実践を通して学ぶ! 育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方(第3期)~育休後カフェ®・ファシリテーターになろう!
女性活躍推進、ダイバーシティの推進、働き方改革などが注目される中、多く企業において産休・育休は制度として広がっていますが、現場での活躍や女性が納得できるキャリア形成には、まだまだ多くの課題があります。
復職したものの長時間前提の働き方や過剰な配慮によるマミートラック問題、長期的なキャリア形成、マタハラ、職場の人との関係やコミュニケーションの問題、家族やパートナーとの関係、タイムマネジメントの難しさ、男性の育休取得などの働き方への意識改善など、それぞれの個人が子育てしながら働くことへの課題を抱えています。
これらの課題を解決するには、制度の充実など企業側の対策も必要ですが、制度を利用する社員が制度や周囲の人たちの力を借りながら、自分らしく働けるような意識の持ち方や周囲への働きかけ方を進めていく必要があるのです。
自分の考え方やあり方、おかれている状況、また多様な対応方法や取り組み方を、他者と話すことで気づき、自分の自信とし、行動につなげていく。そのような対話やワークショップの場づくりは職場でも地域でも求められています。
このプログラムでは、産休・育休・復職に関する対話やワークショップの企画・準備・運営を、講義と実践体験を通して学びます。実際に動きながら必要な知識とスキルを身に着けるので、すぐに実践に活かせます。
育休後コンサルタントして活躍している山口理栄さんが取り組んできた育休後カフェの実績・経験知と、エンパブリックのワークショップ開発、場づくりの担い手育成のノウハウを組み合わせ、修了後、育休後カフェを企画し運営するファシリテーターとして、また場づくりの主宰者として活躍できることを目指します。
育休後カフェ®とは
育休後コンサルタントの山口理栄さんが提唱している育休後の働き方をリラックスしながら考えるための場です。 仕事をしながら子育てしている(したい)方たちに、自分とじっくり向き合うための空間と時間をともに共有し、仕事も育児もあきらめずに、活き活きとできるようにします。
これまでの参加した方からの声
- 自分の気持ちを話すだけで整理がつくことがあると実感した
- 働きやすい環境は自分自身で作っていくことに気づいた
- これからワーキングマザーをやっていく勇気をもらえた
- 一人だと難しく考えてしまうことが多いが、話をすることでポジティブになれた
- 自分がどうしたいのかという気持ちをしっかりと持ち続けることが大切なのだと思った
- 両立についてパートナーともう一度話したいと思った
- 誰かを応援すると自分もがんばろうと思える
こんな方におすすめ!
- 自分の地域や職場で、育児と仕事の両立を応援するような対話を行いたい
- 周りの助けを借りながら子育てしながらの働き方を考える場をつくりたい
- 自分の経験を活かして後輩のために、育休後の働き方や子育てについて話し合える場をつくりたい
- 職場に、育休を取得した女性をサポートする仕組みをつくりたい
- 地域や職場での、ワークショップ企画・運営の具体的な方法やファシリテーションの仕方を学びたい
講座を通して身につけること
- 地域や職場で、育休・復職後の働き方・キャリアについて、勉強会やワークショップなどを開催するためのファシリテーションやワークショップ設計、企画、運営の方法を学びます。
- 対話の場に自分が参加者として参加する体験、受講生同士でのワークショップ試行、地域・職場での実践と、実際にワークショップを実施することを通して、実行できる実力を身につけます。
- 育休後カフェの経験を踏まえた、課題や対話のニーズの理解を深めます
- エンパブリックの取り組んできた地域や職場でのワークショップの企画・運営ノウハウを習得できます。
プログラム
講座で、育休・復職・キャリアについての対話の場づくりの基礎を講義と体験で学び、その後、ワークショップを実際に行う過程とふりかえりから、今後、ワークショップ・ファシリテーターやイベント主宰者として活躍できる力を身に着けます。
(1)育休・復職・キャリアについての基礎知識
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- 育休・復職・キャリアについての対話の場づくりを行う上で、必要な基礎知識を学びます。
- [講義] 産休・育休・復帰の制度・現状・課題に関する基礎知識
(2)育休・復職・キャリアについての対話の場づくりの基礎
