empublicメールマガジン~変化の時代に「言葉」の意味を共有するとは?(「一語一歩」1周年)~根津の街から(2024年8月22日)

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◆1◆【広石コラム】変化の時代に「言葉」の意味を共有するとは?
~「empublicの一語一歩」が一周年を迎えました!
*お気に入りエピソード投票実施中!ファンミ&ワールドカフェも開催
◆2◆(8/27)いっしょにいると、何かが起きる。そんな場は、どうデザインできるのだろう? 福岡のコミュニティデザイナー ドネルモのみなさんと考えよう!
◆3◆「エンパブ・スタッフが選ぶ!今、考えたいニュース」を配信中!
◆4◆(8/25)長野県まちむら”フィールドスタディ2024”公開講座
◆5◆ 編集後記
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残暑厳しい日が続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今年の夏は台風に加え、突然の豪雨による災害が発生するなど、気候問題を自分事に考える機会が増えました。そして、災害時には日頃からの地域でのつながりがとても大切だと思ったという声も聞こえてきます。エンパブリックでも、これからの地域やコミュニティを考えるイベントを開催していきますので、みなさん一緒に考えていきましょう。(中村)
◆1◆ 【広石コラム】変化の時代に「言葉」の意味を共有するとは?
~「empublicの一語一歩」が一周年を迎えました!
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ネットラジオ「empublicの一語一歩」(Spotify&Apple Podcastで配信中)は、開始から一周年を迎えました!
毎回、「気になる言葉」を一つ取り上げ、私と長谷川奈月さんとでお話ししてきた番組を続けることができたのは、「聴いてます!」という声やお手紙での応援があってこそだと深く感謝しています。
「一語一歩」を始めたのは、社会が大きく変化する中で、ある人には当たり前でも別の人には聞き慣れない言葉が増えたり、同じ言葉を使っていても違う意味で使われていることが増えたりしていると感じるからです。
対話への参加や効果的なやりとりを進めるには、全員が同じ舞台の上に乗っている(乗れるようにする)ことが必要です。
「コミュニティ」について話すには、自分がコミュニティという言葉で何をイメージしているのか、他の人はどんなイメージを持っている可能性があるのか。そこを自覚・理解している人が増えると、違う考えの人の間でも対話は成立します。
もし自分の使っている言葉や考え方が「当たり前」だと思っていると、相手も同じだと無意識に思ってしまい、それが違う考えに対する反発・拒否につながり、対話は成立できなくなります。
変化と多様化の時代には「当たり前」がたくさんある存在すること、使っている言葉が人によって違うことを全員が共有することが、悪い分断を起こさないために必要です。
「一語一歩」を無料提供しているのは、多くの人に聞いていただきたいですし、気楽にシェアをしていただきたいからです。
合意形成、コミュニティ、バックキャスティング、アジャイルなど、自分の活動で「この言葉の意味を全員が共有しておいた方がうまくいく」と思った時に、ぜひ活用していただきたいと思っています。
そのような思いから毎週一つの言葉を取り上げ、一年が経ち、今週で54個になり、フォロワーも100名を超えています。
そこで、1周年を記念し、みなさんのお気に入りエピソードを投票する企画をスタートしました。
全部聴いている必要はなく、自分が聴いてみた回、これをきっかけに聴いた回でも結構ですので、ぜひ投票いただければと思います。
そして、(おこがましいのですが)ファンミ(ファンミーティング)とおしゃべり会も9月4日(水)夜に開催します!
この一年をふりかえりながら、みなさんの選ぶエピソードやご質問への回答も交えてお話ししていきます。
そして、番組づくりを通して奈月さんの考えた「今の時代って、一人ひとりが向き合った方がいいことが増えているな」を基に、変化と多様化の時代を前向きに生きるための「イマドキの市民力」についても話したいと思います。
「一語一歩」はどうしたらもっと使いやすいものになるのか、引き続き考えていきたいと思いますので、ご意見もお寄せください。
これからもよろしくお願いします!
〇「empublicの一語一歩」ファンミ&おしゃべり会
日時:9月4日(水)20:30~21:50  オンライン開催
「empublicの一語一歩」はSpotifyとApple Podcastで配信中。
「一語一歩」で検索を。
<最新のエピソード>
#54「おせっかい」~お節介の“迷惑”と”ありがたい”の分かれ目は?
