縁パブ「共に食べる場って、どうして楽しいの?」開催レポート(8/27)

共に食べる場は、ちょっとしたことでも役割になる。
役割が多様だから、心地よい居場所が生まれるのではないか?
「共に食べる場」の楽しさについて、対話が深まりました!
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2015年8月27日(木)に開催の縁パブ「共に食べる場って、どうして楽しいの?」には、シェアハウスに住んでいて地域の人に開かれた食のイベントをしようと思っている方、人と一緒に食べる場が好きで自分もその場を盛り上げていきたい方、マンション暮らしの孤食の人が増えている状況を何とかしたい方、農家と生産者が語り合う場をつくりたい方など、「共に食べる場」への思いを持っている方、自分でも何かできたら、と思っている方々が集まりました。
 
「隣人祭り」「おたがいさま食堂」「共奏キッチン」など、食にまつわるコミュニティづくりのイベントが注目されてきています。ファシリテーターの松井からは、ワークショップやゲストトークなどで、参加者どうしが近づくのはなかなか難しく、自然な形で人のつながりが生まれている食のイベントに、もっと学ぶことがあるのではないか?と問題提起がありました。
 
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参加者のあいだで関心のある問題を掘り下げていくと、今日話し合いたいお題が見えてきました。
 
●地域で新たに始めるとき、誰と企画していったらよいか?
●どうしたら人は集まりたいと思うのか?(何が人を動かすのか?)
●参加した人が承認されていると感じられるには?
●共につくるのに、いい料理は?
●食べる場で感じた心地よさってどんなもの?
●満足度の高さは、おいしさ、楽しさ?
 
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準備から当日までの参加者の思いに関心があることがわかったので、この中から、とくに当日、その場での運営について考えていきました。すると、「役割がその場で与えられるのがポイントではないか?」という意見が挙がってきました。
 
●役割が何でもよく、いろんなことをやっている人がいるから、安心していられる
●「料理をつくって食べる」という目的があると、「これやります」「これお願いします」という役割のやりとりがしやすい
●その日忙しくて貢献できなくても、次また来てがんばればいい
●あらかじめ役割に選択肢があって、〇〇が自分にはできないから手伝ってほしいのですが…、と声をかけると相手も参加しやすい
●食べるだけでも役割になる。自分ができると思う役割がその場で得られるのがよい
●おいしい食事をするために、その人がやってくれたことを受け入れることが大切
 
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ご参加してくださったみなさま、ありがとうございました!最後に「縁パブ」の感想をいただきました。

・これまでウェブで告知をしていたが、声をかけて場の楽しさを伝えることが大切だと思った
・ファシリテーターが一つのお題について、細かく引き出してくれたことで、いろんな人の意見が入り、こうやったらいいのかというのがわかり、ためになった
・ふだん考えているときは自分の中で堂々めぐりをしてしまうので、いろんな人と話して刺激を得られたのがよいと思った
・整理するときに軸で整理してもらえたので、いろんな考えがあることがわかり、新しい発見ができた
縁パブはまだまだ他にも様々なテーマで開催予定です!自分の関心のあるテーマを見つけていただければと思います!