[11/20~]子育てしながらの働き方・キャリアを考える対話ワークショップの作り方~誰もが自分らしく活躍するためのコミュニケーション方法を学ぼう
育休後カフェ®・ファシリテーター講座(第10期)
【講座+場づくり実践+ふりかえり で、実行できる力が身につく実践型プログラム】
本プログラムは、「ダイバーシティ推進」「女性活躍促進」に向けて、子育てをしながらの働き方・キャリアについて考える参加型対話ワークショップを開催する知識やスキルを学ぶことができるプログラムです。
「女性が組織でもっと活躍してもらいたい」
「子育てをしながらも、キャリアを諦めない人が増えてほしい」
「男性も育休を、当たり前に取れる組織としたい」
「性別の役割分担に対する意識を変えていきたい」
と企業や組織、地域において、多様な取組みがなされていますが、
- すべてのマネージメント層が積極的であるわけでなく、現場で協力を得るのが難しい
- トップダウンだけでは、取組みの本質的な理解をするのには限界がある
- 男女に関わらず、仕事も私生活も充実させたい人が増えているが、世代間の価値観のギャップがある
- 「男性は仕事」「女性は家庭」といった固定的な性別役割分担意識がまだ根強く残っている
- 子育てしながら仕事をすることに、葛藤やキャリアの不安がある人が多い
など、現場での「ダイバーシティ推進」「女性活躍推進」の真の理解や定着、子育て等の制約のある人がいる中での組織づくり、子育てをする女性のキャリアに難しさを感じている人は少なくないのではないでしょうか。
こうした課題を解決するには、相互のコミュニケーションを促す参加型の対話ワークショップが効果的です。ワークショップを通じて、自分の思い込みや他者の価値観、他者の考えに気づき、育休や時短等の多様な働き方を認め合うことの意義を関わる人や組織ぐるみで納得していくことができます。
実際に、社長と子育て中の女性社員との懇談会で、社長自らが男性の育休の必要性を納得し取組みが一気に進んだ例や、自社の取組みを浸透させるために対話ワークショップを取り入れている企業もあります。
また、子育てしながら働く人自身も、対話を通じて自分のキャリアに前向きになったり、周りの人の考えや期待に気づかされたといった例もあります。
本プログラムでは、対話による参加型ワークショップの企画・準備・運営について、また、キャリアに関するワークショップを運営する上で必要な基礎知識を、座学と実践体験を通して学びます。
実際に動きながら必要な知識とスキルを身に着けるので、すぐに実践に活かせます。
育休後コンサルタントして活躍している山口理栄さんが取り組んできた育休後カフェの実績・経験知、エンパブリックのワークショップ開発、場づくりの担い手育成のノウハウを組み合わせ、修了後、職場や地域での対話のワークショップの主宰者として活躍できることを目指します。
これまで、本プログラムから70名以上の育休後カフェ・ファシリテーターを輩出し、企業や地域で対話のワークショップを開催しています。
ぜひ、ご自身の社内や地域で、こうした参加型の対話のワークショップが開催してみませんか。また、ワークショップやファシリテーションができる人材を増やしませんか。
職場や地域に対話ワークショップを広げ、女性活躍推進やダイバーシティ推進を加速させていきましょう。
※本講座の修了者は、育休後カフェを企画し運営する「育休後カフェ®・ファシリテーター」として活躍することが可能です。
>育休後カフェ®については、こちらをご覧ください。
こんな方におすすめ!
- 地域や組織内で、「ダイバーシティ推進」「女性活躍推進」の理解や定着を進めたい方
- 時短勤務や育休取得など、多様な働き方を必要とする社員を活かした組織づくりを進めたい方
- 地域や職場で、女性のキャリア支援、性別役割分担などのジェンダー問題の意識啓発を進めている方
- 子育てサロンや女性のキャリアを支援するサロンを効果的に運営したい方
- 地域や職場で、育休を取得した(したい)女性・男性をサポートする仕組みや、仕事や育児に関するコミュニティや場を作りたい方
- 仕事と子育ての両立に関するテーマについて、話し合ったり、悩みを共有する場を作りたい方
- 地域や職場での、ワークショップ企画・運営の具体的な方法やファシリテーションの仕方を学びたい方
対話のワークショップ例
- 地域や職場で、育休を取得した(したい)女性・男性の両立を応援するような場や、交流カフェの開催
- 多様な働き方をする社員がいる職場で、メンバーそれぞれの働き方やキャリアの考えを聞き合うワークショップ
- 「ダイバーシティ推進」「女性活躍推進」関連研修での、立場の違う社員同士でお互いの考えを話し合うワークショップや、育児中の社員と上司が一緒に参加するワークショップ
- 社長や役員等と社員とのランチ交流会
- アンコンシャスバイアス研修での立場の違う人同士で話し合うワークショップ
- 子育てサロンや女性のキャリアを支援するサロンでのカフェの開催
- 仕事と子育ての両立に関するテーマに関して話し合うカフェ 等
講座を通して身につけること
- 地域や職場で、子育てしながらの働き方・キャリアについて、勉強会やワークショップなどを開催するためのファシリテーションやワークショップ設計、企画、運営の方法を学びます。さらに、オンラインならではの対話の場づくりのポイントも学びます。
- 対話の場に自分が参加者として参加する体験、ワークショップ試行、地域・職場での実践と、実際にワークショップを実施することを通して、実行できる実力を身につけます。
- 育休後カフェの経験を踏まえた、課題や対話のニーズの理解を深めます
- エンパブリックの取り組んできた地域や職場でのワークショップの企画・運営ノウハウを習得できます。
*「エンパブリックスタジオ」のオンデマンド教材等を活用し学びを深めることができます。
プログラム
講座で、育休・復職・キャリアについての対話の場づくりの基礎を講義と体験で学び、その後、ワークショップを実際に行う過程とふりかえりから、今後、ワークショップ・ファシリテーターやイベント主宰者として活躍できる力を身に着けます。
(1)[事前講座(オンデマンド講座)]
キックオフのゼミの日までに、ご自身のタイミングで視聴頂きます。質問や疑問点については、(3)のキックオフ・ゼミの中でフォローします。
①育休・復職・キャリアについての基礎知識
- [オンデマンド講座①]産休・育休・復帰の制度・現状・課題に関する基礎知識
- 育休・復職・キャリアについての対話の場づくりを行う上で、必要な基礎知識を学びます。
②育休・復職・キャリアについての対話の場づくりの基礎
-
- 育休・復職・キャリアについての対話の場づくりについて、オンデマンド講座で学びます。
- [オンデマンド講座②-A]育休後カフェ®の経験から
育休後カフェ®は、なぜカフェ形式で実施しているのか、研修や相談との違い、カフェの企画方法やファシリテーターの心得などについて学びます
- [オンデマンド講座②-B] 場づくりのファシリテーションの基本
育休後カフェ®を開催するための場づくりの技術やワークショップ開催についての基本的なコツなどを学びます
(2)育休後カフェ体験 (2022年11月12日 10:00~12:00)
山口理栄さん主宰の育休後カフェ(オンライン)にご参加頂きます。当日参加の難しい方は、動画による視聴をキックオフ前までにご視聴をお願いします。
※カフェの詳細はこちらをご覧ください。
※講座受講生の方は、参加申し込みをする必要はありません。
(3)[キックオフ・ゼミ] 育休・復職・キャリアについての対話の場づくり(2022年11月20日)
①育休後カフェ®について(13:00~13:30)
-
- 事前教材の視聴を通して生じた疑問に対する質疑応答や、参加者同士のディスカッションにより、「育休後カフェの開催の心得」等に関する理解を深めます。
- [ゼミ] 育休後カフェの目指すもの
②育休後カフェ®の場づくりについて(13:30~16:00)
-
- 事前教材の視聴を通して生じた疑問に対する質疑応答や、参加者同士のディスカッション、ファシリテーション体験から、対話の場のファシリテーターとして必要なことを考えていきます。
[ゼミ] 育休後カフェの場づくりについて
[その他] 実践について及びチームビルディング
(その他、事務局からの今後についてのご案内など)
- 事前教材の視聴を通して生じた疑問に対する質疑応答や、参加者同士のディスカッション、ファシリテーション体験から、対話の場のファシリテーターとして必要なことを考えていきます。
(4)ワークショップ実践 (11月~2月)
当事者の声の聴きとりや、対話イベント(オンラインまたは実会場)の開催を、チームまたは個人で取り組んでいただきます。(テーマ案の提供など事務局がサポートします)
1回目:「子育てと仕事の両立について」の聴きとり(インタビューまたは、ミニカフェの開催)
:個人で実施
