empublicメールマガジン「根津の街から」(2016/6/10)
empublicメールマガジン「根津の街から」 ― Vol.148
(2016年6月10日発行)
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こんにちは。先日、東京は梅雨入りし、じめじめした日が続いています。
洗濯物が乾かない!電車の中が蒸し暑い!髪の毛がまとまらない!など困ることがいろいろある一方で、街のあちこちで美しいアジサイの花が見られる嬉しい季節です♪
さて、エンパブリックでは「問いかけゼミ」が好評開催中のほか、今月後半は、縁パブ対話やウェブサイトを作るワークショップなど、皆さんとお会いできる場がたくさんあります!
お天気が悪いと、つい外に出るのがおっくうになりがちですが、ぜひ根津スタジオに遊びに来てくださいね。
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◆1◆ スタッフコラム「質問づくり授業の力」
◆2◆ エンパブPick-up!「“第4次産業革命”時代に求められる学び方」
◆3◆ 根津スタジオからのお知らせ
◆4◆ ばづくーるオススメ情報:問いかけカード「会議力」
◆5◆ ラボメンバー募集中!
◆6◆ 編集後記 ペライチ作成ワークショップを行います!
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◆1◆ スタッフコラム 「質問づくり授業の力」(広石)
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「こんな授業ばかり受けていたら、ぜんぜん違う日本人になっていきそう!」
ゼミ「問いかけ力を磨こう」の第3回「学びを促す問いとは?」において、「質問づくり授業」を基にしたワークショップに参加された方からの最初の感想です。
書籍「たった一つを変えるだけ」(ダン・ロスステインら著 )で紹介される「質問づくり授業」では、授業で生徒は質問をつくります。例えば、「消防署」というテーマだとしたら、消防署に関する質問をたくさん作り続けます。その際、先生も生徒も答を言ってはいけません。また先生が「いい質問だ」と質問を評価するのも禁止です。ただ、質問を作り続ける。先生は質問づくりを広げていくシンプルな方法を促すだけです。
「問いかけゼミ」では、リーダーシップをテーマに質問を広げていきました。最初、一人5個ずつくらい出した後、お互いに見せ合い、他の人と協力しながら質問を増やしていきます。そのプロセスでリーダーシップについて多面的に考えていきます。すると、「リーダーについていくのはなぜ?」「リーダーと最初のフォロワーはどっちがイノベーターなの?」「リーダーシップの質って測れるの?」などに問いは広がり、最終的に60個くらいの問が生まれました。
そこから、自分にとって考え続けたい大切な問いを3つ選んでもらい、その問いをどう探求するか考えます。最後にふりかえって終わりです。答を語り合わないし、その場で先生から出すこともしません。
答はありませんが、対象について徹底的に考えます。質問を広げる相談でお互いの経験を伝えあいます。そして、自分の内からリーダーシップを考える関心と力を得て、それを探求の行動に落とし込みます。こうなると、日常で問いの答を探し続けるでしょう。
参加者からも「すっごく頭を使った」「視野が広がった」という声が出ました。
「知識を得ること」「効率的に間違えずに進めること」を、日本では尊んできました。しかし、正解のない時代を共に生きるためには、「問いを芽生えさせ、問いを抱え続けて生きていくこと」が求められます。頭でわかっていても、「質問づくり授業」を実際にして、「これが続いたら・・・」と思うと、知とは?学びとは?を根本から体感的に考えます。
「学び」を、知識獲得に終わらせるのはもったいない。それは、エンパブリックの主要テーマの1つです。
「問いかけゼミ」は、質問づくり授業をはじめとして、6つの切り口で、実際に「聞いたことあるし、言っていることはそうだろうと思うけど、実際にやっていないこと」をどんどん体験していきます。そして、体験の奥にある理論を学び、どう自分で問いを作るか演習し、現場で使えるのかを考えていきます。
7月は土曜開催。ぜひ、ご体験いただき、共にこれから必要な仕事や学びについて考えましょう!
