部活動の地域移行を“まちづくり”のチャンスとするには? ~スポーツやアートを活かして、中高生にも、地域の人にも“まちとの関わり”が広がる仕組みを共に考えよう
学校教育において部活動は欠かせないものと捉えられてきました。部活動はスポーツや文化・芸術と接し、技量を高める機会であると同時に、チーム活動や人間関係、努力の大切さなどの教育面も重視されてきました。
今、その部活動の大きな見直しが進められています。中でも、「学校部活動の地域連携や地域クラブ活動への移行」は大きな変化として学校からも、自治体や地域からも注目を集めています。
「部活動の地域移行」というと学校の部活動をそのまま地域に移すように考えられがちですが、目指されているのは、地域に新たなスポーツ・文化芸術環境をつくっていくことです。学校やスポーツ、芸術の専門家だけでなく地域の多くの関係者の連携・協働によって、地域の状況に応じた持続可能なスポーツ・文化環境を一体的に整え、多様な体験機会を生み出すことを目指しています。
それによって青少年の体験格差を解消するだけでなく、スポーツ・文化の指導者だけでなく、活動を支える多様な人に役割や出番をつくると共に、新しいつながりを生み出し、多様な世代がスポーツ・文化をもっと楽しめる環境づくりにもつながるでしょう。
私たちは部活動の地域移行は、部活動の課題のみならず、コミュニティづくりや子どもや教育、健康に関する様々な地域課題を解決する「まちづくり」のチャンスとして活かすことができると考えています。
しかし、地域の多様な人の力が必要であるにも関わらず、地域住民の方の関心や理解はまだ低く、まちづくりの担い手の方も自分達に関係あるテーマと考えている人は限られているでしょう。また、学校での位置付けや教員の関わり方、地域の担い手、支える仕組みなど数多くの課題が残されています。
まちづくりの機会として部活動の地域移行を進めるにはどうしたらいいか考えるために、まず部活動の課題、地域移行とは何か、なぜ必要かという現状を理解した上で、私たちに何ができるか、地域にどのような仕組みやコーディネートが必要になるか、一緒に考えてみませんか?
ナビゲーター
〇メイン・ファシリテーター&基礎知識解説
久保田 淳(エンパブリック ソーシャル×スポーツ・プロジェクト・プロデューサー)
JリーグFC東京でホームタウン活動、社会連携活動を20年担当しながら、日本ファンドレイジング協会等の社会活動にも参加することによって地域におけるサッカークラブの多様な可能性を探究してきた。その経験を基に、スポーツ側からだけでなく、地域の側の視点からもスポーツ×まちづくりを広げる活動ためにエンパブリックに参画している。また、日本サッカー協会の部活動推進委員会にもメンバーとして参加している。
〇コ・ファシリテーター
瀬沼希望、広石拓司
開催日時
・日時:2023年3月2日(木)19:30-21:30
・オンライン開催
プログラム
1.なぜ今、部活動改革なのか?
2.部活動の地域移行とは? その背景、現在の進捗状況と課題
3.部活動の地域移行を「まちづくり」の機会として活かすには?
4.新しいスポーツ・文化の環境づくりを進めるには何が必要? 私たちのできることは?
このような方におすすめ!
・まちづくり、コミュニティづくり、子どもたちの居場所づくりを行っている方々
・教員、教育委員会など地域の教育に携わっている方
・小中学生の子どもの保護者の方々
・スポーツクラブ、スポーツ推進員、文化・アートサークルの方
・社会福祉協議会などの地域コーディネーターの方々
・地域のために何ができるか考えている方
参加費
一般(Studioメンバー以外の方)
¥1,800 (税込)
無料
empublic Studioは、自分の思いから動き出す人を応援するオンライン・プラットフォームです。自分を開く、場をつくる、自分らしい仕事をつくる、市民としてまちを動かす、といった動きをする際に必要な知恵やコツ、難しさなどを、多種多様な職種・立場・地域の約150名で共に考え、共につくる取り組みをしています。
年会費4,840円(税込)で120時間以上のアーカイブ動画、オンデマンド講座の視聴、セッションへの参加(一部は追加料金有)が可能です。ご参加をお考えの方は「初めての方へ/参加登録ご案内 https://empublic-studio.jp/entry 」をお読みいただいた上で、サイトから申込みいただきましたら、事務局から登録のご案内を差し上げます。