楽観的に!~empublicメルマガ「根津の街から」 2019年6月20日
◆empublicメールマガジン「根津の街から」 -◆
(2019年6月20日発行)
山形・新潟での大きな地震で被災されたみなさまにお見舞い申し上げます。
鶴岡・酒田にも、新潟にも、数多くの友人知人がいるので、とても心配していました。
同時に、東京で暮らす人たちは、どう備えていけばいいのか、改めて考えさせられます。
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<INDEX>
◆1◆[コラム] 楽観的に!(広石)
◆2◆6/21:暮らすのが楽しく、交流も豊かになる2040年の東京をつくるには?
~ 歩く楽しさ、移動の未来から考える新しい街のカタチ
◆3◆ 講座: 実践を通して学ぶ! 育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方(東京・大阪)
◆4◆ 7/18~:ゼミ: サステナビリティをビジネスで推進するための問いかけ力
ゼミ「問いかけ力を磨こう」 6/30後半集中、8/17・18 2日間集中
◆5◆ 編集後記
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◆1◆[コラム] 楽観的に!(広石)
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「目の前のことに集中することが大切」と言われます。
過去や先のことばかりを考えずに、今、目の前でできることをしよう、と。
ただし、他の多くのことと同様に、この言葉も文脈によって意味は変わってきます。
一つは、先の見通せない不安から目を背けるため、目の前という“確かな”ものを追いかけようという場合です。
「会社の先行きは不安だけど、目の前の自分の仕事を頑張って今期を目標達成しよう」というように。
目の前のことが“確か”だと思えるのは、それが過去からつながっているからでしょう。
安心感を得るために確かなものに頼ろうとすればするほど、心は閉じてしまいがちです。
その結果、状況の変化に受け身となり、成り行きにふりまわされてしまいがちです。
もう一つは、うまくいかない、先が見えないからこそ、今の自分を信じて、次への一歩を踏み出そうという場合です。
以前、サッカーのジーコのインタビュー記事で次のような趣旨の発言を読みました。
「日本の選手は1点取られた途端に下を向いてしまう。なぜか」
点を取られるという失敗をした。ゲームプランは崩れたかもしれない。
しかし、残り時間はある。なら、目の前のプレイに集中して取り返せばいいではないか。
アランの『幸福論』に次のような言葉があります。
「悲観主義は気分のものであり、楽観主義は意思のものである。
およそ成り行きにまかせる人間は、気分が滅入りがちなものだ」
変化が激しく、うまくいかないことも多い。
先行きも見えないし、未来に対してなんとなく不安だ。
そんな時に、過去にすがるのでも、「こうなってほしい」という願望に頼るのでもなく、
今、自分は何を持ち何ができて、何を持たず何ができないのか、現実を直視する。
そこから、少しでも良い未来を得るために、自分ではできないことは他者の力も借りる。
他者の力を借りつつ、今できることで動いてみて、以前とは違うことが生じたなら、
そこからどんどん学び、自分の「あり方」を定める。
そうすることで、前よりも自信を持って状況や変化に向き合えるようになる。
自分への信頼に裏打ちされた、楽観的な「目の前の、今できることをする」。
今の時代のサステナビリティには、この意味が込められています。
環境も、経済も、地域も、このままではうまくいかないと思わされることが多い状況です。
そんな中で何が本当に持続可能なのか答を探しても、正解は見つかりません。
なぜなら持続可能かどうか答が出るのは、もう持続できないと明確になった時だけだからです。
今の現実を受けとめ、不確かな中だからこそ、これまでの確かさに頼らずに、
未来に向けて、今、自分に何ができると信じられるのか。
楽観的に! ともに一歩を踏み出していきましょう。
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◆2◆ 暮らすのが楽しく、交流も豊かになる2040年の東京をつくるには?
~ 歩く楽しさ、移動の未来から考える新しい街のカタチ
シティラボ東京*エンパブリック 持続可能な東京を考えるワークショップ第4弾!
