empublicメールマガジン ~根津の街から(2025年12月9日)
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◆1◆ 【広石コラム】問いを言葉にし、対話を通じて広げる場づくりを目指して~Studio年間レポートⅣを公開しました
◆2◆ 【対話を考えるイベント】
(12/10) 職場のスキマ時間の “ちょっとしたおしゃべり”から、組織の対話文化を創る
(12/11) 話を豊かにする聞き方、どうしたらできる?? ネットラジオ(Podcast)の聞き手2人と一緒に考えてみませんか?
◆3◆ 【講座】対話ファシリテーション講座 ~ 対話の難しさに向き合い、実践力を身に着ける「場づくり実践力向上 6か月プログラム」
◆4◆ empublicStudioラジオ
◆5◆ [レポート] ウォーキングフットボールを活かしてダイバーシティを体感的に学ぶ!
◆6◆ 編集後記
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今年も残りわずかとなり、慌ただしさも増していると思いますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
empublic Studioでは12月3日に「今年のふりかえり会」を開催しました。また18日には「来年に向けた私の問いからの対話」を開催します。
年末を迎えるこの時期に、日常や仕事をふりかえる時間を持つことの大切さを改めて感じています。
エンパブリックでは12月に職場での対話の文化づくり、そしてラジオの聞き手と一緒に考える「聞く力」。それぞれの角度から「対話」を探究するイベントを開催します。
改めて「対話」の力を見直す機会としてご活用ください。(中村)
◆1◆【広石コラム】問いを言葉にし、対話を通じて広げる場づくりを目指して~Studio年間レポートⅣを公開しました
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エンパブリックで運営しているempublic Studioでは年間レポートを作成しています。
今回4回目のStudioレポートを発行しました。
参加していない方も、今、エンパブリックでどんなことに関心を持ち、行っているのか、知っていただくきっかけとして、ご覧いただければと思っています。
*empublic StudioレポートⅣ PDF版 https://x.gd/txNKj
今年もStudioでは「問いを言葉にし、対話を通じて広げる」 「自分と社会の関係を問い直し、行動につなげる」ことを軸に展開してきました。
今年の特に印象に残っているのは「対話」をテーマにした連続プログラムです。
4冊の書籍をベースにみなさんと対話をすることで、改めて対話とは?を考え、異なる価値観を持つ人と話す難しさ、分断を超えるためのプロセスなどを深く考えました。メンバーの「私は本当に対話をしてきたか、考えさせられた」という声に私も共感しました。
夏から秋にかけては、地域の現場を訪ねるプログラムを実施しました。
MIDOLINOのシェアキッチンやSync Happinessのコミュニティ拠点など、地域の中で新しいつながりを生み出す実践に触れ、「まち商い」「福祉と地域の境界をなくす工夫」について議論し、現場体験の大切さを改めて感じました。
また、個人のライフキャリアや考えを言葉にするプログラムも充実しています。
「キャッチフレーズづくり」や「仕事観を言葉にするアプリ」「関心あるニュースをシェアするラジオ」などを通じて、自分の価値観や考えを整理し、シェアする取組みを進めています。
こうした活動を行いながらも、今年は春からStudioのシステムのバージョンアップを宣言し、開発を進めながら、公開に至らなかったことは残された課題です。
現在、アーカイブ動画やワークシートなどのツールをもっと使いやすくし、よりみなさんの実践につなげるものにしたいと考えています。
現在、1月からのStudioのシステムのリニューアルを目指して、準備を進めています!
より多くの方に使いやすく、学びになるだけでなく、参加した方がStudioを使って新しい動きをどんどんと共創を進めたいと考えています。
「こんなことにトライしたい」「こんなサポートやコンテンツがあればいいのに」というお声をいただければ、とても嬉しいです。
エンパブリックは、みなさんの問いと実践が集まる場を目指しています。問いから共創への動きを一緒に創っていきましょう!
◆2◆ 【対話を考えるイベント】
(12/10) 職場のスキマ時間の “ちょっとしたおしゃべり”から、組織の対話文化を創る
(12/11) 話を豊かにする聞き方、どうしたらできる?? ネットラジオ(Podcast)の聞き手2人と一緒に考えてみませんか?
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○(12/10) 職場のスキマ時間の “ちょっとしたおしゃべり”から、組織の対話文化を創る
:伝統ある酒蔵「岡崎酒造」で、対話の組織文化を、どうしたらつくれる?