▼「問いかけゼミ」詳細はこちらから
https://empublic.jp/questioning
◆2◆ エンパブPick-up!「“第4次産業革命”時代に求められる学び方」(齋藤)
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先日、日本政府が発表した成長戦略の素案に「2020年以降、小学校でプログラミング教育を必修化」という方針が盛り込まれ、話題になっていますね。IoT(Internet of Things)機器から収集したビッグデータがAIによって分析され、その結果をロボットなどが活用する次の時代を「第4次産業革命」と位置づけ、新時代を生き抜く若者を育成するための新方針、ということです。
さて、フィンランドでは2016年夏から義務教育のカリキュラムにプログラミング教育が導入される予定で、学外でも子ども向けプログラミング・ワークショップが盛んに開かれているのだとか。下記の参考記事によると、その先駆者的存在であるリアクター社が主催するワークショップ「ムーミン・コーディング・スクール」では、スタッフが子どもにプログラミングを教える時間よりは、子どもが自由に手を動かし、コマンドを試す時間を重視しているそうです。
さまざまなデジタル技術に囲まれて生きるこれからの時代において、プログラミングの仕組みを学び操作する「スキル」だけでなく、“先生から知識を教わる”から“まずやってみて、体験から学ぶ”への「学習スタイル」の転換が求められるのではないでしょうか。
参考記事:プログラミング義務教育 フィンランド流教室に潜入 | 日経DUAL
http://dual.nikkei.co.jp/article.aspx?id=8528
◆3◆ 根津スタジオからのお知らせ
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≪ゼミ≫「問いかけ力を磨こう ~正解のない時代に仕事と課題解決の質を高めるために」
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課題発見や解決策の探求、周りとの協働のために必要な6つの視点と「問い」をつくる技術を学びながら、自分の問題意識を多面的に磨き、変化を起こす「問いかける力」を身に付けるゼミを開催中!
木曜夜コースは残り1回、火曜昼コースは残り3回。7~8月には隔週土曜コースをご用意しています。
→ https://empublic.jp/questioning
【日時】木曜夜コース:2016年6月16日(木)19:00-21:30(残り1回)
火曜昼コース:2016年6月14・21・28日(火)10:00-12:30(残り3回)
土曜コース:2016年7月9・23日,8月6日(土)10:30-16:30(6回一括申込み可)
【場所】東京・根津スタジオ
【参加費】30,000円(全6回一括)/5,000円(各回単発)
【詳細・申込】
木曜夜コース: http://peatix.com/event/159970/
火曜昼コース: http://peatix.com/event/159992
土曜コース:http://peatix.com/event/172137/
≪縁パブ対話≫若者の自己効力感/複業という生き方
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「日本の若者は自己肯定感や自己効力感が低いと言われるけれど、本当?」
「これからの日本人がより幸せであるために、企業や地域はどう動くべき?」
といったテーマで対話するのが来週17日。
そして30日は、
「複数収入源をもつことで、自分らしい仕事や暮らし方を実現できる?」
「都市で自分らしく生きるために、どのような収入源の複数化が可能?」
という、最近注目の「複業」の可能性について対話します。
そうそう、これ気になってた!という方はぜひご参加くださいね。
【日時】
?2016年6月17日(金)「日本の若者の自己効力感は本当に低いのか?」
?2016年6月30日(金)「複数の収入源があるとできる生き方は?」
(いずれも時間は19:00-22:00)
【場所】東京・根津スタジオ
【参加費】一般:2,000円/学生:1,000円/ラボメンバー:無料
【詳細・申込】
?6/17(金) http://peatix.com/event/171305/
?6/30(金) http://peatix.com/event/172427/
≪講座≫ペラ小屋@根津スタジオ ~ ホームページづくりを通して思いをまとめよう
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無料でホームページを作成できる「ペライチ」で、自分の考えている活動内容をまとめませんか?
