今の自分の事業・活動、考えに、どのような新しい可能性があるか、ともに探りましょう!
エンパブ式ソクラテス・メソッドによる 個別相談セッション
問いかけから始まる対話のプロセスを通して、「自分(たち)のユニークな、より意味のある答」「その実現に向けて、今、どう動く必要があるのか」、眠っている可能性を多面的に検討し、掘り出していきます。
エンパブリック代表 広石が、ともに事業・活動を作っていくパートナーの視点に立って、問いかけを通して、より本質的な課題と最も効果的な実現プロセスを共に探求する対話プログラムです。
もっと、今取り組んでいる事業を社会的に地域に貢献するものにするために、社会起業やソーシャルビジネス、CSVなどの新事業の立ち上げを効果的に行うために、研修やワークショップを参加者の学びや意識快活につながるものにするために、個別相談セッションをご活用ください。
※ 遠隔地の方のためのskypeなどのオンライン相談、 昼間相談が難しい方のための夜、朝の相談も可能です。
エンパブ式ソクラテス・メソッドとは?
現在、相談者の行おうとしている事業・活動の前提にある課題認識と解決策について、多様な視点・視野・視座からの問いかけによってクリティカル(批判的)に検証していきます。そのプロセスを通して、考えるべきイシュー(論点)、課題認識と解決策のブラッシュアップと残された課題、最初に行うアクションを、相談者自身の気づきを通して明確にしていくのをお手伝いします。
なぜソクラテスなのか?など、詳しくは下記「利用のヒント2」をご覧ください。
特徴、活用法
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- 問いかけセッションは、社会課題解決型事業の開発、コミュニティ運営、学びの場づくりの理論・事例に基づき、数多くの起業支援や事業開発、ワークショップ開発の実践経験を踏まえて行われます。
- セッションの最初と中間ふりかえりで、ともにイシュー(論点)とゴールを設定します。イシューを軸に、ゴールに向かう対話を進めることで、限られた時点を有効に使い、納得できる対話を実現します。
- 対話が深まり、よりゴールに近づくために必要な講座資料、事例情報、ヒントになるリソースなどは積極的にご紹介します。
- 相談は、多様な形式で行うことができます。料金表をご確認ください。
- 場所:エンパブリック根津スタジオ、貴社もしくはカフェ、skype for business等を利用したオンライン面談、など
- 時間:ご相談の上、時間を設定します。日中時間のない方のために夜遅い時間のオンライン相談も可能です。
- 人数:1人から3名まで (4人以上の場合、オーダーメイド・ワークショップで対応します)
法人、グループでの相談の場合、2~3名で相談いただく方が効果的な結果につながりやすいため、複数人での参加をお勧めしています。
- 相談は独立したプログラムとして実施しています。相談を行うことで他のサービスの利用や契約をしていただく必要はありません。例えば、研修の企画、事業開発について相談したとして、研修講師やコンサルティングを委託していただく必要はありません。独立したプログラムとするため、有料相談としています。
- 別のコンサルタント、事業者、講師などに依頼している案件の「セカンド・オピニオン」も歓迎です。
- セッション中に、当初、想定していたゴールとは異なるゴール設定となる場合があります。例えば、「売上を倍増させる方法を明確にする」から始まっても、「実はどんな人が顧客なのかわからない」となると、まず「どのように顧客戦略を設定するのがいいか」というゴールに変わります。また、対話を通してゴールは、「このような専門家に話を聞いた方がいい」ということになるかもしれません。セッションでは「今、何を明確にし、どう動くのがベストだと考えられるか」を大切にしています。
こんな方におすすめ!
