開催レポート 縁パブ「あなたにとってのホームタウンとは? ~地域と自分のつながりを考えよう」

3月9日(水)、「あなたにとってのホームタウンとは? ~地域と自分のつながりを考えよう」をテーマにした縁パブを開催しました! さらに読む

開催レポート 講座「自分のトリセツをつくろう」

昨日、連続講座「自分のミッションを探求しよう 〜4つの対話でひも解く自分の役割」(平日夜コース)の初回、「自分のトリセツをつくろう」を開催しました。

自分自身の強みは、自分の頭の中で考えているだけではなかなかわからないもの。昨日の講座は、複数の質問と参加者同士の対話を通じて「チームで働くとき、ほかのメンバーに渡したい自分のトリセツ(取扱説明書)」をつくろう!という回でした。

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たとえばこんな質問。

Q. 今は、あなたの人生(キャリア)において何を得たい時?

Q. スポーツにたとえると、得意な仕事のポジションは?

Q. 自分にとって不可欠な仕事仲間とは?

Q. こんな環境だとわたしは故障しやすい・・・

などなど。皆さんなら、ご自身のことを何と答えるでしょうか?

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参加者からは、
「案外自分の得意なことや許せないことは一貫しているということがわかりました」

「質問されたりほかの人の話を聞いたりすると、結構答えられるものなんだなと気付きました」

「対話を通じて、わかっているようでわかっていない自分のことが少し理解できました」

といった感想をいただきました!

「自分では良くわかっていなかった自分の『取り扱い方』が、整理されて良かった」という参加者の方もいれば、
「意外と自分のことわかってるじゃん!と嬉しくなった」
という声もありました。

人に伝えようとするからこそ、自分の想いが整理されたりしますよね。
「人と話し合いながら、自分のミッションを探求していく」最初のステップとして、大きな収穫があったようでした。
 
また、「自分がニガテだなと思っていることを『欠点』として隠すのではなく、先に伝えてチームに受け入れてもらうための取り扱い説明書として書いたので、気が楽になった」とも。
 
自分の弱みを把握してこそ、「ここは貢献できます!」という強みが見えてきて、それが自分のミッションの理解につながります。最初のステップとして「トリセツ」という形で整理するの、オススメです!

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さて、同内容の講座「自分のトリセツをつくろう」は、下記日時にも開催予定ですので、気になる方はぜひチェックしてみてください♩

★3/15(火) 10:00-12:30
→申込み: http://peatix.com/event/149345

★4/4(月) 19:00-21:30
→3月中旬に申込み開始予定

練馬区「NPO組織の基盤強化講座第3回」をスタッフ松井が担当しました。

練馬区「NPO組織の基盤強化講座第3回」をスタッフ松井が担当しました。

■開催日:2016年2月14日
■主催:練馬区役所地域振興課
■イベント:NPO組織の基盤強化講座第3回
■テーマ:組織の改善力を高める
■対象:区内NPO、区内団体のリーダー、もしくはリーダーが推薦するスタッフ

今回は「組織の改善力を高める」と題した講座でした。失敗から学ぶ組織のつくり方についての講義の後、ワールドカフェで自組織の課題分析を行い、今後実行することをまとめました。

◆ワールドカフェで出た意見◆
・NPOは会社とは異なり、参加している人の動機が多様であるため、評価が難しいことを知った。だからこそ、予定・計画の共有を徹底する必要があると知った。
・一連のサイクル、Plan(計画)→Do(行動)→Check(評価)→Action(改善)のなかで、自分たちの団体は「計画」と「行動」ばかり繰り返して、「評価」と「改善」がうまくできていないと実感した。
・できない目標は数値にしたくない、できるなら曖昧なままにしてしまいたいという自分に気付くことができた。
・「雰囲気を悪くしたくない」と思い、失敗を指摘することができなかった。予定・計画をもとに評価する文化を取り入れ、仲良しムードで終わらせないようにしたい。

▼ワールドカフェの結果

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練馬区「NPO組織の基盤強化講座第2回」をスタッフ松井が担当しました。