まだサイトを持っていない人はもちろん、既存のものをリニューアルしたい人にもおすすめです。
参加者のみのペライチ有料プラン60日特典付きです!
【日時】2016年6月26日(日)13:00-16:00
【場所】東京・根津スタジオ
【参加費】一般:3,000円/ラボメンバー:無料
【詳細・申込】http://peatix.com/event/172356/
◆4◆ ばづくーるオススメ情報
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毎月、ばづくーるラボメンバーにお送りしている「問いかけカード」。6月号のテーマは「会議力」!
今回は、会議、特にアクションにつながるような会議を行うために必要な準備、会議の始まり・終わりの5分間の有効活用、ふりかえりを行うためのカードを作りました。
ちなみに、4月号は身近な人とのコミュニケーションや自己内省に役立つ「トリセツ」(http://bazcool.jp/archives/5690 )、5月号はお互いの好きなことを知り交流する「情熱ストーリー」(http://bazcool.jp/archives/5886 )がテーマでした。
ばづくーるラボメンバーのみなさんには、問いかけカードのセットを毎月、お送りしています。また、ばづくーるWebサイト(http://bazcool.jp/ )から、データでダウンロードも可能です。そのほかの特典については次項目をご覧ください。
◆5◆ ラボメンバー募集中!
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正解のない時代に求められる「問いかける力」を伸ばしたい!
自分の地域や職場でワークショップやファシリテーションを実践していきたい!
その思いを自分の現場で実践できるように、そして活動の質をレベルアップしていくために、すぐに使えるツール・教材を活用でき、経験を分かちあっていくコミュニティが、「ばづくーるラボメンバー」(月会費800円・税抜き)です。ぜひご参加ください!
特典1. 「ばづくーる」サイトから、すぐに使える説明資料・教材・ツールの提供
特典2. 月1回「問いかけカード」を提供
特典3. エンパブリック発行の情報誌、書籍、ツールなど無料提供
★エンパブリック発行の情報誌・書籍・ツールなどを、各1点ずつ無料提供。
★対話「縁パブ」、講座「雑談から始まるファシリと場づくり」も無料参加可。
特典4. 「ラボメン通信」(メンバー限定メールマガジン)の配信
特典5. メンバー交流機能
【詳細・申込】http://bazcool.jp/archives/5734
◆6◆ 編集後記
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こんにちは、コーディネーターの絵内です。
昨年、私が社会起業講座を担当した時に「皆さん、とても熱い想いと、素敵なビジョンを持っている。なのに、1割くらいしか伝えられておらず、もったいない!」と感じたのがきっかけで、今月開催のワークショップ「ペラ小屋@根津スタジオ」(http://peatix.com/event/172356/ )を企画しました。
思っていることを相手に伝えるのが難しい…ということを感じる場面、日常の中に結構あるのではないでしょうか。 でも伝える努力をしないと、相手には伝わらないのが事実です。
そのためにすべきことは、スティーブ・ジョブズのように人の心を掴むスピーチの技術を習得することではなく、たったひとつの準備なのではないかな?と思うのです。
それは、「伝え方を考えておく」という準備です。
当たり前に聞こえるかもしれませんが、これができている人の話は、圧倒的に相手に伝わり易いなと感じています。
そこで、伝え方を考えるだけではなく、WEBページという「伝えるツール」まで作ってしまおう!という今回のワークショップ(ペラ小屋)を企画したというわけです。
WEBページを作りたいという方だけでなく、「何か始めようとしている」「もう少し上手く伝えたい」という方のご参加も大歓迎です。
どんな個人プロジェクトでも構いません。楽しみながら作れればいいなと思います。
(私も、当日はデモがてら、自分の畑プロジェクトのページを作ろうかなと思っています。笑)
それでは今月26日、根津スタジオでお会いしましょう!(絵内)
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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」
(第148号 2016年6月10日配信)
発行責任者=広石 拓司
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