○ 6/21(金)19:00~21:30 @シティラボ東京(京橋)○
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「人が集まり、交流する。都市とは、本来、そうした場所のはずだ」
持続可能な都市を模索する建築家のピーター・カルソープの言葉から触発された、東京の都市の可能性を考えるワークショップです。
当日は、カリフォルニア大学バークレー校でアーバンデザイナーを専攻され、
カルソープ事務所にも在籍経験のある鈴木俊治さんから、「歩く楽しさ」に注目した持続可能な都市づくりの視点をいただきます。
そこから、モビリティと都市づくりのこれからについて考える日野自動車の取組みをご紹介いただきます。
そして、新しいモビリティが広がる時代、自動車中心の都市計画から、もっとヒューマンサイズで、緑豊かな中で、
もっと暮らすのが楽しく、たくさんの交流のある都市へと東京をつくっていくことができるのではないか。
次の10年、20年、どのような持続可能な東京をつくっていける可能性があるのか、共に考えませんか?
詳細・申込> https://peatix.com/event/699979/
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◆3◆ 実践を通して学ぶ! 育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方
(第5期)~育休後カフェR・ファシリテーターになろう!
○東京:6/23(日)10:00~18:00 など、 大阪:7/28(日)10:00~18:00 など○
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育休後コンサルタント(R)の山口理栄の知見・経験と、エンパブリックの場づくりノウハウを活かして、
育休後の働き方、キャリア、ライフスタイルを話し合う場づくりを講座と実践を通して学びます。
これまで33人が修了し、育休後カフェ(R)ファシリテーターとして企業内で、地域で対話を開催しています。
今回は、オンライン・プログラム、大阪での開催など参加しやすい工夫をしています。
「育休後」の悩みを抱える人が、自信をもって自分らしく働くきっかけとなる場を広げたい方、一緒に取組みましょう!
*詳細・申込 → https://empublic.jp/9324
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◆4◆ゼミ「サステナビリティをビジネスで推進するための問いかけ力」
~SDGs時代の仕事・組織のイノベーションに求められる場づくりとは?」
○7/18~ 木曜夜 全3回○
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これまでのライフスタイルやビジネスの前提を見直し、次世代の経済社会システムにおけるビジネスへと自らを変えていくには、
誰に、どのように問いかけることが必要か、共に探求しませんか?
このゼミでは、これからの成長戦略としてサステナビリティとビジネスの相互作用を高めていきたい方が、
SDGsやサステナビリティを関係者と共に考え、共に推進していくための問いかけ力を高めるために必要な知識を学び、
対話を通して高めていくためのプログラムです。
これまで、新規事業担当、オープンイノベーション担当、ダイバーシティ推進担当、経営企画担当、
まちづくりNPO、建築家、デザイナー、ベンチャー経営者などの参加者が、それぞれの思いを持ち寄って議論を重ねています。
2020年代のビジネスのあり方を、ともに考える場に、ぜひご参画ください。
【木曜夜コース(3回)】 https://empublic.jp/9230
7/18、7/25、8/1 (木) 19:00~21:40
○ゼミ「問いかけ力を磨こう」-本質を探り、変化を生む場をつくるために
[日曜集中 後半3コマ] 6/30(日)9:30~18:00
[土日2日集中] 8/17(土)、8/18(日)9:30~18:00
☆欠席の回については、別コースへのふりかえが可能です。
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◆5◆編集後記
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先日「葉加瀬太郎・高嶋ちさ子・古澤 巌~3大ヴァイオリニストコンサート2019」
に行きました。古澤さんの音の深さに魅せられつつ、楽器にはマイク、音響や
派手な照明の演出が入り、3人の爆笑トークで進行する、エレクトロニックな
コンサートを堪能しました。生の楽器の音だけで構成される従来のコンサート
もよいですが、クラシック音楽も、全く別の楽しさが生れる時代に入ったこと
を実感しました。
スポーツでいえば、IT×試合(ライブ)観戦といえばBリーグでしょうか。
ということで、東京2020オリンピックチケットもバスケを加えて申し込んだところ、
本日(開会式も閉会式もサッカーも野球も落選するも)、見事「バスケ」をゲット!
変化の激しい時代の中、演出は変わろうとも、底流に流れるのはアートやスポーツの
演奏家、選手の道を極めた技能であり精神。プロの技がそこにあります。
変わるものと変わらぬもの。その中で自分に何ができるのかを問いながら、楽観的に!
今、自分にできることを。オリンピックを楽しみにしつつ、今朝はまず、突然振られた
編集後記を書きました!! (高橋)
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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」
(第188号 2019年6月20日配信)
発行責任者=広石 拓司