SDGs初心者が見るSDGsの良いところ! empublicメルマガ「根津の街から」(2019年2月14日)

empublicメールマガジン「根津の街から」   (2019年2月14日発行)

<INDEX>

◆1◆SDGs初心者からみたSDGsの良いところ!

◆2◆サステナブル・ビジネス促進に必要な問いかけ力を磨こう

◆3◆みどり豊かな都市「東京」を実現するには何が必要か?

◆4◆根津スタジオのプログラムより

◆5◆編集後記

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 

◆1◆ [スタッフ・コラム] SDGs初心者からみたSDGsの良いところ!(高橋)

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

SDGs( Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)という言葉、最近、急によく耳にするようになりました。
本日はあえて、SDGs初心者のワタクシ高橋 が、広石の講演等を聞いて感じたことを書かせていただきます。

エンパブリックでも、今、広石の講演でSDGsに関係するものが増えています。
日野市では、地域の経営者や起業家向けのSDGsビジネス入門講座、市役所職員向けのSDGs政策ゼミという2つのシリーズが続いています。
また、panasonicの組織基盤強化フォーラムでNPOリーダーのみなさま向けに、
日経*ETIC.の講座では、企業の経営者や管理職の方向けに、と、SDGsが様々な場面で関心が高まっていると実感できます。

実は、私は昨年夏からエンパブリックで働き始めるまで、SDGsは聴いたことがあっても、それほど関心ありませんでした。
地域で活動をしていると、国連の目標であるSDGsは、どこか縁遠いものに感じていたのです。
ただ、昨年から広石の講演に同行して話を聴いているうちに、「あ、なるほどね!」と思うことも増えてきました。

はじめに「Transforming our world」という言葉。
2015年9月に国連サミットで採択された文書の原題は「Transforming our world:the 2030 Agenda for Sustainable Development」。
つまりSDGsは、世界を変革するという宣言のもとの目標であり、これまでとは異なる世界を前提とした行動が求められることが原題にはっきり示されています。
アジェンダの原題までを見ることは少ないかもしれませんが、「Transforming our world」という宣言に、強い決意を感じます。

そしてこのアジェンダ前文に「we pledge that no one will be left behind(我々は、誰一人取り残さないことを誓う)」とあります。
SDGsというと、華やかに色分けされた17の開発目標を思い浮かべますが、それは「誰一人取り残されない社会」をつくるためのもの。自分自身の生活を思い浮かべれば、「取り残された人」は身の回りに少なくない数、いらっしゃるのではないでしょうか。あるいは私たち自身も時に、「取り残された」ことがあるかもしれません。

そう考えていくと、SDGsは、生活から(ある意味)浮遊した社会全体というものではなく、まず何よりも私たち自身の生活から発するものであり、途上国のみならず先進国含めた全世界で取り組むべき目標であることもよくわかります。

こうしたアジェンダのタイトルに込められた決意、前文の宣言をもとに開発目標に目を向けたとき、「”SDGsに対応しなくてはならない”、と考えた時点で20世紀に取り残される」と広石は言います。
日々のビジネスを、生活を持続可能なものに組み替えるのがSDGsなのです。
例えば、EVシフトも、求められているは、既存の社会を前提にした「環境に優しい、燃費のよい低炭素の車」ではなく、「脱炭素を実現するためにどのような社会を構築するのか、そこで必要な移動ツールと地域システムとは?」ということ。
これがバックキャスト(望ましい未来の姿から現在を考える)であり、proact(こちらから仕掛ける)の行動が求められる所以でしょう。

もうひとつ、広石の講演を聴いてわかったのは、「SDGsは考え方や行動指針の枠組みとして使える」ということ。
SDGsは、今、自分が、自社が、自団体が取り組んでいることを見直す「枠組みとしても使える!」のです。
例えば、働き方改革というと「働きがい」に対応している、というだけでなく、
「ジェンダー」「貧困」「ソーシャルインクルージョン」「まちづくり」「つくる責任」など多面的な意味があると、SDGsを使って考えることができるのです。

SDGsに関する講演やワークショップも増えていますので、ぜひご参加ください!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆2◆ サステナブル・ビジネス促進に必要な問いかけ力を磨こう
~SDGS時代の仕事・組織をともに考えるために(全3回)

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

[水曜夜コース] 3月20日、4月3日、4月17日 各回 19:00~21:40

SDGsをより深く理解し、実践につなげていくには、自分の理解だけでなく、社内、顧客。ステークホルダーとの関係づくりが必要です。

今起きていることを深く理解し、未来を描き、事業を生み出すには、問いかけ力!

