empublicメールマガジン「根津の街から」 Vol.144(2016/4/12)
こんにちは。新年度が始まってもうすぐ2週間。
少しずつ春めいてきて、ウキウキする今日この頃です♪
東京では、桜はもう散ってきていますが、根津神社ではツツジが咲き始めました。
ツツジの名所、根津神社の見学や谷根千散歩も兼ねて、根津にいらっしゃいませんか?
根津スタジオでは、今週の金曜夜には縁パブが、土日に対話イベント実践プログラムが、また、来週水曜にも雑談からファシリ、月末にはエンパブリックの8周年記念の「問いかけを考える対話」が開催されます。
もちろん、ふらりと立ち寄りいただくのも歓迎です。
春の根津、おすすめです!
‥ INDEX ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
◆1◆ スタッフコラム : 「8周年記念「問いかけを考えるトーク・イベント」
◆2◆ エンパブPick-up! :「ムヒカ前大統領に学ぶ「問い」の転換」
◆3◆ 根津スタジオからのお知らせ :対話イベント実践プログラムなど
◆4◆ ばづくーるオススメ情報 :ばづくーるサイト、リニューアルしました!
◆5◆ ラボメンバー募集中!
◆6◆ 編集後記
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◆1◆ スタッフコラム 「8周年記念「問いかけを考えるトーク・イベント」
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エンパブリックは、2016年5月2日に、8周年を迎えます。
8年間、紆余曲折がありながらも、継続してこれたのは、メルマガ読者のみなさまからのご支援をいただいたおかげであり、改めて感謝申し上げます。
さて、8年目を迎えるにあたり、この1年間のテーマを社内で話し合ったところ、「問いかける」というキーワードが挙がりました。
変化が激しく、昨日の正解が今日には通用しないかもしれない状況では、「間違えずに答を出す」ことよりも「自ら問いを設定し、試行錯誤しながら問いを更新していく」連続的なプロセスが大切になります。
そこで鍵となるのが「問いかける力」です。
問いは答以上に、その人の価値観、知識、経験、状況への向き合い方に大きく影響を受けます。だからこそ、「問い」を裏打ちし、より質の高い問いを生み続けて行くための技術について、みなさんと共に探求したいと考えております。
エンパブリックでは、8周年のメインテーマを「次の時代を拓く”問いかけ”を」とし、記念プロジェクトを進めていきます。まず、今回は2つを紹介します。
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(1)8周年記念「問いかけを考えるトークイベント」
◆第1夜◆ 4/26(火)19:00~
「地縁がイノベーションのエンジンとなるには?」
~地域が「動かない、古い」から「変化の源、加速基盤」に変わるには、誰に、何を問いかける必要があるだろう?
【ゲスト】
・佐藤真久さん(東京都市大学教授 持続可能な地域づくり、ESDなどの環境教育をテーマにグローバルに活躍されています)
・古市太郎さん(文京学院大学助教 街に飛び出した社会哲学者。互酬、共同体の思索と実践の連動に取り組んでいらっしゃいます)
◆第2夜◆ 4/27(水)19:00~
「若者が本当に投票したくなる選挙を実現するには?」
~「行かなきゃいけない」から「行きたい」に変えるには、誰に、何を問いかける必要があるだろう?
【ゲスト】
・原田謙介さん(NPO法人YouthCreate代表 若者と政治を結びつけるワークショップ実践の第一人者。18歳選挙権関連の啓発活動にも取り組んでいらっしゃいます)
・中村延子さん(中野区議会議員。地域・若者・女性と政治についても取り組まれています)
◆第3夜◆ 5/10(火)夜予定
「一流のコンサルタントは、経営者に何を問いかけているのか?(仮)」
詳細は後日発表します!
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(2)ゼミ「問いかけ力を磨こう ~正解のないテーマにどう向き合うか」
アクティブに聴く、関係性構築と合意形成、ラーニング・ファシリテーション、ダイバーシティ・ファシリテーション、システム思考、ソーシャルイノベーションとデザイン思考
・・・という6つの視点と問いをつくる技術を学びながら、自分の問題意識を多面的に磨き、変化を起こす「問いかける力」を、実践を通して身につけるゼミです。(1回ずつの参加も可能です)
【日程】
木曜夜コース :2016年5月12日~6月16日 19:00-21:30
火曜昼コース :2016年5月24日~6月28日 10:00-12:30
【詳細】 https://empublic.jp/questioning
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上記以外にも、8周年企画を準備していますので、ぜひ楽しみにしてください!
◆2◆ エンパブPick-up! ムヒカ前大統領に学ぶ「問い」の転換
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今回、エンパブスタッフが注目した記事はこちら!
「世界でいちばん貧しい大統領」が日本の学生に語った4つの人生訓 | lifehacker http://www.lifehacker.jp/2016/04/160408jose_mujica1.html
先日、ウルグアイの前大統領、ホセ・ムヒカ氏が、書籍『ホセ・ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領』(角川文庫)の発売を記念して初来日を果たし、東京外国語大学(東京都府中市)で講演会を行いました。
上の記事には、ムヒカ氏が語った「世界を変えるために戦った経験から得られた4つの教訓」がまとめられています。
1. 消費主義に支配されるな
2. 歩き続けよ
3. 同じ志を持つ仲間を見つけて闘争せよ
4. 自分の利己主義を抑えよ
講演や質疑応答の間、ムヒカ氏は「闘争せよ」という言葉を何度も繰り返し、こう続けたそうです。
「あなたが生きている限り、他者との衝突は避けられません。
大事なのは、コンフリクト(衝突)を起こさないことではなく、
どうやってコンフリクトを解決していくかということです」
これはまさに、ダイバーシティ(多様性)を活かした場づくりのヒントとなる言葉ではないでしょうか。
つい、他者とぶつかることを避けるために「どうしたらみんなが同じようにできる?」と考えてしまいがちですが、「どうしたら個々の違いを活かしあえる?」と問いを転換してみることが、地域や職場におけるチーム力向上につながるかもしれません。
5月からスタートするエンパブリックのゼミ「問いかけ力を磨こう ~正解のないテーマにどう向き合うか」(https://empublic.jp/questioning )でも、異なるバックグラウンドや価値観を持った人たちと関係性を育む問いをはじめ、多面的に「問いかけ力」を磨いていきたいと思っています!