練馬区「NPO組織の基盤強化講座第2回」をスタッフ松井が担当しました。

■開催日:2016年2月7日
■主催:練馬区役所地域振興課
■イベント:NPO組織の基盤強化講座第2回
■テーマ:組織の成長ビジョンを描く
■対象:区内NPO、区内団体のリーダー、もしくはリーダーが推薦するスタッフ

前回の第1回のテーマ「スタッフ同士の距離を縮めるリーダーシップ」に続く、第2回。今回は「組織の成長ビジョンを描く」と題し、生み出したい成果から逆算したうえでの「活動」について考えてみました。「目の前のやらなきゃいけないこと」ばかりをしていると、活動すること自体に重きが置かれてしまったり、いいことをしているけれど成果が出なかったりといった状況におちいりがちです。そこで、自組織が生み出したい本質的な成果とは何かを明確にするために、2人1組で相互インタビューをしたあとにワークシートへの記入を行いました。

「このワークシートを持ち帰って、スタッフみんなで話し合いたい」、「助成団体に提出する報告書に何を書くべきか、さらに、そもそも私たちが本当にするべきことは何かを考え直すきっかけになった」との言葉を参加者の方からいただきました。

◆今回の講座で感じたこと◆
参加者の皆さんはNPOや団体のリーダーの方たち。活動を数十年続けている方も複数いらっしゃいました。そうした大先輩もつい、目の前の業務に追われ、「自分たちが生み出したい本質的な成果」を見失ってしまうことはあるのだと思います。私も自分に引き寄せて「本質的な成果」を考えてみると、それは、参加者の皆さんが講座で得たことをもとに”実行すること”なのだと思います。つまり、「お話、とてもためになりました」と言っていただくだけでなく、「講座で得たことをもとに、こんなことをやってみました」というお話を将来的にきけるようにすることです。講座それ自体に目を奪われず、「この講座が、参加者の皆さんの実行、さらにはその実行の先にある地域の課題解決にどれだけつながっているか」に目を向けたいと思いました。

JST×Rikejoイベント 「チョコレートを科学しよう!」を開催しました!

講談社Rikejoプロジェクト(エンパブリックが事務局として参画)では、2/6に、中高生女子対象の第5回科学の甲子園全国大会開催直前特別イベント「チョコレートを科学しよう!」を開催しました。
JST(科学技術振興機構)では、科学振興のために例年開催している中高生の「科学の甲子園」の女子の参加率を高めたいという思いより、今回、Rikejoプロジェクトのコラボでの開催となりました。

「女子目線&科学へのハードルを低くする」「科学の楽しさを体験する」といった観点より、女子中高生の身近な「チョコレート」をテーマに、また、リケジョで管理栄養士の中津川かおり先生の指導のもと、チョコレートブラウニーを実際に作る、それを題材に科学的なお題をクリアしていくというプログラムとしました。スタッフ矢部は、当日もファシリテーターとして全体進行を担当しました。

20cm×20cmの正方形のブラウニーより、なるべく大きなハートをつくるというプログラムでは、予想外ユニークな結果がでて、改めて中高生の発想力の高さ、思考の柔軟性を感じさせられました。また、チームを組んで課題に取り組むというプログラムを通じて、初めて出会った参加者同士も楽しく、プログラム以外の進路のことなども話している様子が散見されました。

【イベント概要】
○名称:「第5回科学の甲子園全国大会」開催直前特別イベント ”バレンタイン特別企画 “チョコレートを科学しよう!”
○主催: JST(科学技術振興機構) 講談社Rikejo
○日時 : 2016年2月6日(土)13:00-16:30
○会場:専門学校ビジョナリーアーツ

【参加者の声】
「チョコレートの成分が集中力を高めるなど、科学的に知れてよかった」
「料理にこんな科学的なことがあるとはしらなかった。これから、料理をするときの視点が変わりそう」
「最初、参加するのが不安だったが、初めての友達とも楽しくワークができた!」

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川崎市多摩区「市民活動スキルアップ研修」をスタッフ松井が担当しました。

川崎市多摩区「市民活動スキルアップ研修」をスタッフ松井が担当しました。

■開催日:2016年2月6日
■主催:川崎市多摩区役所まちづくり推進部生涯学習支援課
■イベント:市民活動スキルアップ研修
■テーマ:あなたの活動をステップアップ!
■対象:区内団体、市民活動に興味を持つ区民

