[8/6~]実践を通して学ぶ! 育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方~育休後カフェ®・ファシリテーター講座(第9期)

「子供の成長を見守りながら、自身のキャリアについても考えたい」子育てと仕事の両立を前向きに考える人は増えてきました。
また、制度としては、産休・育休制度の広がり、働き方改革、女性管理職比率向上、男性の育休取得の推進、コロナによる働き方の多様化。
子育てと仕事を両立することに決め、選択肢も増えた、はずなのに常に色々な不安・葛藤を感じている方は多いのではないでしょうか。

「長く育休をとって仕事に復帰できるのかな?」
「時短で評価は下がらないかな?」
「なぜ子供を預けてまで仕事をしているんだろう?」
「小1の壁って?」

制度は少しづつ整ってきた一方で、実際に利用している人は少なかったり、周囲の理解を得られなかったり、周りに負い目を感じてしまったり。
また、選択肢や情報が増えたからこそ、逆に迷ってしまったり。
人にとっての正解が自分にとっての正解とは限らない中では、自分はどうしたいのかを考え、またそれを周囲に伝えていくコミュニケーションが必要です。

1人でもやもやと考え孤独になりがちですが、実はそんな想い・葛藤を抱えるのはあなただけではありません。
同じような悩みをもつ人達が集まり、互いの想いを話し共有しあうことで、整理されること・解決することもあるのではないでしょうか。
また、あなたのこれまでの葛藤が誰かに勇気となることもあるかもしれません。

育休後カフェは、こうした思いを共有したり、育児と仕事の両立について誰かと一緒に考えたいことを話せる場です。

男性の育休に関する法律改正などにより、男性育休取得が拡大し、今後、仕事と育児に関する課題が複雑化し、また、悩みや葛藤を抱える人が増えると予想される中、他者と仕事と育児の両立について話し、自らで解決の糸口を見つけていく場(育休後カフェ®)が、今後、ますます必要になると考えられます。
地域で、職場で、オンラインで、仲間と一緒に、育休後カフェを開いてみませんか。

プログラムで目指すもの

このプログラムでは、産休・育休・復職に関する対話やワークショップの企画・準備・運営を、オンライン講座と実践体験を通して学びます。実際に動きながら必要な知識とスキルを身に着けるので、すぐに実践に活かせます。

育休後コンサルタントして活躍している山口理栄さんが取り組んできた育休後カフェの実績・経験知と、エンパブリックのワークショップ開発、場づくりの担い手育成のノウハウを組み合わせ、修了後、育休後カフェを企画し運営するファシリテーターとして、また、職場や地域での場づくりの主宰者として活躍できることを目指します。

育休後カフェ®とは

育休後コンサルタントの山口理栄さんが提唱している育休後の働き方をリラックスしながら考えるための場です。 仕事をしながら子育てしている(したい)方たちに、自分とじっくり向き合うための空間と時間をともに共有し、仕事も育児もあきらめずに、活き活きとできるようにします。

これまでの参加した方からの声

  • 自分の気持ちを話すだけで整理がつくことがあると実感した
  • 働きやすい環境は自分自身で作っていくことに気づいた
  • これからワーキングマザー・ファザーをやっていく勇気をもらえた
  •  一人だと難しく考えてしまうことが多いが、話をすることでポジティブになれた
  •  自分がどうしたいのかという気持ちをしっかりと持ち続けることが大切なのだと思った
  •  両立についてパートナーともう一度話したいと思った
  •  誰かを応援すると自分もがんばろうと思える

育休後コンサルタントHPは、こちら
山口さんのブログはこちら

【育休後コンサルタント
山口さんからのメッセージ】

育休後カフェは、育児をしながら働く人が、子どものことやキャリアのことを自由に話せる場です。パパの育休取得も増えてきて、いよいよ両立の形が多様化してきました。いくつもの選択が可能になったいまだからこそ、ちがう価値観をもった人とでも本音をぶつけ合える、安心・安全な場づくりが必要です。そういった場を作るには、ジェンダーや働き方の基本的な知識と、ファシリテーションの実践経験が必要と考えました。同じ目的を持つ仲間といっしょに、場づくりについて学んでいきましょう。

自身も仕事と子育ての両立に取り組むスタッフが、山口さんへインタビューをしました!