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- 自分の事業・活動をもっと役立つものにできるのではないか」
- 「新しい事業を関係者に参加してもらいながら進めていきたいが、どこからアプローチしたらいいかわからない」
- 「新しい取り組みが、思ったほど、うまくいっていない」
- 「これでいいのか、何かもやもやしている」
こんなテーマで課題を抱えている方に
- 今の仕事を、社会課題解決や持続可能性に貢献できるものにしたい
- 社会・地域に役立つ仕事で起業したいが、最初の一歩で迷っている
- 研修や合宿、イベントなどを、もっと参加型や学びのあるものにしたい
- 仕事の働きがい、やりがいを高めたい。従業員の働く満足度を高めたい
- 自分の実現したいことが、なかなか組織や地域の人に賛同してもらえない
- 経営者の方針、コンサルタントの提案内容を実行したいが、社員の参加が弱い
相談の手順
- 相談申込み
申し込みフォームより、お申込みください。相談内容やご要望を踏まえて、日時、金額を確定し、メールでお知らせいたします。 - 決済(銀行振込またはクレジットカード決済)
- 事前準備
ワークシートを使って相談内容を整理していただけます。事前に送付しても、当日持ち込みでも大丈夫です - セッション
エンパブ式ソクラテス・メソッドによる個別相談セッションの進め方
- 進め方とルールの確認
- 現状についてのプレゼンテーション
(ご自身のプレゼンテーション、または、整理のためのワークシートも提供しています。事前にお送りいただき、確認することも可能です) - セッションの目的とゴールの確認
- 現状の課題認識についての問いかけ
- 中間ふりかえり:ここまでの対話をふりかえり、イシューを定めます。
それを踏まえてゴールを再設定します。また、後半の対話にヒントとなるミニ講座(理論、事例の解説)も行います。 - 課題認識と解決策のブラッシュアップのための問いかけ
- 中間ふりかえり2:ここまでの対話をふりかえり、明確になったことと残された課題を整理します
- 直近に行うアクションの明確化
- クロージング(セッションのふりかえり、今後について)
ファシリテーター:広石拓司(エンパブリック代表)
セッションにあたって活用するプログラム、経験などは、こちらをご覧ください。
実施日・会場
相談の日時、場所については、申込フォーム記入後、弊社よりお送りするメールにてご確認いただき、決定いたします。
場所、日時によって、オプション料金が必要な場合があります。
場所 : エンパブリック根津スタジオ(アクセス)、 オンライン相談、 相談者の指定する場所
時間: 日頃、イベントや講座などに参加しづらい方のためにも、ご要望の中から柔軟に対応いたします。
(例: 子育て期間中なので、子どもが寝付いた22時からオンラインで相談したい などにも対応しています)
相談料
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個人(1名)
- 標準コース : 80分 12,000円
- 初回ライトコース : 40分 5,000円
現状を踏まえて課題の整理が中心となります - 継続セッション(2回目以降に継続する場合) :60分 8,000円
- <オプション> 訪問 : 東京近郊 +10,000円~
- <オプション> お急ぎ(2日以内の相談):+6000円
法人・グループ(3名まで)
- 標準コース : 80分 18,000円
- 継続セッション: 60分 12,000円
- <オプション> 訪問: 東京近郊+10,000円~
- <オプション> お急ぎ(2日以内の相談):+10,000円
- <オプション> レポート作成 +16,000円~
オーダーメイド・ワークショップ(4~10名程度)
事業・活動の現状とニーズに応じて講座と対話をカスタマイズし、ワークショップとして実施しながら、ともに課題の明確化、解決法づくりを進めていきます。
- 3時間 5万円(税別)~
個別相談 お申込み
下記のボタンをクリックし、申し込みフォームにてお申込みください。
弊社スタッフより、ご連絡を差し上げます。
利用のヒント
エンパブリックの個別相談について、より理解したい人のためのコラム
1.相談サービスを効果的にご活用ください!
- 自分のことは自分が一番よく知っているかというと、案外そうではありません。また、人から良い方法を教えられても自分の中に準備ができていないことは実現できません。自分の中にある「これが一番大切だ」「これを実現できたら一番よい」などは、他者と対話することで気づく、確認できるものです。
- 起業支援や新規事業開発では、多様なステークホルダーとミーティングをしたり、色々な立場の人に相談したりすることが大切です。私自身も、事業開発の講座やメンタリングで、そのようにアドバイスすることが多くあります。事業の相談は誰にしてもいいですし、相談できる相手はたくさんいます。相談できる機会も増えています。その中で、なぜ、エンパブ式ソクラテス・メソッドのセッションを有料で利用するといいのでしょうか?