2030年に自分たちのビジネスはどう社会に必要されるのか?

どのように中長期的に存続・発展できる基盤を整え、事業を構築していくのか?

サステナビリティをめぐる問いかける力を、対話と演習を通して、共に考えましょう!

詳細・お申し込み→ https://empublic.jp/9230

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆3◆ 2/28 みどり豊かな都市「東京」を実現するには何が必要か?
~暮らしやビジネスで、もっと緑を活かし、SDGs時代に魅力ある東京を実現するには?

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

2月28日 18:45~21:30 @シティラボ東京

今、ニューヨーク、パリ、ロンドンなどで、緑の力を活かした都市づくりが始まっています。
ニューヨーク市では2010年にグリーンインフラ計画をスタートし、2030年までに舗装地帯の10%を緑化しようとしています。
パリ市は2016年、「2020年までに100haの緑を増やす(その1/3は農地に)」という宣言をし、アクションが始まっています。
世界の各都市で、公園整備や空き地の緑化に加え、屋上緑化、空中庭園、垂直農業など新しいアイデアを使って緑が広がっています。

その背景には、都市の緑を増やすことは、癒しという意味だけでなく、大気汚染の減少、防災・減災策、 コミュニティ醸成、ヒートアイランド現象への対策などの数多くの意味が認識され、都市の未来への投資対象として認識され始めていることがあります。

「都市=緑がないのは仕方ない」ではなく、「都市=緑も農地も豊かな場所」となるには、どうしたらいいのか、実践者の方と共に一緒に考えてみませんか?

詳細・お申し込み→ https://empublic.jp/9219

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆4◆ 根津スタジオのプログラム

  • 2/15(金:10:00~16:30) ワークショップ・デザイン ~参加型の学びの場の創り方

詳細・お申し込み→ https://empublic.jp/5162

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  • ゼミ「問いかけ力を磨こう」-本質を探り、変化を生む場をつくるために

[土曜2日集中]  2019年3月16日、4月16日(土曜)9:30~18:00

[木曜夜コース] 5/16・5/23/・5/30・6/6・6/120・6/27 全6回 19:00~21:40

☆欠席の回については、別コースへのふりかえが可能です。

詳細・お申し込み→ https://empublic.jp/questioning

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆5◆編集後記

先日開催されたちよだコミュニティラボライブ!のお手伝いをさせていただきました。
雪が降りとても寒い日でしたが、たくさんの参加者の方たちの熱気で寒さも半減していたような気がします!

皆さん様々なテーマで、色々な活動をされていて、また、それが伝わりやすく工夫されており、とても素敵なイベントでした。
年齢、環境問わず、色んなテーマを持ち寄ってそれがつながって地域を盛り上げていくという活動に、色々学ばせていただきました。

私自身もそうですが、なかなか自分の暮らしに携わっている地域の方々が行っている活動について知る機会は少ないと思います。

もっとこういう場が増えていくといいな、と思います。

(新村)

◇‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥◇

株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」

(第186号 2019年2月14日配信)

発行責任者=広石 拓司

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

ご意見・ご感想は info@empublic.jp までご連絡ください。

皆さまのご意見・ご感想お待ちしています。

配信停止希望の方はこちらからお手続きをお願いします。

https://empublic.jp/mail_news

◇‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥◇

ゼミ「サステナビリティをビジネスで推進するための問いかけ力 ~SDGs時代の仕事・組織のイノベーションに求められる場づくりとは?」

〔1/31〕2030年代を生きる子供や若者たちのために、東京でSDGsのできることって?

empublicより新年のご挨拶 & メルマガ新年号~ empublicメルマガ「根津の街から」 (2019年1月10日発行)

empublicメールマガジン「根津の街から」 (2019年1月10日発行)

遅くなりましたが、新年、明けましておめでとうございます。
昨年に多数のご支援、ご参加、ご指導を頂けたことを改めて感謝申し上げます。
今年も、昨年までと変わらぬご支援、ご参加、ご指導をよろしくお願い申し上げます。

