変化が激しく、数多くの複雑な課題に直面する社会の中で、地域が持続可能であるには「人」が何よりも重要になります。
いくら社会起業家が頑張っても、意欲的な自治体職員によって新しい施策が行われても、「地域の人」が無関心で、積極的に協力しなければ、効果的な成果を生み出すことはできないでしょう。

ただ、産業構造や人口構成の変化し、コミュニティが弱まり、中小企業・福祉・地域文化の担い手不足、価値観やライフスタイルの多様化など、「地域の人」も変化しています。これまでの発想や枠組みでは限界があり、未来志向で「地域の人」を考え、個々人を活かせるようになるには、そして意欲的な人に選ばれる地域、参加しがいがある地域を実現するには、「地域の人」の考え方、学び方、関わり方を未来志向でデザインすることが大切です。

今、企業においても、「人」のあり方を見直す「人的資本経営」の大切さが指摘されています。
なぜ企業で「人的資本」という言葉を使うようになり、それが重要とされているのか。その本質を地域で応用するにはどうしたらいいか？

「地域の人的資本」という言葉から、改めて「地域の人」のこれからについて一緒に考えてみませんか？