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- 育休後カフェの目的や目指すところ、開催に当たってのコツなどを学びます。
- [イントロダクション] 自己紹介&育休後カフェ体験
- [講座] 育休後カフェの経験から
- [ワーク] 今後のワークショップ実践にむけての企画とチームづくり
(3)実践スキルの習得
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- 対話の場づくりに必要なスキルを学びます。
- [講座・ワーク] ファシリテーションの基礎
※エンパブリックの講座「雑談から始まるファシリと場づくり」を受講頂きます。
- [講座・ワーク] 場の企画・設計の基礎(ワークショップの作り方)
※エンパブリックの講座「ワークショップデザイン入門」を受講頂きます。
(4)ワークショップ実践 (6月~9月)
受講生でチームを組み、実際に対話イベントを開催します。
2回開催目指します。
(会場提供等、実施は事務局がサポートします)
(5)実践ふりかえり講座
実践をふりかえり、これからの活動について考えます
- [ワーク] ワークショップ実践の報告と振り返り
- 修了式
【コース修了生の特典】
コース修了者の方は、今後、「育休後カフェ®・ファシリテーター」の名称を使って活動することができます。また、修了生がのみが利用できる専用の育休後カフェ®・ファシリテーターの情報共有及び広報のためのポータルサイトを利用できます。
なお、セミナーやワークショップの主催者としての経験が豊富な方は、(4)の実践、(5)の実践ふりかえり受講を免除される場合があります。該当すると思われる方は、お問い合わせください(お問い合わせ先:info@empublic.jp)。
また、既に育休後アドバイザーの資格をお持ちの方は、(1)の「育休・復職・キャリアについての基礎知識」は免除となります。お申込み時に、育休後アドバイザーの方用のチケットをご購入ください。
実施日
第3期の募集は終了しました!
(1)育休・復職・キャリアについての基礎知識
2018 年6月9日(土)10:00~12:00
(2)育休・復職・キャリアについての対話の場づくりの基礎
2018 年6月9日(土)13:00~16:00
(3)実践スキルの習得
2018 年5月26日(土)9:30~18:00
満席となりました。以下の日程で受講ください。
・6月29 日(金)ワークショップデザイン 10:00~17:00
・6月29日(金)雑談からから始まるファシリテーション 18:45~21:30
・9月1日(土)9:30 ~18:00 ワークショップデザイン/雑談からから始まるファシリテーション
(4)ワークショップ実践(6月~9月)
(5)実践ふりかえり講座
2018年9月24日(月・祝) 13:00~16:00
※オンラインでの参加も可能とします。
講師 : 山口理栄(育休後コンサルタント)/広石拓司(エンパブリック代表)
会場 : エンパブリック根津スタジオ (千代田線根津駅 1分 >map )
定員 : 12名
参加費
■全プログラム参加 32,000円(税込み、教材費など含む)
- ワークショップや主催イベントの開催経験のある方:(1)~(3)のみ 26,000円(税込み、教材費など含む)
※事務局へご相談ください - 育休後アドバイザーの資格をお持ちの方:(2)~(5)のみ 26,000円 (税込み、教材費など含む)
- 育休後アドバイザーの資格をお持ちの方で、ワークショップや主催イベントの経験のある方:(2)と(3)のみ 20,000円(税込み、教材費 +事務手数料)
※事務局へご相談ください
【山口理栄さんプロフィール】
1984年4月総合電機メーカー入社。ソフトウェア開発部署にて大型コンピュータのソフトウェアプロダクトの開発、設計、製品企画などに従事。2度育休を取り、部長職まで務める。
2006年から2年間社内の女性活躍推進プロジェクトのリーダーに就任。
2010年6月育休後コンサルタントとして独立。
ダイバーシティ経営企業100選の企業を含む100以上の企業や官公庁、自治体に女性活躍推進コンサルティング、社員向けセミナーを提供。
個人向けには2011年から育休後カフェ®、育休後面会相談などのサービスを提供している。
■著書
2016年5月「改訂版 さあ、育休後からはじめよう 〜働くママへの応援歌」(労働調査会)
2015年2月「子育て社員を活かすコミュニケーション【イクボスへのヒント集】」(労働調査会)