昨年は、数年前からの世界の大きな構造変革が、日本にも入り始めた年でした。
脱プラスチック(スタバの脱ストロー)、モビリティシフト(トヨタ×ソフトバンク)、
キャッシュレス化も消費増税対策で浮かび上がりました。
年末年始はテレビでもAIの話題が数多くありました。
数年前から「世界の動きに3周遅れている」という話はよくありましたが、
地上波テレビでも取り上げれるなど入り始めたので、ここから日本の動きも早いと思います。

その意味で、この1年は大きな変化の年となるでしょう。
新しい動きはもう始まっています。
その変化が、固いと思われていた既存の構造が変わり始める一年となるでしょう。
その変化を、問いかけ力や対話、場づくりでお手伝いする一年にしたいと考えています。
そして、私たち自身も次世代バージョンに変化する一年としてきます。

ぜひ、皆様とご一緒させていただければ、と考えております。
なにとぞ、よろしくお願い申し上げます。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
<INDEX>
◆1◆ コラム「変化の波が問いかけること」(広石
◆2◆対話「 子どもや若者が主役となる2030年代を拓くために、
SDGsが問いかけていることは? 」(1/31)
◆3◆パナソニック、日本NPOセンター「組織基盤強化フォーラム」
「市民社会にとってのSDGsとはなにか」(1/24)
◆4◆ゼミ「問いかけ力を磨こう-本質を探り、変化を生む場をつくるために」
(1/22~ 火曜コース)
◆5◆ 問いかけセッション「平成の30年で進んだこと、進まなかったことは?」
.(問いかけゼミ修了生の方は無料!)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

◆1◆コラム「変化の波が問いかけること」(広石
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

私たちは青年海外協力隊の事前訓練を担当していますが、
「途上国支援」という言葉の意味は、10年前と今では大きく変化しています。

例えば、昨年末のネット記事に出た「電子マネー、アフリカに商機」では、
「ケニアではスマートフォンの普及率が人口の約85%に達し、
人口の約70%が電子マネーを利用しているという」
とあるように、現金よりもデジタルキャッシュの方が使いやすい地域が広がっています。

アフリカなどでは、銀行までの距離が遠かったり、現金の持ち運びが危なかったりなど、
銀行口座の開設がなかなか進みませんでした。
また、途上国への寄付も、為替や銀行等の手数料、現場に届くまでの盗難、横領なども含め、
非常に効率が悪いものでした。

それらを一気に解決するのが電子決済です。
現地政府もビジネス界やゲイツ財団、国際NGOも数年前から普及に力を入れてきました。
ケニアでの普及されているM-PESAという電子決済のシステムは、
2005年にケニアのサファリコムで始まったトライアルを、
2010年にボーダフォンがアフリカに広げるところから始まっています。

そのため、現代において「途上国の貧困対策」とは、
デジタルキャッシュを前提とした社会システム・デザインを指すようになっています。
今ではJICAも「キャッシュレス化はアフリカから学ぶことが多い」と発信しています。

SDGsとは、このような技術の普及のため、極度の貧困は解決できるとなったからこそ、
世界の企業がビジネスのテーマと考えるようになっています。

SDGsは2030年に向けての世界のTransform、次のカタチへの変化を目的としています。
その変化は、これから始まるものではなく、
脱プラスチック、EVシフト、オーガニック、エシカルなど既に世界各地で始まっているものが
「2030年までに経済社会の既存の前提と構造を変える」ことを指しています。

変化の波は、なんとなく何十年か使ってきた「技術先進国」「途上国支援」などの
言葉を問いかけています。
それらの言葉が現在の世界で、何を問いかけているのか。
今、向き合わないと、今の5歳児に将来、「何、ぼーっとしてたの?」と叱られるかも、と思うのです。

◆2◆対話「 子どもや若者が主役となる2030年代を拓くために、
SDGsが問いかけていることは? 」(1/31)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
2030年代、40年代に社会の主役となる今の子どもや若者たちが
「日本も世界も未来は明るい!」と思える明日をつくるには、何が大切なのでしょうか?
SDGsの17ゴールを切り口に、今、私たちは何を伝えることが必要か、
一緒に考えませんか?