ファシリテーター沼井大志さんの挑戦~
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「対話は大事だけど、職場で実践するのは難しい」
「1 on 1や交流の場を行っているが、活性化していない」
など、今の組織ではコミュニケーションの課題が多く起きています。
心理的安全性の大切さも言われる中で、安心して声を出しあえる「対話の組織文化」をどうしたら根付かせることができるのか?
その課題に、長野県上田市で360年の歴史を持つ酒蔵「岡崎酒造」で、日々の業務の“ちょっとしたスキマ時間”を活かし、社員同士の雑談から始めた新しいコミュニケーションの流れを生み出すことにチャレンジした沼井さんの経験をお聞きします。
中小企業から大企業まで組織で応用できるヒントが満載です。 職場での対話を促進したい方、組織開発に関心のある方、どう対話を始めるのか、そして文化として根付くきっかけをつくるのか、一緒に考えてみませんか。
〈開催日時〉
2025年12月10日(水)20:00~21:30 オンライン(zoom)開催
*当時参加できない方のためのアフターセッションも開催!
(アーカイブ動画視聴+参加者の意見交換を行います。
2025年12月23日(火)11:00~12:30
詳細・お申込はPeatixから https://peatix.com/event/4702793
○(12/11)話を豊かにする聞き方、どうしたらできる?? ネットラジオ(Podcast)の聞き手2人と一緒に考えてみませんか?
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ネットラジオ(Podcast)を始める人が増えています。
動画ではなく音声だけで作りやすく、作業や家事、運転をしながら聴ける手軽さも人気を呼んでいます。
そのようなコンテンツを作ろうとすると何を話すのかに関心がいきがちです。
ただ、大切なのは「話し手」だけではありません。番組の魅力は聞き手がどのように準備し、話を引き出すかによって大きく変わります。
今回のイベントでは、エンパブリックが運営する2つのラジオ番組、
「一語一歩」聞き手の 長谷川奈月さん、「ニュースの扉」聞き手の 栗原彩乃さん
のお二人をゲストに迎え、番組の聞き手として場を守り立てる話し合いの工夫や心掛けていることなどをシェアいただきます。
日常のコミュニケーションや仕事にも活かせる「聞く力」を一緒に考えてみませんか?
〈開催日時〉2025年12月11日(木)20:00~ @オンライン(zoom)開催
詳細・お申込はPeatixから https://peatix.com/event/4702839
◆3◆【講座】対話ファシリテーション講座 ~ 対話の難しさに向き合い、実践力を身に着ける「場づくり実践力向上 6か月プログラム」
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組織開発、まちづくり、ワークショップの実践者など、対話を通じて人と人、場と場をつなぐ仕事に携わる方のための、ファシリテーションや場づくりの基礎から実践力までを6か月間で学べる、
「オンデマンド講座 + シェアと探究の会 + 場の体験会 + 企画支援&ふりかえり会」がセットになったサブスクリプション型プログラムが始まりました。
期間中、empublic Studioの専用プログラム、一般プログラムに何度でも参加できます。
ご利用期間:参加登録日から6か月間
間詳細・お申込はPeatixから https://peatix.com/event/4601900
◆4◆ empublic Studioラジオ
SpotifyとApple Podcast、Amazon musicなどで配信中
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○empublicの一語一歩
毎週一つの「気になる言葉」を取り上げ、今の社会を考える代表広石のラジオ型番組で
す。「一語一歩」で新たな視点を手に入れてみませんか?
*毎週木曜16時に新エピソード配信
https://open.spotify.com/show/4gRXIw1HxACPrFMfI83HKZ?si=27b68eaff0f040c5
#116「アテンション・エコノミー」、 #115「役割」、 #114「自己実現」、
#113「リジェネラティブ」、 #112「里山」、 #111「地域包括ケア」、
#110「アクティブ・バイスタンダー」、 #109「ドーナツ経済」
○「ニュースの扉」
empublic Studioメンバーが、それぞれの視点から「気になったニュース」を持ち寄り、その背景にあるストーリーや課題を掘り下げる番組です。
見落としがちなニュースを考えるきっかけに、各回のゲストの問いかけを一緒に考えてみませんか?
https://open.spotify.com/show/3ZKm2pNyQCT7dKI1L1XK0W?si=yYwTN_iuThe5VoXxIIfxmA
*第2・4水曜 11:00、新エピソードを公開!
