empublicメールマガジン「根津の街から」(2024年3月8日)

―<INDEX>――――――――――――――――――――
◆1◆ 広石コラム「居酒屋以上ワークショップ未満」
◆2◆【期間限定】2024年春 育休復帰応援キャンペーン!~「復帰後の働き方を考える」動画講座を無料公開!
◆3◆【講座】参加型の学びの場の創り方 ~ワークショップ、参加型の講座・研修をデザインする技法
◆4◆【動画講座】未未来志向アクセラレーター~組織・地域に前向きな変化を起こすには?
◆5◆ちよだコミュニティラボライブ2024開催!
◆6◆ empublic Studioラジオ「empublicの一語一歩」
◆7◆ 編集後記~スタッフ渡邉が能登に派遣されています
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まだまだ冬らしい寒い日々が続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。桜が待ち遠しいですね。
エンパブリックでは今、新年度に育休から復帰する人を応援するキャンペーンを行っています。
育児と仕事の両立に向き合い、周りの力を借りるヒントがたくさんあります。
ぜひ周りの方にもご紹介いただき、ご活用いただけたらと思います。(中村)

◆1◆ 広石コラム「居酒屋以上ワークショップ未満」
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長野県と取り組んでいる「まちむら寄り添いファシリテーター」の取組みで、今年度「対話と共創を地域で進めるために探究したいこと」をテーマに、県内各地で実践するみなさんと3つの探究グループを立ち上げ、検討してきました。
探究テーマの一つが「居酒屋以上ワークショップ未満の場を考える」というものでした。

「友人や同僚と居酒屋では多くの人が話して盛り上がり、そこでは個人のことも地域や社会のことも話したりする。しかし、ワークショップとなると参加する人は限られる。
居酒屋とワークショップの間にあるコミュニケーションが地域に求められているのでは?」というテーマで、考えてきました。

話し合う中で「ワークショップ参加へのハードルの高さ」が話題となりました。
そこで出たのが「その場でうまく立ち居振る舞える自信がなければ、参加しづらいのでは?」という意見です。

ワークショップではファシリテーターが設定したテーマや進行に、うまく乗ることが求められている。
的外れな意見を言うと、なんとなくな失望が広がりそう。
また、自分の発言が流されず、残ってしまうことは警戒してしまう。
その結果、ワークショップでは「企画・進行役の期待に沿える“良い子”」でなければならないと、参加者が勝手に思ってしまいのではないか?

その中で、間にあるものとして「ソーシャル・スナック」が取り上げられました。
知人との飲み会ではなく、ホスト役の人がつながっている多様な人が集い、軽く飲食しながらホストはお客さんの話題に沿って話を聞き、同じような関心のある人がいたらつないでくれる。
ここでは、コミュニケーションすること自体が目的にでき、参加者が自分の話をできる場であり、話さなくてもいれる場としても成立している。

この話をしている中で、エンパブリックの創業の一つのきっかけは「日本にはホームパーティが足りない」とNPOや社会起業の支援をしていて感じたことだったと思い起こしていました。

イメージしているのは、アメリカなどで行われる家族それぞれの知り合いが一同に集まることで、日頃の分野や立場の違う人が安心して出会い、話せるようなホームパーティです。
父親の仕事仲間の金融の人と、母親の生協活動の仲間の環境活動家、子どもの友人の起業家が出会い、お互いのことを知り合い、意見交換もできる。
そのような場を通して、自分のことを他分野の人に話し、日頃とは違うフィードバックをもらえる。そのようなコミュニケーションを通して分野や立場を超えたソーシャルキャピタルが生まれていく。

社会課題や環境問題に多くの人が関心を持っています。
しかし、自分がどう考えているのか、言葉にした経験を持つ人は少ないでしょう。話したことがなければ、自分の中にある漠然とした関心を整理し、自覚することも難しい。
社会や地域の活動をする人は、どう参加者を増やすか、悩んでいます。
その時に大事なのは、参加していない人は無関心なのではなく、まだ言葉になっていない思いを持っている人であり、ゆっくりとコミュニケーションを始めることではないでしょうか。
そのように考えると共に、「居酒屋以上ワークショップ未満」の場について、どのような場が求められているのか、何ができるか、考え続けていきたいと思っています。

*長野県まちむら寄り添いファシリテーターWEB  https://nagano-machimura.net/

◆2◆ 【無料公開・期間限定】2024年春 育休復帰応援キャンペーン!
~「復帰後の働き方を考える」育休復帰の先輩たちの声から作成された動画講座でビジネスモードに整えよう!
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この春に育休から職場復帰する方にとって、いよいよ復帰の時が近づいてきました。
復帰準備では、保育園など子どものことに気が向きがちで、自分自身の仕事についての準備は後回しにしがちです。しかし、育休からの復帰後にどう働けるかは、その後のキャリアに大きく影響します。
エンパブリックでは、育休後コンサルタントの山口理栄さんとのコラボの経験、育休復帰前後の方の調査を基に、「育休復帰Day1応援プログラム」を開発・提供しています。
現在、育休から復帰する方のための応援キャンペーンとして、どんな仕事をしたい? 職場復帰面談の準備は? パートナーとの役割分担は?など復帰後の働き方を考える動画講座を無料公開しています。
育休中の方、育休からの復帰前後の方、その方たちをサポート・支援する立場の方に、ぜひご紹介ください。
*期間限定(~4/7まで)・200名様限定で、参加登録受付中です。
詳細・登録はこちらから https://empublic.jp/24harufukki