*日時:1月31日 (木) 18:45 – 21:30 *会場:シティラボ東京(京橋)
*参加費:一般3,800円
*詳細・申込み > https://peatix.com/event/588573/

◆3◆パナソニック、日本NPOセンター「組織基盤強化フォーラム」
「市民社会にとってのSDGsとはなにか」(1/24)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
パナソニック株式会社と日本NPOセンターの「組織基盤強化フォーラム」の
「市民社会にとってのSDGsとはなにか」にて、基調講演とパネルトークの進行を担います。
詳細はこちら > https://www.jnpoc.ne.jp/?p=16975

◆4◆ゼミ「問いかけ力を磨こう-本質を探り、変化を生む場をつくるために」
(1/22~ 火曜コース)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
変化に向き合うために、最も大切になるのは「問いかける力」。
問いは、自分の経験やつくりたい関係性の自覚やビジョンがあってこそ質が高まります。
そして、それを一人で考えるのでもなく、自分のために「質問する」のではなく、
共に考えるために「問いかける」ことでこそ、変化を生み出せます。
* 1/22~ 全6回 火曜夜コース
*参加費 6回セット 30,000円(欠席分は振替受講ができます)
*詳細・申込み > https://empublic.jp/questioning

◆5◆ 問いかけセッション「平成の30年で進んだこと、進まなかったことは?」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
問いかけセッションは、ゼミ「問いかけ力を磨こう」の参加者が”問い”を
持ち寄り、対話を通して共に考える対話の場です。
問いかけゼミ修了生の方は無料で参加できます。一般の方の参加も可能です。
*開催日
1/28(月) 19:00~21:30、 2/14(木) 19:00~21:30
2/16(土) 15:30~18:00、 3/21(木・祝)15:30~18:00
*詳細・申込み https://peatix.com/event/588596/

◇‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥◇
株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」
(第185号 2019年1月10日配信)
発行責任者=広石 拓司
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ご意見・ご感想は mailto:info@empublic.jpまでご連絡ください。
皆さまのご意見・ご感想お待ちしています。
◇‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥◇

 

empublicノ2018年 ~ empublicメルマガ「根津の街から」 (2018年12月28日発行)

empublicメールマガジン「根津の街から」 (2018年12月28日発行)

今年も残すところわずか。
今年は、おかげ様でエンパブリックは10周年を無事迎えることができました。
年内最後のメルマガでは、最近のエンパブリックの取組みをご紹介したいと思います。
みなさん、よいお年をお迎えください。

―――――――――――――

<INDEX>

◆1◆ コラム「エンパブリック2018年トピックス」(広石)

◆2◆ 編集後記

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 

◆1◆コラム「エンパブリック 2018年トピックス」(広石)

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

この一年も、みなさまのご協力、ご参加、ご指導のおかげで、様々な活動をエンパブリックも行うことができました。この1年の取組みを簡単にご紹介させていただきます。

○書籍「ソーシャル・プロジェクトを成功に導く12のステップ
 ~コレクティブな協働なら解決できる! SDGs時代の複雑な社会問題」を発行。

記念イベントには、のべ150名の方にご参加いただき、多数な要素が相互に影響し合って起きる「複雑な社会問題」に対して、企業、NPO、行政らが協力して解決する取組みを始めている方が多数いると心強く思いました!
書籍紹介 > https://empublic.jp/sp12steps

○根津スタジオでのゼミ「問いかけ力を磨こう」は、コース参加121名、単回参加を含めると参加者166名となりました。新規事業開発、組織開発、人材開発、ファシリテーション、医療者、 まちづくり、教師など多様な方にご参加いただき、「本質を探り、共に未来を創る問いとは?」を共に考えています。
参加者の方による問いかけセッションを年明けから始めます。
1/22より火曜夜コースも開催です https://empublic.jp/questioning

○千代田区と「ちよだコミュニティラボ」で、「シェアリグ@千代田」をテーマに都心コミュニティでシェアをきっかけにつながる方法を、区民や千代田区で活動される方たちと共に探求しました。
年末の広報千代田では「ゆるいつながりの大切さ」を特集いただきました。
区内には多様で多数のコミュニティがあります。それらの活動がつながる舞台を整え、地域でのつながりをつくることが都心部のコミュニティづくりの鍵と考え、サイトも更新しました。 http://chiyolab.jp/

○練馬区の町会・自治会のみなさまと「これからの町会・自治会の活動ヒント集」を制作しました。町会・自治会は加入の低下が言われます。しかし、各活動では声かけ、参加しやすい運営の見直しなどのチャレンジを続けています。その工夫や知恵を集め、これからの地域社会に必要な会の運営方法を住民の方が作りました。

