empublicメールマガジン「地域にあるものをフルに活かそう!」~根津の街から(2022年12月9日)

◆empublicメールマガジン「根津の街から」-◆
(2022年12月9日発行)

ー<INDEX>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆1◆広石コラム「地域にあるものをフルに活かそう!」
◆2◆(12/21)地域で活動を広げるためにもっとスポーツの価値を活用するには?
◆3◆Jリーグ「シャレン! キャンパス」活動レポート
◆4◆ (12/5・1/20)健康指導実施者向け研修
「住民主体の健康づくり・地域づくり活動におけるコーディネートスキルセミナー」
◆5◆(2/17・24)DX事業開発の担い手(DXイントレプレナー)養成講座【2日間集中コース】
◆6◆編集後記
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
すっかり冬らしい気候になりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
サッカーのW杯では、子供から大人まで世代を問わず応援している姿に、改めてスポーツの力はすごいなと思いました。エンパブリックでは、地域の力を活かしたまちづくりを進めていく一環として、各地のスポーツクラブを地域資源として活かす取り組みも始めています。(新村)

◆1◆広石コラム「地域にあるものをフルに活かそう!」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
サッカーのワールドカップやオリンピックなどスポーツ・イベントが盛り上がると、メディアなどで「スポーツの力」という言葉がよく使われます。
スポーツには競技や娯楽という側面もありますが、「一緒に楽しむ場を生み出す」「人がつながる」「活動を支える多様な役割がある」「メッセージを多くの人に伝える」など様々な機能を持っています。これらの機能は、地域で活動する人が感じている「活動に新しい参加者を増やしたい」「ネットワークを広げたい」「居場所や出番をつくりたい」などを解決することに役立つ可能性があります。

この可能性にスポーツの担い手たちも気付き始めています。例えば、Jリーグのシャレン!(社会連携活動)は地域活動に「Jリーグをつかってほしい」という思いから始まり、「子ども食堂と企業をつなぐ」「ローカルSDGsネットワークをつくる」「障がい者の活躍機会を広げる」などの活動が全国に広がっています。
(Jリーグ シャレン!アウォーズ2022のエントリー一覧  https://www.jleague.jp/sharen/awards2022/
Jリーグ以外のプロスポーツクラブや実業団チーム、大学や高校などでも、幅広い地域連携活動を始めています。
また、スポーツ庁でも第3期スポーツ計画で「スポーツによる地方創生、まちづくり」を主要テーマの一つに掲げています。(スポーツ庁の紹介動画 https://youtu.be/BfpfLuwwT18
さらに学校スポーツ部活動の地域移行が進むことで地域とスポーツの新しい関係も生まれようとしています。

このような地域とスポーツの協働をもっと活性化し、スポーツの持つ多彩な力やネットワークと地域課題解決とが新しくつながることができれば、そこにイノベーションが起き、地域にポジティブな変化を広げることができる!
そのように考え、私たちもJリーグ関係のみなさまを始め少しずつ試行錯誤を重ねてきました。

それを通して様々な可能性、実践者の思いやチャレンジに出会うことができ、嬉しく思うと同時に、どうしても「自分(相手)の専門、フィールドはここ」と設定して考えてしまう方がまだまだ多いことです。
子どもの貧困対策、居場所づくり、高齢者の孤立防止、環境問題、まちの活性化など地域の課題解決に取り組もうとした時に、使える地域資源として「スポーツ」を思い浮かべる人は限られています。

地域にJリーグやBリーグなどのプロスポーツクラブがある、スポーツ・イベントがある、学校・大学の部活動やスポーツサークルがあることは知っていて、参加や応援をしていたとしても、地域課題解決と結び付けて考えたり、何ができるのか具体的にイメージを持っている人は少ないんだなと思わされます。
例えば、子どもの活動している方に「Jリーグのクラブとの連携は?」と話すと「私、サッカー知らないので・・・」となってしまったり、「有名な選手に来てもらったら宣伝になる?」という声が多くあります。

地域にあるものをフルに活かし、活かしあい、自分の活動も地域全体も元気にしよう!
それが持続可能な地域づくりには不可欠だと考えています。
ただ、それには地域活動、スポーツ、サポーター、企業、行政ら多様な主体がつながり、価値共創を進めるソーシャル・プロジェクトの進め方を広げ、根付かせるが大切になります。
そして、そのような場をつくり、プロジェクトを動かすコーディネーターの存在も大切です。
そのような取り組みに力を入れ、充実させていきたいと考えています。

*ぜひ多様な方とご一緒にチャレンジしていければと思っています!
ご関心ある方、お気軽にご連絡ください。

◆2◆地域での活動を広げるためにもっとスポーツの価値を活用するには?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【導入イベント】地域で活動を広げるためにもっとスポーツの価値を活用するには?
> 12/21(水)19:00~21:00  *一般1,000円 Studioメンバー無料
詳細・参加申込み https://peatix.com/event/3430767/

金沢で高校生の居場所づくりに取り組む(社)第3職員室の仁志出さんとFC東京でスポーツ×まちづくりの推進に20年以上取り組んできたスタッフ久保田との対話を通して、子どもやユースの居場所づくりにどのような取り組みが可能なのか一緒に考えていきます。
これまでスポーツと接点がなかった方にこそ、ぜひご参加いただきたいと思っています。