#7 “役に立つ”上手になるばかりの教育で、幸せな人を増やせるの?~社会教育士・書道家 山口須合綾子
#6 スマホ禁止条例から考える現代の合意形成に必要な事~合同会社あおときいろ代表 坂本文武
#5 「循環葬」から多死社会のことを考えてみませんか?~NPO法人職員 堀田美華
#4 孤独・孤立を感じる人が増える社会で何ができる?~NPO法人ソンリッサ代表理事 萩原涼平
○Ideas meet Policy~使える政策ナビ
政策と地域の関わりを考える新番組がスタートしました!
地域づくりに関わる方や、これから何か始めたい方に、地域で使える新しい政策の目的や背景を解説し、「地域でどのように活かせるのか?」について考えていきます。
*毎月第3水曜 11:00、新エピソードを公開!
https://open.spotify.com/show/4EatGdsAzbzwMPC5bkNP3I?si=OZq9r8SzQimmRioevc1Uhg
#2 「地域循環共生圏~多様な人・施策を活かし、環境・社会・経済の問題を同時解決!」
#1 「地域の事業に外部資金を使おう~企業版ふるさと納税」
◆5◆ [レポート] ウォーキングフットボールを活かしてダイバーシティを体感的に学ぶ!
~クラシエ×WEリーグコラボDE&I研修で広石がファシリテーターを担当
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クラシエと女子サッカーのWEリーグが協働で行ったDE&I研修で広石がファシリテーションも行いました。
8月と11月に2回開催されましたが、第1回のレポートがアップされているので、共有します。
https://weleague.jp/news/1676/
今回の取り組みは、ダイバーシティの大切さを伝えるだけでなく、
多様な人が一緒に楽しめる「ウォーキングフットボール(走らず、歩くだけで行うサッカー)」を組み込み、そこから多様な人が活躍できるようになるには何が大切かを考えるものになっています。
ウォーキングフットボール自体が年齢やサッカー経験、障がいの有無に関わらず楽しめるスポ―ツとして設計されていますが、ここではそこに視覚障害、聴覚障がいの方も入って一緒に楽しむとは?を考えました。
スポーツ苦手という人も活躍できるには?障がいある人も活躍できるには?を工夫した経験をもとにダイバーシティの本質は配慮ではなく、
一人ひとりが主役になる組織づくりにあり、自社が誰もが主役になれる組織を実現するには?を考えました。
この活動は注目され、海外のダイバーシティメディアからの取材も入っているそうです。
ウォーキングフットボールという楽しい体験を組み込むことで、より当事者意識をもって、多様性を活かすとは?を考えることができました。
誰もが楽しめるウォーキングフットボールの持つ可能性、あなたの現場でも活かしませんか? お気軽にご相談ください!
◆6◆ 編集後記
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先日、SOMPOホールディングスとWEリーグの「OUR STORIES未来共創セッション」に参加しました。
「女性がスポーツを続けたい」という思いを、みんなの声と力で新しい“フツウ”をつくり実現させようというプロジェクトです。
当日、イベントで発表されたアクションは、
・女子サッカー部強豪校の藤枝順心高校が白いユニフォームのパンツを紺色に変更
・屋外で着替えるためのテントを購入
え?それだけ?
よく聞いてみると、白いユニフォームは下着が透ける、月経時など女子高校生の約半数が困った経験があり、また、練習会場や試合会場で更衣室がないことを経験したことがある女子高校生も約半数いることから、このアクションをでてきたそうです。
そして、こういう状況を「変えられると思っていなかった」「言っても無駄だと思っていた」「それが普通だと思っていた」と彼女たちが思ってしまうことに一番の課題があると。
外部から見れば一見、簡単なことと思うことも、当事者にはすぐには変えられない要因があり、それを理解しようとすることが大事だと改めて。また、逆に外部だからこそ「それ、フツウじゃないよ」と言えることもあるんだなと。
最後に藤枝順心高校の選手からの
「私たちが日本一になることで、なぜパンツの色が変わったかを考えるきっかけにしたい」という言葉に大人は感激。
でも…優勝も大事だし、その志もうれしいけど、優勝しなくても「声があげられる」スポーツ業界になったらなと思いました。(矢部)
○OUR STORIES 動画
https://www.youtube.com/watch?v=sMj-7DLPSgc
○当日の様子
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10014991021000
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株式会社エンパブリック
メルマガ「根津の街から」
(第252号 2025年12月9日配信)
発行責任者=広石 拓司
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