#53「フィルターバブル」~自分に都合良い情報に流れないようにするには?
#52「自己効力感」~“やれば、できる!社会・環境のことも”と思えるようになるには?
#51「気候正義」~気候変動を困難さを強いられる”人”の問題として捉えると?
#50「千と千尋」~“自分の名前を忘れない”で働くって?
◆2◆(8/27)いっしょにいると、何かが起きる。そんな場は、どうデザインできるのだろう? 福岡のコミュニティデザイナー ドネルモのみなさんと考えよう!
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福岡を拠点に、多様な主体と連携し、アートの力も活かしたコミュニティデザインに取り組んでいる団体「ドネルモ」の山内 泰さん、宮田 智史さんをゲストに迎えて、「場づくり」や「つながり」への取り組みを伺います。
実はお2人はドネルモの事業化の初期段階、エンパブリックに学びに来てくださっていました。今では、エンパブよりエンパブらしい活動(?)をされています。
地域に根付きつつ、新しい発想を持ち込むコミュニティデザインを考えるきっかけとしてお勧めです!
開催日:2024年8月27日(火)20:30~21:50 オンライン開催
◆3◆「エンパブ・スタッフが選ぶ!今、考えたいニュース」を配信中!
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スタッフ渡邉と中村が毎週、今みなさんと考えたいニュースをピックアップしてお伝えしています。
地域づくり、教育、事業開発、場づくりなどで新しい考え方、これまでと違う視点、改めて考えたいことを紹介し、あぁかな?こうかな?と話しています。
*毎週木曜に更新しています。最新トピックスはこちら
#子どもが「海での楽しさ」を学ぶ意味って?
#“声の権利”から「ルールのあり方」を考えてみた!
<視聴はこちらから>
*Youtube
*Spotify
◆4◆長野県まちむら”フィールドスタディ2024”公開講座
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長野県の「まちむら寄り添いファシリテーター」養成に、エンパブリックは協働で取り組んでいます。
*まちむら寄り添いファシリテーターWEB https://nagano-machimura.net/
地域におけるファシリテーターは、会議やワークショップの進行だけだけでなく、地域の人の思いを聴き、それをつむぐ対話の場づくりを通して、これからを共に創り、新しい動きへの参画を促す役割も担っています。
その活動の基盤にあるのが、地域の人の暮らしや経験、思いを丁寧に「聴く力」です。
そしてただ聴いて理解するだけでなく、そこから未来へとつながる芽を見つけ、「変化を育んでいく力」も求められます。
地域の“これまで・今・これから”をつなぐファシリテーターに求められる力は何か、どう育めばいいかを考え、プログラムづくりに取り組んでいます。
今年度は、ゼロカーボンまちづくり、廃校活用、地域文化の伝承、居場所づくりの4テーマの実践現場でのフィールドスタディを行います。
日時:8/25(日)13:30~16:30
場所:県立長野図書館3F (オンライン参加可能)
公開講座の案内・申込:https://nagano-machimura.net/24prg
◆5◆編集後記
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私の担当する「長野県まちむら寄り添いファシリテーター養成講座」が7年目を迎えました。地域の現場では、自分が育った地域、あるいは先人たちが築き上げてきた地域をどのように未来へつないでいけるか?と日々試行錯誤している人々がいらっしゃるかと思います。そして、そんな現場にずっと身を置いていると「持続可能」「未来志向」といった言葉が、遠い世界のものに感じられることもあるかもしれません。
 私自身、そんなタイミングで能登や宮崎の現場に行った経験が、自分にとって大きいヒントになりました。他の地域や現場を見てみたり、そこで起きてることをどうやって自分の地域に持ち帰るか?ということをみっちり考える機会ってすごく貴重だと思い、ぜひ今回そんな体験をみなさんに提供したいと思いプログラムを企画しています。
地域づくりには正解がないからこそ、現場は違えど自分と同じように頑張っている色んな場所や人に刺激を受けて、元気をもらいあいながら、一歩ずつ着実に進めていく関係ができたらと改めて思いました。(渡邉)
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株式会社エンパブリック
メルマガ「根津の街から」
(第242号 2024年8月22日配信)
発行責任者=広石 拓司
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