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育休後カフェ®・ファシリテーター 伊藤 知美さん

プロフィール

1969年東京都練馬区生まれ。曾祖母含む4世代7人家族+親戚などが一つ屋根の下で暮らす大家族で育つ。現在は夫と子供3人(2005年生♂、2008年生♀、2011年♂)と埼玉県川口市在住。
勉強嫌いで高卒後就職を希望したが周囲の猛反対をうけ進学。伊東博先生(カール・ロジャース研究、人間中心の教育を提唱)のカウンセリングに出会い、学ぶことの面白さと他人のアドバイスを聞くことも大切だということを知る。その後も、放送大学大学院、産業カウンセラー講座、アサーショントレーニング講座等で興味を深めている。人間、心、コミュニケーションの探求はわたしの一生のテーマだと最近感じている。

大学卒業後は中学生時代から出入りしていた芸能プロダクションにファンクラブ担当として就職。その後、市場調査会社を経て現在は専門学校関連会社で経営管理部総務人事課在籍。研修・給与・社保事務等担当。レジリエンストレーンイングをわかりやすく社内に広めることが現在のテーマ。今後は、アサーションを浸透させていくため勉強中。

現在勤務する会社では、結婚を経て産休・育休ともに取得第1号。病気を乗り越えての妊娠で水中出産を夢見ていたが、結局、緊急搬送の帝王切開で長男出産。失意の子育てスタートとなった。そのうえ、出産と同時に転居したため、川口市の保活のシステムを熟知していなかったため、保育所のエントリーすらできず育休延長。保育所に入れないかも!会社辞めなきゃいけないかも!という想定外の事態に、社労士や議員に相談し、なんとか家庭保育室に預け職場復帰。しかし、その後も上の子がいるにもかかわらず下の子供たちが保育所には入れず、一時は家庭保育室・保育所・学童の3か所の送迎となったことも。おかげで運動不足解消になると前向きにとらえ、こどもが自分にとってのエネルギー源になっていることを強く感じる日々を送った。その思いは、現在も同じです。

会社の中では、復帰するたびに「時短でも働ける」「急に休んだり、帰ったりしても支障がない」ところに配属すると伝えられ、それを会社の配慮だととらえ事業部を転々とする。
長男の子育て中、泣く子を預け、熱が出ると実家に泊まり込んで通勤する自分と日々の仕事内容と仕事への思いにもんもんとするうちに、自律神経に支障をきたし、外出先で倒れ搬送される。布団の中で自分の「働きながら子育てすること」について考え始めるきっかけとなった。

わたしがかわいい子供を預けてまで働いているのに、こまぎれの仕事しかできず、満足感を得られないのはまず自分の得意なこと、深めたいことが自分自身でもわからないからではないか?ということに気づき始めたころ、第2子妊娠。まとめて時間がとれることを利用し、第2子育休中に枝広淳子さん(環境ジャーナリスト)の「自分マネジメント講座」を半年かけて受講、その後第3子育休中に「GCDF-Japanキャリアカウンセラー」資格取得。3回目の復帰も「時短で働けるところ」として、総務人事課配属となり備品発注、給与計算、保険事務の日々が始まったが、偶然が重なり、現在は労働者と対面して問題解決を図ったり、研修を担当するようになり働き甲斐を感じる毎日を過ごしている。

育休後カフェに対する思い

わたしは子育てをする中でたくさんの方々にお世話になった。親の近くに住んでいる時には親にも頼れるが、転勤や引っ越しで新しい土地に転居するとそうもいかない。しかし、小さい子を連れていると、町で声をかけてくれる人も多い。保育室・保育所の先生方、近所の方々、かかりつけの小児科・歯科の方々、友達家族…本当にたくさんの人たちにお世話になっている。また、子供たちの色々なトラブルに対しても学校の先生が助けて下さり、結果的には前よりもそれらの方々と、良好な関係になることも多かった。
というような自分の子育て経験を、周囲のママ友などと話していると、毎日を悩みながら過ごしている人や、話し相手すらいない人が多いことに驚く。わたしたち家族がとても恵まれていたことを感じる。まわりから助けていただいたり、やさしさをお返しするにはどうしたらいいか?と考えるようになったのは、たぶん第3子が小学生になり少し手が離れるのが近くなったころから。

わたしが不特定多数のかたからいただいたご恩に感謝する方法を考えているときに育休後カフェファシリテーターの存在を知り、養成講座に参加。カフェという場を整えることで、いろいろなことにつながる機会が生まれることを学ぶ。人が集い、いろいろな話をする。何を話したっていい。間違いを指摘されたり、怒られることもない。話すうちに自分の中の自分の力に気づき、お互いに気づきあい、新しいパワーを持ち帰ることができる場所。時には自分の悩みが社会の問題だと知ることもあり、育児と家事と仕事でめいっぱいの毎日から日々のニュースへの関心もでて自分の世界が広がった気もする。来た時よりも笑顔が増えて、家に帰れば家族をも元気にできる力が自分の中にあることに気づく場所。こんな場所を作ることで、わたしのこれまでいただいた愛情ややさしさのご恩返しができると信じて育休後カフェを実施したいです。

これまで開催してきた育休後カフェ®など

*2013年10月19日 『ち・お』創刊20周年&『お・は』創刊15周年イベント主催代表
大谷尚子さん、内田良子さんトークイベント テーマ“子育て”
*2018年3月18日 新米ワーママのためのおしゃべりカフェ (飯田橋)
育休後カフェファシリテーターの仲間2人と実施。

【今後の開催予定】
*自宅(川口市)周辺で会場探し中

子育てしながら働くみなさんへ

最初は無我夢中だった子育ても、振り返ると楽しいものです。(まだ現在進行中ですが…) 子育てに正解はないし、たぶん失敗もない。結果をどう受け止めるかが大事で、受け止め方によってよくもわるくもなる。自分にとっても、子どもにとっても。
そうは言っても、自分が大変な最中「このできごとを楽しもう!」っていうのは無理。そういうときは口に出してみましょう。家族に、子供に、相談できる人に。それが難しかったらみなさんの子どもさんに。どんなに小さな赤ちゃんだって、みなさんの苦労やかかえる悩みを共感してくれます。子どもはいつもお母さんの味方で、お母さんと一緒に笑いたいし、幸せになりたいし、お母さんを助けたいと思っているから。
子育てをすることで、今まで知らなかった自分の部分に気がつくチャンスをもらえた私たちは幸せだと思います。子育ての経験は必ず仕事に行かせますし、社会にも行かすこともできます。この幸せをみんなと分かち合える社会になるといいですね。
…こんなことを育休後カフェで一緒にお話ししたいです。

お問い合わせ

*伊藤知美 soratobupengin999@gmail.com

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