開催レポート:育休後カフェ®・ファシリテーターさんが9名誕生しました!

4月より、育休後コンサルタント®の山口さんと進めてきた「実践を通して学ぶ! 育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方」の実践後のふりかえり講座も終了し、新しく9名の育休後カフェ®・ファシリテーターさんが誕生しま […]

開催レポート:私の仕事とSDGsの関係を考えよう!~私の仕事の価値再発見!

8/5 に「私の仕事とSDGsの関係を考えよう!~私の仕事の価値再発見! 」を開催しました。

開催レポート:6/22~23 東京ホームタウンプロジェクト 地域コーディネート力強化プログラム 「話し合いの場づくりセミナー」

6/22~23に、東京ホームタウンプロジェクトの中間支援機関向け地域コーディネート力強化プログラム 「話し合いの場づくりセミナー」を開催しました。。

参加レポート:日本女性技術者フォーラムの定例会「未来のためにリケジョは何ができるのか~SDGsから考える」

6月18日に、日本女性技術者フォーラムの定例会「未来のためにリケジョは何ができるのか~SDGsから考える」が開催されました。今回のイベントの目的は、それぞれの人がSDGsを自分ごととしてとらえ、企業の事業活動の中で使いこ […]

開催レポート「自分のミッションを探求しよう~今・これまで・これからを結び、自分らしさを再発見する4つの対話」

書籍「ライフシフト」が注目されるなど、長寿時代に向けて、これまでの概念とは異なる新しい働き方が模索する人が増えてきています。エンパブリックでは、readiness for 2025の一環として、2025年に向けた自分のキ […]

参加レポート:ジェンダーサミット10のサテライトイベント「進路で人生どう変わる?理系で広がる私の未来

5/27に、ジェンダーサミット10のサテライトイベント「進路で人生どう変わる?理系で広がる私の未来」が開催され、スタッフ矢部も、社会人リケジョの座談会のファシリテーターを担当しました。

開催レポート 「実践を通して学ぶ! 育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方」

4/22と23の2日にわたり、育休後カフェ・ファシリテーター講座「実践を通して学ぶ! 育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方」を開催しました。 本講座は、この2日間の講座と、その後のチームを組んでの実践及び9 […]

【寄稿】鶴岡ナリワイプロジェクトが教えてくれること

鶴岡ナリワイプロジェクト報告書への寄稿文

一人ひとりに寄り添うことが、人と街の未来を変える

広石 拓司
株式会社エンパブリック代表

 

鶴岡ナリワイプロジェクトを代表の井東敬子さんが始める時、「鶴岡は自ら動く人はいない」「主婦だからパートしかない」といった声を多く聞いたという。しかし、この2年間で、30人のナリワイ起業家が動き始め、仕事づくりに関する公開講座には年間のべ450人が参加している。事務局も「鶴岡で、こんなに人が来るんだ」と思ったという。

私たちは、地域を見る時、地域性と称して一括りに扱ってしまいがちだ。「この街の住民はまちづくりに熱心な人がいない」と言ったように。しかし、イノベーションの理路では、新しいことに最初に取り組もうとするイノベーター層は全体の2%程度しかいないという。つまり、地域で新しいことを始めようとすると、数十人に一人いる「動き出せる人」を見つけ出すことが大切になる。地域住民を一括りにしていると、可能性の芽となる存在を見落としてしまいがちだ。

一方で、「動き出せる人」は最初から動いている訳ではない。数十人に一人の状況では、同質性が高い地域コミュニティでは、一人だけ違う動きを始めることはリスクが大きい。だから実際に動かないし、口にもしない。口にしても「実現できるの?」と言われたりして、手を引っ込めてしまう。そのように思いがあっても口にしないと、もしかしたら身近に似たことを考えている人がいても存在に気づかない。こうして、思いのある人は孤立していく。

これからの地域づくりに必要なのは、動き出そうという思いのある人が集まる「場」だ。あるべき姿をただ議論するだけ、困り事の要望をいうだけではなく、実際に動ける人が集まり、相互に刺激し、助け合うことで、お互いの背中を押し合える。そんな場が求められている。