【ゼミ】まちの課題解決にスポーツという地域資源を活かすには ~まちづくり×スポーツの可能性とコーディネーターの役割を考える(全3回)
> 2023年2月8日(水)15日(水)22日(水) 各回19:30-22:00
【第1回】地域課題解決にスポーツは活かせるの?
【第2回】地域の子ども達の未来を拓くためにスポーツをどう活かせる?
【第3回】運動部活動の地域移行とは? 地域づくり、スポーツ振興に活かすには?
*3回セット 10,000円(Studioメンバー9,000円) 単回参加も可
参加・詳細申込 https://peatix.com/event/3437368/

地域課題解決、子どもの未来づくり、運動部地域移行の3つの視点から、地域課題解決や社会活動する人にとってのスポーツの活かし方を考えます。
各回、久保田から基礎知識、広石から実践手法解説を行い、異分野の連携を進めるには何が大切か、どのようなコーディネート力が求められるか考えていきます。

◆3◆Jリーグ「シャレン! キャンパス」活動レポート
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
Jリーグが社会連携活動をテーマにして各クラブの担当者などに向けて行っている活動「シャレン! キャンパス」では、広石が講師を担当し、今年のアクション・ラーニングをエンパブリックが運営しました。
その様子をレポートにまとめています。
https://note.com/empublic/n/n3ad57d667c27

*その他、noteでは活動レポートを掲載しています。 https://note.com/empublic
・探究って課題解決方法を探るための手段じゃないの?
・市民活動の広報力アップ!効果的な情報発信を考えよう
・違う分野の人たちと対話することで新たな視点が見つかる など

◆4◆ (12/5・1/20) 健康指導実施者向け研修
住民主体の健康づくり・地域づくり活動におけるコーディネートスキルセミナー(全2回 参加費無料!)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
厚生労働省委託事業として(株)日本総合研究所が実施する、全国の保健師や管理栄養士などの健康指導を実施している方を対象とした、住民主体の健康づくり・地域づくりにおけるコーディネートスキル向上を目的としたオンラインセミナーに代表広石が登壇します!

住民自らが主体的に問題解決に向けて取り組むような環境づくりはどうしたら生まれるのか。住民主体の活動を促しコーディネートするスキルを体系的に学ぶ場に参加してみませんか?
【第1回】2022年12月16日15時00分~17時00分
【第2回】2023年01月20日13時00分~15時00分
お申し込みはこちら(12/15締切)  https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=103741

【書籍「専門家主導から住民主体へ 好評発売中!】
エンパブリックでは、住民主体の地域づくりを実践してきたノウハウを1冊にまとめた書籍も出版し、ご好評をいただいています。
住民が自ら動き出せるような場づくりとは? 住民と専門職のパートナーシップの持ち方は? にご関心ある方、ぜひ お読みください。
https://empublic.stores.jp/items/5ec9948b34ef0129adaddfd6

〇empublic Studioでは、こちらの書籍をもとに、元公務員のスタッフ萩元と、久保田がそれぞれの視点から広石と対話する動画を定期的にアップしています。
第1回をYouTubeで公開

Studio住民主体のまちづくりch

◆5◆DX事業開発の担い手(DXイントレプレナー)養成講座【2日間集中コース】開催
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
DXの実現には大きな価値の転換を生み出す必要があります。
DX事業に取り組むには、会社員にも起業家マインドを持って動くイントレプレナー(社内起業家)の考え方が必要とされています。
これからの社会に必要となる自分達の事業は何か?を自ら発案し、仲間を作り、新しい仕事を生み出すプロセスを体験し、DXイントレプレナーとしての姿勢や動き方のコツを習得できる2日間集中の講座を開催します。
【1日目】
・DX時代の事業開発入門~アジャイル事業構想と起業家マインド
・社会課題を分析し、解決策を考える
【2日目】
・ビジネスモデルの構築を考える
・事業の実現力を高める

開催日時 2023年2月17日(金)24日(金) 両日10:00~17:30
2日間セット 77,000円(税込)
詳細・お申込はこちら https://empublic.jp/dx-intre

◆6◆編集後記
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
それにしてもサッカーワールドカップの日本代表の活躍は素晴らしいですね!大会が始まるまでは、「何でこんなに話題にならないのだろう・・・」と心配になるほどでしたが、鮮やかな逆転勝利を重ねながら、これまでにないほどの盛り上がりに!選手たちの活躍と共に、本人やチームの様々なストーリーも知られ始めて、それがまた新たな共感を生み出して、盛り上がりをさらに増幅させていることを強く感じます。応援している私たちも、きっと自分の何かを重ね合わせながら応援しているのかもしれませんね。
ただ、社内やStudioでこの話をしていたところ、「ワールドカップ見ていないです」「この雰囲気好きじゃないです」という声も!最初は驚いたのですが、確かにそういう人も多いよなーと改めて気付くことができました。
そこで、empublic Studioの望年会(オンライン交流会)で、ワールドカップカフェ「見ていない人とも話したい!ワールドカップを熱烈に応援する人と、まったく関心ない人のギャップは?」を開催することにしました!Studioメンバーの方に改めてご連絡いたします(久保田)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」
(第220号 2022年12月9日配信)
発行責任者=広石 拓司