縁パブ対話「 信頼される組織って、なんだろう?
~不信感を乗り越え、協力を実現するために 」
今の社会には、”なんとなく信頼できない”ということが、たくさんあります。
その信頼感の欠如が、いろいろな機能不全を起こしているのかもしれません。
かつては、資本期の大きさは企業の信頼の指標でした。
しかし、近年では、規模の大木会社で不祥事が多発したり、経営難に陥ったりしています。
一方で、生きのいい若い会社や、人柄がいい経営者や社員のいる会社でも、
事業が成功していないと、「信頼」にはつながりにくいものです。
企業だけでなく、政府やNPOなどに対しても、税金や寄付が適切に使われているのか、
全面的に信頼できるとは言いにくいものがあります。
社会・経済の環境が大きく変化し、正解がない社会を生きるうえで、
組織にとって、関係者から、顧客から、社会から「信頼される」ことは、経営の大きな問題です。
もしも組織が信頼されていなければ、意欲的な目標を提示しても誰も協力はしてくれないでしょう。
一方で、働き手や顧客の立場でも、「何を、どう信頼できるのか? 信頼するのか?」は、
自分の仕事や暮らしの基盤づくりにおいて、とても大切な問題です。
相手を信頼していなければ、仕事で協力や熱意は生まれず、自分が損しないことばかり考えるようになるでしょう。
近年、企業では信頼を高めるために、アカウンタビリティ、コンプライアンスなどの重要性が指摘されますが、
形式的なコンプライアンスを推進すると、かえって社員のやる気をそぐ結果に陥ることもあります。
信頼づくりのために、事業成果などの数字、規範や規則、リーダーのメッセージ、コミュニケーションなど
いろいろな要素が指摘されています。確かに、どれも大切ですが、それらの前提となっている
「そもそも組織への信頼とは? 信頼はどう生まれ、失われるのか?」について、
参加者のみなさんの経験をもちより、対話を通して考えたいと思います。
プログラム
- ゲスト・キーノート:野本仁さん「信頼される組織とは何だろう?」
野本さんは大手電機メーカーで経理の仕事を通して、自社の信頼、取引先の信頼とは何かを考えてきました。退職後、社会的企業のサポートに取り組むために「integrity(真摯さ)」を立ち上げ、現在、異なるセクターを結びつける「訳し家」として活動しています。そこで感じる企業、NPO、市民の信頼関係の構築についてお話をいただきます。 - オープニング・クエスチョン「信頼が生まれる時、失われる時って?」
- 問いづくり 「信頼される組織を考えるための具体的な問いは?」
参加者のみなさんの経験から、組織の信頼を考えるうえで何が論点か、共に探求します。 - 参加者の問いかけから始まる対話
- 中間ふりかえり
- 新しい問いをめぐる対話
- ふりかえり、気づきの共有
ぜひご参加ください
- 企業活動における信頼の大切さに注目している方
- 信頼できる企業や組織・政府などのあり方を考えている方
- 働きがい、仕事のやりがいを考えている方
- 企業・組織のガバナンス、アカウンタビリティ、コンプライアンスに関心を持っている方
- NPOでファンドレイジングや会員制度を担当されている方
あなたらしい視点を持ち込んでいただき、ぜひ対話にご参加ください!
開催概要
日時 2016年9月2日(金)19:00~21:40
場所 エンパブリック根津スタジオ (東京メトロ千代田線 根津駅徒歩1分)
会費 2000円 茶菓付き
定員 12名
ゲスト 野本 仁さん (integrity)
ファシリテーター 広石拓司(empublic)
【お申込み】
peatixにて、参加チケットをご購入ください。ご不明な点はお気軽にお問合せください。
関連ワークショップ
より質の高い答を見つけるための問いかけを考える ゼミ「問いかけ力を磨こう」