練馬区「NPO組織の基盤強化講座第2回」をスタッフ松井が担当しました。

練馬区「NPO組織の基盤強化講座第2回」をスタッフ松井が担当しました。

■開催日:2016年2月7日
■主催:練馬区役所地域振興課
■イベント:NPO組織の基盤強化講座第2回
■テーマ:組織の成長ビジョンを描く
■対象:区内NPO、区内団体のリーダー、もしくはリーダーが推薦するスタッフ

前回の第1回のテーマ「スタッフ同士の距離を縮めるリーダーシップ」に続く、第2回。今回は「組織の成長ビジョンを描く」と題し、生み出したい成果から逆算したうえでの「活動」について考えてみました。「目の前のやらなきゃいけないこと」ばかりをしていると、活動すること自体に重きが置かれてしまったり、いいことをしているけれど成果が出なかったりといった状況におちいりがちです。そこで、自組織が生み出したい本質的な成果とは何かを明確にするために、2人1組で相互インタビューをしたあとにワークシートへの記入を行いました。

「このワークシートを持ち帰って、スタッフみんなで話し合いたい」、「助成団体に提出する報告書に何を書くべきか、さらに、そもそも私たちが本当にするべきことは何かを考え直すきっかけになった」との言葉を参加者の方からいただきました。

◆今回の講座で感じたこと◆
参加者の皆さんはNPOや団体のリーダーの方たち。活動を数十年続けている方も複数いらっしゃいました。そうした大先輩もつい、目の前の業務に追われ、「自分たちが生み出したい本質的な成果」を見失ってしまうことはあるのだと思います。私も自分に引き寄せて「本質的な成果」を考えてみると、それは、参加者の皆さんが講座で得たことをもとに”実行すること”なのだと思います。つまり、「お話、とてもためになりました」と言っていただくだけでなく、「講座で得たことをもとに、こんなことをやってみました」というお話を将来的にきけるようにすることです。講座それ自体に目を奪われず、「この講座が、参加者の皆さんの実行、さらにはその実行の先にある地域の課題解決にどれだけつながっているか」に目を向けたいと思いました。