魂の健康づくりとは? 自分らしい実践法を考えよう

対話シリーズ「Spiritual Healthを探求しよう」第3日

これまで、「健康づくり」というと、ランニングや食事など身体へのケア、ストレス解消や脳トレなど精神的なケアが中心でした。ただし、健康にとって、身体、精神とともに、社会性や魂も大切な要素であるならば、「健康づくり」には、居場所や出番をつくる社会的な健康づくりや、安らぎ・希望を育むといった魂の健康づくりも必要になるでしょう。

ただ、心身の健康づくりには方法論がありますが、特に、魂へのケア、魂の健康づくりは、一人ひとりの存在に関わるものであるがゆえに、方法論として一般化することは難しいでしょう。

アメリカの家庭医学会「familydoctor.org」では、Spiritualityを「人生における意味、希望、癒し、内なる平和を見つける方法」とし、宗教で見出す人もいれば、音楽や芸術、自然とのつながりに、また価値観やプリンシプル(行動原理)に見出す人もいると説明しています。一人ひとりが、自分にとって“大切な時間”をつくることが、魂をケアすることにつながるのでしょう。

この対話では、「魂の健康」を社会に広げていくために、魂のケアには、どのような実践法があるのか、みなさんの一人ひとりの経験を持ち寄って考えてみたいと思います。

第1回・2回の対話では、20名の医療者、介護職、ビジネスパーソンらが経験を持ち寄り、Spiritual Healthについて多面的に検討してきました。その中で、心と体、社会を結びつけ、その人らしいあり方を実現するものという意味が浮かび上がってきました。第3日は、これまでの話し合いの内容も紹介した上で、参加者それぞれのみなさんが考える「魂へのケア」になっていると思うことを出し合います。それについて話し合ったり、他の人の行っていることを体験してみたりしたうえで、「魂の健康」を社会に広げていくには、何が大切なのか、どのような実践が可能なのか、考えたいと思います。

参考

アメリカの家庭医学会「familydoctor.org」では、Spiritualityを「人生における意味、希望、癒し、内なる平和を見つける方法」とし、宗教で見出す人もいれば、音楽や芸術、自然とのつながりに、また価値観や行動原理に見出す人もいると説明しています。そして、Spiritualityと健康の関係は完全に証明されていないが、健康に影響を与える示唆は多くあり、予防や病気・ストレス・死などに向き合うのに役立つとしています。https://familydoctor.org/spirituality-and-health/

開催概要

日時 2017年7月22日(土)14:00~17:30

場所 エンパブリック根津スタジオ (東京メトロ千代田線 根津駅徒歩1分)

定員 12名

ゲスト紹介

玉置妙憂さん (看護師、僧侶、臨床宗教師)

看護師。僧侶。臨床宗教師。専修大学法学部卒業後、法律事務所で働くも「もっと人の近くで貢献したい」と退所。その後、国立東京病院附属看護学校で学び看護師、看護教員の免許を取得し、臨床で看護師として働きながら、国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科保健医療学専攻にて看護管理学修士、医療福祉政策学博士課程を修了。看護学校で教鞭をとる中、2012年6月に最愛の夫と死別。その後、高野山真言宗にて学び、僧籍を修得。看護師、僧侶として医療・宗教の分野から死を見つめ、伝えていく活動をスタートさせた。医療にも宗教にも偏らないバランスの取れた講座は、非常にわかりやすく、定評がある。主として在宅医療の現場では看護師として、ホスピスなどの施設では僧侶として活動中。

参加費

対話シリーズ「Spiritual Healthを探求する」3回セット 9,000円(税込、茶華付)

第3日 単回参加 3,500円(税込、茶華付)

お申込み

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