市民活動をもっと発展させたい、市民活動を始めてみたいという同区民を対象としたスキルアップ研修。松井から、地域活動に参加する際の難しさの原因はどこにあるか、そして、他地区の活動事例を説明したあとに、参加者同士の経験・情報の共有も行いました。

アンケートには、以下の感想が寄せられました。

● 市民活動をする際の思いは漠然としていることもあり、今日のように紙芝居というツールを使って整理するとすごく明確にできるので非常にわかりやすかった。最初に今日のポイント、結論をおさえてくださったのでお話がわかりやすかったです。

● 印象的な「出番」という言葉を聴けたことは今後の活動に活きることと思いました。紙芝居による発表の手法も「出番づくり」であり、一億総活躍時代にもふさわしいキーワードだと思います。私も事例発表ができるようになれればと思っています。

● 活動を広めていくにあたっての土台づくりとして、すごく勉強になりました。メンバー全員をうまくまき込みながら守り立てていくことをやっていきたいです。今後、課題や問題が多く出てくると思っていますので、また、ご連絡をとれればと思っています。今後ともよろしくお願い致します。

● 不確かな思いを持っていましたが、松井さんの話をきくプロセスをとおして、将来へのきざしが見えてきました。今日学んだことを意識して、取り組んでいきます。松井さん、ありがとうございました。皆様、ご準備していただき、ありがとうございました。

● 本日は、大変参考になりました。特に地域活動への参加において、「人それぞれ価値観が違うことを前提にする」というお話は、老人会運営に参考になりました。

 

チラシ画像
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高島市ビジネスフォーラムに代表広石が参加しました。

2016年2月6日、滋賀県高島市「高島ビジネスフォーラム」に、代表広石が参加しました。

高島市では、高島の地域資源を活かした起業家を対象に、「高島ビジネスオーディション」を開催し、今年度で第10回となります。広石は第1回から審査委員長を担当しています。

今年の奨励賞は、外国人の方向けの民泊や案内サービス事業「大滝のおもてなし」の戸田みなさん。大学卒用間もない戸田さんは、AirBnBで外国の方を別荘受け入れてきた経験から古民家を活かしたインバウンド観光の事業を準備中です。

また、戸田さんに加え、第8回グランプリの「志我の里」池田卓矢さん、第9回グランプリ「はっこうサロン」の他谷昌子さんとパネルディスカッション「高島に人を呼ぶための魅力づくり・拠点づくり」も開催されました。
池田さんは、大阪から移り住み、ライフラインを他者に頼らない暮らし2をテーマに、セルフビルドで立てた家屋で、これからの暮らしを考えるイベントや宿泊事業などを行っています。他谷さんは、生まれ育った高島の強みである発酵食品を活かし、健康な食とゆとりある暮らしを伝える体験プログラムを提供しています。

3人に共通しているのは、「日頃の暮らしをSNSを通して発信して、興味をもってくれた人たちが訪れてくれる」ということ。高島は自然や食文化などが豊かな地域です。イベントや特産品のアピール以上に、ライフスタイルや文化を日常的に発信し、それに共感した人が、都市にない生活を体験しにくる、という可能性が見えてきました。

過去の受賞者は、みなさん着々と事業を進めており、みなさんの発展が楽しみです!

 

 

【文京ALP】第5回目の講座を開催しました。

1月21日(木)、文京社会起業アクション・ラーニング講座の第5回目(全7回)が行われました!
 
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2/11(木・祝)に開催される文京社会起業フェスタに向けて、受講生の皆さんたちはそれぞれの事業プランをブラッシュアップし、プレゼンテーションの計画を作成しました。
 
また、本番のプレゼンテーションの練習として、1人1分間で「エレベーターピッチ(※)」を実施!
短い時間内で事業のポイントをわかりやすく伝える、ということに苦労しつつ、だいぶプランが固まってきた様子が伺えました。
 
その成果やいかに?是非フェスタ当日をお楽しみに!
詳細はこちらのFacebookイベントページをご覧ください→https://www.facebook.com/events/910434525719821/
 
※エレベーターピッチとは:エレベーターに乗っている15秒~30秒の時間内にプレゼンテーションをし、ビジネスチャンスをつかむテクニック。伝えたいことをコンパクトにまとめる、超短時間プレゼンです。

