健康を街のつながりで守るには、 どのような場が必要なのだろう? ~英国ブロムリ・バイ・ボウ・センターをヒントにコロナ後の日本の地域を考えよう by empublic Studio
いくら医療が進んでも、健康を一人で守ることはとても困難なことです。
健康な食事も、運動も、生きがいとなる社会参加も、困った時の声かけも、緊急時・災害時の助け合いも、身近にいる人とのつながりがあってこそ充実します。「健康」を自己責任からコミュニティ・ヘルスへと高めていくことが求められています。
しかし、コロナ禍で感染症対策のため、私たちは人と人の距離をとることが求められました。Social Distanceは人と人の身体的な距離をあける必要性から始まりましたが、コミュニティ活動の休止などに加え、罹ることの自己責任論、様々な価値観の違いからの分断など人と人の距離が開いてしまったかもしれません。
地域で取り残される人がでないように、お互いさまの心を持って助け合って健康を守ることができる地域は、どうしたらできるのか?
そのヒントになるのが、ロンドンの社会的企業「ブロムリ・バイ・ボウ・センター」です。
このセンターは、一人の取り残された女性の死をきっかけに、孤独な死を防ぐため、困難な地域でも人々が助け合って健康を守り、生きがいをもって生きていける地域をつくるための拠点です。この拠点から生まれた「住民が必要と思った活動を自分達の力でつくり、運営するプロジェクト」は900を超えています。市民発のまちづくりのモデルとして、ロンドン・オリンピック後のロンドンの地域づくりに大きな影響を与えたことでも知られています。またコミュニティを活かす社会的企業のモデルとして世界の社会起業家達にも影響を与えました。
地域の人が友人として寄り添いあい、自ら事を起こすアントレプレナーシップをもって自分達の活動を始めていく。その考え方は、これからの日本の地域にも、なくてはならないものでしょう。
本イベントでは、ブロムリ・バイ・ボウ・センターとの出会いから社会起業の世界に深く入っていったエンパブリックの広石からブロムリ・バイ・ボウ・センターの取組みを改めて紹介します。その上で、東京の府中でヘルス・コミュニティに挑んでいる糟谷明範さん、日本の家庭医のリーダーとして医療と地域の接点を探究し続けてこられた藤沼康樹さんをゲストに迎え、ブロムリ・バイ・ボウ・センターをヒントに、コロナ後の日本において、街で健康を守るコミュニティをどのように進めていけばいいか、考えていきます。
参加者のみなさんの声も活かしながら、共に考えていきたいと思います。
まちづくり、ヘルス・プロモーション、地域包括ケアシステム、コミュニティ構築など地域と健康の関係に関心ある方、一緒に考えていきましょう!
プログラム
e1.イントロダクション「ウェルビーイングと地域の関係は?」
2.ブロムリ・バイ・ボウ・センターの事例紹介
3.ブロムリ・バイ・ボウ・センターから考える、これからの日本の健康と地域
4.私たちにできることは?
実施日
2021年11月26日(金)20:00~22:00(終了後、オンライン懇親会も開催)
開催方法:オンライン(zoomミーティングを予定しています)
ゲスト
・糟谷明範さん 株式会社シンクハピネス代表取締役
・藤沼康樹さん 家庭医
報告&ファシリテーター 広石拓司 エンパブリック代表
報告&ファシリテーター
広石拓司 エンパブリック代表
参加費
一般(Studio参加なし)¥3,300
一般(イベント参加+Studio年会費込み)¥4,840
empublic Studioメンバー無料
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