相談されるには?~empublicメルマガ「根津の街から」 2019年8月8日

◆empublicメールマガジン「根津の街から」 -◆
(2019年8月8日発行)
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※本メールは、株式会社エンパブリックのスタッフ、
代表の広石拓司と名刺交換させていただいた方、
弊社主催の講座にお申込みいただいた方にお送りしています。
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毎日、とても暑い日が続きますが、みなさまお変わりありませんか?
気候は明らかに変わってきています。
気候変動という問題にどう取り組むのか?
正解がない問いを社会の様々な主体が共に考える時だと、改めて感じます。

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<INDEX>
◆1◆ [コラム] 相談されるまでの道筋(広石)
◆2◆ ゼミ「問いかけ力を磨こう」 8/17・18 2日間集中 10/1~火曜夜コース
◆3◆ 乳幼児コンサートを広げよう・クオリティを高めよう
~日本音楽文化普及協会キックオフ・ミーティング(8/24)
◆4◆ ちよだコミュニティラボ ~この夏はジモト(千代田)で楽しもう
◆5◆ 編集後記
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◆1◆[コラム] 相談されるまでの道筋(広石)
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時々、相談についての相談があります。
例えば・・・
「分からないことはリーダーに相談して、と言っているのに、部下は相談しないで失敗している」
「人事に何でも相談して、と伝えているのに、相談に来るのは、もう辞めると決めた後ばかり」
「地域包括支援センターに何でもご相談くださいと伝えているのに、相談に来る人がいない」
などなど

僕も“お気軽にご相談ください”とよく書くし、上記もみなさんも「相談にのりたい」と真剣に考えています。
しかし、相談してほしい時、相談する側からは「相談」のハードルが高いことを忘れがちです。

もし、「家族についての悩みを、知らない人に相談しますか?」と聞かれると、多くの場合、Noと答えるでしょう。
相手から見たら、自分も「よく知らない人」なのかもしれません。たとえ同僚でも、同じ街の人であっても。

相談のハードルには色々とあります。
・忙しそうな相手の時間を取るのは悪い。また、相談で時間がかかると、こちらも面倒。
・相談する=自分のできていないところを見せる。自分の評価が下がる?
・こちらの考えや気持ちをちゃんとわかってもらえる?
・自分の相談したいことば相手の得意なこと? 相談してもお門違いと一蹴されるかも・・・
・相談した時に返ってくる答が、自分にあう? 難しいこと言われても・・・
・相手が自分に役立つ情報や経験を持っているか、わからない。
・「人事」「センター」という組織だけが見えていて、相手の人の顔が見えない。
など。

このように、「相談する」「相談される」というのは、意外にハードルが高いものです。
「相談してくれたらいいのに」「相談に乗ってあげたい」と思う時、そのハードルを思い出してみてください。
こちらが思っている以上に、相手は自分を「よく知らない」のかもしれません。
どんな人か人柄がわかり、何が得意で、どんな経験を持っているか、何を大切にしているか、
他の人にどう接しているか、どんな回答しているか。
それが見えてきて、「その人に相談しているイメージ」を持てる人に人は相談するものです。

職場の中、地域の中で、助け合いが大切と言われます。助け合う関係は、相談しあえる関係から始まるでしょう。
助け合える職場や地域をつくるには、相談しあえるくらいお互いを知り、関係性をつくることが、まず必要だと思います。

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◆2◆ ゼミ「問いかけ力を磨こう」-本質を探り、変化を生む場をつくるために
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変化が激しく、価値観が多様化する時代には、与えられた問題を解く力以上に、
質の高い問いを設定する力が大切になってきます。
さらに、その問いを一人で考えるのではなく、
周りの人たちに働きかけ、共通のビジョンを生み出し、共にアクションを進めていくには、
問いかける力が不可欠です。

「質問力」と「問いかけ力」は似てますが少し違います。
質問力は自分の知りたいことを知る、自分が相手を動かしたいように促すことが目的です。
しかし、問いかけは、問う+かける。つまり、相手への声かけ、気にかけ、働きかけが入っています。
相手に働きかけながら共に考え、関係性をつくっていく“問いかけ力”とは何か、一緒に考えませんか?
問いかけゼミ、8月には二日間集中講座も開催します!