○地域包括ケアにおける地域活動づくりの取組み支援を都内各地で実施しました。
地域包括ケアでは、医療・介護に加えて「地域」の役割が大きくなっています。
これからの超高齢社会を見据えて、どのようなコミュニティ活動が必要か考える場、それを支えるコーディネーターのための研修、高齢の方による活動立上げ支援など、都内各地でお手伝いさせていただきました。
「東京ホームタウンプロジェクト」「狛江市の住民による体操活動(通所B)」などの取組みをサイトでも紹介しています。 https://empublic.jp/community_projects

○SDGs時代のビジネス、仕事についての講座、場づくりが増えています。
2030年に持続可能な世界を実現するために、どのようにビジネスや地域を変革するか。それがSDGsのテーマです。
既存の枠組みや考えを超える視座で、次世代の事業構想をする場、サステナブル経営を推進するための場づくりの案件が増えてきています。
環境省「SDGs人材育成事業」の委員、講師、環境省のSDGsを活かした地域課題の同時課題解決事業の外部アドバイザー、企業研修、立教大学経営学部での「サステナビリティ&ビジネス」授業など幅が広がっています。
日野市では、市長も参加され市職員向けの「SDGs政策ゼミ」に加えて、民間企業、起業家のためのSDGsビジネス入門がスタートします。 http://www.city.hino.lg.jp/sangyo/sougyo/1010936.html

○育休後コンサルタントの山口理栄さんと、育休後カフェ「なぜいまだに育休後は働きにくいのか?」全2回を開催しました。男女の育休、マミートラックというテーマで熱心な参加者の方と対話を行えたことはとても大きなヒントがありました。そこで気づいたのは、「一人一人が自分が納得し、満たされて働けていないと、職場の多様性は生まれない」ということです。自分が納得できていない人は、違いを責めるか、別のものと区別したがる。
いわゆる働き方改革には、もっともっと対話、働きがい改革が大切ということです。

○ビジネス×哲学の対話として、「パフォーマンスの本質(全3回)」「良いこと、仕事、お金のイマドキの関係は?」を開催しました。どちらも熱心な参加者の方との対話が深まりました。
後者では、サービスグラントの嵯峨生馬さんが「プロボノは無償であることが大切。NPOにとって20万円は大金だが、ビジネスパーソン5名が全力を出すには全く不足。変に20万円というお金が絡むことで、Pricelessの意義が見失われてしまう」と話していたのが印象的でした。お金とは? 成果とは?の対話を続けたいと思います。

○案件が増える中で、今年、新しいスタッフを迎え、体制の再構築をスタートさせています。またイベントやプロジェクトを一緒に取り組むアソシエイトスタッフのみなさんに支えていただいています。
プロジェクトの意図を深く理解し、だからこそ意見を戦わせることができ、そのおかげで私の理解も深まり、プロジェクトが良いものになってきました。
また、参加者のみなさまやクライアントのみなさまの考えが私たちの活動を深めています。
この一年、みなさまとご一緒できたことを、改めて感謝申し上げます。

 

◆2◆ 編集後記

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

日々あわただしい生活をしていると「丁寧な暮らし」という響きに憧れます。
一つ一つ手間をかけた食事、掃除の行きとどいた部屋など。
今年出会ったステキなワーキングマザーの方は、日々の仕事や暮らしのタスクに真剣に向き合い、「自分がやるべきこと」「やりたいこと」「やらなくてもいいこと」に分け、プロに任せた方がよいことや人に任せた方がよいことはお願いするということを徹底されています。
これも一つの丁寧な暮らしであると気づかされました。自分が手をかけなくても丁寧な暮らしはできるのだと。今年は、若いママの皆さんから、いかに自分が既成概念、固定概念に気づかぬうちに縛られているかを教えていただいた年でもありました。平成も終わりつつあるのに、昭和のOSからはなかなか抜けだせないようです。(矢部)

 

◇‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥◇

株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」

(第184号 2018年12月28日配信)

発行責任者=広石 拓司

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

ご意見・ご感想は mailto:info@empublic.jpまでご連絡ください。

皆さまのご意見・ご感想お待ちしています。

配信停止希望の方はこちらからお手続きをお願いします。

◇‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥◇