エンパブリック8周年記念トーク・シリーズ
「次の5年を拓く「問い」を考えよう」第4夜
6/17(金) 19:00

縁パブ対話「 日本の若者の自己効力感は本当に低いのか? 」

「日本の若者は諸外国と比べて,自己を肯定的に捉えている者の割合が低く,自分に誇りを持っている者の割合も低い」

内閣府「平成26年版 子ども・若者白書」において、7カ国の満13~29歳の若者対象の意識調査結果を、こうまとめられています。また、こういう記述が続きます。
「日本の若者は諸外国と比べて,うまくいくかわからないことに対し意欲的に取り組むという意識が低い」
「日本の若者は諸外国と比べて,自分の将来に明るい希望を持っていない」

ただし、この調査でも、「自分自身に満足している」は45.8%、「自分には長所がある」は68.9%が肯定的な回答をしており、全員が悪いわけではありません。また、調査方法、国による言葉のニュアンスの捉え方、感情表現の仕方が違う部分もあるでしょう。とは言うものの、この結果が何を示唆しているのか、考えることには意味があるでしょう。

これからは激しく変化していく環境にビジネスも地域も対応しなければならない時代です。自己肯定や未知の状況への意欲や希望などは「自分(たち)ならできる」という自己効力感に大きな影響を与えることを考えると、この結果はビジネスや地域のこれからの姿に大きな影響を与えるかもしれません。また、これからの日本人がより幸せであるために、企業や地域、政策などは、どのように考え、動いていく必要があるのでしょうか?

  • ・そもそも日本人にそんなに自己効力感が低い人が多いのか?
  • ・文化や環境、教育、家族関係など何が影響しうるのか?
  • ・この結果は悪いことなのか? どういう可能性を示唆しているのか?
  • ・企業や地域、政策は何かできることがあるのか?

このような論点を参考に、調査結果をもとに参加者の方と共に問いを設定し、共に探求していきたいと思います。

正解はありません。だからこそ、多様な経験や視点を持ち寄ることが必要なので、対話を行いたいと考えました。
ぜひ共に探りましょう!

〈参考資料〉

平成26年版 子ども・若者白書 「自己認識に関する国際比較調査」へのリンクはこちら

平成25年度 我が国と諸外国の若者の意識に関する調査

自己肯定感に関する結果

ぜひご参加ください

  • 自己効力感、自己認識、エンパワーメントに関心ある方
  • 自分や同世代の考え方に関心ある若い世代の方、大学生
  • 部下や後輩らの指導にあたる方
  • これからの日本のビジネス、仕事、企業、地域の姿を考えている方
  • 若者の支援に関する仕事をしている方
  • ついつい「若者は・・・」「日本人は・・・」と言ってしまう方、これを機に考えてみたい方

あなたらしい視点を持ち込んでいただき、ぜひ対話にご参加ください!

開催概要

日時 2016年6月17日(金)19:00~21:40

場所 エンパブリック根津スタジオ (東京メトロ千代田線 根津駅徒歩1分)

会費 2000円(学生1000円) 茶菓付き

定員 12名

ファシリテーター 広石拓司(empublic)

【お申込み】

peatixにて、参加チケットをご購入ください。ご不明な点はお気軽にお問合せください。

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「他の人はどんな風に考えているんだろう?」と思ったら「縁パブ」を!
日常生活でのふとした疑問から生まれたテーマについて、
様々な背景をもつ人たちと意見交換を楽しむ対話のプログラムです。
初対面同士でもフラットな関係をつくりながら、短時間で深い対話ができます。
地域での対話の場をひらく際の、プログラムの参考にぜひ体験してみてください。

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