2回目:「子育てと仕事の両立」に関する場の開催
:個人またはチームで実施
(5)[オンラインゼミ] 実践ふりかえり(2023年2月12日 10:00~12:00)
実践をふりかえり、これからの活動について考えます。
※事前にチームで実践報告用のプレゼンテーション動画を作成頂き、共有します。本講座には他のチームの発表も視聴した上でご参加いただきます。
- [ワークショップ] ワークショップ実践の報告と振り返り
【コース修了生の特典】
コース修了者の方は、今後、「育休後カフェ®・ファシリテーター」の名称を使って活動することができます。また、修了生がのみが利用できる専用の育休後カフェ®・ファシリテーターの情報共有及び広報のためのポータルサイトを利用できます。
さらにempublic studioを特別料金(年会費4,840円のところ3,000円)で会員となることができます。
※empublic studioについてはこちらをご覧ください
なお、セミナーやワークショップの主催者としての経験が豊富な方は、(4)の実践、(5)の実践ふりかえり受講を免除される場合があります。該当すると思われる方は、お問い合わせください(お問い合わせ先:info@empublic.jp)。
また、既に育休後アドバイザーの資格をお持ちの方は、(1)-①の「育休・復職・キャリアについての基礎知識(オンデマンド講座)」は免除となります。お申込み時に、育休後アドバイザーの方用のチケットをご購入ください。
実施日
(1)事前講座(オンデマンド講座)
11月1日から視聴可能(11月20日のキックオフ・ゼミまでにご視聴ください)
①産休・育休・復帰の制度・現状・課題に関する基礎知識
②-A 育休後カフェ®の経験から
②-B 場づくりのファシリテーションの基本
(2)育休後カフェ®体験(オンライン)
- 2022年11月12日(土)10:00~12:00
- 当日ご都合の悪い方は、後日配信による動画視聴も可能です(ただし、11/20までにご視聴ください)
(3)キックオフ・ゼミ(エンパブリックスタジオで開催)
※会場参加が難しい方はオンライン参加も可能 → オンラインで実施
- 2022年11月20日(日)13:00~16:00
(4)ワークショップ実践(11月~2023年2月) ※各自または各チームで実施
(5)実践ふりかえりゼミ(オンライン)
- 2月12日(日) 10:00~12:00
- ※事前に発表資料を準備頂くなど、講座以外にも作業があります。
【講師】 山口理栄(育休後コンサルタント)/広石拓司(エンパブリック代表)
【参加方法】
・事前講座:オンデマンド動画教材視聴
・キックオフゼミ(11/20): 根津スタジオにて開催
※現地参加が難しい場合は、Zoomによるオンライン参加可能
・育休後カフェ体験(11/12):Zoomによるオンライン
・ふりかえりゼミ(2/12):Zoomによるオンライン
【定員 】 30名
参加費
■全プログラム参加 28,000円(税込)
- ワークショップや主催イベントの開催経験のある方:(1)~(3)のみ 22,000円(税込)
※事務局へご相談ください - 育休後アドバイザーの資格をお持ちの方:(1)②~(5)のみ
22 ,000円 (税込) - 育休後アドバイザーの資格をお持ちの方で、ワークショップや主催イベントの経験のある方:(1)②~(3)のみ 16,000円(税込)
※事務局へご相談ください
【山口理栄さんプロフィール】
株式会社山口企画 代表取締役
総合電機メーカーにて、2度育休を取り、部長職まで務めた後、2006年から2年間社内の女性活躍推進プロジェクトのリーダーに就任。
2010年6月育休後コンサルタント®として独立。法人向けに毎年100件以上の育休後職場復帰セミナーや管理職向け研修を実施してきたことに加え、個人向けに2011年から育休後カフェ®を実施、47都道府県チャレンジ実施中(あと14府県)。2021年からは、青山学院大学にてITリカレント教育の企画・運営に携わる。
企業の考え方も、働く親の気持ちも深く理解する「育休後」のプロフェッショナル。
■著書
2016年5月「改訂版 さあ、育休後からはじめよう 〜働くママへの応援歌」(労働調査会)
2015年2月「子育て社員を活かすコミュニケーション【イクボスへのヒント集】」(労働調査会)
【広石拓司 プロフィール】
エンパブリック代表取締役、ソーシャル・プロジェクト・プロデューサー
東京大学大学院薬学系修士課程修了。シンクタンク、NPO法人ETIC.を経て、2008年株式会社エンパブリックを創業。「思いのある誰もが動き出せ、新しい仕事を生み出せる社会」を目指し、ソーシャル・プロジェクト・プロデューサーとして、地域・企業・行政など多様な主体の協働による社会課題解決型事業の企画・立ち上げ・担い手育成・実行支援に多数携わる。近著に「SDGs人材からソーシャル・プロジェクトの担い手へ ~ ~ 持続可能な世界に向けて好循環を生み出す人のあり方・学び方・働き方」。東京都生涯学習審議会委員、慶應義塾大学総合政策学部、立教大学大学院などの非常勤講師も務める。
■著書
「共に考える講座のつくり方」」「専門家主導から住民主体へ~場づくりの実践から学ぶ『地域包括ケア×地域づくり』「SDGs人材からソーシャル・プロジェクトの担い手へ ~持続可能な世界に向けて好循環を生み出す人のあり方・学び方・働き方」など執筆多数。