empublicノ2018年 ~ empublicメルマガ「根津の街から」 (2018年12月28日発行)

empublicメールマガジン「根津の街から」 (2018年12月28日発行)

今年も残すところわずか。
今年は、おかげ様でエンパブリックは10周年を無事迎えることができました。
年内最後のメルマガでは、最近のエンパブリックの取組みをご紹介したいと思います。
みなさん、よいお年をお迎えください。

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<INDEX>

◆1◆ コラム「エンパブリック2018年トピックス」(広石)

◆2◆ 編集後記

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◆1◆コラム「エンパブリック 2018年トピックス」(広石)

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この一年も、みなさまのご協力、ご参加、ご指導のおかげで、様々な活動をエンパブリックも行うことができました。この1年の取組みを簡単にご紹介させていただきます。

○書籍「ソーシャル・プロジェクトを成功に導く12のステップ
 ~コレクティブな協働なら解決できる! SDGs時代の複雑な社会問題」を発行。

記念イベントには、のべ150名の方にご参加いただき、多数な要素が相互に影響し合って起きる「複雑な社会問題」に対して、企業、NPO、行政らが協力して解決する取組みを始めている方が多数いると心強く思いました!
書籍紹介 > https://empublic.jp/sp12steps

○根津スタジオでのゼミ「問いかけ力を磨こう」は、コース参加121名、単回参加を含めると参加者166名となりました。新規事業開発、組織開発、人材開発、ファシリテーション、医療者、 まちづくり、教師など多様な方にご参加いただき、「本質を探り、共に未来を創る問いとは?」を共に考えています。
参加者の方による問いかけセッションを年明けから始めます。
1/22より火曜夜コースも開催です https://empublic.jp/questioning

○千代田区と「ちよだコミュニティラボ」で、「シェアリグ@千代田」をテーマに都心コミュニティでシェアをきっかけにつながる方法を、区民や千代田区で活動される方たちと共に探求しました。
年末の広報千代田では「ゆるいつながりの大切さ」を特集いただきました。
区内には多様で多数のコミュニティがあります。それらの活動がつながる舞台を整え、地域でのつながりをつくることが都心部のコミュニティづくりの鍵と考え、サイトも更新しました。 http://chiyolab.jp/

○練馬区の町会・自治会のみなさまと「これからの町会・自治会の活動ヒント集」を制作しました。町会・自治会は加入の低下が言われます。しかし、各活動では声かけ、参加しやすい運営の見直しなどのチャレンジを続けています。その工夫や知恵を集め、これからの地域社会に必要な会の運営方法を住民の方が作りました。

○地域包括ケアにおける地域活動づくりの取組み支援を都内各地で実施しました。
地域包括ケアでは、医療・介護に加えて「地域」の役割が大きくなっています。
これからの超高齢社会を見据えて、どのようなコミュニティ活動が必要か考える場、それを支えるコーディネーターのための研修、高齢の方による活動立上げ支援など、都内各地でお手伝いさせていただきました。
「東京ホームタウンプロジェクト」「狛江市の住民による体操活動(通所B)」などの取組みをサイトでも紹介しています。 https://empublic.jp/community_projects

○SDGs時代のビジネス、仕事についての講座、場づくりが増えています。
2030年に持続可能な世界を実現するために、どのようにビジネスや地域を変革するか。それがSDGsのテーマです。
既存の枠組みや考えを超える視座で、次世代の事業構想をする場、サステナブル経営を推進するための場づくりの案件が増えてきています。
環境省「SDGs人材育成事業」の委員、講師、環境省のSDGsを活かした地域課題の同時課題解決事業の外部アドバイザー、企業研修、立教大学経営学部での「サステナビリティ&ビジネス」授業など幅が広がっています。
日野市では、市長も参加され市職員向けの「SDGs政策ゼミ」に加えて、民間企業、起業家のためのSDGsビジネス入門がスタートします。 http://www.city.hino.lg.jp/sangyo/sougyo/1010936.html

○育休後コンサルタントの山口理栄さんと、育休後カフェ「なぜいまだに育休後は働きにくいのか?」全2回を開催しました。男女の育休、マミートラックというテーマで熱心な参加者の方と対話を行えたことはとても大きなヒントがありました。そこで気づいたのは、「一人一人が自分が納得し、満たされて働けていないと、職場の多様性は生まれない」ということです。自分が納得できていない人は、違いを責めるか、別のものと区別したがる。
いわゆる働き方改革には、もっともっと対話、働きがい改革が大切ということです。

○ビジネス×哲学の対話として、「パフォーマンスの本質(全3回)」「良いこと、仕事、お金のイマドキの関係は?」を開催しました。どちらも熱心な参加者の方との対話が深まりました。
後者では、サービスグラントの嵯峨生馬さんが「プロボノは無償であることが大切。NPOにとって20万円は大金だが、ビジネスパーソン5名が全力を出すには全く不足。変に20万円というお金が絡むことで、Pricelessの意義が見失われてしまう」と話していたのが印象的でした。お金とは? 成果とは?の対話を続けたいと思います。

○案件が増える中で、今年、新しいスタッフを迎え、体制の再構築をスタートさせています。またイベントやプロジェクトを一緒に取り組むアソシエイトスタッフのみなさんに支えていただいています。
プロジェクトの意図を深く理解し、だからこそ意見を戦わせることができ、そのおかげで私の理解も深まり、プロジェクトが良いものになってきました。
また、参加者のみなさまやクライアントのみなさまの考えが私たちの活動を深めています。
この一年、みなさまとご一緒できたことを、改めて感謝申し上げます。

 

◆2◆ 編集後記

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日々あわただしい生活をしていると「丁寧な暮らし」という響きに憧れます。
一つ一つ手間をかけた食事、掃除の行きとどいた部屋など。
今年出会ったステキなワーキングマザーの方は、日々の仕事や暮らしのタスクに真剣に向き合い、「自分がやるべきこと」「やりたいこと」「やらなくてもいいこと」に分け、プロに任せた方がよいことや人に任せた方がよいことはお願いするということを徹底されています。
これも一つの丁寧な暮らしであると気づかされました。自分が手をかけなくても丁寧な暮らしはできるのだと。今年は、若いママの皆さんから、いかに自分が既成概念、固定概念に気づかぬうちに縛られているかを教えていただいた年でもありました。平成も終わりつつあるのに、昭和のOSからはなかなか抜けだせないようです。(矢部)

 

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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」

(第184号 2018年12月28日配信)

発行責任者=広石 拓司

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