明日を生きるためのSPIRITUAL HEALTHを考えよう

対話シリーズ「Spiritual Healthを探求しよう」第2夜

忙しくしている毎日の中で、ふと虚しさを感じたり、自然の中の時間がほしくなったりすることがあります。魂へのケアが必要なのは、死期が近づいた時や災害などで悲嘆に陥った時だけではなく、私たちの日常の暮らしにも必要です。

「健康な暮らし」には、緑の公園や芸術、レジャーが不可欠だと思うのは、単に疾病予防やメンタルヘルス、社交の場という意味だけでなく、そこに魂の安らぎや充実感が必要だからでもあるでしょう。また、ちょっとした親切や感謝の言葉、祈りの時間に、魂が慰められる時もああります。

しかし、私たちは合理性を重視するゆえに、自然や芸術、温かな人のふれあいなど「魂へのケア」を軽んじてしまいがちです。それが、気づかぬうちに、心身の健康を蝕んでしまうこともあるのではないでしょうか。

この対話では、参加者の経験やそれぞれの考えを持ち寄り、日々を健康に生きる上で、形や言葉にしづらい「Spiritual Pain」「魂へのケア」とはどのようなものか、どのような意味があるのか考えます。そのうえで、「魂の健康」を考えることで、生活や仕事がどう変わるか、医療や介護はどのように変化しうるのか、みなさんと考えたいと思います。

自分の健康、地域の人たちの健康に新しい視点を持ち込み、生きていることをもっと大切にするきっかけに、「魂の健康」とは何か、ともに考えてみませんか?

参考

アメリカの家庭医学会「familydoctor.org」では、Spiritualityを「人生における意味、希望、癒し、内なる平和を見つける方法」とし、宗教で見出す人もいれば、音楽や芸術、自然とのつながりに、また価値観や行動原理に見出す人もいると説明しています。そして、Spiritualityと健康の関係は完全に証明されていないが、健康に影響を与える示唆は多くあり、予防や病気・ストレス・死などに向き合うのに役立つとしています。https://familydoctor.org/spirituality-and-health/

開催概要

日時 2017年7月5日(水)19:00~22:00

場所 エンパブリック根津スタジオ (東京メトロ千代田線 根津駅徒歩1分)

定員 12名

ゲスト紹介

玉置妙憂さん (看護師、僧侶、臨床宗教師)

看護師。僧侶。臨床宗教師。専修大学法学部卒業後、法律事務所で働くも「もっと人の近くで貢献したい」と退所。その後、国立東京病院附属看護学校で学び看護師、看護教員の免許を取得し、臨床で看護師として働きながら、国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科保健医療学専攻にて看護管理学修士、医療福祉政策学博士課程を修了。看護学校で教鞭をとる中、2012年6月に最愛の夫と死別。その後、高野山真言宗にて学び、僧籍を修得。看護師、僧侶として医療・宗教の分野から死を見つめ、伝えていく活動をスタートさせた。医療にも宗教にも偏らないバランスの取れた講座は、非常にわかりやすく、定評がある。主として在宅医療の現場では看護師として、ホスピスなどの施設では僧侶として活動中。

参加費

対話シリーズ「Spiritual Healthを探求する」3回セット 9,000円(税込、茶華付)

第2夜 単回参加 3,500円(税込、茶華付)

お申込み

チケット販売サイト peatixにてチケット購入をお願いします。ご不明な点はお気軽にお問合せください。