すぎなみ大人塾アソビノベーション+one 成果報告会

杉並区で2015年度に取り組んできた「すぎなみ大人塾 アソビノベーション+one」の成果報告会が、1/16に開催されました。

「すぎなみ大人塾」は、杉並区社会教育センター主催の地域活動の経験がない・少ない方が、地域でアクションを始めるきっかけを提供するプログラムです。
6月からのプログラムを通して、参加者たちは、街での遊ぶを自分たちで企画し、遊んできました。大人塾のプログラムは、教えるのでも、自分で企画し、周りに伝え、やったことをふりかえる機会として行ってきました。

成果報告会の発表も、受講生たちが自分たちで作成しました。
その中で、彼らは、当初、簡単だと思っていた遊びに意外とハードルがあることに気づきました。「遊ぶったって、そもそもどう遊ぶの?」「なんか腰が重いんだよなあ」「遊ぼうにも、準備の時間がとれない・・・」「企画なんてしたことないし、きっとうまくできないよ・・・」
これは、遊びに限らず、どの地域活動にも当てはまるむつかしさです。

しかし、彼らは、遊び続けることで、「大人が遊ぶために必要かもしれないこと」を見出していきます。

1. 楽しさ、面白さは、自分が発見するもの。主体的に楽しむ。
2. うまくいかなくても別に良い。とりあえず気楽に一歩を踏み出す。
3. 事前にガチガチに考えすぎない。ゆるく、その場の流れで。
4. ふと助けてくれる仲間、勝手に面白がってくれる仲間。

よく地域活動やボランティアは楽しくなければいけないと言われます。しかし、その楽しさとは何か?その楽しさを生み出すには、何が必要なのか?について実効的な答がない場合も多くあります。

この半年、受講生たちは共に試行錯誤し、その中で関係性を育み、「内発的に動くコンピテンシー」を培ってきました。

その成果として、受講生たちが力をあわせてつくったショートムービーを、ご覧ください!

すぎなみ地域大学 社会貢献型イベント企画・実践プログラム報告会「NPOにいってみたら、こんなところだった!」

今月16日(土)に、すぎなみ地域大学 社会貢献型イベント企画・実践プログラム報告会「NPOにいってみたら、こんなところだった!」を開催しました。

受講生が杉並区内で活動するNPO等と協働し、団体が取り組む課題を地域住民に知ってもらうため参加型イベントを企画・実践した報告がありました。

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☆当プログラムで参画いただいたのは、下記3団体です。

・creo(くれお):「パパの育児」と「発達の理解」を柱に、子育て支援をしています。
・NPO法人ともしび会(大宮ふれあいの家):傾聴を軸に、人を大切にした介護事業を運営しています。
・NPO法人児童英語教育振興会:絵カードで楽しく英語を勉強できる学習法を普及しています。

取り組みを報告した受講生からは、
「協働したcreoさんは子育て事業を行っているが、その背景には人と人とのつながりの弱さという課題があると感じた」
「ともしび会のメインターゲットはシニア層だが、若い人たちも傾聴を必要としているのではないか」
と、団体の根本にある本当の社会課題に気付き、それにアプローチしたイベントを実施するための工夫などが報告されました。

協働したNPOスタッフからは
「団体の普段の活動ではリーチできない層にも楽しんでもらえるイベントを開催することができ、受講生たちから刺激を受けた」
「あらためて、自分たちが行っている活動の意義を考える良い機会となった」
といったコメントがありました。

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☆交流タイムには、すぎなみ地域大学受講生・協働NPOスタッフ・参加者の間で積極的な交流がされました!

また報告会に参加した一般の方からは
「これまでNPOのことを知りたくても知る機会があまりなかったので、それぞれ地道に活動していることや、案外若いスタッフも頑張っているということを知れてよかった。自分も何か活動に参加してみたい」といった声が聞かれました。

NPO、と聞くと遠い存在のように感じてしまう人も多いかもしれませんが、共感する団体の活動に参加することで、関心を持っている社会課題の解決に向けて協力することができ、自分の思いを社会に活かすチャンスを得られます。皆さんもぜひ、お住いの地域で活動しているNPOのイベント等に参加されてみてはいかがでしょうか。