鶴岡ナリワイプロジェクトは、主婦の中に「自分の得意なことを活かしたい」という思いを持ち、動き出せる人が集まれる「場」を提供した。地域で動き始めているプロジェクトに参画するという形をとることで、自分だけが浮いた存在とならずに動き出せる環境を整え、その中で、お互いの動きに刺激を受ける場を整えた。そうやって動き出してみると、色々なことに出会ったり、失敗したりする。それを定期的に集まって、ふりかえりを重ねていくことで、一人の時には見えていなかった考え方や地域の資源、顧客のニーズへの理解が深まり、地域の中に自分の活躍できるチャンスを見つけ出すことができる。その結果が、2年間という短い時間で、しかも地域の中でほとんどコストをかけずに、継続的に自分を活かしながら動いていける30人となった。

こうして動き始めたナリワイプロジェクトの参加者たちは「つながりができてよかった」「自分の中にある原石が見つかった」「人生に希望がもてた」と語っている。お金のことも大切だが、それ以上に、地域社会の中での新しい自分の存在意義への手応えを得た人が多い。これは、地域での仕事づくりの持つ社会性を伝えてくれている。

これまでの地域での起業や仕事づくりの議論は「事業規模は?」「いくら稼いだのかのか?」という経済的な議論に陥りがちだった。そして地域活性化も、特産品が売れるなど、経済の数字が活性化の指標になりがちだった。しかし、それは行政や事業者の視点であり、地域に暮らす人にとって大切なのは、「この街で暮らすのが楽しく、生きていくことに希望がある」ではないだろうか。例え、お金があっても、生きる希望がない街から人は去っていき、希望がなく、諦めている人たちだけが残る街に未来はないだろう。逆に、暮らしの充実と希望のある街には人が集まる。ナリワイプロジェクトにはUIターン者も多数集まった。都市暮らしを経験していた人たちは「鶴岡に戻ると居場所がないかと思っていたが、ここがあって良かった」と語っている。経済性だけでなく、話の合う人の存在や自己実現のできる機会がUIターン者には不可欠だ。

もちろん、希望にはお金も必要だ。しかし、金額の多寡以上に、自分の得意が活かされ、自分の問題意識から誰かに役立つことで得られる「自分自身への手応え」こそが、これからの地域社会には大切だ。「自分自身が動けば、何かが生まれ、お金を得られる」という手応えをごく一部のリーダー層だけでなく、多くの人に広げていくプロセスに価値がある。「大して稼げないなら意味はない」と言っていると、手応えを感じる人は増えない。手応えを感じ、動き始める人が増え、動く人に共感する人が増えてこそ、地域に新しい市場が生まれ、それが個々の人の売上高を伸ばすことにもなる。このようなプロセスを踏まず、ただ外部から工場を誘致しても、持続可能な地域にはならないことは既に証明されている。小さく動き始める人がつながり、自分の価値を見出し、地域で希望を持てる人を増やしていくプロセスは手間暇がかかるが、このプロセスなくして地域社会の未来はないだろう。

地域への影響力という点で、まだ鶴岡ナリワイプロジェクトは道半ばと言える。先にあげたイノベーションの理論では、イノベーター層を見て自分も動き出すのはアーリーアダプター層と呼ばれ、それは約13%を占める。イノベーター層とアーリーアダプター層を併せた約15%のあたりにキャズム(大きな溝)があり、それを超えるとメジャー層が動き出し、変化は加速する。今、プロジェクトは、動き始めたイノベーター層、公開講座に参加するアーリーアダプター層に広がってきているが、キャズムを超えるかどうかが、今後の流れを決めるだろう。ただし、ナリワイには希望がある。従来のまちづくりに熱心な層は閉じたコミュニティとなりがちだが、ナリワイは仕事であるがゆえに、顧客=メジャー層に働きかけ続けていくからだ。ナリワイを始めた人を見て、「私にもしてみたい」「できるかも」と思う人が現れ、その人が動き始めることができれば、この取り組みは、地域の、特に女性たちの生き方を大きく変えていくだろう。

