あらかわまる福プロジェクト*エンパブリック

下町不健康学会

 ~ 下町に暮らす人のライフスタイルから、これからの健康推進のあり方を考えよう

下町不健康学会 2016年夏の研究成果発表会 9/11開催

 ~ 下町に暮らす人のライフスタイルから、これからの健康を考えよう!

この夏、地域に暮らす人の生活に目を向け、専門家と地域に暮らす人の意識のギャップ(=不健康)に注目し、多分野の専門家が集まり、現状を把握する調査が、荒川を舞台に実行されました!

今回は医師や保健師、医療事務などの医療者、社会学、ビジネスパーソンら多様な人たちが集まり、チームを組んで調査を行いました。その際、それぞれは一人の「個人」として、専門家のフィルターを通さずに、地域の人たちに寄り添って下町の人に出会い、話を聴いていきました。

そこから見えてくるのは、医療や福祉といった視点では見落としがちな「暮らし」の姿です。限られた時間と人数ではありますが、一人ひとりが生きてきた人生があり、毎日の生活があり、よく生きたいという思いを、うかがうことができました。

この研究成果を、9月11日(日)に発表します。そして、その暮らしの姿に寄り添って考えてみることで、自分や地域の健康ってどういうことなのか? 今、本当に必要なことは何なのか? 参加者のみなさんと考えたいと思います。

下町不健康学会 発表会&ワークショップ

日時: 9月11日(日)  14;00~17:00
会場:サンパール荒川 (荒川区荒川1-1-1) MAP 
千代田線・京成線 町屋駅より都電荒川線乗換 三ノ輪橋方面 → 荒川区役所前下車 徒歩2分

<プログラム>

  1. 夏の研究発表会 (3チームからの発表)
    「区役所前で昼から将棋を打っている人たちの暮らしは?」
    「高齢者住宅での暮らしは?」
    「患者さんは何を求めているの?」
  2. ワーク(1)「これまで「健康」について見落としていたことは何だろう?」
  3. ワーク(2)「これからの自分らしい、荒川らしい健康って、どういうこと?」
  4. ワーク(3)「荒川なりの健康な人を増やすための方法を考えるアイデアソン」

※発表会の後、交流会も開催!

* 前日の9/10(土) 15:30~ 「尾久ふれあい館」洋室2にて、発表内容の検討会を行っています。
もし一緒に考えていただける方がいらっしゃったら、こちらへの参加も可能です。

参加費 500円

申込み

・下町不健康学会のfacebook イベントにて「参加する」を押してください。>こちら

・facebookを利用していない方は、 info@empublic.jp まで、件名に「下町不健康学会に参加」と書き、お名前とを連絡先ご連絡ください。

<下町不健康学会とは?>

IMG_0875これからの地域コミュニティに関心を持つ人にとって、医療・福祉の担い手となる人にとって、地域医療や地域包括ケアなど地域での生活を支える活動は、たいへん重要なものです。

専門職の「住み慣れた街で安心して、健康に暮らす人が増えてほしい」という思いは、医療や福祉に携わる人の共通する思いです。その思いは、これまで「健康推進」として専門家から地域住民へのサービスや指導という形をとってきました。

ただし、医療・福祉の専門職発の指導・ヘルスプロモーションでは、専門職が「健康・医療・福祉にとっていいこと」を前提に「生活ですべきこと」を考え、それを基準に地域住民の実際の生活を診てしまいがちです。すると、健康の理想と現状のギャップがある時、「不健康」と考え、改善すべきだと考えてしまうのです。つまり、地域を専門職発の視点では「パターナリズム」に陥ることが少なくないのです。

しかし、地域には多様な価値観の人が、専門家の論理とは異なる、自分なりの理屈や習慣で暮らしています。これからの地域医療や地域包括ケアで、地域住民が主体的に取り組む領域を広げていくには、地域に暮らす人の価値観や生活スタイルを深く理解していくことが必要です。

そこで、地域に暮らす人の生活に目を向け、専門家と地域に暮らす人の意識のギャップ(=不健康)に注目しました。先ず、地域に暮らす人たちに寄り添って現状を把握する。そこから専門家の視点や考え方を検証し、どのようなギャップがあるか、そのギャップを住民の視点から埋めるには、どうしたらいいのか、みなさんと共に考えたいと思います。

夏の研究員(ライフスタイル探偵)大募集!(2016年の募集は終了しました)

下町不健康学会の第一弾として、荒川区を舞台に下町で暮らす人の生活スタイルを調べ、専門家の視点と本人の意識のギャップを考えるメンバーを募集します。

◆研究テーマ例

・子どもの食の実態調査

・銭湯に来ている人の生活は?

・平日昼スポーツジムに集う高齢者の暮らしは?

・昼から酒を飲んでいる人の暮らし方は?

・薬コレクション調査

・もんじゃ焼きは健康にいいの?

・老後に備えて身につけておいた方がいいことは?

◆対象者

  • 地域医療、地域福祉に関心のある医療系、看護系、福祉系の大学・大学院で学んでいる学生
  • 地域包括ケアの時代の地域づくりに関心ある人
  • 下町暮らしとライフスタイルに関心ある人

◆第1期活動スケジュール

  • 7月31日(日) 13:30~16:30 オリエンテーション&導入ワークショップ
  • 8月24日(水)~27日(土)  調査期間(この期間中にチームで時間を決めて活動)
  • 9月10日(土) 13:00~17:00 ふりかえり・まとめワークショップ
  • 9月11日(日) 14:00~17:00 調査結果 発表会

◆7月31日(日)オリエンテーション&ワークショップ プログラム(参加費:無料)

夏の研究員に関心ある方は7/31のワークショップにご参加ください。

  • 下町不健康学会と夏のプログラムの趣旨説明
  • 活動内容案、調査テーマ案の紹介
  • 調査手法の基礎
  • 調査テーマについて、参加者の関心から考えるワークショップ
  • 夏の調査計画づくり

◆主催者

◆応募方法

下町不健康学会 夏の研究員に参加を希望する方は、下記のリンクから申込みフォームからお申込みください。
(7/31に参加できないが、その後の活動に参加したい方も、フォームからご連絡ください)

  • 申込フォームとして、外部さーびず「フォームメーラー」を利用しています。
  • 記入いただいた情報は、本活動での案内以外には決して利用しません。
  • ご不明な点はお気軽にお問合せください! > エンパブリック問い合わせフォーム