?」

ワールドカップでも、能力の高い人ばかりが集まる「タレント軍団」が、力の劣ると思われているチームに負けることも起きています。企業や社会活動でも、学歴やキャリアのすごい人を集めても良い成果を出せるとは限りません。
成果を生み出せるチーム・パフォーマンスを高めるには、いったい何が必要なのか、参加者それぞれの経験を持ち寄り、対話を通して考えます。

【実施日】7/19(木) 19:00~21:40

【参加費】5,000円(税込、*茶菓付き) 問いかけゼミ修了生 3,500円(税込)

【ファシリテーター】広石拓司

【詳細・申込み】http://empublic.jp/8573

 

◆ゼミ「問いかけ力を磨こう」~月曜夜コース

・6/24(日)後半3コマ集中
・6/25  月曜夜コース・スタート

http://empublic.jp/questioning

◆雑談から始まるファシリと場づくり」「ワークショップ・デザイン(参加型の学びの場の創り方)」

*金曜コース 6/29(金) 13:00~

http://empublic.jp/5133 / http://empublic.jp/5162

 

■5■ 編集後記

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今年度も、育休後コンサルタント&reg;の山口さんとのコラボで、「育休後カフェ&reg;」を開催するための場づくり講座を開催しています。昨年度は、既に20名弱の育休後カフェ&reg;・ファシリテーターさんが育ち、各地でカフェが開催されています。毎回、参加される方々の、自分のキャリアへの考え方、社会への発信力、パートナーとの関係性など、とても前向きでパワフルです。そして、確実にここ数年で社会が変わってきたことを感じます。こうした一つ一つの取組みや思いが、日本の「働きながら育児をする」ことのやりにくさを変えていくのではないでしょうか。(レポートはこちらをご覧ください http://empublic.jp/8583) (矢部)

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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」

(第180号 2018年6月23日配信)

発行責任者=広石 拓司

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collective impact型活動の立上げ支援:大田区「六郷助け合いプラットフォーム」