そのためには、ナリワイを始めた人が相互刺激しあい、成長していく意欲を持ち続けていける場と、新しい人が始めたいと思った時に動き始める機会にアクセスできる環境が必要だ。この場や機会を継続していけるような仕組みを整え、担い手を増やすことは、残された課題だ。

鶴岡ナリワイプロジェクトが証明したのは、地域には能力やスキルのある人はいるが、手をあげるチャンスと支えあえる仲間に出会えていないがゆえに、その力は潜在化しているということだろう。主婦、高齢者、会社員と一括りにせず、一人ひとりの可能性に寄り添う人がいることで、自分の得意やしたいことを口にする人は増える。その人たちが自ら動いてみて失敗や苦労したことをふりかえって学びにし、お互いの動きから刺激を受け、応援しあえる仲間がいると実感できる「場」があることで、人は可能性を発揮できる。

小さな活動の示す可能性を、どう展開していけるのか。それが地域の実力となっていくのだ。

 

鶴岡ナリワイプロジェクト http://tsuruoka-nariwai.com/

[レポート]WS「クリエイティブな問題解決をデザインする 」

7/IMG_168724(日)「クリエイティブな問題解決をデザインする ~ ソーシャル・グッドのために“アイデアの補助線”を使いこなそう!」を開催しました。社会問題解決への参画を「しなきゃだめだから」と促すのではなく、 「自分もしたい!」と思ってもらえるような取り組みのアイデアの作り方を、実践例を踏まえて学び、実際に考えてみるワークショップです。

子どもの支援、ま ちづくり、保育園、農村活性化、地域医療、新規事業企画など10名の参加者の活動テーマは多彩ですが、それぞれ自分の目の前の課題に、どう関心をもっても らい、参加してもらうのかという問題意識は共通しています。

ゲスト・ナビゲーターであるサイト「アイデアの補助線」主宰の鈴木雄飛さんの話は「アイデアとは何か?」から始まりました。 「挨拶をする」というだけな らアイデアではないかもしれませんが、「つながりたい人と関係をつくるために挨拶を工夫する」のはアイデアです。つまり、アイデアは「問題を解決するため に何を、どう工夫するのか」ということであり、良いアイデアは「問題」を、どう明確にするかから始まっていると紹介。「問 題」が起きている理由を、その場にいる人の感情にも焦点をあてて見直すと、再発見があります。新しい問題の切り口が新しいアイデアの必要条件だとすると、 十分条件は、世の中にあるヒントをたくさん集めること。「広告の仕事をしていると、新しいことを考えるには、何が新しくないかを知る必要があると教えられ る」と鈴木さん。彼の個人ファイルには3000を超える事例のストックがあります。これまでに既に行われたことを、たくさん知り、それをただパクるのでは なく、既にあるものに”新しさ”をどうプラスできるかがクリエイティブなんだと紹介してくれました。その時に、どう既にあるものを分析し、自分のものとす るか格闘の記録が「アイデアの補助線」なのもかもしれません。「このサイトをヒントに、一人ひとりが自分のアイデアの補助線をつくっていってもらえたら」 と鈴木さんは話していました。

デザイン思考の特徴は、商品やサービスの「機能」以上に、それらを使って行っていることの「動機」に焦点をあてることです。後半のワークショップでは、 「動機の変化」に焦点をあてたワークショップ・オリジナルの「アイデアづくりキャンバス」で、既存事例をトレースし、どう発想が生まれるか、追体験をした うえで、自分自身の課題のアイデアづくりを行いました。

参加者のみなさんは、日ごろ、多様な現場にいるからこそ、現場の人への深い洞察がありました。その課題認識を「動機の変化」に焦点を当てて、キャンバスを 埋め、最後に「新しい解決策のストーリーテリング」を発表しました。みなさん1時間という限られた時間なのに、洞察があるゆえに、新しいデザイン思考型の 解決方法が生まれていました!
現場で困っている人に寄り添う気持ちを大切にすることが、アイデアの源泉となる。そのことが、参加者のみなさんにとって、次の活動への新しいエネルギーになりそうなワークショップでした!
このプログラムも、改善し、継続的に行っていきたいと思います。

開催レポート 「自分のミッションを探求しよう!」

7/30・31の週末に、「自分のミッションを探求しよう」を開催しました!

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