第1回 問いかけ入門 ~アクティブリスニング、appreciative inquiry
第2回 関係性を育む問い ~合意形成ファシリテーション
第3回 学びを促す問い ~ラーニングファシリテーション
第4回 チーム力を高める問い ~ダイバーシティファシリテーション
第5回 問題の本質を探る問い ~システム思考ファシリテーション
第6回 未来を拓く問い ~イノベーション&デザイン思考ファシリテーション

[土日2日集中] 8/17(土)、8/18(日)9:30~18:00
https://peatix.com/event/693697/
[火曜夜コース] 10/1、8、15、22、29、11/5 (火)19:00~21:40
https://peatix.com/event/754021/
*6回コース 30,000円
☆欠席の回については、別コースへのふりかえが可能です。

〇ゼミ「サステナビリティをビジネスで推進するための問いかけ力
~SDGs時代の仕事・組織のイノベーションに求められる場づくりとは?」(全3回)
木曜夜コース 10/17、10/31、11/14 https://peatix.com/event/1299495/

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◆3◆ 乳幼児コンサートを広げよう・クオリティを高めよう
~日本音楽文化普及協会キックオフ・ミーティング
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クラッシック音楽の生演奏を日常生活の一部として楽しむ人を増やすには、何が必要なんだろう?
この問いを、小林玄人さんは「サロンオーケストラ」という小規模編成のオーケストラで、
身近な場所で、質の高い演奏をする活動を通して探求してきました。
そこから生まれたのが「0歳からの・はじめてのオーケストラ」「オーケストラ探険コンサート」です。
クラッシックの名曲をどう演奏したら、親子が本当に楽しめるのか、工夫を重ねた結果、
今では、1年間に250回以上、参加者は約10000人近くに上る人気コンテンツになりました。

この活動を通して親子コンサートのニーズを強く実感し、
小林さんは「自分だけでなく、多くの人に取り組んでほしい」と考えるようになりました。
そして他の人のコンサートにも訪問していくと、
中には、選曲、演奏法が、本当に親子が楽しめるものになっているか、疑問に感じるものにも出会いました。

クラッシック音楽との出会いのコンサートを家族みんなが楽しめる、クオリティの伴ったプログラムを普及させたい。
どんなコンサートがいいのか、そのために何が必要か、特に子育て支援、音楽活動、地域づくりなどに取り組む方たちと考えたい。
そんな思いから対話の場をつくることになりました。
地域の交流の場づくりを考える方、ぜひ一緒に考えましょう。

日時 8/24(土) 14:00~16:30 (終了後 簡易な交流会もあり)
会場 「オトオアシス」(東京都杉並区上高井戸1丁目3番25号
参加費 : 2,400円(税込)、交流会付き 3,500円 ワンドリンク・演奏付き
https://peatix.com/event/1140173/

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◆4◆ ちよだコミュニティラボ ~この夏はジモト(千代田)で楽しもう
https://chiyolab.jp/
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千代田区とエンパブリックで取り組む「ちよだコミュニティラボ」では、
都心の千代田区でどのようなつながりやコミュニティの可能性があるのか、考えてきました。
その中で、都心では「コミュニティがない」と思われがちですが、
地縁、テーマでのつながりがたくさんあることが見えてきました。
「ない」から「ある」に視点を変えると、たくさんのコミュニティが見えてきたのです。
コミュニティ活動紹介 https://chiyolab.jp/comunity_actions
そのような地域にあるつながりをソーシャルグラフとして見える化することに挑んだレポートはこちら
https://chiyolab.jp/chiyolab_report_18

さらに、この夏は、地域のイベントに注目しました。
伝統ある街ならではの盆踊り、交流のイベント、対話など、たくさんある地元の豊かさを
千代田に住む人・通う人に感じ、顔を出してみていただければと思っています。
https://chiyolab.jp/

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◆5◆編集後記
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ちよだコミュニティラボの地域イベントページ作成にあたり、伝統やたくさんの町会がある街ならではのイベントの充実さを感じました。
お子様向けのイベントも多く、街中で公園などが少ない中、子供達が夏休みを楽しめる企画が増えるのは素敵なことだなと思いました。
忙しい毎日の中で、そういった地域情報にゆっくり目を通す機会が少ない方もも多いと思いますが、改めて自分に関わりのある地域のイベントを調べてみたりするのも、地域との交流機会や活動している方達を知るきっかけになり、楽しみも増えて良いなと思います!
(新村)
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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」
(第189号 2019年8月8日配信)
発行責任者=広石 拓司
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