- 事業開発などで、事業づくりについて自分主体で相談することを、テニスの練習の壁打ちに例えて「壁打ち」と呼んだりします。効果的な壁打ちには「目指す姿に向かって自分で修正していくコツがわかっている」と「きちんと返してくれる壁」という2つの条件が必要です。
テニスの練習では、初心者はボールを思うように打てず、大きく逸れることもあります。ラリーが続かず、練習にならない場面が増えます。その時に大切なのは、「逸れたボールでも続くようにボールを返してくれる」「良いフォームとのギャップと修正法を具体的に指摘してくれる」上級者の存在です。 - 本セッションでは、目指す姿と論点、ゴールをともに確認したうえで、話が逸れたり、広がったりしても対話が続き、思考を深められるよう問いかけを工夫していきます。そして、現状の課題を明確にするために、理論や事例などを踏まえた目指す姿の具体化も進めていきます。そして、目指す姿と現状のギャップを明確にし、どう修正していくのかを持ち帰っていただけるようなセッションを行っています。
2.ソクラテス・メソッドとは? (利用のヒント2)
- ソクラテスで最も有名なのは「無知の知」です。「自分が知らないことを知る」という言葉から、「ここが欠けている」「こんなことも知らないの」と指摘されることを想像してしまうと、気分の良いものではありません。しかし、「無知の知」を、自分が気づいていなかった多様な可能性の発見、つまり“自分の考えには、もっと良くできる余地があることへの気づき”と考えると、わくわくする機会となります。実際にプラトンの著作を読むと、ソクラテスは相手の無知を馬鹿に(指摘)するのではなく、相手の知ることを尊重しながら、それに満足せず、本当に善きことは何なのか、もっと考えようと問答していることがわかります。
- ソクラテス・メソッドは、ソクラテスの問答法を応用し、米国のロースクールなどでより本質的な問題と答を見つけ出すトレーニングとして活用されてきたものです。かつてはソクラテス・メソッドが無知を暴き出すために使われていたこともありましたが、現代では、議論の批判的な分析の習慣と、新しい情報や異なる推論に照らして自分のアイデアやアプローチを評価し改訂する習慣を身につけるために活用されています。
エンパブリックでは、ソクラテス・メソッドを事業開発に応用できるように、下記に示す知見を踏まえて開発してきています。 - エンパブ式ソクラテス・メソッドは、今のみなさんの取り組みを尊重し、「もっと良くなる余地」を共に探求することを重視しています。
私たちも、これからの経済社会の中で何が正解なのか、どうすればうまくいくのか、わかりません。そして、あなたよりも、あなたの事業・活動のことや専門知識は、よく知らないでしょう。しかし、事業や場を生み出す時に、どのような“問いかけ”が必要なのか、数多くの起業支援や事業開発、ワークショップ開発の実践経験の中で探求してきました。それを踏まえて、これからの社会に必要な事業・活動は何か、異なる視点から課題や解決法を、ともに探求したいと考えています。 - 問いかけは、現在の状況の中で、事業・活動をより良いものとするためのパートナーとして行っていきます。なぜその事業・活動を行うのか、本当に目指したいことは何なのか、それに向かって現在できることで他の選択肢よりも優れたものは何なのか、限られた時間の中でより良い答に近づくための問いかけを重ねていきます。ただし、これからの社会にとって、事業実施者にとって、より本質的な意味を探求するために、前提や考え方が適切なのか疑う役割を担っていきます。
- 問答法にとって、質問者の心構えはとても大切であり、ただ批判的な質問が非難の質問となると対話は深まっていきません。エンパブリックでは、守り立てる(=守られていると安心できるから発言や行動が生まれやすくなる(立つ))対話を最も大切にしています。限られた時間の中で効果が出るよう参加者の方にもご協力いただければ幸いです。