ダイジェスト版

フル・バージョン

こんな方におすすめ!

  • 自分の地域や職場で、または、オンラインで育児と仕事の両立を応援するような対話を行いたい
  • 周りの助けを借り、子育てしながらの働き方を考える場をつくりたい
  • 自分の経験を活かして後輩のために、育休後の働き方や子育てについて話し合える場をつくりたい
  • 職場に、育休を取得した(したい)女性・男性をサポートする仕組みをつくりたい
  • 時短勤務や育休取得、副業など、多様な働き方を必要とする社員を活かした組織づくりを考えたい
  • 地域や職場での、ワークショップ企画・運営の具体的な方法やファシリテーションの仕方を学びたい

講座を通して身につけること

  • 地域や職場で、育休・復職後の働き方・キャリアについて、勉強会やワークショップなどを開催するためのファシリテーションやワークショップ設計、企画、運営の方法を学びます。さらに、オンラインならではの対話の場づくりのポイントも学びます。
  • 対話の場に自分が参加者として参加する体験、ワークショップ試行、地域・職場での実践と、実際にワークショップを実施することを通して、実行できる実力を身につけます。
  • 育休後カフェの経験を踏まえた、課題や対話のニーズの理解を深めます
  • エンパブリックの取り組んできた地域や職場でのワークショップの企画・運営ノウハウを習得できます。
    *「エンパブリックスタジオ」のオンデマンド教材等を活用し学びを深めることができます。

プログラム

講座で、育休・復職・キャリアについての対話の場づくりの基礎を講義と体験で学び、その後、ワークショップを実際に行う過程とふりかえりから、今後、ワークショップ・ファシリテーターやイベント主宰者として活躍できる力を身に着けます。

(1)[事前講座(オンデマンド講座)]

キックオフのゼミの日までに、ご自身のタイミングで視聴頂きます。質問や疑問点については、(3)のキックオフ・ゼミの中でフォローします。

①育休・復職・キャリアについての基礎知識

  • [オンデマンド講座①]産休・育休・復帰の制度・現状・課題に関する基礎知識 
      育休・復職・キャリアについての対話の場づくりを行う上で、必要な基礎知識を学びます。

②育休・復職・キャリアについての対話の場づくりの基礎

    • 育休・復職・キャリアについての対話の場づくりについて、オンデマンド講座で学びます。
    • [オンデマンド講座②-A]育休後カフェ®の経験から
      育休後カフェ®は、なぜカフェ形式で実施しているのか、研修や相談との違い、カフェの企画方法やファシリテーターの心得などについて学びます
    • [オンデマンド講座②-B] 場づくりのファシリテーションの基本
      育休後カフェ®を開催するための場づくりの技術やワークショップ開催についての基本的なコツなどを学びます

(2)育休後カフェ体験 (2022年7月31 10:00~12:00)

山口理栄さん主宰の育休後カフェ「『男は仕事』の呪縛を超えていくには?~夫婦で考える子育てと仕事の両立」(オンライン)にご参加頂きます。当日参加の難しい方は、動画による視聴をキックオフ前までにご視聴をお願いします。
※講座受講生の方は、参加申し込みをする必要はありません。

(3)[キックオフ・ゼミ] 育休・復職・キャリアについての対話の場づくり(2022年8月6日)

  ①育休後カフェ®について(13:00~13:30)

    • 事前教材の視聴を通して生じた疑問に対する質疑応答や、参加者同士のディスカッションにより、「育休後カフェの開催の心得」等に関する理解を深めます。
    • [ゼミ] 育休後カフェの目指すもの 

  ②育休後カフェ®の場づくりについて(13:30~16:00)

    • 事前教材の視聴を通して生じた疑問に対する質疑応答や、参加者同士のディスカッション、ファシリテーション体験から、対話の場のファシリテーターとして必要なことを考えていきます。

      [ゼミ] 育休後カフェの場づくりについて
      [その他] 実践について及びチームビルディング
      その他、事務局からの今後についてのご案内など)

(4)ワークショップ実践 (8月~11月)

当事者の声の聴きとりや、対話イベント(オンラインまたは実会場)の開催を、チームまたは個人で取り組んでいただきます。(テーマ案の提供など事務局がサポートします)

