育休後カフェ ® × エンパブリック

育休後カフェ「なぜいまだに育休後は働きづらいのか?」#2

マミートラック Me Too! 〜情熱と諦めの間で

■日時:2018 年12月16日(日)13:30~16:00  → 終了しました!

■会場:外苑前アイランドスタジオ

(東京都渋谷区神宮前3-1-25 神宮前IKビル2F) >  Map

マミートラックとは、育休からの復職後に昇進と縁のないキャリアや業務内容が固定化されるなど、特別扱いされてしまう状況のこと。ママにはママ用のコースが用意されてしまう状況が少なからずあります。この問題がやっかいなのは、それが会社や周りの気遣いだったり、育児と両立しながら仕事するために育休後の女性自身が選択することが多いことにもあります。

もちろん、バリキャリだけが女性の働き方ではありません。しかし、気遣いや選択の前提に「ママだから」というのがあるのならば、それが育児中の女性の仕事への偏見を助長してしまうことになります。

「ママだからしょうがないよね」という言葉が、周りや本人から悪気なく出てしまうならば、それは働く女性や職場の誰かの問題ではなく、組織の文化や社会規範を見直す必要があることのサインでしょう。

「仕事する一人の人として働きたい」という思いと、育児が引き起こす諦めの間に多くの人が陥っています。

マミートラックに入ってるなと思う人も、自分はそうなっていないという人も、「マミートラック ME TOO」と声をあげやすい環境を作るにはどうしたらいいか、一緒に考えてみませんか?

1988年ごろアメリカで生まれたと言われる「マミートラック」ということば。ことばの認知度の低さとは裏腹に、知らぬ間にマミートラックに陥っている人はあとを絶ちません。一方、まだそうとは決まっていないのに、これってマミートラックなのでは?と悩んでいる人がいます。パパなのにマミートラック、という事例もでてきました。一緒に考えてみましょう。

「変わらない会社や社会に上手に合わせる」から、「どうしたら誰もが苦労せず働ける」へのシフトを考えませんか?

育休後カフェ「なぜいまだに育休後は働きづらいのか?」 シリーズ・コンセプト

育児をしながら働く女性は増えましたが、未だ育児をしながらの働きづらさは残っています。
「やりがいを持って、家族も仕事も大切にしたい」、たったそれだけの望みが、なぜ普通に叶えられられないのでしょうか?
育休後を「誰かが我慢すれば」という自己責任論に終わらせず、誰もが普通に働きがいある仕事をするために、どのように自分を、周りを、組織を、社会を変えていけばいいのでしょうか?
育休後アドバイザーとして、様々な職場を何年も見てきた育休後についてのプロフェッショナル山口理栄と、社会システムのイノベーションの方法論を探求してきたエンパブリック広石拓司と、2つの対話を通して、一緒に考えてみませんか?

シリーズ紹介ページ

プログラム

1)イントロダクション 

なぜ未だに「育休後」が問題なのだろう?

 2)ゲスト・トーク 「マミートラック、私のこと、同僚のこと」

育休後カフェ®ファシリテーターや育休後カフェ®の参加者が、マミートラックの現状について語ります。

 3)カフェ・トーク

  • マミートラックが起きる理由は? 育休後の働きがいを守るには何が必要なのだろう?について、経験を持ち寄り、共に考えましょう。

ファシリテーター

山口 理栄(育休後コンサルタント ®)

総合電機メーカーにて、2度育休を取り、部長職まで務めるた後、2006年から2年間社内の女性活躍推進プロジェクトのリーダーに就任。
2010年6月育休後コンサルタント®として独立。100社以上に女性活躍推進コンサルティングや研修を実施してきたことに加え、個人向けに2011年から育休後カフェ®を140回以上実施。企業の考え方も、働く女性の気持ちも深く理解する「育休後」のプロフェッショナル

広石拓司(エンパブリック代表)

思いのある誰もが新しい仕事をつくれる社会に向けて、対話を通して個人から始まるソーシャルイノベーションの仕組みづくり、社会課題解決型事業の開発につながる場づくりを実践。多様な担い手がコレクティブに協働して社会システムを変えていく「ソーシャル・プロジェクト」の実践ノウハウの体系化に取り組む。

このような方、ぜひご参加ください

・育休後の働き方、職場環境について課題を感じている方
・男性の育休取得を広げたいと考えている方
・企業で働き方改革やダイバーシティに取り組んでいる方
・従来型の組織の文化・風土にイノベーションが必要だと感じている方

*参加者の方へのお願い*

対話では、参加者それぞれの会社での経験を基に話し合いますが、対話の目的は、個別の会社の制度や組織、個々人の考え方の良し悪しを議論することや、問題をあげつらうことではなく、育休や育休後の現状を踏まえて、良い会社や社会ができていくための方策を話し合うことにあります。参加者全員が安心して対話できる場づくりにご協力ください。

参加申し込み

育休後カフェ「なぜ未だに育休後は働きづらいのか?」に参加を希望する方は、下記ボタンをクリックし、チケット販売サイトpeatixから、チケットのご購入をお願いします。

育休後カフェ in everywhereとは?

  • 育休後カフェ®とは、育休後コンサルタントの山口理栄氏が提唱している育休後の働き方をリラックスしながら考えるための場。仕事をしながら子育てしている(したい)方たちに、自分とじっくり向き合うための空間と時間をともに共有し、仕事も育児もあきらめないことを目指しています。
  • 育休後カフェ® in eveywhereの活動は、山口理栄氏の理念を広げ、より多くの人が参加できる機会を増やすため、山口氏とエンパブリックとで、「育休後カフェ®・ファシリテーター」の養成をしています。現在、30名程度が認定され、全国で活動しています。
  • 育休後カフェ® in eveywhereのサイトはこちら