地域で活動していると「参加する人はいつも同じメンバーになってしまう…」
「テーマに関心のある地域外の人は来るのに、地元の人は来てくれない」
「本来届けたい人たちにアプローチできていない」
など、本来は地域のもっと多様な人たちにアプローチしたいのになかなか届けられていないという悩みをよく聞きます。

切り口を変えたイベントを実施したり、行政と連携したり、地域内の他の団体と連携したり、それぞれが試行錯誤しながら取り組んでいらっしゃると思います。
しかし、その連携先の中に「地元のスポーツクラブ」は入っていますか？

地域の課題解決に取り組む方々の中には、スポーツチームとなにかやりたいけれど具体的に何ができるかわからない。
一度話をしたことはあるけれどスポーツに対する提案が思い浮かばず、話が進まなかったという方も多いのではないでしょうか。

スポーツは本来、体を動かすことや勝ち負け、応援だけではなく、実は、地域のつながりづくりやソーシャルキャピタルのハブになる可能性も持っています。サッカーの試合を一度も見たことが無くても、Jリーグのチームとの連携をきっかけに、あとからサッカーを好きになる人も多いのです。

大切なのはみなさんの活動を加速するために使える資源としてスポーツを見直すことです。

当日お話しいただく久保田さんは、スポーツクラブを通して少年院の子どもたちと多様な社会との接点づくりや、引きこもり支援の団体と連携しスポーツを支える多様な人と出会ことで子どもたちの体験機会の創出、分身ロボットOrihimeを活用した病院内学級の生徒たちの「遠隔社会科見学」を行うなど、スポーツで社会の課題解決をする活動に取り組んできました。

当日は、金沢で子どもの第3の居場所づくりに取り組む第3職員室の仁志出憲聖さん（ガクトラボ代表）とスポーツ×地域の取り組みを推進する久保田さんとの公開勉強会を開催し、地域とスポーツの相乗効果を考えます。

自分たちの取り組みをスポーツの力を生かしてより加速したい方はぜひご参加ください。
これまでスポーツと接点がなかった方こそ、新しいステークホルダーとの接点や、取り組みの切り口が見つかる機会になっています。