1回目:「子育てと仕事の両立について」の聴きとり(インタビューまたは、ミニカフェの開催)
:個人で実施
2回目:「子育てと仕事の両立」に関する場の開催
:個人またはチームで実施

(5)[オンラインゼミ] 実践ふりかえり(11月20日)10:00~12:00)

実践をふりかえり、これからの活動について考えます。
※事前にチームで実践報告用のプレゼンテーション動画を作成頂き、共有します。本講座には他のチームの発表も視聴した上でご参加いただきます。

  • [ワークショップ] ワークショップ実践の報告と振り返り

【コース修了生の特典】

コース修了者の方は、今後、「育休後カフェ®・ファシリテーター」の名称を使って活動することができます。また、修了生がのみが利用できる専用の育休後カフェ®・ファシリテーターの情報共有及び広報のためのポータルサイトを利用できます。

さらにempublic studioを特別料金(年会費4,840円のところ3,000円)で会員となることができます。
※empublic studioについてはこちらをご覧ください

なお、セミナーやワークショップの主催者としての経験が豊富な方は、(4)の実践、(5)の実践ふりかえり受講を免除される場合があります。該当すると思われる方は、お問い合わせください(お問い合わせ先:info@empublic.jp)。

また、既に育休後アドバイザーの資格をお持ちの方は、(1)-①の「育休・復職・キャリアについての基礎知識(オンデマンド講座)」は免除となります。お申込み時に、育休後アドバイザーの方用のチケットをご購入ください。

実施日

(1)事前講座(オンデマンド講座)

7月15日から視聴可能(8月6日のキックオフ・ゼミまでにご視聴ください)

①産休・育休・復帰の制度・現状・課題に関する基礎知識
②-A 育休後カフェ®の経験から
②-B 場づくりのファシリテーションの基本

(2)育休後カフェ®体験(オンライン) 

  • 2022年7月31日(日)10:00~12:00
  • 当日ご都合の悪い方は、後日配信による動画視聴も可能です(ただし、8/6までにご視聴ください)

(3)キックオフ・ゼミ(エンパブリックスタジオで開催)
 ※会場参加が難しい方はオンライン参加も可能

  • 2022年8 月6日(土)13:00~16:00

(4)ワークショップ実践(8月~11月) ※各自または各チームで実施

(5)実践ふりかえりゼミ(オンライン)

  • 11月20日(日) 10:00~12:00
  • ※事前に発表資料を準備頂くなど、講座以外にも作業があります。

【講師】  山口理栄(育休後コンサルタント)/広石拓司(エンパブリック代表)

【参加方法】
・事前講座:オンデマンド動画教材視聴
・キックオフゼミ(8/6): 根津スタジオにて開催
※現地参加が難しい場合は、Zoomによるオンライン参加可能
・育休後カフェ体験(7/31):Zoomによるオンライン
・ふりかえりゼミ(11/20):Zoomによるオンライン

【定員 】 30名

参加費

■全プログラム参加  28,000円(税込)

  • ワークショップや主催イベントの開催経験のある方:(1)~(3)のみ  22,000円(税込)
    ※事務局へご相談ください
  • 育休後アドバイザーの資格をお持ちの方:(1)②~(5)のみ
    22 ,000円 (税込)
  • 育休後アドバイザーの資格をお持ちの方で、ワークショップや主催イベントの経験のある方:(1)②~(3)のみ 16,000円(税込)
    ※事務局へご相談ください

【山口理栄さんプロフィール】

株式会社山口企画 代表取締役
総合電機メーカーにて、2度育休を取り、部長職まで務めた後、2006年から2年間社内の女性活躍推進プロジェクトのリーダーに就任。
2010年6月育休後コンサルタント®として独立。法人向けに毎年100件以上の育休後職場復帰セミナーや管理職向け研修を実施してきたことに加え、個人向けに2011年から育休後カフェ®を実施、47都道府県チャレンジ実施中(あと14府県)。2021年からは、青山学院大学にてITリカレント教育の企画・運営に携わる。
企業の考え方も、働く親の気持ちも深く理解する「育休後」のプロフェッショナル。

■著書

2016年5月「改訂版 さあ、育休後からはじめよう 〜働くママへの応援歌」(労働調査会)
2015年2月「子育て社員を活かすコミュニケーション【イクボスへのヒント集】」(労働調査会)

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