〇「育休復帰応援キャンペーン」の目的、動画講座の内容、使い方ガイドを紹介する説明会をランチタイムに開催します。
【育休復帰応援キャンペーン 説明会&意見交換会】
開催日時:3月13日(水)&19日(火) 12:15~12:45 (2回は同じ内容)
開催方法:オンライン(zoom) 参加費:無料
お申込はPeatixから https://peatix.com/event/3875580

◆3◆【講座】参加型の学びの場の創り方 ~ワークショップ、参加型の講座・研修をデザインする技法
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セミナーや研修、イベント、学習会を、一方通行の講義・座学から、双方向型で、参加者同士でも学びあい、その体験が変化を生み出すようなワークショップに変えていきたい方、
行っている学びの場の企画・運営を磨きたい方、基礎から実際の企画までを学ぶためのプログラムです。
〇開催日 :2024年4月20日(土)13:00~17:30
〇開催方法:対面(エンパブリック根津スタジオ)+オンライン
詳細・申込はこちら https://peatix.com/event/3878065/

◆4◆【動画講座】未来志向アクセラレーター ~組織・地域に前向きな変化を起こすには?
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未来への変化への動きを個人のものに止めず、(今は変化に前向きでない人も含めて)組織や地域を次世代バージョンにしていくよう周りの人に働きかけていく。
そんな未来志向で働きかけていく方たち(未来志向アクセラレーター)を理論・実践例から考える講座シリーズの動画配信版です。単品販売は3月31日まで!
〇内容紹介ページ https://empublic-studio.jp/future_ac_ondemand

<未来志向アクセラレーター シリーズ>
1.組織・地域のトランスフォーメーションを促すリーダーシップとは?
2.未来志向の組織文化へ動き始めるには?
3.変化や大きな問題を”他人事”にしないビジネスパーソンを増やすには?
4.みんなで”ゼロカーボンのまち”を実現するには?
5.人的資本戦略が、地域に今、なぜ大切なのか?
6.人づきあいや気持ちを上手に扱う「技術」とは?
7.今、理解しておきたい“DEIB”のこと
8.これがしたい!楽しい!から始まる『まちづくり』とは?

〇全8本セット 価格3,850円
>お申込 https://office.empublic-studio.jp/ent/e/3KjsnJYkMMDGJYk4/
〇単品販売 1本880円(3月31日まで!)
>お申込みはPeatixにて https://empublic.peatix.com/events

◆5◆【3/17】ちよだコミュニティラボライブ2024開催!
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千代田区とエンパブリックで取り組む「ちよだコミュニティラボ」は、千代田区で活動する人、何か始めたい人が集う、年に一度の大交流会です。
今年は3月17日(日)に「わたし発!価値共創チャレンジ@ちよだ」をテーマに開催します。
新しいことは、いつも誰か一人の思いから始まり、人がつながることから共に創られていきます。
「千代田にあったらいいな」を在住者だけでなく、在勤、在学の人も一緒に考え、共に創っていく交流イベントです。
詳細はこちら https://chiyolab.jp/lablive24entry

◆6◆ empublic Studioラジオ「empublicの一語一歩」
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毎週一つ「気になる言葉」を取り上げ、そこから今の社会や仕事・暮らしのヒントとなることを考えていくオンラインラジオ。
SpotifyとApple Podcastで配信中。毎週木曜16時に新エピソードを配信。
https://open.spotify.com/show/4gRXIw1HxACPrFMfI83HKZ?si=27b68eaff0f040c5
<最新エピソード>
#32「イベント」~非日常の力を活かして毎日をちょっと豊かに
#31「セルフ ブランディング」~したい仕事を引き寄せるには?
#30「プロジェクト」~“そのうち”と思うことを実行するためのプロジェクト化!
#29「バックキャスティング」 ~実現したい未来への意志を持つには??
#28「エンパシー(共感)」~ 違う状況・立場の人の気持ちを理解するには?

◆7◆編集後記
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エンパブリックスタッフの渡邉さやが、3/7~4/5まで、能登半島地震の復興支援を行う組織の事務局への派遣として、七尾市で滞在して働く事となりました。先月プレで2日間滞在し、実際に現地を訪れて感じた事も多かったようです。「現地の状況に今まで外側にいたからこその視点を重ね、自分の立ち位置だからこそできる事を、探り探りではありますが、学びながら、少しでも被災地のみなさんの力になれたら」という思いで現地入りしています。被災された方々が少しでも早く心休まる日常を送れるよう願っております。(中村)