(齋藤)
◆3◆ 根津スタジオからのお知らせ
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◆対話イベント実践プログラム ~ ワークショップの基礎からミニ実践まで2日間で!
【日時】2016年4月16日(土)・17日(日)
【内容】「対話イベントのファシリテーション」「ワークショップ・デザイン(参加型の学びの場の基礎)」「対話イベント企画・運営術 & ミニ対話の企画・実践体験」の3つからなるプログラムです。
【詳細・申込】 https://empublic.jp/cafe_event_produce
※ワークショップ・デザイン(4/16)単独も参加できます→ https://empublic.jp/5162
◆縁パブ対話「『市民運動』はなぜ好かれないの?」
【日時】2016年4月15日(金)19:00~21:30
【内容】日本では、どこか「市民運動」に対して懐疑的な空気があります。改めて、日本における「市民運動」のイメージについて、参加の障壁について対話で探り、これからのポジティブな市民の社会活動のあり方を考えましょう!
【詳細・申込】 https://empublic.jp/5251
◆雑談から始まるファシリと場づくり(ファシリテーター実践の基礎)
【日時】2016年4月20日(水)19:00~22:00
【内容】多人数の参加する場を運営するヒントは日常の中にたくさんある!体験を通して学びましょう!
【詳細・申込】 https://empublic.jp/5133
◆「自分のミッションを探求しよう」(全4回 月曜夜コース)
※第1,2回目の講座はすでに終了しています。
【日時】2016年4月4日(月)~25日(月)19:00~21:30 (第3回、第4回の受講を受付中!)
【詳細・申込】 https://empublic.jp/my_mission
※レポートに3月の開催の様子を掲載!> https://empublic.jp/category/reports/bazs_reports
◆4◆ ばづくーるオススメ情報
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先週、ばづくーるのサイトがリニューアルしました。
まだ、途中のところもありますが、方向性が整ってきました。
コンテンツは、下記の4つに整理され、使いやすくなっています!
Phase 1 enjoy/楽しもう:これから始めたい人、ヒントを探す人向け
Phase 2 try/してみよう:実践のお手伝い。すぐに使えるワークシートやツール(ダウンロードは、ラボメンバー専用です)
Phase 3 learn/学びあおう:ラボメンバーを中心に、実践の経験の共有や、理論や知識、教材
Communication:ラボメンバーの交流の場
詳細はこちらから http://bazcool.jp/about_bazcool
◆おすすめコンテンツをご紹介します。
・〔動画〕変化を起こすためにワークショップを活かそう http://bazcool.jp/archives/5685
行動変容につながるワークショップの設計の基礎を7分間の動画にまとめました。
・イベントの道具箱 ver1 http://bazcool.jp/archives/5752
ばづくーる掲載のツールを、企画からふりかえりまで流れで、まとめました!
・なぜ宴会の幹事を新しい人に任せにくいのだろう? http://bazcool.jp/archives/5616
◆5◆ ばづくーるラボメンバー募集中!
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ばづくーるラボメンバーの特典も、この春からリニューアル!
春から、リフレクション・カード開発を専門にするマナビクリエイトと連携し、場面別に対話が進む問いをカードにした「問いかけカード」をお届けすることになりました。
10枚の「問い」カードを使い、ワークショップやゲームを手軽に楽しめるツールです。
すでにメンバー登録されている方には、4月号「自分のトリセツを作る」(カード10枚+)をお送りしましたので、お手元に届くまでもう少々お待ちください!
特典1.「ばづくーる」サイトから、すぐに使える説明資料・教材・ツールの提供
特典2. 月1回「問いかけカード」を提供
特典3. エンパブリック発行の情報誌、書籍、ツールなど無料提供
エンパブリック発行の情報誌・書籍・ツールなどを、各1点ずつ無料でご提供します。
対話「縁パブ」、講座「雑談から始まるファシリと場づくり」も無料参加可。
特典4. 「ラボメン通信」(メンバー限定メールマガジン)の配信
特典5. メンバー交流機能(新年度からFacebookグループを活用する予定です)
詳細・申し込み http://bazcool.jp/archives/5734
◆6◆ 編集後記
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リケジョプロジェクトを担当として、「サイエンスと問いの立て方」について、すごく興味があります。色々と検索していると、ガリレオの偉業について「問いの立て方」という観点から記したブログを発見!ワクワクしました!
彼は落下運動に興味を持ち、それを解明するために、「落下運動は何かの原因で起きているかと思うが、今はそれを研究するのは適当ではなく、まずは、落下運動の本質を研究し解明する」と問いを立てたそうです。その後、今は適当ではにとされた「落下運動の原因」については、ニュートンなどによって解明されていきます。
複雑な物理現象について、何を知りたいかを明確にし、それを知るために今何をすべきか理解し、その研究の中での自分の役割と立場を位置づけ、次につなげた。それこそが、彼の偉業だとしています。
これは、サイエンスの中での話しではありますが、一般的な問題解決の考え方としても、参考になるのではないでしょうか。(矢部)
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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」
(第144号 2016年4月12日配信)
発行責任者=広石 拓司
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